島根女子大生死体遺棄事件の真相!犯人の矢野富栄は交通事故で死亡?

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島根女子大生死体遺棄事件の概要

 

闇に消えた女子大生【島根女子大生死体遺棄事件】


引用: Pixabay

今から10年前の2009(平成22)年10月26日夜、アルバイト先だった島根県浜田市内のショッピングセンターを後にした当時18歳の島根県立大学一年生・平岡都さんが、突如消息を絶ちました。

2日後両親から捜索願が出され、島根県警は県下で捜索を始めるも有力な手掛かりはなく、11月2日公開捜査に踏み切りました。

 

変わり果てた姿で発見【島根女子大生死体遺棄事件】


引用: Pixabay

4日後の11月6日、浜田市からおよそ100km離れた島根・広島県境にある臥龍山々頂付近で、キノコ狩りに来ていた人が人間の頭部とみられるものを発見し警察へ通報しました。

駆け付けた広島県警の捜査員によって、それは行方不明になった平岡都さんの頭部と確認されました。その後、島根・広島両県警は機動隊およそ500人を動員した大規模な山狩りを行った結果、胴体や四肢の一部が相次いで発見されました・・・これが島根女子大生死体遺棄事件の始まりでした。

島根・広島両県警は合同捜査本部を立ち上げ、遺体の発見と犯人の行方を追います。しかし、遺体発見現場が険しい山岳部で物証に乏しく、加えて目撃者が殆どなく捜査は難航し、3年後の2012年に島根女子大生死体遺棄事件の死体遺棄容疑は時効を迎えました。

 

犯人は、遺体発見の2日後に事故死した矢野富栄【島根女子大生死体遺棄事件】

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島根・広島両県警の合同捜査本部は殺人罪に絞って犯人捜査を続けましたが、2016(平成28)年10月26日合同捜査本部平岡都さんの遺体発見の2日後に山口県内で交通事故死した矢野富栄(死亡当時33歳)を犯人と断定し、被疑者死亡のまま松江地方検察庁に書類送検され捜査を終結しました。

これが「島根女子大生死体遺棄事件」の概要です。メディアによっては「島根女子大生バラバラ殺人事件」と表する場合もあります。

 

被害者は平岡都さん(当時18歳)【島根女子大生死体遺棄事件】

島根女子大生死体遺棄事件の犠牲者・平岡都さんは香川県坂出市出身で、県立高松商業高校から島根県立大学総合政策学部に入学したばかりでした。

高校時代から英語が得意で、将来は英語を使いこなし、海外とのやり取りする現場で働くことを夢見たそうです。

島根女子大生死体遺棄事件をきっかけに、浜田市では毎年10月26日を「いのちと安心安全の日」と定め「市犯罪の無い安心安全なまちづくり協議会」が発足しました。

平岡都さんが通った島根県立大学がある浜田市の久保田市長は、島根女子大生死体遺棄事件で矢野富栄が書類送検されたことを受け、2016(平成28)年12月20日にメッセージを出し、平岡都さんの冥福を改めて述べると共に、引き続き防犯対策強化に向けた決意を示しました。

 

矢野富栄の信じられない犯行内容とは?【島根女子大生死体遺棄事件】

 

矢野富栄の生い立ちについて【島根女子大生死体遺棄事件】

島根女子大生死体遺棄事件の犯人と断定された矢野富栄(享年33歳)は、どの様な生い立ちを経た人間だったのでしょうか?

矢野富栄は、1976年山口県下関市にあった米穀店の長男として生まれました。

生活は楽でなかったもの、矢野富栄は北九州市の進学校から一浪で国立九州工業大学・二部へ進みますが、一年で中退しました。その後は、好きだったドラムを演奏するなどしていましたが、事実上矢野富栄はフリーター生活だったと言います。

学生時代は人もうらやむイケメンとして知られた矢野富栄ですが、実家の周囲では、美容師として独立開業した弟と比べて「長男(矢野富栄)は、顔だけは一丁前」と蔑む声が聞かれたと言います。

 

服役から島根女子大生死体遺棄事件発生まで【島根女子大生死体遺棄事件】

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引用: Pixabay

2004年、矢野富栄は東京都内や北九州市内で女性を刃物で脅迫し、猥褻行為に及ぶ事件を起こして逮捕され、懲役3年6ヶ月の実刑に服します。出所後に下関の実家へ戻った矢野富栄は、2009年にソーラーパネル販売会社に就職しました。

自らを「ゾンビ」と揶揄するほど、矢野富栄は実家周辺で営業活動を進めますが、成績優秀で2009年6月から島根県浜田市の支店に一人支店長として赴任していました。

そして同年10月26日の夜、事件発生時刻とみられる頃、平岡都さんのアルバイト先であるショッピングセンター付近を矢野富栄所有の車が走り去った事を防犯カメラが捕らえていたのです。この日矢野富栄と平岡都さんに接点があり、それが島根女子大生死体遺棄事件の引き金を引いたことは間違いありません。

 

史上稀に見る残忍な被害者の遺体状況【島根女子大生死体遺棄事件】

引用: Pixabay

後に矢野富栄の自宅を家宅捜索した中で発見されたUSBメモリーの中には、島根女子大生死体遺棄事件で殺害された平岡都さんの殺害直後の遺体や、遺体を切断する様子などが収められていたとされています。

捜査に当たった警察関係者は「例えホラー映画でも、こんな描写は出来ないだろうと言う程おぞましい光景が記録されていた。」と語っています。

またある元捜査関係者は「殺(や)ったのは本当に人間か・・・と疑ってしまった。」と語りました。

臥龍山で発見された平塚都さんの頭部は、激しく殴打され内出血が数多く、一見で本人と解らない程変わり果てていたそうで、踏みつけられた跡が多数あったそうです。

加えて、発見された胴体部は乳房や内臓がえぐり取られ、一部に何かの印と見られる焼き印が複数付けられていたそうです。

更に捜査員を戦慄させたのは、平岡都さんの物と思われる女性器が、人間業と思えない程細かく切り刻まれ残されていたのです。

殺人・死体遺棄事件には慣れっこの警察関係者も、さすがにこの時は顔を引き攣らせ、気分が悪くなって嘔吐した捜査員や機動隊員が多数居たそうです。今でも捜査に関わった捜査員の中には「島根女子大生死体遺棄事件の事を思い出すだけで、動機が激しくなる。」と言う方が多いそうです。

平岡都さんの遺体捜索は、雪が深く捜索不可能となる年末まで続けられましたが、両手と左足は遂に見つからなかったそうです。

 

難航する捜査【島根女子大生死体遺棄事件】

 

史上空前の捜査体制【島根女子大生死体遺棄事件】

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島根女子大生死体遺棄事件を巡って、島根・広島両県警の合同捜査本部は延べ3000人の人の捜査員を投入し、1000人に登る重要参考人の身辺調査を行いました。

加えて島根女子大生死体遺棄事件に関する情報提供依頼のチラシおよそ200万枚を配布して、島根女子大生死体遺棄事件に関する一般からの情報提供を求めました。

 

科学警察研究所も動いた【島根女子大生死体遺棄事件】

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更に警察当局は、島根女子大生死体遺棄事件で平岡都さんの遺体を運ぶのに使われたゴミ袋や新聞に関する情報を一般に公開し、併せて応援に入った警察庁科学警察研究所(SPI)が事件をプロファイリングした結果を公表しました。それによると、

1.犯人は男性で20~40代の単独犯

2.夜間~早朝にかけ臥龍山に遺体が運ばれた事から、島根・広島両県、中でも雲南地方から芸北地域に強い土地勘を持つ人間

と見られ、さらに過去性的犯罪の被疑者を中心に、重要参考人の更なる洗い出しを行いました。

 

行き詰まる捜査・・・遂に懸賞案件に【島根女子大生死体遺棄事件】

しかし・・・

1.島根・広島両県の調査対象地区での性犯罪前科者については、殆ど裏付けが済み捜査に行き詰った。

2.近隣県の捜査対象者の数が数千人に及び、その足取調査だけで最短5年を要する見込みだった。

事から、合同捜査本部は2012年早々と300万円の懸賞金を付け、一般からの情報提供を求めざるを得ない事態になりました。

 

時効成立後も犯人を洗い出す警察【島根女子大生死体遺棄事件】

 

死体遺棄時効2年後に動き出した【島根女子大生死体遺棄事件】

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前述の通り、平岡都さんを巡る島根女子大生死体遺棄事件の内、死体遺棄容疑は2012(平成22)年10月26日に時効を迎えました。

残るは、法改正で「時効無し」と定められた殺人罪での立件・・・捜査員達は鬼の形相で真相究明に向かいます。

そして死体遺棄時効から2年経った2014(平成24)年、合同捜査本部に山口県警からある情報がもたらされました。

それは重要参考人でありながら平岡都さんの遺体発見の2日後に山口県内で事故死した矢野富栄と母親の事故調査書でした。

矢野富栄の事故死に関する捜査書を食い入る様に見ていた捜査員の中から「これは事故じゃない、(島根女子大生死体遺棄事件の件で)自殺を図ったんだ!」と声を上げる者が現れました。

 

事故のプロが見破った矢野富栄親子の「偽装自殺」【島根女子大生死体遺棄事件】

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交通事故調査のプロ・交通指導課に勤務した経験がある捜査員は、矢野富栄親子が死亡した事故の調査内容から、次の内容から「事故」ではなく「自殺」だと見破ったのです。

【1】ガードレールに衝突した矢野富栄運転の車の走行痕や車両のブレーキ装置に、ブレーキを掛けた後は一切見つからなかった

【2】衝突時、何故か矢野富栄運転の車はガソリンが満タンだった

【3】矢野富栄は勤務先に「父親の墓参りに行く」と休みを取ったにも拘らず、事故が発生したのは父親の墓とは全く逆方向だった

こうした状況証拠から、合同捜査本部は矢野富栄親子が自殺を図ったと断定し、矢野富栄の身辺に関して再調査を始めました。

 

遂にガサ入れ(家宅捜索)へ【島根女子大生死体遺棄事件】

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合同捜査本部は、矢野富栄に関する身辺捜査や関係者への聞き取りを続けていく中で、矢野富栄こそが平岡都さんの殺害・死体損壊&遺棄の実行犯であると確信を得ます。

しかし、矢野富栄が犯人であると言う物的証拠が全くない・・・矢野富栄に対するガサ状(家宅捜索令状)が取れないと合同捜査本部は行き詰りました。

その時、一人の若手捜査員が「矢野富栄は飛び込みのセールスをやっていたから、相手の承諾なしに家へ上がり込んだことになる。殺人でガサ(家宅捜索)が出来ないなら「住居侵入」でならガサ状は取れる!」と言い放ち、恐る恐る矢野富栄宅への令状を申請したところ、裁判所の許可が下りました。

こうして2016年8月、合同捜査本部は「住居侵入容疑」で下関の矢野富栄宅にガサを掛け、遂にデジカメやUSBメモリなどの動かぬ証拠を押さえたのです。

 

遺族の悲痛な叫び【島根女子大生死体遺棄事件】

 

故郷の地で静かに眠る平岡都さん【島根女子大生死体遺棄事件】

非業の最期を遂げた平岡都さんの遺体は、広島大学医学部付属病院で解剖に処された後、故郷・坂出に無言の帰宅をしました。

葬儀告別式は、押し寄せるマスコミから遠ざけたいとする両親の希望から、ごく親しい関係者のみで営まれ、荼毘に付されました。

しかしその後も、平岡都さんの墓所を巡って加熱した報道が後を絶たず、遺骨はしばらく平岡都さんの実家に置かれたそうです。先祖代々の墓に平岡都さんの遺骨が入れたのは、ごく最近になってからだと言われています。

 

両親はうつ状態に【島根女子大生死体遺棄事件】

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加えて平岡都さんの遺体状況を巡るセンセーショナルな報道や、自宅に報道陣が押し掛けたことがきっかけで、両親は現在二人ともうつ状態になって現在正常な生活が出来ず、施設に入所している状況だそうです。

 

都(平岡都さん)があいつ(矢野富栄)を連れて行ったんだ【島根女子大生死体遺棄事件】

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一連の事件で数少なく口を開く平岡都さんの親類縁者は「都(平岡都さん)の遺体が見つかった二日後,あいつ(矢野富栄)が事故って死んだと聞いて『あゝ都(平岡都さん)があいつ(矢野富栄)をあの世へ道連れにしたんだな』と思った。

私達にとって、せめてもの救いは、都(平岡都さん)の手であいつ(矢野富栄)に天罰が下ったことだ。」と語ってくれました。

 

矢野富栄の実家は跡形もなく【島根女子大生死体遺棄事件】

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犯人と断定された矢野富栄の下関の実家には、ガサ入れ当時矢野富栄の弟夫婦が理容店を開業して住んでいました。

しかし事件の報道を受け、2016(平成28)年の大みそかには店を閉め、矢野富栄の弟夫婦は何処へと姿を消しました。そして今現在、矢野富栄の実家跡は更地となり、新たに何か建てられる気配はないそうです。

矢野富栄の実家近くに長年住む方は「(矢野富栄の)弟さん夫婦は、警察が矢野富栄が犯人だと発表された日の2・3日後の早朝、トラックを店の前に横付けして荷物や家財を乗せると、人目を憚る様に走り去っていった。

あそこ(矢野富栄の実家)が執り潰されたのは、それから半年もたたない内だろう。この辺りでは、引っ越すとなると地区の周りに挨拶周りをするものだが・・・余程長男(矢野富栄)の事が堪えたのだろうな。」と語ったそうです。

 

まさか遺体発見直後に死ぬとは。唇を噛んだ捜査関係者【島根女子大生死体遺棄事件】

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一方、島根女子大生死体遺棄事件の捜査を巡って、警察当局者はメディアや一般市民から辛辣な批判に晒されました。

今日DNA鑑定や自動車ナンバーを自動で読み取るNシステムの普及など、犯罪の初期段階で容疑者を追い詰める技術が多数ありますが、まさか矢野富栄が遺体発見の2日後に死んでいた事は、予想だに出来ぬことだったと思います。

ある元合同捜査本部関係者は「誰がこの状況を想像出来ただろうか?。どっかのサスペンスドラマみたいって言われるかもしれないが、我々も想像がつかない展開だった。まさか矢野富栄が遺体発見直後に自殺するなんて。」と唇を噛みながら話をしました。

 

捜査懸賞金は警察関係者で山分け?との疑惑も【島根女子大生死体遺棄事件】

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そして、島根女子大生死体遺棄事件を巡って、当時情報提供者に300万円の懸賞金が掛けられていた事は周知の事実ですが、その懸賞金が警察関係者の間で山分けられていたという事実が最近になって明らかになり、平岡都さんの遺族関係者の怒りの火に油を注ぐ事態になっています。

当初、島根・広島両県警察は、懸賞金の扱いとして3人の情報提供者に懸賞金300万円を分割して支払ったと発表しましたが、その支払い対象者については「機密事項」として明らかにしませんでした。

しかし、2019(平成31/令和元)年になり、一部の週刊誌上で「島根女子大生死体遺棄事件」の懸賞金が、島根・広島・山口の各県警関係者の手に渡り、密かに幹部の飲食代として流用されていたという話が明らかとされました。

三県の警察当局は報道を否定しましたが、ネット上で「矢野富栄が書類送検され事件が終結した直後、〇〇県警の捜査関係者が〇〇市内の飲食店やキャバクラを朝までハシゴし、併せて数百万のカネを落として行った。」と言うウワサが流れ、そのもみ消しに躍起になったとされる話が、まことしやかに流れた程です。

 

遂には心霊騒動も【島根女子大生死体遺棄事件】

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ところで、島根女子大生死体遺棄事件を巡って、心霊騒動が起きていた事をご存知でしょうか?

遺体発見直後、BS日テレが平岡都さんの遺体が発見された現場からレポートを入れた現場の映像に、

・・・すごく痛かった(涙)、何で私だけ(怒)!・・・

と言う女性の声が聞こえたと、相次いで日本テレビに問い合わせが殺到したそうです。加えて、当時流された映像の中に平岡都さんらしい血まみれの女性の顔が、画面右下に見えたとする視聴者の問い合わせも相次ぎ、放送の映像はお蔵入りに立ってしまったそうです。

 

島根女子大生死体遺棄事件まとめ

引用: Pixabay

平成史上最悪のバラバラ殺人事件と呼ばれた島根女子大生死体遺棄事件について紹介してまいりましたが、皆様如何でしたでしょうか?

文中、読むに堪えず気分を害する内容の記述があった事を、深くお詫びします。しかし前代未聞の猟奇的殺人の全容を、一人でも多くの方々に知って頂きたいと言う気持ちから、敢えて脚色は加えず事実をお話させて頂きました。

犯罪研究家の多くが「日本の近代犯罪氏史上、島根女子大生死体遺棄事件は上位10内に間違いなく入る。もし猟奇的殺人事件に限って言うなら、島根女子大生死体遺棄事件は我国ワースト3の一つだと言っても過言ではない。」と語っています。

不幸にして事件に巻き込まれ、志半ばで人生を絶たれた平岡都さんの魂が、安らか眠られんことを祈りつつ、ペンを置きたいと思います。

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