共依存傾向のある人の特徴20選!依存体質を克服する方法は? | ToraTora[トラトラ] – Part 2

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「共依存」という言葉を知っていますか?

共依存とは、自分と相手がその関係に依存し、囚われている中毒状態のこと、つまり「他者のお世話をすることに依存している状態」のことです。

共依存者は、相手に依存されること=必要とされること、に自分の価値を見出しています。さらに、相手に自分の思い通りの行動を取らせようともします。

当初はアルコール依存症などの依存症患者と介護をする人が陥る関係性として、用いられていた言葉ですが、現在では広い意味でその人間関係において必要以上に囚われていることを指し示すようになりました。

恋愛はその最たる例です。「あなたがいないと生きていけない。」「あなたには私がいないとダメだから。」一見ロマンチックに思えるこうした感情には、共依存という罠が潜んでいるかもしれません。

恋愛における共依存とは、恋人の欲求に応えるために過度な自己犠牲をしてしまい、その行為によって自分の存在価値を認識している状態です。本来は拒否されるべき暴力や束縛、DVなど、相手の身勝手な行動に対して付き合うことにこそ、自分の役割を見出している場合は特に危険です。

共依存が進むと、自分の人生よりも相手の人生を優先してしまうようになり、一人でいることができなくなります。

こうした関係性は非常に不健全で、依存する側、される側ともに幸せになることができません。共依存から脱却するためにはどうしたら良いのでしょうか。

共依存のデメリットとは?

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共依存傾向のある人の特徴を20個まとめました。当てはまる人は要注意です。

共依存からの脱却方法も提案します。

【1】満たされなくて辛い

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本来、一緒にいて幸せを分かち合うべき恋人同士であるはずなのに、共依存傾向のある人は、ありのままの自分を愛してもらうことができず、「相手のお世話をする自分」、「必要とされる自分」、「役に立つ自分」、という面でしか自分の価値を認識できません。

だから、いくら愛してもらったような気がしても、心の底から満たされることはありません。相手を求める気持ちや離れたくない気持ちばかりが募っていき、辛い気持ちでいっぱいになってしまいます。

女性の場合共依存傾向があると、「だめんず」と呼ばれる男性に振り回されることも多く、お金にだらしなかったり暴力を振るうような男性に尽くしてしまいます。

お金を貸したり、殴られたり、嫌なことをされても、優しく謝られるたびに許してしまう。そのようなことの繰り返しで、この人には私がいないとダメなんだ、と思うようになってしまえば、終わりです。あなたが満たされているのは愛によってではなく、依存されている喜びにすぎないと認識しましょう。

【2】孤立する

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日常生活において、仕事や友人、家族などよりも、必ず恋人を優先するようになると、必然的に自分の周りのコミュニティーから距離を置くことになり、孤立してしまいます

例えば、週末や休日は必ず恋人との時間に使う、仕事や友人との約束をキャンセルしてまで恋人との予定を優先させる、などの行動です。

こうした状態に陥ると、周りから人が離れてゆき、さらに恋人への依存を断ち切ることも難しくなります。社会や他者から孤立していき、自分の人生の全てを恋人との関係の中に閉じ込めようとします。

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共依存の恐ろしいところは、相手を支えようと懸命に尽くしているのにも関わらず、改善されるどころが逆に、どんどんダメにしてしまうというところです。そしてそれに付き合うあなたもダメになっていきます。

なぜそのようなことが起きるのかというと、ダメな相手はそれだけお世話しがいがありますので、尽くす方は尽くせば尽くすほど、そこに「必要とされている」という感覚を見出してしまいます。

逆に尽くされる側にとって、いくらでも甘やかしてくれる相手ほど居心地の良い相手はいないので、どんどんダメになっていきます。

例えば、介護の現場においてはアルコール依存症の患者に、つい甘やかしてお酒を与えてしまうなどの行動が当てはまります。恋愛においてはDVを何度も受けているのに、そのあと優しい言葉をかけられるとつい許してしまうといった行動があげられます。

こうした現象の裏側には、相手がダメでいてくれる方が、自分の存在意義が見出せるという屈折した依存心があります。なので、共依存者は時として相手が前を向いてその状況を改善しようとすると、それを阻害しようとする傾向すらあるのです。

ロマンチック蟻地獄とも呼ばれる共依存ですが、お互いが不幸な依存関係から抜け出せないことほど恐ろしいことはありません。挙句、「相手がダメになっているのは自分のせいだ」と思い込み、相手が負うべき責任まで自分が負うようになり、相手はどんどん無責任になっていき、状況は改善するどころか、悪化してゆくのです。

共依存傾向のある人の特徴20選①

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こうした負のスパイラルを巻き起こす共依存は、どのような人が陥りやすいのでしょうか。まずは、共依存傾向がある人の特徴について、ご紹介します。

【1】人の面倒を見るのが好き

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まず、共依存傾向のある人の典型的な例として、人の面倒を見るのが好き、という特徴があります。

人の役に立ちたい、好きな人を支えたいという気持ちは素晴らしいです。しかし、その世話焼きの心理が加速すると、人の面倒を見ることにしか、自分の価値を見出せなくなってしまいます

困っていない人にも過剰にアドバイスなどをするようなタイプの人は支配傾向が強く要注意です。

【2】自己評価が低い

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共依存傾向のある人は自己評価が低いという特徴があります。

この自己評価の低さの原因は、主に幼少期にあることが多いです。親からほったらかされて育った、親から否定されすぎて育った、親が過保護すぎて自分で何もできなくなってしまった、などの特徴があげられます。

そうした人たちは、自分の感情や行動に自信がありません。というよりむしろ「自分がない」のです。

コミュニケーションを取るのが下手で、自分の欲しいものや必要なものを主張することが苦手です。「私」を主語に話ことができず、嫌なことを嫌だと断れないのも共依存傾向のある人の特徴です。

そうした人は、誰かのお世話をしたり、役に立つことによってしか自己を承認できない状態に陥ります。大切な恋人を「お前なしでは生きられない」という状況まで甘やかし、必要とされることでしか、自己を承認できません。

本来してあげるべき自分自身を認めるという行為から遠ざかり、他人に尽くすという以外の方法で自分の価値を見出すことが困難になってしまっています。

そうした自己価値の問題と、見捨てられ不安から、過度に相手に執着をするのが共依存者の特徴です。

【3】自己犠牲や我慢をしがち

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自分が我慢しさえすれば、丸く収まる、他の人が救われるなどと思いがちな人は共依存傾向の特徴が見られます。

自分が傷ついても誰かを救いたい、喜ばせたいという思いは、人のためというよりもむしろ、自分の価値を見出すための自傷行為に近い状態です。強迫的に自己犠牲を行ってしまう人は要注意です。

自己犠牲を美徳と思ったり、自己犠牲ができる自分に酔いしれる前に、自分の価値を犠牲になること以外で認められるように、自らのメンタリティを見直してみましょう。自分を一番大事に思える状態こそ、健全な状態です。

【4】他人との境界線が曖昧

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共依存傾向のある人の特徴としてバウンダリー・オーバー(他人との境界線を越えてしまう)という特徴があります。自分と他人との境目がわからなくなってしまうということです。

例えば、天気について、「雨が降るから傘を持って行こう」とか、「台風が来るから飛ばされそうなものは中に入れておこう」とかいった対策はできますが、そもそも天気自体を選択して変えることはできません。天気に対して私たちは選択する権限がないからです。

人と人との関係にも同じことが言えます。関係性を見直したり、相談することはできますが、相手の生き方や考え方まで選択することはできません

しかし、共依存傾向のある人は、その境界線を飛び越えて、相手を支配、コントロールしようとするのです。いくら恋人同士といっても、自分と他人は切り離された別の人間であることをうまく認識できていないのが共依存の特徴です。

他人の問題に入り込みすぎてしまったり、他人が落ち込んでいるのを見ると自分も過剰に気が滅入ったり、その気分を変えさせようと必死になったりする、といった特徴がある人は境界線を越えやすいと言えます。

【5】現実を客観的に見ることができない

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共依存傾向のある人は視野が狭く極端な考え方をしがちという特徴があります。

何でも白と黒をはっきりつけようとしますし、「自分が絶対正しい」「相手はこうすれば絶対に良くなる」という考えを持ちます。恋人との関係性に閉じこもり、その狭い世界の中で生きています。

世の中は、全て白黒がはっきりしているわけではありませんし、彼や自分が絶対というわけでもありません。

しかし共依存傾向のある人は、自分にはこの人しかいない、相手には自分しかいない、と思い込んだり、周りの友人に止められても絶対に聞かなかったり、自分の状況を客観的に捉えることができず、問題に背を向けようとするのが特徴です。

【6】相手をコントロールしようとする

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共依存傾向の強い人には、自己否定感や空虚感を抱えているという特徴があります。そうした穴を、他者への関心やコントロールで埋めようとすることこそ、共依存状態の特徴です。

相手のお世話を焼き、こうしろああしろと、気にかけてコントロールすることで、自分の問題から背を向けているだけなのです。なだめたり、怒ったり、アドバイスをしたりすることで、相手の行動を変えようとする、といった共依存者に特徴的な行動は、大抵の場合うまくいきません。コントロールできるのは自分自身のことだけだからです。

他人をコントロールできるというのは、大きな間違いであることを自覚しましょう。

【7】感情表現が下手

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我慢してしまいがち、という特徴にもつながりますが、共依存傾向の強い人は、自分の感情を表現することが苦手という特徴があります。自分に自信がないので、自己開示がうまくできず、感情をさらけ出せないのです。

人に合わせてばかりきたので、相手の行動を自分の意思によるものだと思い込み、手のペースに振り回されて本来の自分の感情を見失っていることに気がつけないのです。

本来の自分の感情を大事にして、恋人に合わせるのではなく、対等な関係を築けるようになりましょう。

【8】恋愛においてつい頑張りすぎてしまう

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恋愛は人と人との問題なので、頑張ればなんとかなるものでもありません

しかしそれを、努力や諦めない思いで捻じ曲げようと頑張ってしまう人がいます。例えば、DVをする人はあなたがどんなに頑張っても変わらないですし、努力問題ではないことを認識しましょう。

コントロールできない他人のことで頭がいっぱいなのであれば、その頑張りや努力を自分の人生に向けるべきでしょう。

【9】しがみつくことが愛情だと思っている

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共依存者の特徴として、しがみつきと愛情の違いがわからないという問題があります。

愛するということを、恋人との関係にのめり込むことでドキドキすることだと思い込んでいたり、様々なことを禁止され束縛され、コントロールされることだと思い込んでいるのが特徴です。また、共依存傾向のある人は、問題のある人に惹かれやすいという特徴もあります。

本来、愛情とは相手が最大限の成長をできるように支援し、なおかつ自分も自己を見失わずに、成長できるような関係性のことです。

自分がいることが相手の人間性の妨げになるのであれば、手放してあげることこそが、本当の愛情です。

【10】自分の人生に目的がなくなんとなく生きている

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共依存傾向のある人は、自己が確立できておらず、自分の人生の目的を見失い、相手に幸せにしてくれるに違いないと、自分の人生を丸投げするという特徴があります。

人生を選択し、そのハンドルを握ることを放棄しているのです。考えないことは楽ですし、自分の人生を放棄すればしがらみからも逃れられます。

しかしそうした状況で幸せになれるというのは到底考えられません。自分の人生は自分で責任を持つ、自立した人間同士の恋愛こそ、幸せになれる確実な道なのです。

自分の幸せは、自分で作っていくものです。上手に自己が確立できていない場合は、過去の心の傷を癒し、自分がどういう人間になりたいのかを、見つめ直してみましょう。

共依存傾向のある人の特徴20選②

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続いて、共依存傾向のある人が陥りやすい行動の特徴を紹介します。

【1】何があっても恋人を優先する

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仕事の予定、行ってみたい場所やイベント、友人との約束、家族との用事、それらよりもまず恋人を優先させてしまうのは危険な状態です。

恋人からお呼びがかかれば、今いる場所や予定などそっちのけで会いに行ってしまう、恋愛以外のことを考えられなくなる、といった状態は共依存の特徴です。

もちろん、恋人は大切ですが、恋人のことを考えすぎるあまり周りの友人関係や社会的信頼を失うのは、あってはならないことです。

【2】友人と会う頻度が減った

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休みの日は恋人とべったりで、仲の良かった友人との関係が希薄になっていませんか?友達と会うことがほとんどなくなり、恋人との恋愛関係に閉じこもってばかりいるようになれば、それは共依存の特徴です。

あなたの人生は恋人との世界だけで構成されているわけではありません。恋人との時間と同じように友人との時間も大切な人生の要素です。恋人と閉鎖的な関係になる前に、たまには友人と遊びに行ったりして、外の世界とも交流を持つようにしましょう。

【3】恋人からの連絡がないと極度の不安に陥る

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恋人と、四六時中 LINEをしていたり、毎日電話をしていると、たまに LINEの返事が来ないだけで、「何をしているんだろう」、「嫌われたかもしれない」、「浮気をされたかもしれない」、という不毛な妄想と不安に襲われて、そのことで頭がいっぱいになってしまうのが共依存傾向のある人の特徴です。

返信を待っている間全てのことが手につかず、気がつけば時間だけが経っています。あなたの人生の時間は恋人や恋愛以外にも、幸せを感じられることはたくさんあります。そのことが見えなくなってしまうほど恋愛に縛られている状態は、危険です。

【4】 相手には自分がいなければダメだと思う

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共依存傾向のある人は、「この人はどうしようもないから自分がそばにいてあげなくては」、「この人を放ってはおけない」、などと思いすぐにお世話を焼いてしまいます。

本当に良い関係を築いている恋人同士であれば、「私がついていなければ」より、お互いが独立した個人としてリスペクトしあえるはずです。相手に自分がいなければダメだと思うのは、不健全な状態であり、相手をリスペクトしているとは言えません。

相手にリスペクトできる要素がないのであれば、それは好意よりも、お世話をして必要とされる自分に価値を見出している可能性が高いので、関係性を見直すようにしましょう。

【5】恋人のモラハラや暴力に耐えてしまう

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共依存傾向のある人は、我慢してしまいがちという特徴があります。

あまりにひどい暴力や暴言にさらされても、その後の甘い言葉や、泣きながらの謝罪に弱くすぐに許してしまったり、過剰な束縛に対しても「自分のことを大切に思っているからだ」などと考えて耐えてしまいます。

大切に思っている恋人に対してそのようなことはしません。あなたのことを本当の意味で大事にしてくれる恋人は他にいるはずです。心や体が傷ついて、取り返しがつかなくなる前にその関係性を断ち切りましょう。

【6】頭が恋人のことでいっぱいで仕事に集中できない

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仕事だけでなく、勉強にも言えることですが、恋人のことを考えすぎるあまり、自分がやるべきこともおろそかになってしまうのは、非常に危険な共依存の特徴です。

アルコール依存症の方が始終頭からお酒のことが離れなかったり、ギャンブル依存症の方がギャンブルをしたい気持ちに襲われたりするのと同じように、常に恋人のことばかりが頭の中に浮かぶ状態は、依存しているといえます。

恋は盲目、とは言いますが、付き合ってからある程度の期間が経っているにも関わらず、常に恋愛関係に心を持って行かれているのであれば、それは共依存傾向が高いと言えます。気をつけましょう。

【7】相手に尽くしている自分が好き

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良い妻になりたい、良い彼女になりたい、という心がけを意識しすぎることは、共依存につながります。相手に尽くしているのが好き、というのは共依存傾向のある人の特徴です。

日本では、女性は尽くしてこそ、内助の功、などの価値観が古くから染み付いていますが、相手に尽くすことこそ自分の人生だと思ってしまうのは、よくありません。尽くしていることで得られる「必要とされている感覚」は、仕事や、別のことでも得ることができます。

それぞれ別に仕事や、友人関係を持ち、社会と関わりながら生きていくのが現代のカップルや夫婦の形ではないでしょうか。相手の人生に自分の人生を委ねるのではなく、自立した人生を歩めるようになりましょう。

【8】過去の失敗から学べない

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共依存傾向のある人には、過去の失敗から学べないという特徴があります。

お互いの関係が良い時は、相手にされた酷い仕打ちを忘れてしまいます。この人はこんなに良いところがあるのだから、と過去の失敗を忘れられずに付き合い続けてしまいます。

また、これまでも様々な相手と、共依存的な恋愛のパターンを繰り返してきたという人もいるでしょう。

同じように恋人の世話を焼くことに必要とされる喜びを見出し、相手も自分もダメになってきた。恋人ができるたびに友人との交際がぱったりと途絶えて孤立してしまう。かわいそうな相手とばかり恋人になる。といったようなことが起こっていても、その失敗に気がつかずに繰り返している可能性が高いです。

過去の恋愛をとらえなおし、共依存傾向の特徴を自覚できた方は、今後はその流れを断ち切れるよう、失敗から学ぶべきでしょう。つらかった体験を日記などに書くことで客観的に見直してみましょう。

【9】相手が立ち直ろうとするのを阻害する

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相手をお世話することに生きがいを見出す共依存者であれば、相手が前向きに立ち直ろうとしたり、今より良い状況へと向かうのは一見喜ばしいことのように思えます。しかし恐ろしいことに、共依存者はしばしばそれを阻害してしまうという特徴があります。

なぜなら、相手がダメでいてくれることによって自分が必要とされているからです。相手がもし良い状態になり、自分の手助けが必要でない状況になれば自分の価値を承認することができなくなってしまいます。

まさに、ロマンチック蟻地獄と呼ばれる共依存に特徴的な行動だと考えられます。

【10】相手の問題を自分のせいだと思う

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共依存の特徴として相手の問題を自分とせいだと思う、という特徴が挙げられます。

「この人がダメなのは自分のせいだ」「自分が頑張れていれば、こんなことを相手はしなかったはずだ」などと考えてしまうのは、相手と自分の境界を大きく超えた状態です。

例えば、こんなに暴力を振るわれるのは自分が悪いからだ、とか、相手が今良い状況にならないのは私のサポートが足りないからだ、などと思ってしまうようであれば要注意です。

相手の行動にまで責任を持つようになると相手はもっと依存してくるのが共依存の特徴です。相手の問題は相手の問題であり、あなたのせいではないということを自覚しましょう。

共依存体質を克服する方法は?

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共依存体質の特徴を20ほど紹介してきましたが、心当たりのある特徴はどれくらいあったでしょうか。

多くの特徴が当てはまった方は自分に共依存傾向があることを認識しましょう。ここからは共依存体質を克服する方法をご紹介します。

【1】自分と他人の境界線をしっかり引く

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これまでも説明してきたように、共依存傾向のある人は、自分と他人の境界線を引くのが苦手という特徴があります。

相手の問題を自分のこととしてとらえたり、アドバイスをしたり献身的に尽くす中で相手をコントロールしようとするのも特徴的な行動です。

まずは、他人をコントロールすることなどできないし、しようとすることは大きな間違いだ、という自覚を持ちましょう。

そもそも共依存状態というのは、自分で承認してあげられない自分の空虚さを、他人をコントロールすることで埋めようとしている状態です。あなたが他人に向けているそのかいがいしい努力を、自分のことに向けた方がはるかに意味があり、人生を豊かにすることができます。

新しい趣味を作って、それにハマるのも良いかもしれません。まずは相手のことで頭がいっぱいになっている状態から、他のものに興味を外らせて冷静になることが重要です。

自分でコントロールできるのは自分だけですので、自分が成長できるもの、楽しめるものに力を注ぐようにしましょう。共依存の特徴がある人は、自分を客観視するのが苦手なので、友人等からアドバイスをもらい、まずはそれを受け入れてみるというのも重要です。

【2】連絡や会う頻度を減らす

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共依存カップルの典型的な例として、四六時中ラインをしている、週に何日も会いに行ってしまう、という特徴があります。

返事がなければ、気になってしまって他のことが手に付かない、恋人に会えない週末は気持ちが塞ぎ込んでしまう、そういった状態に陥ってしまっている場合、連絡をする頻度や会う頻度を減らし、距離を置くことが効果的です。

大好きな恋人との距離を置くことは辛いかもしれませんが二人の幸せのためにも、ここはぐっとこらえて、我慢しましょう。

共依存傾向のある人に特徴的な、恋人を優先させるあまり、友人との関係が希薄になってしまう、という問題を抱えていた場合は、ここで再び友人に連絡を取り、友人たちと過ごす時間も取りましょう。恋人以外のいる時間に得られる幸せもあなたにとって必要なものです。

常に連絡を取っていなくても大丈夫になれば、一人の時間を楽しむこともできるようになり、共依存から脱却することができます。

【3】自分の気持ちを表現する

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共依存傾向にある人の特徴として、自分の気持ちを我慢して相手に合わせ過ぎる、という点が挙げられます。泣きたいのに我慢したり、怒りたいのに笑ったり、相手に嫌われたくないあまり、自分の感情に嘘をつきすぎてしまうと、共依存から抜け出すことはできません。

暴力やモラハラなどに怒るのは当然ですが、日常生活の些細なこと、恋人との関係の中で溜め込んでいることがあれば、吐き出すようにしてください。

欲しいもの、行きたい場所、嫌だったこと、小さな不満を飲み込んで、「良い恋人」であろうと尽くしすぎてしまうあまり、自己犠牲を愛情だと取り違えてしまうのが、共依存の特徴です。

愛し合う二人ならば、お互いの意見を主張し、尊重し合い、より幸せな関係をつくっていくことが理想でしょう。

【4】自分で決断する

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共依存傾向のある人は、自分で決断することが苦手です。

親に過保護に育てられた、自分に自信がないなど、その原因となる特徴は複合的ではありますが、結果として、全てを恋人に合わせてしまうあまり、自分の人生を生きることを放棄し、恋人の人生を優先させてしまうようになります

自分の人生のハンドルを手放し、人の人生に相乗りするのは、楽なように見えますが、乗り込まれた方はたまったものではありません。そうした生き方や関係はいつか必ず破綻を迎えます。

なんでもいい、どこでもいいい、相手の食べたいもの、行きたいところばかり優先するのはやめて、自分の意見を述べたり、決断ができるようになりましょう。小さなことからでも実践していくことで、共依存は克服できます。

【5】自分を好きになる

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自尊心や自己愛が足りない人にとって自分を好きになることは、難しいかもしれません。

しかし、共依存の根本的解決に絶対的に必要なのは、自分を好きになることです。相手の役に立つ、お世話を焼く、という以外の面で自分の存在価値を見出し、ありのままの自分を愛してもらえる自信がないと、共依存は断ち切れません。

恋人や友人に、我慢してきた自分の意見を主張しても尊重されるということを知ったり、仕事や趣味の場で自己実現をして自信をつけることで、少しづつ改善していくはずです。今まで他人に向けてきたそのひたむきなエネルギーをどうぞ自分のために使ってみてください。

自分を好きになれる人が恋愛をしてこそ、本当に幸せになれるのです。まずは、小さなことでも自分自身を褒めてあげるところから始めてみましょう。

共依存傾向のある人は注意!

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いかがでしたか?

恋愛に夢中になるあまり、自分でも無意識のうちに、共依存状態に陥っていたという人もいるのではないでしょうか。

共依存的な恋愛は、見捨てられるかもしれないという不安から、相手に尽くしすぎてしまい、結果的に不健全な状態をもたらします。愛する恋人との関係を辛いものより、幸せなものにするためには、共依存傾向がある人の特徴を理解して、自分がなぜ恋人に依存してしまうのかを認識し克服していくのが重要です。

一人でいても幸せだけれど、二人でいた方がより幸せ。それくらいの余裕のある精神状態でいられるよう、心がけましょう。いくら好きであったとしても、自分と相手の境界線を保ち、コントロールできるのは自分の人生だけだ、と自覚しておくことも重要です。

暴力や束縛など、あなたを大事にしてくれない恋人とは、別れてしかるべきですし、恋人を愛するあまり自分の人生を見失っているという人は、一旦距離を置いて、共依存的な関係を克服してより幸せな関係を築くべきです。

幸せな恋愛ができるように、共依存傾向のある人の特徴をチェックして、自分の状態を客観的に確認してみましょう。

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