ブサかわいい深海魚20選!深海魚と会える水族館も総まとめ

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ブサかわいい深海魚が2019年話題に!

引用: Pixabay

テレビなどで、奇妙な形をしたブサかわいい深海魚をご覧になったことがあるでしょうか?

中にはとても魚に見えないものや、宇宙から来た未知の生物にしか見えないものもあります。そのせいか、例えばブロブフィッシュは、映画「メン・イン・ブラック3」にチラッと登場します。そんな深海魚が、今ブサかわいいと評判になっているんです。

ブサかわいいという言葉は、決してネガティブなものではありません。ブサかわいいにはただのかわいいを超えた、得も言われぬ魅力があるのです。世の中にはブサかわいいといわれる動物がたくさんいますが、深海魚の世界は、まさにブサかわいいの宝庫です。

生物は皆、その置かれた環境に適応して生きています。一般的に水深200メートルよりも深い海域に生息している魚を深海魚といいますが、深海魚もまたその過酷な環境に適応した結果、ブサかわいいといわれる姿になったといえます。

ここではそんな深海魚の世界からおすすめのブサかわいい深海魚を紹介するとともに、たくさんのブサかわいい深海魚に会えるおすすめの水族館も紹介したいと思います。

なおエビやカニ、イカやタコなどは厳密には深海魚ではありませんが、深海生物の仲間ということで、ブサかわいい深海魚の仲間として紹介させていただきます。

 

ブサかわいい深海魚20選①

引用: Pixabay

まずはブサかわいい深海魚、前半の10選です。

人気順でもブサかわいい順でもありません。思いついた順番ですが、どうぞご覧ください。

 

1.ブロブフィッシュ


 

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やはりブサかわいい深海魚ということで、真っ先にこの魚を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

カジカの仲間で日本ではその風貌から「入道カジカ」とよばれ、英国の「醜い生物保存協会(Ugly Animal Preservation Society)」という組織が2013年に開催した「世界で最も醜い生き物コンテスト」で1位になったブロブフィッシュ(「ブロブ」は「ぶよぶよとした」という意味)です。

確かにこのブサかわいい深海魚、一度見たら忘れないなかなか強烈な姿をしています。毛のないデカ鼻のマンガのおじさんというか、とても魚とは思えないビジュアルで、まさにザ・ブサかわいい深海魚といったところです。

ところがこのブサかわいい深海魚、本来の生息域である水深600~2,800mの深海では、普通の魚の形をしています。ナマズっぽいというか、全然ブサかわいい感じではありません。どちらかというと普通にかわいいです。

ではなぜ水揚げされて人間の目に触れるときにはブサかわいい深海魚に変身しているかというと、もともと深海の強烈な水圧に耐えるために水分が大量に含まれていた頭部が、水揚げされると水圧の減少でぶよぶよのゼラチン状になり、皮がはがれ、みなさんご存じのブサかわいい深海魚の出来上がりとなるのです。

というわけで本来の姿を目にすることはなかなかできないブロブフィッシュですが、2年ほど前、羅臼沖で生きたまま捕獲され、福島県いわき市の水族館アクアマリンふくしまで展示され、話題となりました。

ブサかわいい深海魚としてではない、本来の姿のブロブフィッシュの水族館での展示は、非常に珍しいものでした。

 

 

2.スタビースクイード


 

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スタビースクイードは一見タコのようですが、「スタビー(ずんぐりした)スクイード(イカ)」の名の通り、コウイカの一種と考えられています。

見た目も5~11㎝と小柄で、印象的な紫色をしており目もくりくりでかわいらしく、ブサかわいい深海魚の仲間に入れてしまうのは気の毒かもしれません。

正式名称を「ロシアパシフィカ」といい、北太平洋の海底300~1,300mに住んでおり、目だけを海底から出してエビや小魚を捕食し、夏になると産卵のためより深い海底に移動します。

2016年に海洋探査船ノーチラス号によって発見されました。

 

3.ダイオウグソクムシ

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これもまた有名なブサかわいい深海魚です。

見た目のインパクトはブロブフィッシュにも劣りません。メキシコ湾や西大西洋周辺の深海200~1,000mの深海に生息しており、体長30~50㎝、体重1㎏以上、足は7対14本もありまるで巨大なダンゴムシといった感じです。

それもそのはず、節足動物門甲殻亜門軟甲綱等脚目というダンゴムシやフナムシの仲間で、等脚類では世界最大となります。非常に小食で知られており、三重県鳥羽市の鳥羽水族館では、2009年1月2日に50グラムのアジを食べて以降2014年2月14日に死ぬまで1869日絶食していたという記録が残っています。

ダイオウグソクムシは日本ではサンシャイン水族館、葛西臨海水族園、鳥羽水族館、海遊館など、10以上の水族館で見ることができます。

 

4.リュウグウノツカイ

 

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このブサかわいい深海魚も有名ですね。

アカマンボウ目リュウグウノツカイ科、全身が銀白色で細長く、真っ赤なひれが頭と腹から細長く伸び背びれも真っ赤、全長3mから最大で全長11m、体重272㎏の巨大な個体が報告されたこともあります。

鰓耙(さいは。魚類のえらの一部で、口から吸い込んだものを固形物と水に分離する濾過器官)は40~58本、姿の似ている太刀魚と同じように通常は海中で全身をほとんど直立させた形で静止しており、プランクトンやオキアミなどを主食とし、水深200~1,000mに生息しています。

長い腹びれの先端部分は、感覚器として獲物を探す役割をしています。この魚はブサかわいいだけでなく、地震の前兆として現れるのではないかといわれていることでも有名ですが、科学的な根拠はないようです。

そのブサかわいい姿に加え「竜宮の遣い」という神秘的な名前も様々な想像を膨らませる一因になっているのかもしれません。

 

5.メンダコ

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これもまたブサかわいい深海魚の仲間に入れてしまうのは気の毒なような、かわいい深海魚です。

体長20㎝、暗い深海で生息していて墨をはいても意味がないため墨袋はなく、放射上に広がっている8本の短い足の間は大きな膜に覆われ、あまり足の自由はききません。また普通のタコの吸盤は2列ですが、メンダコの吸盤は1列です。

このメンダコが水族館のアイドル的人気を誇っているのは、なんといってもその妙に平べったい頭の上にひらひらしている一対のひれが、ちょうど耳のように見えるからではないでしょうか?

水から上げると柔らかい体を支えきれずぺしゃんこになってしまいますが、水の中での姿は確かに愛らしく、フィギュアやぬいぐるみは水族館の人気商品です。

多くの深海魚と同様飼育が難しく、水族館ですら長期間の飼育は難しい(世界の水族館の最高記録は48日)そうです。

 

6.クリオネ

 

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クリオネはコマーシャルなどにも登場したことがあるので、ご覧になった方も多いと思います。

体長1~3㎝、水面下スレスレから水深600mという深海まで生息しています。巻貝の仲間ですが、成長すると完全に貝殻を失います。なので和名は「ハダカカメガイ(裸亀貝)」。胴体の前部にある透明な1対の翼足をひらひらさせて泳ぐ姿はまさに英語で「Sea Angel」、日本語で「流氷の天使」「氷の妖精」と呼ばれるにふさわしい愛らしさです。

そんなクリオネをなぜブサかわいい深海魚の仲間に入れているのかというと、その捕食シーンがなかなか衝撃的に怖いからです。

クリオネのエサは「ミジンウキマイマイ」という巻貝の一種で、これが近づいてくるとクリオネの頭がぱっくり割れバッカルコーンというフックのついた6本の触手が飛び出し、餌をがっちりと捕獲して養分を吸収してしまうのです。

まさに天使と悪魔の二面性があり、ブサかわいい深海魚の仲間に入れたくなる理由はここにあります。

 

7.ミツクリザメ

 

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ミツクリザメは学名Mitukurina owstoni、英語ではGoblin Shark、日本語での別名はテングザメと呼ばれ、学名は発見者アラン・オーストンと東大三崎臨海実験所の初代所長箕作佳吉(みつくりかきち)に捧げられたものです。

30~1,300mを超える深海に生息しており、最大全長は5~6mです。外観上の特徴は何といっても頭部先端に大きく突出した吻を持っており、これがテングザメと呼ばれる所以です。この吻に多数備えられたロレンチ二瓶は電気受容器で、これのおかげで海底のエサを探すことができます。吻は軟骨性で柔軟なため攻撃や防御には適していません。

上あごと下あごはよく動く長い骨で頭部につながっており、吻で餌(主に甲殻類)を見つけると上あごと下あごを突出させて捕食します。ミツクリザメはあまり速く泳げないので、餌をとらえ損ねないためにこういう風に進化したのではないかと考えられていますが、この様子がまるで映画「エイリアン」のように不気味で、ブサかわいい深海魚の仲間入りとなっています。

またミツクリザメは、映画「ガメラ対深海怪獣ジグラ」に登場する怪獣ジグラのモデルでもあります。

 

8.ホテイウオ

 

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ホテイウオは、30㎝前後でぶよぶよと丸みがあります。

その姿が七福神の布袋様(ゆったりとした衣を着て太っている)に似ているため、このような名前がつきました。とげはなく、ぬめりがあってとらえどころがなく、腹には大きな吸盤があります。浅場から水深1,700mまで生息しています。

関東ではスーパーや魚屋さんに並ぶ深海魚で、皮や身はアンコウに似ていて、肝や卵巣、白子もおいしいらしいです。

このホテイウオがなぜブサかわいい深海魚かというと、成魚は正直あまりかわいいとは言えませんが、幼魚はオレンジ色のオタマジャクシといった感じで、とても愛らしい姿をしているからです。

いわば成魚と幼魚、合わせ技でブサかわいい深海魚ということですね。

 

9.キホウボウ

 

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キホウボウは体長17㎝程度、黄褐色から薄い褐色で、身体は骨質の板で覆われ硬く、生息域は日本から黄海、東シナ海の水深120~500mあたりで、底引き網などでもよく捕獲される深海魚です。

外観上の特徴は口先の2本の吻突起で、そこには口髭のようなものが生えています。

このブサかわいい深海魚を人気者にしているのは、口先の2本の吻突起の根本に生えている足のようなヒレで海底を歩く姿で、このヒレで歩きながらこちひげで獲物を感知し、2本の吻突起で掘り起こし捕食します。

 

10.アカグツ

 

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アカグツはアンコウ目アカグツ亜目アカグツ科アカグツ属、本州以南の日本各地や東シナ海、南シナ海、インド洋の水深50~400mに分布し、体色は赤く円盤状で、体長20~30㎝、背面には多数のとげを持った深海魚です。

見た目がいかつくとげがあって捌きずらいため一般に食用としては認識されていないようですが、身は非常においしいらしいです。

そのちょっと平べったい赤ガエルのような風貌もちょっとブサかわいいのですが、この魚も泳ぐのが苦手なのか、ヒレを上手に使って歩くように移動します。ごつごつした見た目と海底を這うように歩く姿のギャップが何ともブサかわいい深海魚です。

 

ブサかわいい深海魚20選②

引用: Pixabay

さあ、ここからはブサかわいい深海魚、後半の10選です。

前半戦でお気に入りのブサかわいい深海魚は出てきましたか?あとひと踏ん張り、いってみましょう!

 

11.コウモリダコ

 

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コウモリダコは英名Vampire sqid、学名も「地獄の吸血鬼イカ」を意味するVampyroteuthis infernalisといいう、何とも恐ろしげなものがついています。

それもそのはず、体長は最大30センチほどですが、体色はダークレッド、青い大きな目、8本の足の間に被膜を持ち、足の先には鉤状のものを備え、ヒレの付け根には4つの発光器を備えるといった、なかなかインパクトのある姿をしています。生息域は、熱帯・温帯地域の600~900mにかけての深海となります。

また、深海魚には珍しく目が進化しており、メンダコと同じように、頭部に耳のように見えるかなり大きなヒレがあります。これは、泳ぐときに使用されます。

ここまで読まれた方で「で、タコなの?イカなの?」と思われた方、多いと思います。実は、コウモリダコはタコでもイカでもなく、タコとイカが分化する以前、ジュラ紀に存在した祖形を継承している現生種であると考えられています。

また足の裏側には棘が生えており、敵に襲われると皮膜を裏返して全身を棘で包み込んで防御する性質を持ちます。皮膜を広げるとこうもり傘に似ているので、この和名が付きました。

コウモリダコは細長い糸状の触手を持っており、これを使ってマリンスノーの粒子を集め、粘液で食べやすい大きさにまとめて食べています。

マリンスノーとはプランクトンの死骸、糞、小型の甲殻類が脱いだ殻、泥、藻などで、肉食系の他の頭足類と違い、そのおどろおどろしい名前や外見に反して、なんとも草食系な食生活を送っています。このギャップがまた、ブサかわいい深海魚といわれる所以です。

意外にも深海でゆったりと、草食系のスローライフを送っているのです。

 

12.デメニギス

 

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ブサかわいい深海魚はどれもなかなかインパクトのある外観をしていますが、このデメニギスはその中でも1,2を争うのではないでしょうか。

太平洋北部の亜寒帯海域、日本近海では岩手県以北の沖合に分布し、主な生息域は水深400~800mですが、その最大の特徴は頭部。なんと透明なドーム状になっており、透明なゼリー状の物質で満たされた中に上向きの大きな緑色の目が筒状のものの先についているという信じられないような風貌をしています。

顔の先端についている一見目に見えるものは鼻に相当する器官で、その下に小さな口がついています。ニギス目デメニギス科に所属し、英名は「Barreleye(樽の目)」、漢字で書くと「出目似鱚」「出目似義須」です。

デメニギスは中層遊泳性の魚類で、大きなヒレで姿勢を安定させながら深海を漂い、捕食時以外にはほとんど活発に遊泳しません。目が上を向いているのはほとんどの場合エサ(クラゲなど)の下にいるからです。

目が筒状なのは遠くを見るため、緑色なのは太陽光とクラゲなどの生物発光を分けるフィルターの働きをしているのではないかといわれています。

そしてエサを見つけると体ごとエサのほうに向かい、同時に目も回転して、この時点でやっと目と口の方向がそろい、捕食に向かうのです。なんとも複雑なことをするブサかわいい深海魚ですが、目が透明なドームに保護された形になっているのは、クラゲなどに刺されることから目を保護するためと思われます。

 

13.ゴエモンコシオリエビ

 

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ゴエモンコシオリエビは節足動物門軟甲綱十脚目コシオリエビ科、体長約5㎝、白い体が印象的で、沖縄トラフの深海熱水噴出孔一帯に生息しているブサかわいい深海魚です。

名前にエビがついていて、カニのような爪も持っていますが、エビではなくヤドカリの仲間です。

ゴエモンコシオリエビは胸のあたりにふさふさと白い毛が生えています。この毛の中にはバクテリアが存在していて、そのバクテリアは熱泉に含まれる硫化水素を養分としてとり、ゴエモンコシオリエビはそのバクテリアを食べて生活しています。

なんとも省エネというか、自分の胸毛の中で餌を養殖して食べるとは、うらやましいような手軽さです。

ゴエモンコシオリエビの「コシオリエビ」というのは、見ての通り腰を曲げたままのような姿をしているからですが、「ゴエモン」というのは釜茹での刑に処せられた大泥棒石川五右衛門からきているそうで、それは熱水噴出孔の近くに生息しているからだということです。

 

14.タカアシガニ

 

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タカアシガニは水族館で見かけることもある、世界最大の甲殻類です。

足を広げると3~4mもあり、甲羅は最大で40㎝、体重は最大で19㎏にもなるブサかわいい深海魚、いや、深海生物です。生息域は岩手県沖から九州にかけての太平洋沿岸の水深150~800mで、産卵期には水深30mあたりまで移動して産卵します。

日本近海固有の種と思われていましたが、台湾の東方沖でも見つかっています。日本海、瀬戸内海にはいません。カニ類の中では系統的に古い種で、生きている化石と呼ばれています。

タカアシガニは地域によっていろいろな呼び名があります。例えば駿河の興津では「シマガニ」、神奈川県三崎では「バンバガニ」、静岡県御前崎では「メンガニ」愛知県では「ヘイケガニ」、徳島県では「ヒガンガニ」、高知県では「クモエビ」、千葉県房総半島では「シビトガニ」、または大きいのでそのまま「オオガニ」などです。

食性は動物性の強い雑食性で、底引き網や刺し網にかかりますが、やや水っぽく水からあげて放っておくとどんどん身が溶けて水になってしまう、ゆでても上手くやらないと身が溶けてしまうなど調理が難しいため、漁業対象としているのは静岡県だけです。静岡県東部の沼津市戸田などでは重要な観光資源になっています。

また静岡県では、甲羅に恐ろしい顔をかいて魔除けとして飾る習慣があります。

 

15.ラブカ

 

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ラブカもブサかわいい深海魚というよりは、はっきり言ってかなり怖い外観をしています。

ちょっと話題になったのは、大ヒットした映画「シン・ゴジラ」の第二形態、通称「蒲田くん(蒲田に上陸することから命名)」のモデルになったのではないかということです。確かに首の両側に並んだ特徴的なエラ(ラブカの英名は「Frilled Shark」。「蒲田くん」はそのエラから赤い液体をまき散らしていました)はよく似ています。

このエラは深海で効率よく酸素を吸収するのに役立っています。またその外観からウナギザメと呼ばれることもあり、水深500~1,000mあたりに生息し、分布域は広く大西洋・太平洋全域に渡り、日本では相模湾や駿河湾に多く見られます。

人気アイドルグループ「TOKIO」がテレビ番組「鉄腕DASH!」の中で捕獲して話題になったように比較的捕獲されることも多いのですが、やはりほとんどの深海魚・深海生物と同じく飼育は難しく、水族館に展示されてもすぐ死んでしまいます。

全長1~2m、エラと並ぶ大きな特徴は歯で、なんと300本もあります。といってもホウジロザメのような鋭い歯ではなく、イカなどの柔らかい獲物をひっかけて食べるのに適した歯になっています。

深海には「生きた化石」といわれる生物が色々いますが、このラブカも現生サメの中で最も古い系統に属しており、原始的なサメの特徴をよく残していることから「生きた化石」と呼ばれています。

また、3億5,000万年前にも生きていたとも言われており、ジュラ紀から白亜紀の化石も発見されています。

 

16.チョウチンアンコウ

 

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チョウチンアンコウは超メジャーなブサかわいい深海魚です。

誰しも一度は映像やイラストでその姿を見たことがあるのではないでしょうか?イラストではかわいく描かれていることもありますが、やはり実物はなかなかブサかわいい深海魚です。

チョウチンアンコウの生息域は意外と広く、大西洋から熱帯のカリブ海、極圏のグリーンランドやアイスランドの海にまで至ります。主な生息水深は200~800m、丸みを帯びた身体から、英名は「Football Fish」といいます。身体の表面は短い棘でおおわれています。アンコウとは違って食材には適していません。

チョウチンアンコウといえば、なんといっても頭の先に光る突起物がトレードマークですが、実はこれがあるのは雌だけです。

これは背びれのトゲが変化したもので誘引突起(イリシウム)と呼ばれており、その先には獲物を捕るための疑似餌であるルアーや発光器官が備わっています。メスはこれでエビや小魚を巧みにおびき寄せて食べます。

誘引突起は、背中に沿って倒すこともできます。またオスはメスに比べて10分の1ほどの大きさで、ビクアンコウなどは小さなオスが大きなメスにかみつき一体化して精巣のみが残るという、いかにブサかわいい深海魚とはいえあまりに哀れな末路をたどることになります。

 

17.ダイオウイカ

 

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ダイオウイカもNHKで特集番組が作られたりして、今や知らない人はほとんどいないのではないでしょうか?

無脊椎動物として世界最大級なだけのことはあり、日本で6mくらい、海外では18m以上の個体が発見されています。

目はサッカーボールのように大きく、頭部は中央部の目のあるあたり、胴部はその上のえぼし帽のような部分であり、泳ぐときは体内に取り込んだ海水をろうとから噴出して推進力を得るなど、異常にデカい以外は当然ながらイカそのものですが、浮力を得るため体内に海水より軽いアンモニアを含んでいるため、そのままではアンモニア臭が強くておいしくありません。

生息域は広く、マッコウクジラが天敵と考えられています。

 

18.ホウライエソ

 

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ホウライエソは体長約35㎝、大西洋やインド洋の水深500~2,500mに生息しているブサかわいい深海魚です。

いや、ブサかわいい深海魚じゃなくて不気味な深海魚だろ、と突っ込みたくなる方も多いと思います。確かに細長い体に大きな頭、口が閉じられないほど大き過ぎる牙を持つ姿は迫力があり、「深海のギャング」とも呼ばれています。

ホウライエソはこの大きすぎる牙をガバッと開くために、特殊な骨格を持ち、頭部を上方にはね上げて大きく口を開き、獲物に食らいついて放しません。

このような進化をした背景には、他の深海魚・深海生物と同様に深海におけるエサの少なさがあるようです。しかしホウライエソの場合、口が大きく開きすぎるため大き過ぎるエサを捕えてしまい、呑み込めずそのまま餓死することがあるという残念な?一面もあります。

 

19.ダンボオクトパス

 

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ダンボオクトパスは水深300~400mの中深層に生息する、メンダコと同じヒゲダコ亜目に属するタコです。体長は20~30㎝ですが、なんと180㎝もある個体が確認されたことがあるそうです。

その名前から想像できるように、ディズニーの有名キャラクター・ダンボを思わせる大きな耳(耳ではありませんが)を持つのが外観上の大きな特徴です。

その耳は同じヒゲダコ亜目の仲間のメンダコよりさらに大きく、実際にフィンのように補助的な役割を持ち、方向転換やバランスをとるために機能しています。泳いでいる映像を見ると、確かにダンボのように耳をはばたかせているように見えます。

これまたブサかわいい深海魚というよりは、かわいらしさで人気がある深海生物です。

 

20.ウロコフネタマガイ

 

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ウロコフネタマガイをブサかわいい深海魚の仲間に入れるのはちょっと無理がありますが、無理を承知でここで紹介してみたいと思います。

ウロコフネタマガイは比較的最近、2001年に中央インド洋海嶺の「かいれいフィールド」と呼ばれる深度約2,400mの熱水噴出孔で発見されました。

この巻貝は地球上で唯一、骨格の構成成分として硫化鉄を利用する生き物で、外殻は鉄の層でおおわれ、柔らかい足は硫化鉄でできた鎧のようなウロコを持っており、外敵に襲われるとウロコをふたのようにして身を守ります。

足にウロコがあるため、俗称を「スケーリーフット(ウロコのある足)」といいます。鉄でできているので磁石にも反応しますが、酸素が混じっている普通の海水で飼うと、ウロコが錆びて死んでしまいます。

 

ブサかわいい深海魚と会えるおすすめ水族館3選!

引用: Pixabay

ブサかわいい深海魚を色々と紹介してきましたが、深海魚の生息環境はあまりにも特殊で、魚を飼うプロ中のプロが集まっている水族館でもなかなか長期飼育は難しいようです。

それでも深海魚の展示を頑張っている水族館はいくつもあります。その全部がおすすめといってもいいのですが、今回はそういった水族館の中でも特におすすめしたい水族館を3つ紹介しようと思います。

 

1.沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム

引用: Pixabay

深海魚の宝庫、駿河湾に面した静岡県沼津市。ここには民営ながら深海魚・深海生物に特化したブサかわいい深海魚に会えるおすすめ水族館があります。そのおすすめポイントを見ていきましょう。

おすすめ水族館なわけその1:この水族館は深海魚・深海生物をテーマにした世界初の水族館です。

おすすめ水族館なわけその2:駿河湾は最深部2,500mにも及ぶ日本一深い湾で、その立地を生かしてスタッフが地元の漁師の船に乗り込み、捕獲された生物をすぐに輸送・展示することができます。そのため、常に新しい生物と出会うことができる水族館です。

おすすめ水族館なわけその3:シーラカンスミュージアムという名前もついているように、世界で唯一シーラカンスの冷凍標本を展示している水族館でもあります。開館に際し、冷凍2体、剥製3体のシーラカンスを購入したそうです。

おすすめ水族館なわけその4:「BLUE JELLY」というミュージアムショップがとても充実しています。様々な、ブサかわいい魅力を強調したぬいぐるみやキャップ、おさかな靴下、ここにしかないアイデアとブサかわいい深海魚愛にあふれたグッズが目白押しです。

おすすめ水族館なわけその5:周囲に深海魚グルメを味わうことのできる飲食店があります。

おすすめ水族館なわけその6:2011年12月オープン、デザイン性も高く、きれいでおしゃれな建物です。

おすすめ水族館なわけその7:展示スタイルが非常によく工夫されています。

 

2.新江ノ島水族館

引用: Pixabay

江の島にもブサかわいい深海魚に会える水族館があります。

「新江ノ島水族館」は、1954年に開館した「江ノ島水族館」の後を継ぎ、2004年に新たに「新江ノ島水族館」と名称を変更して開館し直しました。そのおすすめポイントを見ていきましょう。

おすすめ水族館なわけその1:深海に特化したエリアがあります。

おすすめ水族館なわけその2:JAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)と協力して、日本初となる深海生物の長期飼育の共同研究を実施しており、研究の最前線を見ることができます。

おすすめ水族館なわけその3:タカアシガニ、ダイオウグソクムシの生体を見ることができます。

おすすめ水族館なわけその4:ラブカやミツクリザメの貴重な標本があり、ダイオウグソクムシの実物大模型に触ることもできます。

おすすめ水族館なわけその5:日本初の有人潜水調査船日本初の有人潜水調査船「しんかい2000」及びその操作練習用のコックピットが常設展示されています。

おすすめ水族館なわけその6:小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」徒歩3分とアクセスが良く、海獣類のショーやタッチプール、ワークショップなど多彩な楽しみ方ができます。

 

3.京急油壺マリンパーク

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京急油壺マリンパークは神奈川県三浦市にある水族館です。深海魚に特化した水族館というわけではありませんが、やはりここならではのおすすめポイントがあります。

おすすめ水族館なわけその1:何といってもここではメガマウスシャークの剥製を見ることができるのがおすすめポイントでしょう。全長5.7m、体重1.2tの巨大な口をもつ古代ザメは、一見の価値ありです。

おすすめ水族館なわけその2:ダイオウイカの剥製も見ることができます。

おすすめ水族館なわけその3:ミツクリザメ、ラブカの剥製も見ることができます。

おすすめ水族館なわけその4:周辺の相模湾に生息する深海魚・深海生物を見ることができます。

おすすめ水族館なわけその5:深海魚とは全く関係ありませんが、日本でも数少ないペット同伴OKの水族館です。イベントやショーなども、充実しています。

 

ブサかわいい深海魚で癒されよう!

引用: Pixabay

ここまでいろいろなブサかわいい深海魚やおすすめの水族館などを紹介してきましたが、まだまだ思いつくブサかわいい深海魚・深海生物は色々あります。

おすすめの水族館もまだまだあるのですが、やはり深海魚特有の飼育の難しさもあるので、行ってみないとわからないところもあります。

深海は宇宙より謎に満ちている、という人もいますが、ブサかわいい、不思議な進化を遂げた深海魚たちの姿を見ていると、本当にそうかもしれないなと思ってしまいます。

夢と謎に満ちたおすすめの水族館で、お気に入りのブサかわいい深海魚を眺めていれば、心も癒されていくに違いありません!

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