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ジャニーズのTOKIOが出演していることで有名な番組「ザ!鉄腕!DASH!!」。1995年から現在2019年までずっと放送され続けている大人気番組ですし、読者の皆さんの中にもご覧になったことがあるという方はきっと多いでしょう。
そんな「ザ!鉄腕!DASH!!」の中で2016年に「世界一うまいラーメンつくれるか!?」という企画が放送されたんですが…この企画やTOKIOなどに対してTwitter上でなんと「人殺し」発言をし大炎上&大問題となったある人物がいたのを皆さんご存知だったでしょうか?
それが、藤岡真です。
藤岡真はミステリー作家として活躍し、これまで6冊の本を出版。過去には賞を受賞したこともあるほどの才能ある作家でした。また実は作家だけでなく空手家という肩書も持っていて、空手道拳道会・池袋本部道場塾頭を務めていた人物でもありました。
しかしそれだけの肩書を持ち活躍していた人物だったのに…2016年に「ザ!鉄腕!DASH!!」の企画とTOKIOに対してそうしてTwitter上で問題ある発言をしてしまい、そのTwitterは一気に大炎上。
世間の多くの人から厳しい批判も受けるようになり、その後藤岡真は作家としての活動もSNSもやめ、結局表舞台から姿を消すこととなってしまったんですね。2019年現在もまだ表舞台には戻ってきていません。
そこで今回この記事ではそんな藤岡真について注目。
藤岡真がどんな人物かという経歴と、その大問題となった「TOKIO炎上騒動」について詳しくまとめさせていただくとともに、炎上騒動から約3年が経った2019年現在藤岡真がどう暮らしているのか・どんな活動をしているのかなどについてもご紹介をさせていただきます。
藤岡真は才能ある作家でしたが2019年現在はまた本を書いたりしているのでしょうか?また空手家としても立派な肩書を持っていましたが現在も指導などはしているのでしょうか?
色々気になってくるそこのところをこの記事で追及させていただきます。TOKIOや番組のファンだという方でしたら2019年現在でもまだ怒りが収まらないという方も多いかもしれませんし、尚更気になってくるはずですしね。
ぜひ最後まで一読してみてください。
藤岡真の経歴まとめ
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それではまずは藤岡真の経歴を見ていき、藤岡真がどういう人物かというのを知っていくことにしましょう。
名前は藤岡真(ふじおか しん)。1951年2月19日生まれで神奈川県鎌倉市出身。2019年6月現在の年齢は68歳になります。
高校は神奈川ではなく、宮城県にある宮城県仙台第二高等学校を卒業していて、その後は早稲田大学理工学部への進学・卒業も果たします。
早稲田大学を卒業後、藤岡真は博報堂という大手の広告代理店に入社をし、CMディレクターとして働くようになります。しかもCMディレクターとしてはかなり優秀だったようで、全日本CM大賞・電通賞・ニューヨークADC賞・カンヌ国際広告祭金獅子賞と、CM関係の数々の賞を受賞するようになります。
そうして藤岡真はしばらくCMディレクターとして活躍し続けていくのですが、働きながら段々と執筆活動も始めるようになり、1992年には「笑歩(しょうほ)」という小説も完成させ小説新潮に掲載されるようにもなります。
するとなんとその「笑歩」が第10回小説新潮新人賞を受賞。これをキッカケに藤岡真は作家として華々しいデビューを飾ることになるのです。
藤岡真は翌年1993年には自身初の推理長編小説となる「ゲッベルスの贈り物」という本も出版し、そしてその後も「六色金神殺人事件」「ギブソン」と続々と様々な本を書き上げ出版するようになり、CMディレクター同様作家としても活躍をしていくようになります。
また1999年、藤岡真が48歳の頃からは空手道拳道会にも入門し空手も始めるように。執筆活動の傍らで空手の練習にも懸命に励むようになり、空手家としてのキャリアも積んでいき…
そして入門から5年が経った2004年、自身が53歳の頃にはついに空手道拳道会・池袋本部道場の塾頭にも任命されるようになるのです。自身が立派な空手家になるだけでなく、多くの若い空手家に指導をする立場にもなったんですね。
こうして藤岡真は作家としても空手家としても才能・活躍を見せるようになり、素晴らしいキャリアを積んでいくようになっていくわけです。
藤岡真の書籍の評判は?
お話したように、藤岡真はデビュー作である「笑歩」で第10回小説新潮新人賞を受賞。
その後も「ゲッベルスの贈り物」をはじめとする6冊の本を出版し、作家として大きく活躍するようになるわけですが……では実際それらの本の評判はどうだったのでしょうか?
藤岡真が様々な本を生み出し世に出したのは分かりましたが、肝心のその本の出来や読者の評価はどうだったのでしょう?そこのところも気になってきますよね。
ちなみに藤岡真が書き上げた本は以下のとおりになります。
・1992年(41歳の頃)「笑歩」 第10回小説新潮新人賞受賞
・1993年(42歳の頃)「ゲッベルスの贈り物」 自身初となる推理長編小説
・2000年(49歳の頃)「六色金神殺人事件」
・2005年(54歳の頃)「ギブソン」
・2006年(55歳の頃)「白菊」
・2009年(58歳の頃)「七つ星の斬首人」
・2016年(65歳の頃)「死龍・スロン」
藤岡真はこれだけの本を書き上げているわけですし新人賞も受賞しているほどですから、作家としての才能は確かにあるようです。
また本の口コミなどを見てみても良い評価が多く見られたりしました。特に藤岡真の初の推理長編小説である「ゲッベルスの贈り物」などは他の本に比べより評価が高くなっているんですよ。
ただ…やはり読者や本によっては「つまらない」と評価されているものも結構あったりするので、正直すべての人に高評価を得られるような素晴らしい出来というほどではないようですね。
特に藤岡真が最後に書いた「死龍・スロン」は酷評がかなり多い作品になってきます。実際口コミを見てみても「本当につまらない」「駄作」「読んだ時間を返してほしい」という風に厳しい声ばかりが見られるんです。
ですのでハッキリ言わせていただけば…藤岡真の本はまぁまぁな評判、と言えるようになってくるでしょう。中には「藤岡真の作品が好き」と言う熱心なファンもいたりしますし、才能ある作家ということには違いないのでしょうけれど。
毎回大ヒットする作家、というほどではないようですね。
藤岡真のTOKIO炎上騒動概要!
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そして2016年3月、「死龍・スロン」を出版し酷評を受けていた藤岡真がさらに世間から厳しい批判を受けるようになるあの騒動が起きてしまいます。
それが冒頭でもお話した「TOKIO炎上騒動」です。
概要については冒頭でも少し簡単にお話しましたが…あのTOKIOの大人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の中の企画「世界一うまいラーメンつくれるか!?」に対し藤岡真がある問題発言をしたことでこの炎上騒動が起きるようになりました。
この「世界一うまいラーメンつくれるか!?」は2016年3月20日に「ザ!鉄腕!DASH!!」内で放送されたもので、そのタイトルどおり世界一美味しいラーメンを作るべくTOKIOが奮闘するという内容になるのですが、そのラーメンの麺を作る際にTOKIOが福島県産の最高級小麦「春よ恋」を使用したんですね。
もちろん麺は上手く作ることができてTOKIOは美味しいラーメンも完成させることができました。
試食会を開いたところ高評価も得られ、企画は大成功!…のように思われたんですが、この放送を見ていた藤岡真がこんなことをTwitterに載せたのです。
「TOKIO。究極のラーメンて、福島の小麦から作った麺なのかよ。人殺し。」
藤岡真はTOKIOが東日本大震災で被災地となった福島の小麦粉を使ってラーメンの麺を作ったことを批判し、なんとこんな「人殺し」発言をTwitter上でツイートしたのです。
これはTOKIOや番組だけでなく、当然被災地である福島に対するひどい発言になるわけです。ですのでツイートした直後逆に多くの人からの批判が殺到し、藤岡真のTwitterは大炎上。
2ちゃんねるなど他のサイトなどでも炎上し、TVや新聞などメディアにも取り上げられるほどの大問題へと発展していってしまいます。
しかも調べたところ実は藤岡真のこうしたTOKIO・福島県批判というのはこの時始まったことではなく、以前から度々行われていたということが分かったんです。
例えば以前TOKIOが福島県で米作りに励んでいた時も「TOKIO。気違いが福島で米を作っている」などという発言を藤岡真はTwitter上でしていたのです。
藤岡真がTOKIOを嫌いだったのか、どうしてこんな発言を度々していたのかは分かりませんが…とにかくこうした数々の問題発言があったことも発覚するようになり、藤岡真への炎上・批判はさらに殺到するように。
そうして炎上はかなりの勢いで燃え上がり、しばらく落ち着く様子を見せることもなく、藤岡真は世間から相当厳しい目を向けられることとなってしまったんですね。
炎上後の藤岡真の活動は?
【TOKIO麺に「人殺し」】作家の藤岡真氏、Twitterアカウント削除
ブログで発言の経緯を説明して謝罪するもさらに批判が高まり、23日に改めて謝罪。その後アカウントを削除した。 pic.twitter.com/Vm0VhSRtOz
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2016年3月24日
炎上騒動後、もちろん藤岡真はすぐに謝罪。自身のTwitterやブログに謝罪の文面を掲載しました。
ところがその謝罪の仕方が「謝罪になっていない」という風に思われてしまうような内容で、藤岡真は炎上をなくすどころか、より燃え上がらせることになってしまうのです。
というのも藤岡真は文面で「人殺しなど過激な発言をしたことは反省する」というようなことを確かに書いていたのですが、肝心の福島のことを批判したことに対してはきちんと謝罪をしなかったのです。それどころか「福島の農産物に対する自分の意見にはこういった理由がある」という風に自分の主張をしてきたわけです。
それに対し世間の人々は「謝罪じゃなく言い訳になっている」「誠意が見えない」というようにさらに藤岡真を厳しく批判。怒りは収まるどころかどんどん広がり、藤岡真により攻撃が集まるようになってしまうのです。
そして結局藤岡真はどうすることもできなくなり、その後しばらくして表舞台から姿を消すことに……Twitterもブログも閉鎖するようになり、当然作家活動もできなくなってしまい、完全に姿を見せなくなってしまうんですね。
それから時が経ち炎上騒動が収まっても藤岡真は本などを出版することもなく、作家としての活動を見せることはありませんでした。一応Twitterは休止すると言って閉鎖をしましたがそれも再開されないままです。
噂では空手家としての活動に集中し、若い空手家達の指導をしているという情報もあったようですが…作家活動をしていないとなると確かにもう1つの肩書である空手家として活動をするしかないわけですから、その情報は正しいのかもしれません。
とにかく炎上騒動後藤岡真はパタッと姿を見せなくなり、空手家として活動しているということ以外、何の情報も聞かれなくなってしまったわけです。
作家・空手家というあれだけ素晴らしい肩書を持って、どちらの分野でも活躍を見せていたのに……自身の発言のせいで自分の首を絞める結果になってしまったんですね。
2019年現在は一体どうしているのでしょうか?
藤岡真の2019年現在!
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さて、そんな大変な炎上騒動を起こしすっかり表舞台から姿を消してしまった藤岡真ですが……騒動から3年経った2019年現在は一体どうしているのでしょう?作家や空手家として再び姿を見せるようにはなったのでしょうか?
結果から言うと……2019年になった今でも藤岡真は特に姿を見せないままです。本を出版することもSNSを再開することもないままですし、詳しい情報などもありません。
また炎上騒動後姿を見せなくなった後、藤岡真は空手家としての活動をしていて若い空手家の指導にあたっているという噂もありましたが、空手道拳道会の講師の名前の中に2019年現在「藤岡真」の名前はないとのことです。
騒動のせいでクビになったのかもしれませんし、2019年はもう68歳という年齢だから単純に卒業したのかもしれません。いずれにしても2019年現在藤岡真が池袋本部道場塾頭として指導を行っているという可能性は低いのではないでしょうか。どこか別の道場などで空手家として活動を続けているかもしれませんが…
とにかく騒動の後よりもさらに情報は減ってしまい、藤岡真の2019年現在の状況についてはより分からなくなってしまったわけです。
せっかく作家としても空手家としても才能があり、あれだけ活躍も見せていたのに……自身の軽率で失礼な発言のせいで多くの人の心を傷つけ、結果自分の首まで絞めることになってしまうなんて、本当に愚かなことです。
せめてきちんと反省をして、誠意ある謝罪ができていればまた結果も変わってきたかもしれないのに…問題発言もそうですが、あれだけ批判されたのにしっかりと謝罪ができないなんて、やはり藤岡真は人間的に問題ある人物だったのでしょう。
この騒動を機に藤岡真には改めて自身を見つめ直し、自分がどれだけひどい発言をしてしまったか・どう謝罪するべきかというのをきちんと考えてもらえるといいですね。
そしてもしまた2019年以降作家・空手家として活動を始めるようなことがあれば、その時は心を入れ替えて動いてもらいたいものです。
発言にも注意をするようにして。できればTOKIOや福島県の皆さん、そしてあの発言を見て傷ついた皆さんにももう1度ちゃんと気持ちのこもった謝罪をしてもらいたいですね。
2019年以降もし藤岡真がまた動き出すようなことがあれば、その言動にぜひ注目していきましょう。