引用: Pixabay
原宿駅の建て替えや千駄ヶ谷駅・信濃町駅の改良工事など…近年、東京都内ではオリンピックに向けた色々な駅工事が行われていて注目をされていますが、
実は今日本ではオリンピックに向けてだけでなく、オリンピック終了後に行うための様々な鉄道計画もあるというのを皆さんご存知だったでしょうか?
中でも特に日本が力を入れているのが、様々な鉄道の延伸計画です。要するに、現在ある鉄道の路線を伸ばしたりする計画のことですね。
そうして延伸計画を行うことで鉄道での移動を一気に便利にしたり、多くの人がよりいろんな駅へ出かけることができるようにしたりと、たくさんのメリットを生もうと考えられているわけです。ですから現在日本ではそのための様々な鉄道の延伸計画についても今から色々考えていたり準備を進めているというわけなんですね。
そこで今回はこの記事でもそんな延伸計画についてもっと注目。現在日本で具体的に話が挙がってきている様々な鉄道の延伸計画をご紹介していきたいと思います。
先程も言ったように実際に鉄道の延伸が行われ完成すれば交通が便利になったり、いろんな駅に足を運ぶ機会ができたりと、私達の生活にも大いに関係してくるようになるわけですからね。
実際どんな延伸計画があるのか?どの鉄道がどのように変わる予定なのか?非常に気になってくるところですから。この記事で詳しくご紹介をさせていただきますよ。
ちなみに2019年現在1番延伸計画が多くなっているのは、やはり特に鉄道の数が多い東京になっていますので、今回はそんな東京の鉄道の様々な延伸計画を中心にまとめさせていただきます。
なので東京都内、あるいは東京近辺に住んでいて鉄道を利用する機会が多いという人はぜひ特に注目をしてみてください。
延伸計画の意味とは?
引用: Pixabay
ちなみに鉄道の延伸計画の意味については先程冒頭でもザっと簡単にお話をさせていただきましたが、もう1度改めてきちんと説明させていただくと…
その名の通り、現在ある鉄道の路線をさらに伸ばしたり、他の路線と繋げたりする計画のこと。これが鉄道の延伸計画になります。
路線を伸ばしたり繋げたりすることで周辺にあるより多くの駅に行けるようにし、アクセスを便利にしたり各駅に人が集まるようにする。こういったメリットを生むようにする計画になるんですよ。
実際そのメリットもかなり大きなものになります。1本の鉄道で行ける駅が多くなれば当然アクセスだってしやすくなるし、余計な乗り換えをする必要もなくなってくるわけですから。そうなれば毎回乗り換えで人が集まるような駅など、様々な駅での混雑だって緩和させることができるようになります。
またそうして延伸計画によってアクセスが便利になれば多くの人がいろんな駅にも行きやすくなるので、それだけ実際各駅に人が集まりやすくもなります。これまで場所が悪い・乗り換えが多くて面倒などの理由でなかなか人が来ず寂しかった駅だって、路線が繋がることで人が集まるようになる可能性がグンと高くなってくるわけです。
つまり鉄道の延伸計画というのは多くの人や駅のためにも非常に大切な計画になってくるというわけなのです。そして今後そのメリットがますます増えていくように…現在日本では様々な延伸計画が考えられているということなんですね。
鉄道の延伸計画を紹介!
引用: Pixabay
それでは、現在日本ではどんな鉄道の延伸計画が考えられているのでしょうか?実際に話が挙がっているその様々な延伸計画について、ここからいよいよ見ていきたいと思います。
ちなみに冒頭でもお話しましたが、2019年現在1番多く計画されているのはやはり東京の鉄道の延伸計画になってくるようです。やはり東京の鉄道は特に数が多いですし、利用者の数も圧倒的に多くなってくるわけですから、それだけアクセスの利便性の見直しなども必要になってきますからね。
ですので今回はこの記事でも、そんな東京の鉄道で考えられている延伸計画を中心にご紹介させていただきます。延伸だけでなく新設が計画されている路線や、東京近辺の鉄道の計画など、他のいろんな情報についてもご紹介させていただくので、東京都内・東京近辺に住んでいる人は要チェックです。
もしかしたら普段自分が利用している鉄道が延伸計画になっている可能性もあるかもしれませんからね。最後まで1つ1つよくチェックしていってみてくださいね。
鉄道の延伸計画20選東京編①【2019年最新版】
引用: Pixabay
では、実際話が挙がっている様々な鉄道の延伸計画について見ていくことにしましょう。
今回は全部で20選の延伸計画をご紹介させていただきますが…まずは東京の鉄道で考えられている延伸計画5つのご紹介です。日頃利用者が多い鉄道もたくさん出てくるので、ぜひ注目して見ていってください。
もし自分が普段利用している鉄道があればその内容を特によくチェックするようにしてみてくださいね。
【01】半蔵門線
まず最初にご紹介するのは、東京メトロ半蔵門線で考えられている延伸計画になります。
現在半蔵門線は渋谷~押上間を結ぶ地下鉄となっているのですが、半蔵門線の路線をさらに北に伸ばし、千葉の松戸方面まで延伸させようという風に計画されているのです。
つまり完成されれば千葉~都内までのアクセスがかなり便利になるということなんですね。これまで松戸方面から都内へ移動となると常磐線が中心になっていたので、完成後は常磐線の混雑の緩和にも繋がるのではないでしょうか。
ただこの半蔵門線の延伸計画についてはなかなか具体的には話が進んでおらず、着工についてもまだ詳しいことは決まっていません。延伸計画はなくなることはなくずっと話し合われている様子みたいですが…ですので完成まではまだまだかなり先…ということになるかもしれませんね。
【02】大江戸線
namasabuさん(@namasabu)がシェアした投稿 – 2019年 7月月22日午前4時21分PDT
続いてご紹介するのは、都営地下鉄・大江戸線の延伸計画です。
大江戸線は現在は都内を回る環状部と、都庁前~光が丘間までの放射部で構成されている鉄道になるのですが。この放射部の終点である光が丘からさらに大泉学園町を経由し、東所沢まで路線を伸ばそうという延伸計画が考えられているのです。
ちなみにこの大江戸線の延伸計画、実際に完成すると東武東上線と西武池袋線の間に路線ができるようになるのですが、そうなると東武東上線と西武池袋線の間に住んでいる住民の駅への移動・都心へのアクセスがかなり便利になってくるわけなんですね。
こちらも実際の着工計画についてはまだ未定、という感じなのですが…ただ実現性はかなり高い計画という風にも言われています。ですのでオリンピック後から何か動きを見せるようになってくるのではないでしょうか。
Array
遠藤義久さん(@mamendo04)がシェアした投稿 – 2019年 7月月27日午前4時05分PDT
続いてご紹介するのは、東京メトロ有楽町線の延伸計画になります。
有楽町線は埼玉の和光駅から東京の新木場までを結ぶ地下鉄となっているのですが、途中の豊洲で路線を分岐し、住吉まで延ばそうという延伸計画が考えられているんです。この延伸が計画されている路線は豊洲~住吉を繋ぐ路線というということで「豊住線」という風にも呼ばれているんですよ。
この路線が完成すれば京葉線や東西線の混雑が緩和されるというメリットが生まれるともされています。
ちなみにこちらの計画も着工などの詳しい予定はまだ未定なのですが、ただ国や沿線自治体・東京メトロなどどの団体も建設にかなり前向きにはなっているようなので、近いうちに実現する可能性も相当高いという風に考えられています。
噂では2030年代には開業できるようにしたいんだとか…ですのでこちらもオリンピック後から少しずつ何か動きが見えるようになってくるかもしれませんね。
【04】有楽町線(押上~野田)
また実は有楽町線には先程の豊住線の完成後に動こうと、もう1つある延伸計画も考えられているんです。
それが、押上から千葉の野田市まで路線を伸ばそうという延伸計画です。具体的には、押上駅から亀有・八潮・越谷レイクタウンなどを経由して、野田市駅まで延伸しようという計画になります。
これはつまり先程お話した豊洲~住吉間からさらに先の区間まで延伸するということですね。豊住線の延伸が完成したらまた引き続き計画を進め、最終的には豊洲から野田市まで路線を伸ばすようにする、というわけです。
先程同様、京葉線・東西線の混雑も緩和されるようになりますが、さらに野田市までのより多くの人の都内へのアクセスが便利になる、という更なるメリットも生まれるようになってくるんです。
ただこちらは豊住線完成を見据えての延伸計画というわけですから、当然豊住線が完成した後でないと動き出すこともできません。ですから着工などの計画もまだまだありません。完成もまだまだずっと先…ということになりそうです。
【05】つくばエクスプレス
Array
延伸計画の最初の5選のうち、最後にご紹介するのがつくばエクスプレスの延伸計画になります。
現在つくばエクスレスは始発駅の秋葉原駅から茨城県のつくば駅までを結ぶ鉄道路線となっているのですが、その始発駅を今後東京駅まで延ばしていこうという延伸計画も考えられているのです。
これが完成すればつくばエクスプレス沿線と都心とのアクセス利便性は向上。これまで秋葉原までしか行けなかった人も今後は東京駅まで出れるようになるわけですし、そこから乗り換えれば都内の様々な駅へのアクセスも便利になるわけです。
ただ…都内の中でも東京駅はまた特に鉄道の数が多い駅であるため、もしつくばエクスプレスの路線を延伸しようとなるとその路線をどこに配置しようかなど、難しい問題も多くなってくるようですね。そのため実際に計画実行・着工になるまでにはこちらもまだまだかなり時間がかかってしまいそうです。
鉄道の延伸計画20選東京編②【2019年最新版】
引用: Pixabay
続いて、鉄道の延伸計画20選のうちの次の5選。東京編の第2弾も見ていきましょう。
この5選の中にも小田急多摩線な京葉線など、日頃利用者が多い鉄道の延伸計画が色々見られるようになってきます。ですので先程に引き続き、こちらも東京で鉄道を利用する人には要チェックになってきますよ。
【06】小田急多摩線
東京編②で最初にご紹介する延伸計画は、小田急多摩線で考えられている計画になります。小田急多摩線も非常に利用者が多い鉄道で有名ですよね。
現在、小田急多摩線は新百合ヶ丘~唐木田までを結ぶ鉄道路線となっているのですが、唐木田のさらに先、相模原を経由して上溝駅まで路線を伸ばそうという延伸計画が考えられているのです。
つまり…これまで小田急多摩線は多摩市止まりだったわけですが、もしこの計画が完成されれば町田市・相模原市まで鉄道が走れるようになるというわけです。わざわざ京王線などに乗り換える必要もなくなるので、これも利用する人達にとっては非常に便利なものになりますよね。
こちらも現在の段階では詳しい着工予定などは決まってないようですが、ただ2027年には同じ相模原市にある橋本にリニア中央新幹線の駅が開業される予定なので、そのくらいには延伸を完成させたいということです。とりあえずまずは相模原駅まで路線を伸ばすための取り組みを集中して行っていくようですよ。
【07】京葉線
続いてご紹介するのは、京葉線で考えられている延伸計画になります。こちらも普段利用している人が多い鉄道になりますし、ディズニーランドに行く際に利用する鉄道としても有名ですよね。
そんな京葉線は現在、千葉の蘇我駅から東京駅までを結ぶ鉄道路線となっているのですが、新たに地下トンネルを建設し東京駅の先まで路線を伸ばし、新宿駅まで延伸しようという計画が持ち上がっているのです。
現在でも千葉方面から新宿まで行き来できる鉄道は中央総武線各駅停車や都営新宿線があるのですが、このどちらの鉄道も速達性の面で劣っていて若干不便だとされていますからね。また東京駅での乗り換えも、京葉線と在来線のホームは約550mも離れているため、かなり時間がかかってこちらも相当不便だと言われています。
ですから千葉方面~新宿まで1本の鉄道で速く移動ができるようにしこの2つの不便さを解消しようと、この京葉線の延伸計画が考えられているわけなんです。
ただ先程もお話したように、東京駅からの延伸というのは色々難しい問題も多く、なかなか簡単には計画を進めることはできないものです。ですのでこの計画に関しても実行・着工までにはまだまだ時間がかかってしまいそうです。
東京~新宿間は都内でも特に鉄道の数が多いエリアになってきますからね。費用も相当かかりそうですし、国や東京都の補助も必要になるほどの計画になりそうなので、まだまだ相当な話し合いなどが必要になってくるようですよ。
【08】多摩都市モノレール(上北台~箱根ヶ崎)
あずさ26ごうさん(@junko4946)がシェアした投稿 – 2019年 8月月3日午後5時46分PDT
続いてご紹介するのはモノレールの延伸計画。多摩市周辺では利用者が非常に多い、多摩都市モノレールに関する計画になります。
多摩都市モノレールは現在、多摩センター~上北台間を約16kmも結ぶ鉄道となっているのですが、上北台からさらに路線を伸ばし箱根ヶ崎まで延伸させようという計画が考えられているのです。
現在でも多摩地域主要区間内の移動に便利となっている多摩都市モノレールですが、この延伸が完成すればそのアクセス利便性の更なる向上が期待できるようになるんですね。
しかもこちらに関しては計画もより具体的に考えられていて、既に準備も進められているとのことです。計画の中には新青梅街道上を拡幅し高架橋の建設を行う予定もあるのですが、その道路拡幅工事も2016年から既に着手されているようですよ。
順調にいけば2022年には拡幅工事を終え、その後すぐにモノレールの着工に入る予定だそうです。実際もう動き出しているわけですから、近いうちの完成も大いに期待ができそうですね。
【09】多摩都市モノレール(多摩センターからの延伸)
また実は多摩都市モノレールには先程の上北台とは反対側、多摩センター側からの延伸計画も持ち上がっているのです。
しかも計画は2つ。多摩センター~町田間、多摩センター~八王子間の延伸計画になります。多摩センターから町田方面と八王子方面に2つの路線を伸ばし、それぞれ町田駅・八王子駅まで移動できるようにしようという計画なんですね。
町田と八王子も多摩方面ではかなり主要となるエリアで、多くの人が行き来する場所になりますから。上北台~箱根ヶ崎に加え、こちらの路線も完成されればアクセスがさらに相当便利になる予定なんです。
ちなみにこちらの計画も具体的に考えられている様子。上北台~箱根ヶ崎エリアのような着手などはまだできていないようですが、2032年までには開業したいと考えているようですよ。
特に町田への延伸計画に関しては近いうちの実現性がかなり高いという風に見られているようです。全ての路線を合わせると約93kmにもなるかなり大規模な延伸計画になるようですが、頑張って3つの路線の延伸を目指していってもらいたいところですね。
【10】りんかい線・京葉線直通運転
@kekechan_cameraがシェアした投稿 – 2019年 8月月6日午後3時44分PDT
この計画はこれまでのような新たに路線を作って伸ばすといった延伸計画とは少し違ってくるのですが……既にあるりんかい線と京葉線を直通運転にし、1本の鉄道で行ける距離を伸ばす・行ける駅を増やそうという、ある意味延伸と言える計画になってきます。
現在りんかい線は大崎~新木場を繋ぐ鉄道路線、京葉線は先程もお話したように千葉の蘇我~東京駅を繋ぐ路線となっていて、乗り換える場合は新木場で乗り換えそこから都内あるいは千葉方面へ行く、という形になっているのですが
この2つの鉄道、実は路線自体は既にもう繋がっているので、それなら直通運転にすることで進める距離を伸ばし、都内~千葉方面まで1本の鉄道で一気に移動できるようにしようという、こういう計画になってくるんですね。
面倒な乗り換えなしで都内~千葉方面まで移動ができるようになるなんてこれもかなり嬉しいメリットになってきますよね。これなら都内に住んでいる人もディズニーまで1本で行けるようになるわけですから。
しかもこれは新たに路線を作るというわけではなく、もう既に路線はあり、それを直通運転にするかどうかの問題なわけですから。工事の必要などもなく、実現性も高いと言われています。
乗り換えなしにするとなると運賃の計算処理などの問題が出てくるので、計画を進めていくならばまずはその問題の解決について検討していくという感じになるようですね。
しかしもしそうした問題が全てクリアできればすぐに計画に向けて動き出せるということですから…これも大いに期待できそうな計画になりそうです。
鉄道の延伸計画20選新設編【2019年最新版】
引用: Pixabay
実は現在考えられている延伸計画の中には路線を伸ばしたり繋げたりするものだけではなく、新たに路線を作って行ける距離を伸ばしたり行ける駅を増やしたりしようという、そういう計画もあったりするんです。要は、路線の新設ということですね。
そこで続いてはそんな路線の新設が考えられている鉄道5選についてもご紹介していきたいと思います。
単なる延伸とは違い新たに路線を作るわけですからかなり大規模なものなども出てきますが、これも完成したらアクセスが相当便利になるなど様々なメリットが生まれてきそうなものばかりですよ。ですのでこちらもぜひよくチェックしてみてください。
【11】羽田空港アクセス線
Ali (アリ)さん(@dreamiser)がシェアした投稿 – 2019年 8月月10日午前10時09分PDT
新設編でまずご紹介する計画は、羽田空港アクセス線という計画です。羽田空港に「羽田空港新駅」という新たな駅を設け、そこから東京都心へ繋がる3つの路線を作っていこうという計画になります。
もっと詳しく説明すると…まず羽田空港の国内線第1ターミナルと第2ターミナルの間に「羽田空港新駅」を設け、東京貨物ターミナルまでの「アクセス新線」という路線と繋ぎます。
そしてそこからさらに3つの路線を建設。田町駅の方へと進む「東山手ルート」、大井町駅の方へと進む「西山手ルート」、そして東京テレポート駅の方へと進む「臨海部ルート」と、3つのルートに進める路線と繋げていこうと、こういう計画になってくるんです。
もしこれが完成すれば羽田空港~都心部・臨海部のアクセスがかなり便利になります。また各路線で鉄道が直通運転できるようになれば、乗り換えなしで羽田まで移動ができるようにもなるんですよ。
3つの路線を作らなければならないということでこれもかなり大規模な計画になるので、まだ実行には至っていませんし、もちろん着工などの予定もまだまったくありません。ただ、まず東山手ルートの建設を始め2028年には開業させたいとJR東日本は考えているようです。
ですので具体的に計画は考えられているようですね。これから続々と動きも見せるようになっていくのではないでしょうか。
【12】蒲蒲線(新空港線)
Hisashi Tさん(@hisashi_20)がシェアした投稿 – 2019年 8月月3日午前4時46分PDT
羽田空港へのアクセス利便性を向上するための計画は実は他にもいくつか考えられていたりします。その中の1つがこの蒲蒲線(新空港線)と呼ばれる計画になります。
これは東急蒲田駅と京急蒲田駅の間に新たに路線を建設し連絡させようという計画。2つの蒲田駅を繋げるということで「蒲蒲線」という風に呼ばれています。実際に計画実行となると東急多摩川線の路線を伸ばしそれを京急蒲田駅まで繋げることになるので、東急多摩川線の延伸計画とも言える計画なのですが。
この蒲蒲線ができると東急東横線・東京メトロ副都心線・東急多摩川線・京急空港線と4つの鉄道の路線が1本で繋がるようになるので、もし直通運転ができるようになれば都心部~羽田空港へのアクセスをかなり便利にすることができるようになるんです。そのためこの路線は「新空港線」なんていう風にも呼ばれていたりします。
ただ…こちらの計画もなかなか計画が順調に進んでおらず、計画実行や着工の予定はまだまったく立っていません。2つの蒲田駅を繋ぐだけということで一見簡単な計画のように思えますが、何かと問題も多いようです。そもそも軌間なども異なるわけですからね。
ですのでこちらも実際の完成までにはまだまだ時間がかかりそう。噂では先程の羽田空港アクセス線の計画の方が優先的に進められているようなので、もしかしたら羽田アクセス線の方がある程度計画が進んでからこちら…ということになるかもしれません。
【13】都心直結線
引用: Pixabay
空港までのアクセス利便性を向上するための計画としてはもう1つ、都心直結線という計画も考えられています。しかもこちらの場合は羽田空港だけでなく、成田空港までのアクセスも向上できる計画とされているんです。
具体的な計画としては、まず丸の内仲通り地下に「新東京駅」と呼ばれる新たな駅を設け、京成押上線押上駅からその新東京駅を経由し京浜急行泉岳寺駅までを結ぶ新たな路線を作ろうという計画になっています。
この路線が完成すれば成田スカイアクセスや京急線といった路線とも繋がるようになるので成田空港・羽田空港への移動もしやすくなるというわけです。おまけにこの路線他に駅を作る予定はなく、途中止まる駅は新東京駅のみとされているので時間もかなり短縮できるように。
スムーズかつスピーディに空港まで移動することができるようになるんですね。
ただ、こちらの計画の場合も先程の蒲蒲線同様、羽田空港アクセス線の方が優先的になっていて後回し状態のようになってしまっているので、実際なかなか計画は進んでいないようです。ですのでこちらも実行・着工などの予定はまだまったく立っていないようですね。
もしかしたらこちらも羽田空港アクセス線の計画が進んでから…ということになるのかもしれません。そうなるとやはりまだまだ完成までに時間がかかってきてしまいそうですね。
【14】品川地下鉄
Cariさん(@sunshine_car)がシェアした投稿 – 2019年 7月月29日午後9時34分PDT
続いてご紹介するのは、品川地下鉄という計画。品川~白金高輪間で地下鉄の路線を新設しようという計画になっています。
これも計画上は新設となっていますが、白金高輪駅は東京メトロ南北線が走っている駅になるので、南北線の路線の延伸計画とも言える計画のようですし、実際完成した際も南北線からの直通運転になる可能性が高いようですが。
六本木・麻布十番などの都心部と品川駅とのアクセスがより便利になる計画だとされています。品川駅はリニア中央新幹線の始発駅になる予定でもあるので、この路線が完成すればリニア中央新幹線を利用する際にも非常に便利になるわけですね。
ちなみにこの計画は2015年に発案されたばかりの計画なのでまだまだ話し合いの途中といった段階。ただそこまで無理のない計画のようですし、リニア中央新幹線の起点である品川に繋がる地下鉄路線ということでかなり重要性のある計画という風にも見られているようなので、計画は今後前向きに進めていく予定とのことです。
路線全体の距離も2.5kmと短いので、着工してしまえば開業までそんなに時間もかからないと考えられているようです。ですので実現性は高いですし、完成も意外と早い計画になってくるかもしれないですね。
【15】臨海地下鉄
引用: Pixabay
また、地下鉄の路線新設でいえば先程の品川地下鉄の他にももう1つ、臨海地下鉄という計画も浮上しているんです。
こちらも2015年に発案されたばかりの計画でまだ詳しいルートなども決まってはいないのですが、東京都心部と臨海部を新たな地下鉄路線で移動できるようにしようという構想になっています。
現段階の予定では都心部の起終点を銀座駅付近、臨海部の起終点を国際展示場駅付近にし、約4.8kmの路線を作ろうという計画になっているようです。途中3つの新たな駅も設ける予定なんだとか。
完成すれば当然都心部から臨海部へのアクセス利便性が向上する計画ということになるんです。またこの路線、東京駅まで延伸したつくばエクスプレスとも繋がるようにしたいという更なる計画もあるようで、そうなればつくばエクスプレス沿線へのアクセスにも便利になるんです。
ただお話したように、こちらもまだ発案されたばかりの新しい計画になるので、まだまだ話し合い中といった段階。建設してしまえば採算性は悪くないようなので実現性は高いとも言われていますが、計画はまだ未熟なので、完成するにしてもまだかなりの時間がかかるようですね。
早くても2030年代後半、あるいは2040年になるのではないかと予想されていますよ。
鉄道の延伸計画20選東京近辺編【2019年最新版】
引用: Pixabay
さて、ここからはいよいよ延伸計画20選のうちの最後の5選。
ここまでは東京の鉄道で考えられている延伸計画についてご紹介してきましたが、最後は神奈川や千葉・埼玉など、東京近辺の県の鉄道で考えられている延伸計画のご紹介をしていきたいと思います。
東京近辺の鉄道も様々な計画が浮上していて、完成されれば様々なメリットが出てきそうなものばかりなので要チェックになってきますよ。実際東京近辺に住んでいたり鉄道を利用しているという人も多いはずなので、最後のこの5選もしっかりチェックしてみてくださいね。
【16】横浜市営地下鉄ブルーライン
東京近辺の鉄道の延伸計画の中で最初にご紹介するのは、横浜にある鉄道・横浜市営地下鉄ブルーラインで考えられている計画になります。
現在、横浜市営地下鉄ブルーラインは湘南台~あざみ野を結ぶ40.4kmの鉄道路線となっているのですが、あざみ野からさらに先の路線を伸ばし、新百合ヶ丘までさらに約6km延伸させようという計画が持ち上がっているのです。
この路線が完成されれば横浜市と川崎市の拠点が結ばれるようになるので、神奈川県での広域的な鉄道ネットワークが出来上がるようになるわけです。また新百合ヶ丘は先程ご紹介もした小田急多摩線が走っている駅でもあるので、神奈川から東京都内へのアクセスもよりしやすくなるということになりますよね。
しかもこの計画は今年2019年の1月に横浜市・川崎市がハッキリと事業化を決定したので、これから本格的に動いていくと予想されています。詳しい予定などは決まっていませんが、徐々に着工などに向けても動いていくようですね。開業目標も2030年頃を目指していくとのことです。
【17】横浜環状鉄道(市営地下鉄グリーンラインの延伸)
引用: Pixabay
こちらは路線新設の計画になってくるのですが、神奈川県での鉄道では横浜環状鉄道という計画も浮上してきています。日吉~鶴見間、中山~二俣川~東戸塚~上大岡~根岸~元町・中華街間の2つの路線を新たに作ろうという計画です。
日吉~中山間は既に横浜市営地下鉄グリーンラインとして開業していて、その先の路線を作るということになるので、グリーンラインの延伸とも言える計画になってくるのですが。
この路線が完成すると横浜市内の主要な地域が結ばれるようになり、各駅へのアクセスも相当便利になるわけです。1本の鉄道で移動ができるようになるので乗り換えの必要も一切なくなりますしね。またこれまでは人の集まり方にも差が見られていましたが、これにより様々な駅に人が集まるようになるのではないかという効果も期待されているのです。
ただこちらの計画は実際に実行するにしても、先程のブルーラインの計画のメドが立ってからということになるんだそうです。ですのでまだまだ時間はかかりそう。
ブルーラインは2030年頃の開業を目標にしているので、早くてもそれ以降の完成ということになりそうですね。大体2040年頃の開業になるのではないかと予想されていますよ。
【18】相鉄いずみ野線
メトロあさぎりさん(@metroasagiri)がシェアした投稿 – 2019年 1月月27日午前5時05分PST
神奈川県ではもう1つ、ある延伸計画が持ち上がっています。それが、相鉄いずみ野線の延伸計画になります。
相鉄いずみ野線は現在、二俣川~湘南台までを結ぶ鉄道路線となっているのですが、この路線を平塚方面まで延伸しようという計画が出ているのです。
ちなみに既に相鉄は平塚までの免許も取得しているので実現性が高い計画とも言われています。実際完成すれば神奈川県央部~横浜市中心部へのアクセス利便性がかなり向上する計画だという風にもされているんですよ。
ただ…実は相鉄は現在、相鉄・JR東急直通線開業という他のプロジェクトも計画していて、そちらの準備に負われていて手一杯になってしまっているようで…こちらの計画を進める余裕がないとのことなんですね。
ですので実際に計画を実行するまでにはもう少し時間がかかりそう。少なくとも相鉄・JR東急直通線開業の方のプロジェクトが落ち着くまでは動き出せないようです。一応2030年頃を開業目標にしているので、それまでには動き出す予定ではいるとのことですが。
【19】総武線・京葉線接続新線
とりさんさん(@m.torimo)がシェアした投稿 – 2019年 8月月7日午前2時19分PDT
続いてご紹介するのは千葉県の鉄道で浮上している計画になります。それが、総武線・京葉線接続新線。
こちらはまた延伸計画ではなく新たに路線を新設する計画になってくるのですが、総武線の津田沼駅付近と京葉線の市川塩浜駅付近を新線で繋ごうという計画になっています。
現在総武線と京葉線は蘇我に行かないと接続ができないようになっているのですがそれだと不便も多いため、市川~津田沼間で接続できるようにしようという目的から考えられるようになったんですね。
実際この路線が完成されれば総武線と京葉線の連絡がかなり便利になりますし、様々な駅へのアクセス利便性も一気に向上します。また総武線の混雑の緩和も期待できるとされているんです。
しかしこちらもまだ曖昧な計画というだけで、計画実行・着工などの予定もまだまったく立ってはいないようです。メリットは多いので実現したいという前向きな考え方ではいるようですが…具体的に計画を進めているという段階にまでは来ていないようですね。
確かに繋げる路線のことも津田沼駅付近や市川塩浜駅付近など、あくまで付近と言っているだけでハッキリ決まっているわけではないですからね。こちらも本当に実行するにしてもまだまだ長い時間がかかりそうです。
【20】埼玉高速鉄道線
train-jinさん(@trainjin)がシェアした投稿 – 2019年 2月月17日午前1時46分PST
延伸計画20選で最後にご紹介するのは埼玉の鉄道で考えられている延伸計画。埼玉高速鉄道線の路線を延伸させようという計画になります。
埼玉高速鉄道線は現在、赤羽岩淵~浦和美園感を結んでいて、赤羽岩淵からは東京メトロ南北線に直通運転もされている鉄道路線となっているのですが、終点の浦和美園駅から岩槻を経由し、蓮田市まで延伸させようという計画が持ち上がっているのです。
この計画が実行され実際に路線が完成されれば埼玉高速鉄道線1本で移動できる範囲がかなり広くなるので、埼玉内での様々な駅へのアクセス利便性も一気に向上するようになります。またお話したように赤羽岩淵からは南北線も繋がっているので、埼玉から東京都内へのアクセスもよりしやすくなりますよね。
ただ、残念ながらこちらも他の計画同様、まだそこまで話は進んでおらず具体的な予定もまだまったく決まっていないとのことです。まだ構想の域は抜けていないという段階のようです。
近年埼玉では郊外型ニュータウンの人口減少が見られているようですし、この区間の事業化は何かと困難なようです。しかし埼玉としてはとても意義のある計画でぜひ実行していきたいという気持ちはあるようなので…とりあえずそうした問題の様子を見ながら、今後も話し合いなどをしていくとのことですね。
鉄道の延伸計画が完成したらもっと便利に!
引用: Pixabay
以上20選が2019年現在話が挙がってきている、東京・東京近辺の鉄道の延伸計画になります。東京の鉄道だけでもこれだけの計画があると知って驚いた方も多かったのではないでしょうか?
しかもどの鉄道も実際に完成した時に予想されるメリットが素晴らしいものでした。この計画が続々と完成されていけば東京・東京近辺はますます便利な街へと発展していきそうで、本当に楽しみですよね。
20選見てきていただいて分かっていただけたと思いますが、これらの計画はまだまだ本格的に話が進んでいないものばかりです。着工などの予定が立っていないものもほとんどですし、まだ構想段階というもの多かったりします。
ですからどれも完成までにはまだ長く時間がかかってしまうと思うのですが……ただ中には既に具体的に準備が進められているものもあるわけですし、気長に待てば本当に実現化されていくというのも夢ではないはずです。
冒頭でもお話したとおり、現在日本はオリンピックに向けての様々な工事などに集中している時ですしね。オリンピックが終了し落ち着いたら、こうした様々な延伸計画も進められるようになるかもしれませんよ。
なので今はとりあえずこういう計画があるということだけ知っておいて、まずは皆さんもオリンピックを楽しんで。
その後、東京の鉄道がどう変わっていくのかその動向に注目をするようにしてみてください。この20選の理想の計画が少しでも叶えられていくようみんなで祈り見守っていくことにしましょう。