デジタルタトゥーの意味とは?実際にあった事例と合わせて紹介!

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デジタルタトゥー、一生消えない傷

引用: Pixabay

近年「デジタルタトゥー」という言葉が世間を騒がせており、投稿者にとって不利益なものという意味で炎上など被害を受け続ける事になります。タトゥーのように一生消えないという意味から、その様子を「デジタルタトゥー」と呼ぶようになりました。

TwitterなどSNSの発展により、予想以上のスピードで一般人の情報が拡散されるようになりましたが、その弊害として炎上などデジタルタトゥーによる一般人への被害も急増しています。この記事ではデジタルタトゥーの意味とは何か、デジタルタトゥーが刻まれるとどのような被害を受けるかを紹介します。

実在するデジタルタトゥー事件についても触れるので、是非参考にして下さい。

 

デジタルタトゥーとは?

引用: Pixabay

デジタルタトゥーとはネット上に残された、炎上などのネガティブな情報という意味です。

ネット上には様々な情報が投稿されていますが、デジタルタトゥーも含めて一度書き込んだ情報を消す事はまずできません。一般人の間に広まりやすい情報でもあるので、知らぬ間に拡散・炎上してしまっている事も多いです。

ネットニュースはもちろん、ブログやSNSの投稿内容もそのまま情報として残り続けます。デジタルタトゥーは不利益な情報として残り、投稿者自身の書き込みでなくても拡散してしまえば、意思とは無関係に炎上まで繋がるでしょう。デジタルタトゥーが原因で投稿者の信頼を失ってしまう可能性もあるので、デジタルタトゥーの拡散や炎上には注意が必要です。

デジタルタトゥーは2013年のTEDカンファレンスで初めて取り上げられ、フアン・エンリケス教授の経験からデータが半永久的に残り続ける事が証明されました。その後Twitterでの悪ふざけ投稿問題や炎上が取り沙汰された事もあり、デジタルタトゥーは炎上を意味する言葉としても一般人の間で強く広まっていったようです。

 

デジタルタトゥーの意味とは?


引用: Pixabay

ネット上に投稿された情報は、一度拡散・炎上すると完全に削除するのは不可能となってしまいます。

いつまでも炎上しながら残り続ける様子を「タトゥーを完全に消すのは不可能」という意味に喩えているのがデジタルタトゥーの存在です。炎上させないためにも悪意のある書き込みはしないのが一番と言えます。

データを消したとしても誰かがデジタルタトゥーをダウンロードや保存してしまえば、再び炎上する危険性も考えられます。またタトゥーのように肌や衣服に貼って使えるという意味から、スマートデバイスの事を指す場合もあります。

 

デジタルタトゥーが刻まれるとどうなる?

引用: Pixabay

誰もが気になるであろう事はデジタルタトゥーが刻まれた時の悪影響です。

デジタルタトゥーが刻まれると炎上以外にどのような不利益をもたらすのでしょうか?デジタルタトゥーが刻まれるとはどういう意味か、4つの事例を紹介していきます。

 

学校や職場を辞めさせられる


引用: Pixabay

ネット上にデジタルタトゥーが残っている場合、炎上後に実名検索されたらその情報を発見されます。

デジタルタトゥーによる炎上も含めた悪評は学校や職場に提示され、特に逮捕歴がある場合は退学もしくは退職処分になるかもしれません。デジタルタトゥーは一般人の間で社会的問題としても認知されています。

仮に炎上や処分を免れたとしても、以前のように穏やかな生活を送れないのは確かです。退学になったせいで進学できない、内定が取り消しになるなど、炎上が原因で人生にも大きな傷跡が残るでしょう。学校や職場にとってもデジタルタトゥーとは危惧される存在であり、デジタルタトゥーが炎上した投稿者は社会的制裁を受ける事になります。

 

家族や友人も嫌がらせを受ける

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引用: Pixabay

デジタルタトゥーは誰でもその情報を確認できるので、知らないうちに本人のみならず周囲にも被害が及ぶ事になります。

炎上のキッカケとなった本人に反省の余地がない場合、家族や友人も炎上による嫌がらせを受ける可能性は充分にありうるでしょう。投稿者の家族も周囲から偏見を持たれ、学校でのイジメや職場で肩身の狭い思いをさせられるようになります。

炎上に参加・便乗する不特定多数の人物とは、どのような方法であれ相手に苦痛を与えたがるようです。その考えから当事者の周囲にまで攻撃を始め、本人にデジタルタトゥーでの間接的なダメージを与える事例は決して珍しくありません。

 

就職や転職に悪影響を及ぼす

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近年では就職活動や転職の際、採用する前に求職者の名前をネットで検索する事が増えているようです。

応募先の企業にデジタルタトゥーなど不利益な情報を発見される可能性もあります。その場合は不採用になるなど、デジタルタトゥーが原因で就職や転職に多大な悪影響を及ぼすでしょう。

デジタルタトゥーによる悪評は学校や職場に限らず、就職活動や転職でも広まりやすいです。就職活動とはいえ例外ではなく、TPOをわきまえた発言はネット上でも注意すべき点です。炎上など過去の問題行動が原因で内定が取り消しになる事もありうるので、普段からインターネットでの発言には慎重になる必要があります。

 

名前を検索されたらすぐに信用を失う

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引用: Pixabay

炎上から月日が流れたとしても、デジタルタトゥーによる傷跡が消える事は決してありません。炎上した本人からすれば「所詮は過去の出来事」と思うかもしれませんが、周囲の一般人にはそうとも限らないようです。

デジタルタトゥーや炎上に関する情報とはインターネットから特定できるものなので、名前を特定されたら投稿者の信用はすぐに地に落ちてしまいます。炎上により信用を失うかもしれない不安と一生付き合わなければならないので、その苦しみは推し量れないものと言えるでしょう。

 

デジタルタトゥーはどのように刻まれる?

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ネットニュースや誹謗中傷など、様々な形でデジタルタトゥーは報道されます。

投稿者はもちろん、一般人がどのような形でデジタルタトゥーに巻き込まれるのか、4つの事例を基に説明しましょう。意味を理解する事はもちろん、一般人として実際に巻き込まれないための対策になるかもしれません。

 

犯罪歴や逮捕歴がネットニュースに残る

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デジタルタトゥーで炎上した投稿者の犯罪歴や逮捕歴は、ネットニュースにそのまま残ります。

特に逮捕歴が残る問題はデジタルタトゥーに関する相談で取り上げられる事が多いです。逮捕は前科とは違い、不起訴であっても経歴の中に一生残り続けるという意味なので解決が難しい問題です。

例えば本人が痴漢をしていなくても、ふとした冤罪で痴漢として逮捕された事から報道されるケースがあります。その記事はデジタルタトゥーとして炎上の原因にもなるので、本人のみならず家族までが炎上の被害を受ける事になります。

痴漢として逮捕されたというニュースは訂正されないまま、デジタルタトゥーとして残り続ける事例は実際に多いです。

 

掲示板でのネット誹謗中傷

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2ちゃんねるなどのネット掲示板に誹謗中傷や炎上目的の書き込みをされ、氏名や住所、自宅マンションの写真などの個人情報を勝手に投稿されるケースも多いです。特に2ちゃんねるは個人の犯罪歴や逮捕歴など、炎上しやすい案件については厳しい削除方針を持っているので、デジタルタトゥーとして残りやすいです。

その場合もネット上に悪い評判が残り続け、いつストーカーが押しかけ嫌がらせをされるのかわからない不安に苛まれます。そう考えると一般人の個人情報が簡単に晒されているのは、非常に恐ろしい状況です。書き込みから個人情報が流出していないか、入念なチェックも必要となります。

 

バイトテロに巻き込まれる

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バイトテロとはアルバイト店員がバイト先で度の過ぎた悪ふざけを行い、動画として投稿する炎上行為という意味です。近年ではYouTubeやTwitterによるバイトテロ事件が頻発し、炎上問題として一般人の間で注目を集めています。自らバイトテロを起こさないようにも気を付けましょう。

内容はアイスクリームの棚に寝そべる、捨てた魚で寿司を握るなどの悪ふざけが中心ですが、店としては炎上だけでなく一般人への大きな損害が出るので厳重に注意されています。場合によっては損害賠償を請求され、またバイトテロを起こした張本人は就職など将来の様々な場面で炎上による不利益を受け続ける事になるでしょう。

バイトテロとは拡散も炎上もしやすいものであり、ネット上で強く注意が呼びかけられている案件の1つです。インターネットが匿名性に優れるとはいえ「プライバシーの完全保護」という意味ではなく、一般人の行動はプロバイダーにより記録されています。全てをネット上で削除するのは難しく、デジタルタトゥーとして残ってしまうので注意しましょう。

 

リベンジポルノに巻き込まれる

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リベンジポルノとは別れた交際相手や離婚した配偶者が、復讐のために相手の性的な写真や動画を無断でネットに投稿するという意味です。

一度拡散するとネットに存在し続けるので、デジタルタトゥーとして残りやすくなります。この炎上行為で被害者の名誉やプライバシーが大きく傷つくので、一般人の好奇の目が気になって眠れず、うつ病になってしまう人もいる程です。

日本では2013年10月に起きた三鷹ストーカー事件により、加害者の男性が恋人の性的な写真を無断アップロードした事から問題として取り上げられました。この事件を機に法律によるリベンジポルノの取り締まりは年々強化されていき、デジタルタトゥーに関する犯罪行為の1つとして見られています。

 

実際にあったデジタルタトゥー事件を紹介!

引用: Pixabay

続いては日本で実際に起きた4つのデジタルタトゥー事件を紹介します。

どの事件も大きな被害を及ぼし、中には加害者が炎上する事態になるなど、デジタルタトゥーは我が身を滅ぼすという恐ろしい内容も描かれています。倫理観を失って炎上など誤った行動を取らないように、デジタルタトゥー事件にも目を通して下さい。

 

大阪駅ビルから写真ばら撒き(鉄道愛好家)

2016年の5月、JR大阪駅ビルの周辺で写真400枚がばら撒かれる事件が起きました。

犯人である少年2人は通行人からの110番通報ですぐさま逮捕され、駆け付けた曾根崎署員が事情を聞くと「鉄道写真の愛好家仲間である男性の態度が悪かったので、嫌がらせで撒いた」と説明しました。

ネット上では様々な視点からの写真ばら撒きが報告されており、大きな騒ぎとなったようです。被害者である男性も日頃の態度を反省し、「少年2人とも仲直りしたい」と語っています。犯人である少年2人には印画紙の窃盗容疑もかかっており、デジタルタトゥーを抜きにしても立派な犯罪行為と言えるでしょう。

 

バイトテロが原因で企業倒産(そば屋「泰尚」店員)

東京都多摩市にあるそば屋「泰尚」が、アルバイト店員の悪ふざけにより倒産に追い込まれる炎上事件が起きました。このバイト店員は「洗浄機で洗われてキレイになっちゃった」というコメント付きで洗浄機に横たわる、その中に顔を突っ込む画像をTwitterに投稿していたようです。

他にも胸をはだけさせてから店の茶碗をブラジャーのように付けるなど、ふざけているとしか思えない内容の画像を連続して投稿していました。間もなく問題行為が発覚し、ネットが炎上する騒ぎに発展します。店は閉店に追い込まれ、遂には営業を再開する事なく破産してしまいました。店長や店員にとっては非常に心苦しい炎上事件となった事でしょう。

「泰尚」は幹線道路沿いという好立地で営業していたにもかかわらず、たった1回の炎上が原因で閉店に追い込まれています。一度も営業できずに閉店してしまったのはデジタルタトゥーの恐ろしさを物語っていると言えるでしょう。

 

匿名掲示板で身元を特定され自宅にも嫌がらせ(少年)

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某匿名掲示板で数年に渡り、人種差別や他者をバカにする内容の書き込みを続ける少年がいました。大きな炎上もなく、しばらくしてからその少年に目立った行動は見られなくなりますが、大学受験の際に彼の人生に大きな転機が訪れます。

大学受験後に少年は合格証明書の画像を投稿し、それが原因で身元を特定されてしまいます。証明書に学校名や本名は書かれていないものの、顔写真から少年の身元を特定し、個人情報を流出した人物がいたからです。この炎上事件は自宅にも嫌がらせが起きる事態にまで発展し、現在も少年の本名や住所といった個人情報は匿名掲示板で公開されています。

これは本名を明かしていない匿名掲示板での暴言が原因で起こった事で、一度流出・炎上してしまった情報を完全に消すのは不可能という意味です。個人情報の特定や炎上による恐怖と一生向き合わなければならないので、少年の人生も自業自得とはいえ同情を覚えるかもしれません。

 

冷蔵ケースでふざけていたら退学処分(前橋市内スーパー店員)

ちょっとした出来心が原因で学校を退学になってしまったデジタルタトゥー事件です。

前橋市内のスーパーで調理師専門学校の学生がアイスクリームの冷蔵ケースで寝転ぶなど、ふざけた様子を動画としてTwitterに投稿していました。この事件はすぐさま炎上し、学生は専門学校を退学になった上に本名などの個人情報も拡散されてしまいました。

学校側は「食に携わる者としての倫理観を著しく欠いた問題を起こした」と謝罪し、スーパー側もアイスクリームを全て撤去してから冷蔵ケースを消毒するなど、それぞれ対応に追われていたようです。「スーパーの冷蔵ケースで遊んでいたら退学させられた人」というデジタルタトゥーはあまり背負いたくはないでしょう。

 

デジタルタトゥーはやばい。

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デジタルタトゥーとはどのような意味か、実際に起きたデジタルタトゥー事件について紹介しました。

デジタルタトゥーとは消すのが不可能なので炎上の原因としても残ってしまいやすいものです。一般人の間でも広まりやすく、出来心で始めた悪ふざけでも拡散・炎上してしまうでしょう。

一度でも炎上した人は元の生活を送るのが難しくなってしまうので、普段から個人情報の流出や炎上に細心の注意を払う必要があります。インターネットが一般人にとっても身近なものとなっている現在では特に深刻な問題なので、どうしても1人で解決できない場合は誰かに相談した方が好ましいです。

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