仮想通貨の証拠金取引

仮想通貨にも証拠金を使ってできる取引がある。

もともとハイリスク・ハイリターンな金融商品である仮想通貨で、証拠金を使ってレバレッジをかけて取引を行うこともできる。その場合普通に仮想通貨の売買を行うよりさらにハイリスクになるため、慎重に取引を行う必要がある。

証拠金取引とは

金融取引をするにあたり、証拠金を差し入れてその金額以上の取引を行う証拠金取引がある。例えば10万円の証拠金を入れることで、50万円や100万円などそれ以上の金額を売買するのが証拠金取引だ。

証拠金に対する売買可能額の限度をレバレッジと呼ぶ。10万円の証拠金を入れることで50万円までの売買ができるならレバレッジは5倍だし、100万円までなら10倍になる。

証拠金取引は株やFX(外国為替証拠金取引)の世界では広く行われている。株には信用取引があり、最大で約3.3倍までのレバレッジをかけて株を売買できる。FXは口座を開けばすぐに証拠金取引が可能で、最大25倍までのレバレッジがかけられる。

仮想通貨の証拠金取引

そして仮想通貨の売買でも証拠金取引が可能で、それを「仮想通貨FX」のように呼んでいる取引所もある。ただし仮想通貨はもともと値動きが激しくハイリスク・ハイリターンなので、レバレッジをかけるとさらにハイリスクになり初心者にとってはかなり厳しい取引になる。

そこで日本では金融庁によって仮想通貨証拠金取引のレバレッジが最大2倍までと規制されている。これは株の3.3倍、FXの25倍より低いが、それだけ仮想通貨取引がもともとハイリスクのためだ。

海外取引所なら規制なし

ただし海外の仮想通貨取引所やブローカーを使うと、日本国内の2倍の上限規制には縛られずもっと高いレバレッジをかけることもできる。たとえばビットコインに投資をするにしても、証拠金取引を行えばよりハイリターンを狙えるし、海外取引所なら国内の取引所よりももっと高いリターンを狙える。

リスク管理は厳格に

仮想通貨の証拠金取引は非常にハイリスク・ハイリターンなので、取引をするなら厳格なリスク管理が求められる。まずはレバレッジを高くしすぎないことだ。国内の取引所は最大2倍と決められているのでそれ以上高いレバレッジで取引はできない。しかし海外取引所はもっと高いレバレッジで取引ができるが、最初から高いレバレッジをかけずに2倍くらいから始めて少しずつ高くしていこう。

また証拠金取引をする場合は、損切り注文をなるべく入れておくことが大事になる。損切り注文は損失が膨らんだ場合に取引を終了してそれ以上の損失の拡大を防ぐための注文。仮想通貨の証拠金取引は損失が非常に大きくなる可能性があるので、損切り注文を適切に使うことが求められる。

かなりハイリスクだがハイリターンでもある仮想通貨の証拠金取引。余裕資金があるならちょっと試してみるのもいい。

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