意識高い系は就活全落ち?無い内定になる理由まとめ | ToraTora[トラトラ]

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「意識高い系」という言葉があります。

もともとはインターネット上で発生した言葉ですが、近年はリアルでも浸透している言葉になっています。詳しい意味を知らなくても、あまり良い意味で使われているイメージはないと思います。

使われ方としては、例えば「意識高い系主婦」であれば、見栄えする手料理をSNSにアップしてイイネを集めたりする人でしょうか。

「意識高い系社会人」であれば、自己啓発セミナーにハマったり、役に立たない資格試験を受けまくる人を形容するのに使われます。そして「意識高い系大学生」は、スタバでmacをカチャカチャしたり、SNSのプロフィールを盛りすぎ、といった使われ方をすることがあります。

このような使われ方をする「意識高い系」という言葉ですが、意識高い系大学生はその性格が理由で、就活は一苦労したり、就活で無い内定になる場合が多いと言われているのです。その原因は何なのでしょうか。

この記事では、「意識高い系」の意味・定義や、意識高い系の就活生が無い内定になる原因・理由10選をご紹介します。

意識高い系とは?

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最近インターネットでよく見かける言葉に「意識高い系」があります。この「意識高い系」とはどういう意味なのでしょうか。

意識高い系と意味は一般的に「自分をすごく見せようとする人」に使われる言葉です。例えば、持っている能力よりすごく見える風に自分を過剰に演出したり、場違いなほど前向きすぎる言動をしたり、趣味やボランティアについてドヤ顔で語りまくったりする人に対して使われたりします。

他人を小馬鹿にした態度が透けて見えていたり「自分すごいアピール」が目立つ人にも使われます。

言葉の似ている「意識が高い人」と「意識高い系」は、全く違いますので注意が必要です。「意識が高い人」というのは、政治・社会の問題などに興味を持っていて、自らきちんと考えて行動できる人です。

「意識が高い人」は、自分のためでなく”他人のために何が出来るか?”ということを心から考えているので、それを実行するために自分を磨いていける人であり、目標達成のための苦労はもちろんのこと、他人のための労力すら厭わない人のことです。

その逆に「意識高い系」はどのような行動をとるかと言いますと、上でご紹介した「意識が高い人」が努力することで得られるような成功の部分「だけ」をトレースしたがります。意識高い系の人は、意識が高い人と異なり、苦労や努力をすることを嫌います。

意識高い系がトレースしたがる「意識が高い人」には、幼少期から醸成された感性・基礎教養・行動力が備わっています。

幼少期から青年期まで、長い期間をかけて健全な人間関係と自己意識を持てたからこそ、大人になってから様々な場面で成功することができるし、アピールせずとも自然と人から認められる存在になっているのです。基本的に無言実行であり、他人を見下したり嫌味な発言をしませんので、人望の篤い人が多いというのも、成功の理由の一つでしょう。

ところが、意識高い系にはそこまでの能力がありません。能力がないので、中高生の時期から就活までの間、それどころか今まで生きてきた間じゅう、他人に認められたことがありません

意識高い系は、今までの人生で他人に認めてもらえなかったからこそ、“自分にもっと素晴らしい能力があればいいのに!”という強すぎる気持ちを抑えられません。意識高い系になってしまう原因・理由は、この気持ちから生まれる「承認欲求」にあると言われています。承認欲求が強すぎると、どうなってしまうのでしょうか。

精神科医である片田珠美先生によれば、

目に余る上昇志向、高すぎる自己評価、「頑張っている自分自身」が好き、驕り高ぶった特権意識、傲慢な金満主義

の5点が目立つようになると言います。

これらは例えば、自らの能力・学歴以上の給料が期待できる職業(IT企業、金融系、コンサル)への強すぎる羨望や、能力も経験もないのに「更に上を目指す!」とか「◯◯の社長と知り合いなんだ」と豪語することで“自分は他人とは違うんだ”とアピールをしたり、「金が全て」「稼げない・上に行けない人間はダメ」といった極端な拝金主義観を持ってしまうなどです。

つまりまとめると、「意識高い系」=能力がないのに承認欲求が強すぎる人と定義できます。

意識高い系は就活全落ち?

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上記では「意識高い系の特徴」や、「意識高い系の人になる理由」についてご紹介しました。

承認欲求が強すぎるという特徴を持っている「意識高い系」の人ですが、就活でも無い内定になると言われているのです。

一見、意識高い系の就活生は、就活で有利に立ち回ることができるように思われます。しかし実際は、意識高い系の就活生は就活で苦戦して、無い内定になる人が多いと言われています。

強すぎる承認欲求が原因で、自分の能力に不釣り合いな高すぎる理想を描いてしまったり、他人を見下した態度を取ってしまうのでしょうか。意識高い系の就活生が無い内定になってしまう理由・原因について詳しく見ていきましょう。

意識高い系が無い内定になる理由10選①【対人編】

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ここでは、意識高い系が無い内定になる理由10選をご紹介します。まずは就活で大事な【対人編】です。

意識高い系の就活生は、どのような場面で問題になるのでしょうか。例を挙げながら見ていきましょう。

【1】演出過剰・盛りすぎる

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意識高い系が就活で無い内定になる理由・原因の1つ目は、演出が過剰で盛りすぎるという点です。

就活で企業にアピールする際に、他の人と差をつけることは確かに重要です。ですが、差をつける方法を間違ってしまうと無い内定になってしまう可能性があります。

意識高い系の就活生がやりがちな間違いが、過剰に演出することや盛りすぎることです。例えば、意識高い系の就活生は、面接時、ボランティア団体や学生団体を立ち上げたというエピソードを語りたがります。確かに評価すべきものかもしれませんが、面接官は企業の人であって、ボランティア団体や学生団体に対して面接しているわけではありません。

つまり、面接官に「自分はこういうことをしているから凄いでしょう!」とアピールしたところで、何の意味もないということです。意識高い系の就活生は、活動を通じて何を学んだか、なぜその企業を受けるに至ったか、という理由づけまで至らず、ただ自分をよく見せるためだけに盛りすぎた、中身の伴っていないアピールになってしまっています。

それが原因で面接官からは「薄っぺらいな」「意識高い系だな」と思われてしまい、無い内定になりかねないのです。

【2】自己評価が高すぎる

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意識高い系が就活で無い内定になる理由・原因の2つ目は、自己評価が高すぎるという点です。

意識高い系就活生の能力は、低いか平均並み程度しかありません。しかし、自分の能力は高いと思いこんでいます。そして他者からも高く評価されるべきだと思っています。中身の伴わない自己評価の高さなので、就活時に周りから滑稽だと思われていることでしょう。

意識高い系の就活生は、”自分がどう見られるか?”には過剰なほど敏感なのに、”実際どう見られているか?”には鈍感すぎるのです。

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意識高い系が就活で無い内定になる理由・原因の3つ目は、いつも上から目線という点です。

自己評価が高いだけなら、他人に害がありません。しかし意識高い系の就活生は、常に他人を見下したり、上から目線で話そうとします。例えば、有名企業に内定をもらった友達にわざわざ「その企業はブラックだから良くないよ」などと言ってマウンティングし、ひんしゅくを買います。

また、上から目線であることが原因で、就活で堅実な立ち回りができません。自分の学歴・能力に不釣合いな大企業ばかりにESを送ったりするので、時間の無駄にしかならず、結果的に無い内定になってしまいがちです。

【4】実際はコミュニケーション能力が低い

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意識高い系が就活で無い内定になる理由・原因の4つ目は、実際はコミュニケーション能力が低いという点です。

ペラペラと理想を語る意識高い系の就活生ですが、実際に接してみると「会話が成立していない」ということが多くあります。就活でよく見られるのが「自分すごい!」という中身のない話ばかり一方的に喋りまくることです。

企業に”だから何?”と思われていても仕方がありません。面接官はそのような人間を会社に入れたくありませんので、無い内定は確実です。

【5】人脈をアピールしたがる

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意識高い系が就活で無い内定になる理由・原因の5つ目は、人脈をアピールしたがるという点です。

意識高い系の定番とも言える”人脈アピール”ですが、無い内定一直線の行動でしょう。SNSを駆使したり、学生団体に所属して得たという人脈をアピールしたがります。

意識高い系の就活生が「◯◯の社長と知り合いだ」とか「大企業◯◯に就職した先輩がいる」などと、他人にとってどうでもいいような事を言いふらす理由は、何なのでしょうか。これは、意識高い系の就活生が”人脈をステータス”だと思いこんでいることに原因があります。

ほんの少し話したことがあるだけの人でも、意識高い系の人にとっては即”人脈”扱いです。人脈アピールに利用されるのは気分が悪く、迷惑もいいところです。

そして言うまでもないことですが、その人自体が素晴らしい・凄い人であって、人脈アピールする意識高い系の就活生自体は、何もすごくありません。意識高い系の就活生は、他人の名前を出し、迷惑をかけてまで自己評価を高めようとするので、就活シーンではあまり良く思われないでしょう。

意識高い系が無い内定になる理由10選②【内面編】

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引き続き、意識高い系が無い内定になる理由10選をご紹介します。

ここでは就活での結果に影響しそうな【内面編】を取り上げます。意識高い系の就活生の内面が、どのような問題になるのでしょうか。例を挙げながら見ていきましょう。

【6】前向きさの方向が間違っている

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意識高い系が就活で無い内定になる理由・原因の6つ目は、前向きさの方向が間違っているという点です。

上でご紹介した通り、意識高い系の人は自己評価が高すぎます。そのため妙に前向きな人間が多いのですが、方向性が見当違いであることが多いです。これは意識高い系の代表格とも言える特徴です。

例えば、失敗やミスをしたとします。失敗を叱られたとしても、反省して次に活かせば良いことです。しかし意識高い系の就活生は、自己評価が高すぎるため、成長の重要な要素「反省」というタームをすっ飛ばします

「誰にもわかってもらえない、でも私は負けない!」という見当違いの前向きさにより、反省や復習を怠ります。その結果何度でも同じ間違いを繰り返すことになり、成長できません。

【7】自己啓発が好き

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意識高い系が就活で無い内定になる理由・原因の7つ目は、自己啓発が好きという点です。意識高い系の就活生は、自己啓発本を読み始めたり、自己啓発セミナーに参加したりします。

自己啓発をしている多くの人は、人生観やライフスタイルを良い方向に動かそうと努力するために参加しています。しかし意識高い系の人は、能力がない自分をよく見せるためだけに自己啓発をはじめます。

意識高い系の人は全てが薄っぺらいので、自己啓発本を少しかじっただけでその気になってしまいますし、少し実践してみただけで全てわかった気になってしまいます。

もっと酷くなると、上から目線で周囲の就活生に自己啓発をすすめたりします。このような行動は周りの就活生に迷惑でしかありません。

【8】現実が見えていない

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意識高い系が就活で無い内定になる理由・原因の8つ目は、現実が見えていないという点です。意識高い系の人が、就活で無い内定になる最大の理由といっても過言ではありません。

能力がない本来の自分を見られたくない、自分でも見たくないから繕ってしまおうという心理から「意識高い系」になってしまった就活生。常日頃、他人にアピールしている「虚構のできる自分」を本当の自分だと思いこんでいるので、就活時も希望企業を高望みをしすぎるなど、現実が見えていない行動を取ります。

そもそも”他人からどう見られているか”を正しく認識している人=現実が見えている人ならば、意識高い系にはなっていないとも言えます。

【9】努力しているふりをする

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意識高い系が就活で無い内定になる理由・原因の9つ目は、努力しているふりをするという点です。

例えば「◯◯という資格を取ろうと思っている」とわざわざSNSに書いて知らせたり、「◯◯という就活セミナーに参加した」と公言して、あたかもスキルアップの努力をしているように見せかけます。

意識高い系の就活生は、資格を取ろうと「思っているだけ」でまともに勉強をしませんし、セミナーに参加したとしても残念ながら内容を理解できていません。これは、”努力をしている自分は凄いでしょう?”という、他人へのアピールでしかないのです。

本当に何かを成し遂げられる人は、基本的には無言実行です。一方で、意識高い系の人は、何でもペラペラとひけらかします。それで有言実行するのならば良いのですが、大きな声で触れ回る割には、何も成していないということが多いので、周囲から見るとうるさいだけの痛々しい人に見えます。

【10】価値観がコロコロ変わる

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意識高い系が就活で無い内定になる理由・原因の10個目は、価値観がコロコロ変わるという点です。

様々な価値観を理解して受け入れることは、多様性が重視される今の世の中でとても大切なことです。しかし意識高い系の就活生は、もともと物事を理解する能力が低く、他人に影響されやすいため、自分自身の価値観がコロコロ簡単に変わってしまいます。これは就活でも「自分の考えがない」「芯がない人」だと思われてしまいかねない不利な要素です。

また、意識高い系は人から「すごい」と言われたいだけなので、流行っている「すごい人」を真似したがります。そしてすぐ飽きて、違う人の真似を始めます。その繰り返しで、意識高い系の人は”自分の考えがない人間”になっていきます。

カタチだけの意識高い系にならないように注意!

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この記事では、「意識高い系」の意味の説明や、意識高い系の就活生が無い内定になる原因・理由10選をご紹介しました。

身近に意識高い系の知り合いがいる方は、”そんな人いるいる!”と思わず同意してしまったと思います。一方で”自分のことだ”と思った方もいらっしゃるかもしれません。

意識高い系になってしまう原因に、今までの人生で満たされなかった「承認欲求」が関係していることをご説明しました。意識高い系は、本当に能力を持っている「意識の高い人」とは全く異なります。

手っ取り早く成功した結果だけトレースしたい、自分をよく見せたい!という気持ちが先行しすぎてしまったのが、意識高い系の人です。

他人から見るとウザくてやっかいな「意識高い系」の人は、就活の場面でも不利で、無い内定になる可能性が高いと言われています。高望みのし過ぎや、高すぎる自己評価などは、無い内定を引き起こします。

本当に「意識が高い人」になれるように努力して、カタチだけの「意識高い系」就活生にならないように気をつけましょう!

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