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イモムシ雄太?随分と失礼なタイトルだと思われた方もいるのではないでしょうか。
いきなりイモムシ雄太と言われても、どのような人を想像したら良いのか困ってしまいますよね。想像するに当たって、たぶんイモムシのようになってしまった雄太という人でしょうか。
それにしても、やはり人のことをイモムシなんて言うのは失礼だと思うのですが。しかし、このイモムシ雄太こと安井雄太さんは、イモムシ雄太と呼ばれてしまうほど愚かな行動をしていたようです。
イモムシ雄太と呼ばれるのは安井雄太さんが、自ら起こしてしまった事故によって両手足を失ってしまい、「イモムシ」のようになってしまったということもあるようです。両手足を失ってしまった人に対して、そんな酷い呼び名をつけて許されるのでしょうか。
許されるかどうかは別として安井雄太さんを、イモムシ雄太と呼ばざるを得ない理由があったようです。いったい、イモムシ雄太(安井雄太)さんの過去には何があったというのでしょう。
まだ19歳だと言われる若いイモムシ雄太(安井雄太)さんの短い過去を振り返りながら、イモムシ雄太という呼び名の由来を調べてみました。
そして、どんな事情でイモムシ雄太と言われるのか、その生い立ちから現在までを深く追いかけた記事になります。
イモムシ雄太(安井雄太)の生い立ち&経歴
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・名前 安井雄太
・年齢 19歳(当時)
・最終学歴 中学校(高校中退)その後、定時制高校に通うのですが詳細は不明
・家族 母親・兄弟2人
イモムシ雄太(安井雄太)さんは典型的な不良だったようです。
イモムシ雄太(安井雄太)さんの育った環境はやはり複雑な事情がありました。イモムシ雄太(安井雄太)さんのお父さん、お母さんは、イモムシ雄太(安井雄太)さんが5,6歳の小学校入学前には離婚してしまったのです。
離婚の理由も典型的な、父親のギャンブルによる借金が原因だということです。離婚後はお母さんが、子供3人を引き取り、女手1つで育てていました。
もちろん、お母さんは一生懸命に3人の子供を育てて行こうと決心なさったのでしょう。お母さんは何も悪くありませんが、子供の心は、ましてやまだ小学校に上がる前の幼い息子の雄太くんの心は複雑だったはずです。
寂しくても、悲しくてもお母さんはきっといつも忙しく働いていたのでしょう。そうなると、もはや子供も不良というレールの上を走る子が多くなります。
イモムシ雄太(安井雄太)さんも例外ではありませんでした。同じレールに乗っているはずの兄弟達は違う目的地があったのでしょうか。
不良行きのレールに乗ったのはイモムシ雄太(安井雄太)さんだけだったようです。イモムシ雄太(安井雄太)さんは、3人兄弟の末っ子です。女手1つで、子供達を育てているお母さんの気持ちをまだ理解できなかったのでしょうか。
イモムシ雄太(安井雄太)さんは、中学校に入学するものの、ほとんど学校には行かなくなってしまいます。不良お決まりのコース、夜遊び、喫煙、喧嘩などに手を染めていくのでした。
イモムシ雄太(安井雄太)さんの家庭は決して裕福ではありません。それは、父親がギャンブルで借金を作ったことでも分かります。しかも、お母さんが1人で働いて子供の面倒を見ているのです。
イモムシ雄太(安井雄太)さんが夜遊びするお金なんて微塵もありません。そうなれば、人のお金盗んだり、物を取ったりするしかないと考えたイモムシ雄太(安井雄太)さんなのでしょう。
遊びたいけどお金がない…。お金はカツアゲ、物は万引きすればいいのだ!
でも、その方法にはデメリットがあります。結果、警察に捕まり少年院へと旅立つことになるのです。
これも、不良行きのレールに乗ってしまったからには仕方のないことなのでしょうか。そんな不良のイモムシ雄太(安井雄太)さんですが、高校へは行くことにしたようです。
ですが、高校に通うようになったからと言って不良行きのレールが善良行きになるわけではなかったのです。高校では、いじめという更に悪態が加わるのでした。
高校を辞めるまでに、そう時間はかからなかったと思われます。(自ら辞めたのか退学になったのかは不明です)
イモムシ雄太(安井雄太)起こした事件とは?
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DQN って何のことだか分かりますか?
このイモムシ雄太(安井雄太)さんが事件を起こした当時のツイッターを見てみると、DQNというハッシュタグがあります。
DQN 発音はドキュンです。意味は軽率そうな者や実際にそうある者、粗暴そうな風貌をしている者や実際に粗暴な者。ネットスラングのようです。
そうなのですね、イモムシ雄太(安井雄太)さんは、身近な人にDQNだと思われていたようです。アウトローとはちょっと違うようです。
いかにも粗暴な人物として認識されていたのですね。イモムシ雄太(安井雄太)さんは、いわゆる不良でした。
お母さんがイモムシ雄太(安井雄太)さんを生んだ時は、健康で五体満足な赤ちゃんだったそうです。それが、イモムシとまで言われるにはそれなりのことがあったのです。
自らが引き起こしてしまった、事故となるのか事件となるのか、その真実はどんなものだったのでしょう。
イモムシ雄太(安井雄太)さんは、中学校に入学した頃から少しずつ悪に手を染めるようになったと言われています。
お母さんが、子供3人を育てるために、一生懸命にヘルパーの仕事をしていたようですが、イモムシ雄太(安井雄太)さんは寂しかったのでしょうか。いいえ、そんなことは言い訳にはなりません。
小学校低学年ならまだしも、もう中学生になっているのです、自分の家の状態や母親の苦労が理解できない年齢ではありません。理解できないのではなくて、理解しようとしなかったのでしょう。
「今が楽しければ、それでいい」などと思っていたようです。半分投げやりとも思える行為を繰り返しています。
まだ、免許も持っていないのにバイクを盗んでは乗り回したり、遊ぶお金が欲しければカツアゲをしたり、万引きも日常茶飯事になります。そんなことを繰り返していたら、当然、いつかは捕まってしまいます。挙句の果てには、少年院送りです。
そして、反省する暇もなく、少年院から出てきてはまた同じことを繰り返すのでした。
そんなイモムシ雄太(安井雄太)さんは、自分の手足が無くなってしまうなんて想像もしたことはないでしょう。人間て、不思議だと思いませんか?
「おぎゃ~」と生まれた時はみんな、みんな可愛い赤ちゃんだったのです。きっと3歳ぐらいまではみんな可愛い子供だったはずです。その後も、普通は可愛い子供なはずなのです。
それが、いつの頃からなのか、いつの間にか、悪い子になっていく子ができるのです。そういう子供ができてしまうのです。心が歪んでしまうのでしょうか。家庭の環境がそうさせてしまうのでしょうか。
みんな、あんなに可愛い赤ちゃんだったのに...。
イモムシ雄太(安井雄太)さんは、いつの頃からそんなに心が歪んでしまったのでしょう。少年院に入る頃のイモムシ雄太(安井雄太)さんは不良となり、世間からは「クズ」とまで言われるようになっていました。
クズながらもイモムシ雄太(安井雄太)さんは、ブログを書き、投稿もしていたようです。
しかし、残念ながら、そのブログの内容は自分の犯した悪さ自慢だったようです。ブログを書けるほどの文章力とエネルギーがあったのなら学校の勉強もやればできたのではないでしょうか。
そして、クズと呼ばれたイモムシ雄太(安井雄太)さんは、シンナー遊びの常習者でもありました。
シンナー遊びとは、ビニール袋にシンナーを入れて吸うか脱脂綿などに含ませて吸うことで、肺から吸収されたシンナーは脂溶性なので脂肪組織である脳に作用され、多幸感や酩酊、幻覚などが引き起こされるということです。
このシンナーを手に入れるために、恐喝や窃盗などをすることもあるようです。
そんなシンナーは平成8年頃からは手に入りにくくなったということで、その代わりとしてガスパン遊びという、ライター用のガスを使用するようになったと言われています。
また、シンナー遊びをするのは思春期の頃が最も多いとされていますが、その後は年齢とともにシンナー遊びを卒業することが多いようです。19歳にもなるイモムシ雄太と呼ばれた安井雄太さんがやっていたのはシンナー遊びが慢性中毒になっていたと思われます。
その日も、彼は、自動車内でシンナー遊びをしていたようです。
イモムシ雄太と呼ばれた安井雄太さんが、吸っていたのは普通のシンナーではなかったのでしょうか、タバコを吸うときに使うライター用のガスをビニール袋に溜めて吸っていたのでした。
イモムシ雄太と呼ばれた安井雄太さんにとっては、何の不思議も違和感もなくいつも通りの行動だったのでしょう。
それとも、シンナーによる症状の1つ、思考能力が鈍っていたのかもしれません。
自動車の中でそのような行為をすれば、危険だということは誰でも知っていたはずです。車内にはシンナーのガスが充満していたようです。しかも、シンナーを溜めていたビニール袋からシンナーが漏れていたのです。
イモムシ雄太さんは、気持ちよく酩酊でもしていたのでしょうか、タバコが吸いたくなります。ライターのガスを溜めてシンナー遊びをしながら、タバコを吸うためにライターの火を点けるなんて、およそ常人の考えることではありません。
そして、一気にドカン!と車は爆発、イモムシ雄太と呼ばれた安井雄太さんの体は火の塊になってしまったのです。
イモムシ雄太(安井雄太)は事故で両手足切断?
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イモムシ雄太さんは、中学に上がった頃から徐々に悪いことばかりする不良と呼ばれるようになります。
やがては、カツアゲなどの恐喝や万引きなどの罪で少年院にも入りますが、出てきても同じことを繰り返します。
ヘルパーの仕事をしながら3人の子供を育てているお母さんの気持ちなど知ろうともしません。悪の道に手を染め、ついにはクズとまで言われシンナー遊びの常習者にもなるのでした。
挙句の果てには、車内でシンナーを吸引していて、車が爆発し自らも火の塊になってしまいました。この一瞬の出来事で失うことになるイモムシ雄太(安井雄太)さんの両手足。
そんなことを想像することがあったでしょうか。シンナーを吸っていながら正常な判断ができるわけありませんが、正常な判断ができる能力が残っていたとしたら、車内でシンナーを吸うことはしなかったでしょう。
火の塊となりながらも、車内からはどうにか逃れることができたようです。車の中では1人だったのでしょうか。
救急車に乗せられ病院へと向かいますが、火の塊になるほどの火傷でショック状態に陥り救急車で気を失ってしまうのです。いつ死んでもおかしくない状況でした。
そして、イモムシ雄太(安井雄太)さんの火傷は全身の70%にも及んでいたようです。生きていた方が不思議だといっても過言ではありません。
普通の大火傷の場合は、全身の20%でも重症、50%ともなれば生命危機にも及ぶのです。当然、イモムシ雄太(安井雄太)さんは非常に危険な状態だったのは言うまでもありません。
テレビドラマでもたまにやっていますが、全身に火傷を負った場合の消毒をするシーンは想像を絶するほどの痛みのようです。消毒をしないと、感染症にかかってしまうのでしょう。
しかし、イモムシ雄太さんの場合は、それより酷い火傷だったようです。全身の70%という火傷で手足の組織が死んでしまっていたのでした。
また、火傷により感染症も引き起こしてしまうかもしれないということで、両手足を切断せざるを得なかったのです。イモムシ雄太さんは、自身の起こしてしまった事故で全身を大火傷をしました。
そして、感染症を防ぐために火傷の酷かった両手足を切断することになってしまいました。でも、その辛すぎる出来事、両手足の切断という事実は決して終わり、ゴールを伝えるものではありませんでした。
中学時代から悪いことばかりを繰り返してきたというイモムシ雄太さんの悲劇はこれから始まろうとしていたのです。これは神様が与えた罰なのでしょうか、それともイモムシ雄太さんこと(安井雄太)さんが悪事を働いてしまった相手による復讐心なのでしょうか。
その罪の代償はあまりにも痛く辛いものになってしまったようです。全身に大火傷を負ってしまい両手足を切断したイモムシ雄太さんこと(安井雄太)さんは、それからも激痛に苦しまされます。
火傷の苦しみばかりか、内臓への影響もあったのでしょうか、理由の分からない吐き気にも苦しめられました。
その後も何度も入退院を繰り返すことになるのです。
イモムシ雄太(安井雄太)の母親の献身的な行動が話題に!
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イモムシ雄太と呼ばれた安井雄太さんは、散々悪事を働き、その挙句、自分自身の愚かさから全身を大火傷してしまい、両手足を失ってしまいます。
そんな息子を持ったお母さんは、どんな気持ちでしょう。母親というものは、例え息子がどんな極悪人でも愛おしいのではないでしょうか。
例え、どんな姿になろうとも息子は息子なのです。全世界を敵にまわしても、母親だけは息子の味方をするものです。
ただ、世間に申し訳ないと思う気持ちはあるはずです。それと共に、どうしてこんな子になってしまったのだろうと、きっと自分自身を責めてしまう気持ちもあるでしょう。
介護ヘルパーとして働いてきたという安井雄太さんのお母さん。ヘルパーは非常にきつい重労働です。朝から晩まで一生懸命働いても、お給料は大してもらえません。
その間をぬって息子、安井雄太さんの介護をしているようです。介護というのは、実の親や身内というものはやりにくいと聞きます。ましてや、イモムシ雄太さんのような悪ガキは以ての外です。
例えば、車椅子からベッドへの移乗でも、介護される人の意識があるかないかで重みは全然違います。それを、イモムシ雄太さんこと(安井雄太)さんは素直に言うことを聞かないようです。
最初は照れもあるのでしょう、散々悪態をついてきたわけですから、お母さんにもキツい言葉を投げかけてしまいます。
お母さんだって息子の手足が無くなった状態を1日に何度も目にすることはつらいでしょう。それからは、お母さんと安井雄太さんの戦いでもあります。何と言っても、イモムシ雄太さんは両手足がないのです。
人の介護なしでは絶対に生活していけません。食事はもちろん、排泄や入浴、目が痒くても鼻をかみたくても何1つ自分で行うことはできないのです。
お母さんが元気でいてくれたお蔭で、それらの世話を全てやってもらえるのです。お母さんだからやってくれるのです。それなのに、安井雄太さんは抵抗があったようです。
そうですよね、人一倍ひねくれていたワルなのですもの。物を食べれば当然、排泄しなければなりません。排泄しなければ病気になってしまいます。
でも、イモムシ雄太さんは自分でトイレに行くこともパンツを脱ぐこともできないのです。当然、お母さんを充てにしなければならないのです。
不自由な体でなくても、若い男の子がいくら母親とは言え、下のお世話になるには抵抗があります。これが、父親や男の兄弟だったら違うのかもしれません。
もちろん、安井雄太さんのお父さんは離婚していたので、いなかったのですが、お兄さんが母親と一緒に介護を手伝ってくれたようです。それでも、お兄さんだって仕事や自分の生活があります。
散々、ワルをやっていた頃には母親とも、ろくに顔を合わすこともなかったと言います。それなのに、下の世話までしてもらわなくてはならない。安井雄太さんのプライド、自尊心は滅茶苦茶に傷ついてしまったのでしょうね。
そして、思い通りにならない自分の体に苛立ちもあったはずです。事故を起こすまでは、自分の思い通りの人生を歩んできたわけですから、その見返りはぶざまなものだったのでしょう。
お母さんの苦しみも、相当なものだったようです。お母さんは、両手足を失ってしまった息子が、いくら悪かった息子だといえ、不憫でしょうがなかったはずです。
できれば自分が変わってあげたいと思ったはずです、母親というものはそういうものです。でも、現実を受け止め、何とか気丈に対処しなければなりません。
両手足を失ってしまった息子、安井雄太さんを受け入れなければならなかったのです。どんな姿になろうとも、生きていて欲しいと思ったに違いありません。
母親とイモムシ雄太(安井雄太)さんの介護の様子のNNNドキュメントを観ましたが、お母さんの必死な様子が伝わってきます。
お母さんの仕事はヘルパーだということで、多少は人のお世話ということに慣れているのかもしれません。
ヘルパーの利用者さんには色々な人がいます。もちろん、我儘を言う人もいます。それでも、イモムシ雄太さんのような我儘で口の悪い人は珍しいでしょう。
車椅子からベッドに移そうとしていますが、なかなか大変なようです。安井雄太さんは、両手足を切断するまえには60㎏ぐらいあったという体重ですが、両手足を失ってからは38㎏になったそうです。
それしかない体重ですが、女手1つで移乗させるのは困難です。ましてや、支えにくい体勢です。
そこで喧嘩が始まります。母親に対して、「テメー」などと言っています。安井雄太さんの本心なのでしょうか。
心の中では「お母さん、ごめんなさい」と思っていると信じたいです。きっと、母親もイモムシ雄太(安井雄太)さんも長い葛藤が続くでしょう。
イモムシ雄太(安井雄太)さんの素直な気持ち、感謝な気持ちはいつになったら芽生えて来るのでしょうか。
イモムシ雄太(安井雄太)の行動にも変化が!【感動】
引用: Pixabay
事故後、しばらく経った頃にイモムシ雄太さんへのブログが作られたということです。
そのイモムシ雄太(安井雄太)さんへのブログは決して、イモムシ雄太(安井雄太)さんを励ましたり、応援したりするものではありませんでした。
そのイモムシ雄太さんへのブログとは、イモムシ雄太さんを誹謗中傷するものだったようです。現在は削除されているようなので、実際に見て確かめることはできませんが、かなり酷い内容だったようです。
それも仕方のないことだと言えそうです。事故で両手足を失ってしまう前のイモムシ雄太(安井雄太)さんは、散々人を苦しめて来たのですから。
そのブログには、イモムシ雄太さんへの恨みつらみが綴られていたようです。
そんなになるまで、人を苦しめて来てしまってからの事故、両手足を切断するほどの事故です。誰からの慰めも同情もなかったのでしょうか。
これぞ、まさに地獄ではありませんか?そんな地獄のような生活を送っていた安井雄太さんの心はまだ歪んでいるのでしょうか。ギザギザに尖がったままなのでしょうか。
母親やお兄さんに介護されながらの生活です。お兄さんからは、優しい言葉を掛けられました。「命があって良かった、これからは命を大事にしていくんだよ」とでも言われたのでしょうか。
母親は、昼間のほとんどを1人で過ごす息子、安井雄太さんのために、キティちゃんグッズを部屋に飾ってあげました。
毎日そのキティちゃん達を眺めながら、イモムシ雄太(安井雄太)は何を考えていたのでしょう。人の心の優しさを理解することができたのでしょうか、母親や兄弟の有難みが身に染みたでしょうか。
イモムシ雄太(安井雄太)さんの氷ついた心は次第に溶け始めます。過去を後悔したり、反省したりすることができるように、前が向けるようになってきたようです。
イモムシ雄太(安井雄太)さんが自ら起こしてしまった事故から1年程経っていました。安井雄太さんは、もう一度勉強をやり直したいという思いが湧いてきたようです。
高校へもう一度通いたいと思うのです。でも、彼には、両手足がありません。イモムシ雄太さんはどうやって勉強するのでしょう、どうやって高校に通うのでしょう。
人のやる気というものは凄いものです。あんなにワルだったイモムシ雄太(安井雄太)さんをここまで変えたエネルギーとは何だったのでしょう。
ペンを持つ指さえもありません。切断した腕にペンを固定させて必死に勉強したのです。
その必死な思いを神様は見逃すはずはありません、立ち直ろうとする安井雄太さんは、無事に定時制高校に入学することができたのです。
そして、電動車椅子に乗って定時制高校に通うことができた安井雄太さんの姿があるのでした。この頃のイモムシ雄太(安井雄太)さんは、心の歪みも丸くなります、ギザギザも取れたようです。
ここまで、イモムシ雄太(安井雄太)さんの心の回復を手伝ってくれてエネルギーを与えてくれたものは、言うまでもありません。
母親やお兄さんの献身的な介護のお蔭、人の温かい気持ちが理解できるようになったのは自分自身の努力ではないでしょうか。
毎日1人でいる時間が長くあるので冷静に自分のそれまでを見つめることができたのも改心できた理由でしょう。
やはり、これは神様が与えてくれた試練なのかもしれません。何と言っても1人では何にも悪いことはできませんからね。
随分と遠回りしてしまったイモムシ雄太(安井雄太)さんですが、これは感動といっても良いのではないでしょうか。
きっと、母親もお兄さんも喜んでいることでしょう。
イモムシ雄太(安井雄太)の現在!
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数々の悪道を繰りかえし、挙句の果ては自ら起こしてしまった事故から両方の手足を切断せざるを得なかったイモムシ雄太こと安井雄太さん。
一命は取り留めましたが、待っていたのは地獄への階段でした。散々、人に酷いことをしてきた報いと言えばそれまでですが、あまりにも恐ろしい報復だったようです。
この大火傷による全身の痛み、両手足の切断、これは普通の神経をした人ならば自殺を考えてしまうほどの苦しみだったはずです。
それを乗り越えて来たイモムシ雄太(安井雄太)さんはある意味強いと言えるのではないでしょうか。そこまで、体も心も回復したのにはもちろん、母親や兄弟の介護があったからでしょう。
健全とは行かないにしろ、健康を少しずつ取り戻していったその後の安井雄太さんは、どうしているのでしょう。必死の努力の甲斐あって定時制高校に通うことができました。それ以降の情報は全くと言ってないようです。
最近では、ネットでの批判や誹謗中傷も少なくなったと言われていますが、NNNドキュメントでイモムシ雄太(安井雄太)さんの様子が放送された頃には、まだかなりの批判や誹謗中傷がありました。
その中から、イモムシ雄太(安井雄太)さんの姿を「イモムシ」と言ったり呼んだりすることが始まったと言われています。
イモムシ雄太さんが「イモムシ」と言われる由縁はここからだったようです。
そして、自分の姿を「イモムシ」表現されることに非常に傷ついたイモムシ雄太(安井雄太)さんは車椅子のまま川に飛び込んで自殺してしまったという噂があるそうですが、実際は車椅子を1人で動かすことは不可能なので、そのような事実はないと思われます。
例え、自殺しようにも1人では自殺さえもできないのが現実です。
1人では自殺できない理由から、舌を噛んで自殺したという説もあるようですが、信憑性のない話だと思います。
これまでも色々な自殺説があったようですが、何も根拠のない説なので、真相は分かりませんが、自殺説はかなり無理があるようです。
また、入浴中に溺れて死んだなどとも言われているようですが、何度も言っているように、イモムシ雄太(安井雄太)さんは1人では何もできないのですから、お風呂も1人で入れるわけもなく、数分でも目が離せない状態だったのですから溺れていたとしても直ぐに発見できたと思います。
ここまで、イモムシ雄太(安井雄太)さんの過去から事故で両手足を失い、回復するまでを急ぎ足で追ってきました。
人は、安井雄太さんの事故で両手足の切断や苦しみを自業自得だと言います。もちろん、そう言わざるを得ない状況を作ったのもイモムシ雄太(安井雄太)さんです。
でも、もう充分すぎる程の罰は受けていると思いませんか?罪を憎んで人を憎まず、という言葉がありますが、きっと彼は自分の犯して来た罪を悔い改め反省したはずです。
事故で両手足を失い、人を傷つければ痛いんだということ、心が傷つけば辛いのだということを身を持って経験できたのです。
それを、教えてくれたのは母親やお兄さん、そして彼が回復後にやっていたというチャット仲間の励ましの言葉ではないでしょうか。
人は変わることができます、生まれ変わることができるのです。それを、身を持って教えてくれたのがイモムシ雄太(安井雄太)さんではないでしょうか。
彼が生きているとすれば幾つになっているのでしょう。体が不自由なことはきっと変わりないとは思いますが、心は回復されているはずです。
お母さんは相変わらず、我儘な息子の面倒を喧嘩しながら見ているのではないでしょうか。それでも、息子の幸せを願っているはずです。
イモムシ雄太さん、いいえ安井雄太さん、どこかで元気で暮していることを願って、この記事を終わりにしたいと思います。