橘あゆみチェーンメールの概要!不可解で不気味な内容とは? | ToraTora[トラトラ] – Part 2

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引用: Pixabay

友人・知人から回ってくることがあった「チェーンメール」。その多くは怖い内容で、クラス・学校で流行していたという思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そんな怖い系チェーンメールの中で、最も有名と言われているチェーンメールがあります。それが『橘あゆみ』です。

『橘あゆみ』のチェーンメールには、グロテスクな内容や不気味な内容が含まれています。その上、『橘あゆみ』のチェーンメールが転送されてきて回さなかった人は殺されるという文言が含まれていて、『橘あゆみ』のチェーンメールを受け取った人は恐怖のどん底に突き落とされる思いでした。

この記事では、怖いと噂の『橘あゆみ』のチェーンメールの概要や、『橘あゆみ』のチェーンメールの不可解で不気味な内容、『橘あゆみ』のチェーンメールに対する反応や、『橘あゆみ』のチェーンメールの真相についてまとめました。

グロテスク・怖い内容を含みますので、閲覧注意でご覧ください!

チェーンメールとは?

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引用: Pixabay

ガラケー時代に大流行した「チェーンメール」という文化をご存知でしょうか。チェーンメールとは、転送を呼びかけ、鎖のように連鎖していくメールのことです。

チェーンメールは、簡単に言うと「不幸の手紙」のデジタル版でした。知らない人から届くというよりは、学校の友達・知り合いから回ってくることが多いものでした。

TV番組・芸能人の名前を使った真相不明のチェーンメールや、ユーモラスで面白い内容のチェーンメール、幸運のチェーンメールといったジャンルもありましたが、流行したチェーンメールのほとんどは怖い内容のものでした。

「◯人以上に回さなければ今夜殺しに行く」など、脅し文句が書かれた内容のチェーンメールもあったので、当時は怖い思いをした方も多いかと思います。

そんな怖い系チェーンメールの中でも、特に有名なのが『橘あゆみ』と呼ばれる真相不明のチェーンメールです。次の項目では『橘あゆみ』のチェーンメールの詳しい概要をご紹介します。

橘あゆみチェーンメールの概要!

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引用: Pixabay

『橘あゆみ』のチェーンメールは、2001年ごろにインターネット上に蔓延し、当時爆発的に拡散されました。『橘あゆみ』のチェーンメールは、恐怖系チェーンメールの定番とされています。

『橘あゆみ』のチェーンメールの概要をまとめると、このようなものです。

◯月◯日(日付)に◯◯県◯◯市◯区◯◯(地名)で『橘あゆみ』という19歳の女性が複数の男にレイプされた。下腹部をメッタ刺しにされて殺された『橘あゆみ』は、私の親友だ。『橘あゆみ』はその時、妊娠3カ月だった。

親友の私は『橘あゆみ』の恨みを晴らすべく、怪しい人間を皆殺しにする計画を立てた。このメールを見たら、必ず◯時間以内に◯人に回すこと。パソコン・携帯・PHS、それぞれの位置情報を確認できる。メールを止めた人間の居場所を突き止められる。

怪しいと判断した場合は、お前を殺す。探偵事務所の最新型のパソコンによって、メールを回したことを確認できるようになっている。

文面や細かい内容が異なる場合がありますが、『橘あゆみ』というチェーンメールは上記の通りで、とある女性『橘あゆみ』の被害事件の真相が叙述されているという、怖い内容でした。

怖い感情を煽るように“女性の生首の画像”が添付された『橘あゆみ』のチェーンメールが送られてくることもあったと言いますが、真相はわかりません。

その他にも「『橘あゆみ』のチェーンメールを転送した場合、○分後に番号非通知ワン切りで転送された事の確認を通知します」等の文が追記されている場合もあります。多くは、自分に送ってきた相手からの非通知ワン切りでしたが、送られてきた側は真相がわかりませんので、怖い思いをすることになります。

更に「『橘あゆみ』のチェーンメールを止めた人は、今まで回した人のパケット通信代金を、全額支払ってもらいます」という、別の意味で怖いパターンもありました。スマホが主流の現在ではあまり聞かれない「パケット代」という言葉ですが、ギガ消費と同じようなものだと思っていただければわかりやすいかと思います。

メールを止めた人が本当にパケット代を払わされたかどうか、真相は不明です。

橘あゆみチェーンメールの内容は?

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引用: Pixabay

ここでは、実際に出回っていた『橘あゆみ』のチェーンメールの内容を見ていきましょう。

「ごめん。。。怖いよぉ。。。こんなの送っちゃってホントごめん・・・。

11/22(土)に兵庫県姫路市港区住吉台で橘あゆみという19才の女性が何者かに襲われ暴行をされた後、顔がわからなくなるぐらい殴られ、下腹部をメッタ刺しにされて、殺害されました。それはわたしの友人です。彼女は妊娠3ヶ月でした。遺体からはそれぞれ違う精液が見つかったということです。

おそらく何人かの男がレイプしおもしろ半分に子供を宿した彼女の中に精液をかけ無残にもその下腹部をめった刺しにしたのだということでした。

・・・許せない!彼女とおなかの子供、二人を殺した犯人たちを同じようにそれ以上痛めつけ殺す・・・・そう決めました。パソコンのプログラムを使い、犯人と思われるやつの名前をリストにしました。それだけでは見つけられないので、メールにより検索し怪しいやつはみんな殺す計画をたてたものです。

このメールを見たら必ず24時間以内に●人に回して下さい。PC、携帯電話、PHS、それぞれの位置情報からメールをとめたやつの居場所を突き止めて、怪しいと判断した場合殺す・・。探偵事務所の最新のプログラム技術によって、メールを回したことを確認できるようになっています。

信じる信じないは自由。このメールを嘲笑い、止めたバカな男が、通り魔に下腹部と性器を八つ裂きにされ殺されました。同じ日に若林区河原町で、二人の大学生が同じように頭を割られぐちゃぐちゃになるぐらい抉られ殺されました。

プログラムは止められません。もしメールを24時間以内に送れば私のプログラムセンターから連絡のメールまたは携帯などは非通知でワンコールで知らせます。その連絡がくればあなたはリストから解除されるわけです。もし送らなかったら時間の三時間前に二回コールします。二時間前にワンコールします。たとえ女だとしても同じです・・・

現在標的は680人うち被害にあった標的は14 人・・更新中

> > >なマジで死にそうな目にあったけん送るわ・・> > > > > >迷惑なメールだけどほんとに二回コールきたので怖いから回す > > > > >次の人ごめん> > > > > >シーンとした所じゃないと今日の夜…」

いかがでしょうか。『橘あゆみ』のチェーンメールには、『橘あゆみ』が受けたとされる暴行内容と、『橘あゆみ』のチェーンメールを止めた人を殺しに行くという不可解で不気味な内容が書かれていました。

『橘あゆみ』のチェーンメールは真相不明の事件ですが、①暴行の具体的内容、②「逆探知する」という他のチェーンメールに見られない独自性がある内容、③メールを止めて復讐の標的にされた「人数」が書かれている、というリアリティのある内容が特徴です。

『橘あゆみ』のチェーンメールでは、『橘あゆみ』の友人が、身を粉にして私たちの居場所を突き止めようとしていることが伺える内容になっていますが、はたしてそのようなことは可能なのでしょうか。

橘あゆみチェーンメールの反応は?

簡単に言えば「メールを止めた人は橘あゆみさんを○した犯人と見做して○します」って内容のチェーンメールなんだけど、それって真犯人がメールを止めずに回しちゃったら、もう真犯人逃げ切りなんじゃないの? ってなった。

— てるき熊/C96三日目・西ふ-15a (@shirokumabukuro) 2017年2月16日

ここまで『橘あゆみ』のチェーンメールの詳しい内容を見てきましたが、『橘あゆみ』のチェーンメールを読んだ人の反応はどのようなものなのでしょうか。

『橘あゆみ』のチェーンメールを知っている人は、当時を懐かしんだり、内容の真相について考察したりしていました。

そんな『橘あゆみ』のチェーンメールへの反応ですが、中でも多いのが『アメリカ村』というチェーンメールと、『PAmw-B38』というチェーンメールとの類似性の指摘です。

ここでは、まずチェーンメール『アメリカ村』の内容を見ていきましょう。

「このメールは、3月15日にアメリカ村にあるクラブ帰りの娘を、無理やり車に乗せレイプしたクズどもを殺したいので回しています。このメールを受け取った2日以内に、3人に回して下さい。私は専門家に依頼してプログラムを完成させました。自宅のパソコンから、回っているメールが今どこにあるのかがわかります。

このメールを止めた場合、あなたが犯人であると認識します。メールを回した人は24時間以内に非通知でワンコール入れます。嘘ではありません。3月31日、メールを回さなかった19歳のバカが通り魔に後から頭を砕かれ死にました。余計な犠牲者を出したくありません。」

『アメリカ村』はこのような内容の怖い系チェーンメールでした。『アメリカ村』も『橘あゆみ』同様に真相不明の暴行事件を描いた内容のチェーンメールで、出回った時期は『アメリカ村』の方が早かったと言われています。

従って、真相としては『アメリカ村』という怖いチェーンメールを見た人が、面白半分で書き換えて拡散したチェーンメールが『橘あゆみ』ということが予想されます。

次に、チェーンメール『PAmw-B38』の内容を見ていきましょう。

「真面目に見て!これ、ちゃんと見て!中学校の友達から何か回ってきたよく読んで!

<略>10月5日、僕の彼女が突然姿を消しました。最初は友人の家でも行ってるのかと気にしていませんでした。

<略>自分宛に手紙が入っていました。中身を見てみると、彼女の写真がたくさんありました。しかも、目隠しをされていて、口はガムテープで縛られていて、拷問を受けているような写真でした。

<略>このメールを1週間以内に20人以上に回してください。PAmw-B38という機械を開発しました。そして、このメールには特殊なプログラムが添付されてあり、このメールが届いてから8日後に自動的にある電波が私のところに送信されます。<略>PAmw-B38という機械は送信された電波から逆探知できます。

メールを届いてから◯日までに◯人に送信すれば、このプログラムから自動的に削除されるようになっています。しかし、もしこのメールを◯人以上に送信せずに消去したり、このメールを◯日以内に◯人以上に送らない場合、逆探知し◯日目に殺しに行きます。

『PAmw-B38』も、このような内容の怖い系チェーンメールでした。『アメリカ村』『橘あゆみ』同様の、真相不明の暴行事件を描いた内容のチェーンメールです。『PAmw-B38』が出回った時期は2005年頃と言われていて、『橘あゆみ』のチェーンメールの5年後にあたります。

従って、真相としては『アメリカ村』という怖いチェーンメールを見た人が、面白半分で書き換えて拡散したチェーンメールが『橘あゆみ』で、『橘あゆみ』のチェーンメールを読んだ人が後年に書き換えたものが『PAmw-B38』である、ということが予想されます。

また、事件の真相はわかりかねますが、本当に『橘あゆみ』のような事件が起こっているとすれば、マスコミの報道があって然るべき内容です。そして逆探知できるというシステムについてですが、現在でもこのようなテクノロジーは不可能なものなので、怖い気持ちを煽るために書かれているというのが真相だと思われます。

従って、『アメリカ村』『橘あゆみ』『PAmw-B38』どのチェーンメールも、嘘の内容が書き連ねられているだけということが予想されます。

橘あゆみチェーンメールやばかった!

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引用: Pixabay

今回の記事では『橘あゆみ』のチェーンメールの真相について迫りましたが、いかがだったでしょうか。

『橘あゆみ』のチェーンメールは、とある女性『橘あゆみ』の暴行殺人事件が克明に描かれています。『橘あゆみ』を殺した犯人への復讐を果たすべく、『橘あゆみ』の親友が犯人を探していて、あなたを逆探知できるという設定です。

当時『橘あゆみ』のチェーンメーを受け取った人たちは、とても怖い思いをしたことだと思います。

しかし『橘あゆみ』のチェーンメールの真相は、『橘あゆみ』のチェーンメールが流行する以前に出回っていた『アメリカ村』というチェーンメールを改造しただけのものでした。また『橘あゆみ』のチェーンメールも改造され、後年『PAmw-B38』というチェーンメールが流行することになります。

『橘あゆみ』のチェーンメールは都市伝説の中でも特に有名な存在で、2006年に「チェーン 連鎖呪殺」という題名で映画化もされました。橘あゆみのチェーンメールにまつわるストーリーですので、気になる方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

チェーンメールを作る側は面白半分で制作しているので、怖いチェーンメールの真相は、全て嘘ということになります。チェーンメールにもっともらしい内容が書かれていたとしても、全て嘘・デマですので、くれぐれも信じて他人に転送しないようにしましょう。

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