エク哲(エクアドル哲夫)事件概要!妻のその後・現在まとめ!

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エク哲(エクアドル哲夫)とは?

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「エク哲」「エクアドル哲夫」という言葉を聞いたことがありますか?

2013年の年末、南米エクアドルで邦人旅行者が現地の強盗に襲われて命を落とす事件が起こりました。

被害者が結婚したばかりの若い夫婦だったこともあり、テレビなどではショッキングな事件として報道されましたが、ネット上ではなぜか殺害された被害者がバッシングされて話題となってしまいます。

 

エク哲(エクアドル哲夫)の生い立ち&経歴まとめ!

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「エク哲(エクアドル哲夫)」は、この事件をきっかけに誕生した言葉です。なぜ不幸な事件で殺害された被害者にもかかわらず、このような呼び名がつけられてバッシングを受けることになったのでしょうか。そこには生前のある行動が関係していました。

「エク哲(エクアドル哲夫)」について事件と現在の様子についてまとめました。

 

エリートな生い立ち


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「エク哲(エクアドル哲夫)」と呼ばれる方の本名は人見哲夫さんといいます。人見さんは1983年に埼玉県白岡市で生まれました。

父親の仕事の関係で海外滞在の経験があ、英語の得意な帰国子女だったようです。いわゆるエリーと言えるでしょう。また学歴も優秀で、早稲田大学商学部に入学しています。

 

リア充な就職と結婚


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早稲田大学卒業後は有名企業リクルートの関連会社で、営業として勤務していました。東京本社を経て地方支社に転勤となり、石川県金沢市に移り住んだようです。

後の妻となる真梨子さんは石川県金沢市の出身で、同じ会社に勤めていた人見哲夫さんと知り合って結婚をします。社内結婚だったようです。

仕事も順調で美人の奥様と結婚し順風満帆なリア充人生を送っていたのでしょう。2人は12月に周囲に祝福されて結婚式を挙げ、年末に新婚旅行へと旅立ちます。

 

エク哲(エクアドル哲夫)事件まとめ!

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エク哲事件の詳細を見ていきましょう。

 

事件はエクアドルで発生

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引用: Pixabay

人見哲夫さんは真梨子さんと結婚し、新婚旅行へ向かいました。

ところがその途中で事件に巻き込まれます。事件発生地は南アメリカ西部に位置するエクアドルで、赤道の通っている国です。「エクアドル哲夫」と呼ばれるようになった理由は、事件がエクアドルで起きたからです。

なぜ2人がエクアドルにいたかというと、本来の新婚旅行の目的地は世界自然遺産第一号に登録されたガラパゴス諸島で、エクアドルからガラパゴス諸島行きの直行便が発着するために降り立っていたのではと見られています。

南米は治安が悪く昼間でも犯罪が珍しくないと有名ですが、事件の起きたエクアドル最大の都市グアヤキルは、同国でいちばん犯罪の多い都市だそうです。

2013年12月28日、事件は起こりました。「エク哲(エクアドル哲夫)」こと人見哲夫さんと真梨子さん夫婦は夕食に出かけるためホテルのタクシーに乗ろうとするのですが、運転手と乗車料金で交渉決裂したためにそのタクシーに乗るのをやめ、通りで流しのタクシーを拾って外出します。

そして帰りも行きと同じように流しのタクシーを拾ってホテルに戻ろうとします。そのタクシーに乗っている途中で事件に遭遇しました。2人の乗っていたタクシーの後ろを強盗グループが車でつけていて、そしてその強盗たちに襲撃されてしまいます。

不幸にも、「エク哲(エクアドル哲夫)」こと人見哲夫さんは車内で銃撃を受けてその場で死亡し、真梨子さんはお腹と足を打たれ、命に別状はなかったものの重傷を負います。

住民が通りに放り出された2人に気づいて通報しましたが、犯人たちは既に立ち去った後で、2人は現金も含め所持品はすべて奪われていました。帰りのタクシーに乗ってから発見されるまで30分程だったそうでかなり短時間での犯行だったということがわかります。

当時現地では、旅行者を標的に一時的に拉致して金品を奪ったり、ATMで現金を引き出させる「特急(短時間)誘拐」と呼ばれる犯罪が多発していました。この事件もその一つとされています。そして乗車からあまりに短時間での犯行に、運転手も関与していた可能性が指摘されていました。

 

なぜ最悪な結果に?

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たまたま旅行に訪れていた一般人が犯罪に合うとはなんとも痛ましい事件ですが、実はやや不可解な部分もあるようです。

「特急誘拐」は金銭が目的でしかも非常に短時間で行われる犯行のため、ターゲットを殺害することは少ないとされます。つまり人見哲夫さんが殺害されたのは同様の犯行の中でも最悪な結果だったことがわかります。殺害に至った理由ははっきりとは報道されていませんが、一部では以下のような噂もあるようです。

ひとつは、ホテルタクシーを断っていたことです。2人は事件に合ったタクシーに乗るまでに3台のタクシーを見送っていたと言われています。1台目はホテルタクシーでしたが迎車チャージ支払いの必要があり乗車をやめています。

その後は2回流しのタクシーをひろいますが、どちらも料金交渉で決裂し、乗車をやめたようです。最後に3台目の流しのタクシーを拾いホテルまでの料金交渉が成立して乗り込みましたが、犯罪に巻き込まれる結果になりました。

その3台目のタクシーには通常付いているはずの防犯装置がなかったそうです。もうひとつは犯人の要求に抵抗したのではないか、という説です。一部の報道ではクレジットカードの暗証番号の確認で揉めたためにトラブルとなったと見られていて、金銭をすぐに渡さなかったことが最悪な結果につながったのではと言われています。

クレジットカードの暗証番号の開示などをめぐり、犯人グループが脅迫を重ねた上、いら立ちを深め銃撃に至った可能性があることが6日、捜査関係者の話で分かりました。
http://news.line.me/issue/9257d538/1abcfab8ee4c

最後は言葉の問題です。

エクアドルは公用語にスペイン語が使われていますが、スペイン語で「マリコ」は「オカマ(Maricón)」という意味なのだそうです。もしも人見哲夫さんが妻に対し「ノー、真梨子!」と言ったとしたら、強盗たちには「やめろ、オカマ野郎!」と聞こえてしまい逆上させたのでは?と推測されています。

このように、最悪な結果に至ったまでにはいろいろな原因が重なった可能性が考えられていますが、はっきりとした原因は不明です。その後、エクアドル側は懸賞金をかけて目撃情報を呼びかけました。

2015年に犯人とされるエクアドル人の男が逮捕されて裁判で禁錮35年の判決が下されたそうです。

 

「エク哲」と呼ばれるようになった理由

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引用: Pixabay

「エク哲(エクアドル哲夫)」という言葉が生まれたのは、この事件が日本で報道された後です。

実は人見哲夫さんは、生前にTwitterで2,000ツイートもの発言をしていました。 そのツイートは自分がエリートである自信からか、強気で上から目線な、いわゆる意識高い系の発言でした。

それがツイートを見たネットユーザーたちの反感を買い、事件の被害の深刻さに反して、「エクアドル哲夫」「エク哲」という呼び名がつけられイジられてしまう結果になったのです。

「エク哲(エクアドル哲夫)」人見哲夫さんのツイートはネット上で「エク哲学」「名言」と呼ばれるほど印象に残るものでかなり反響を呼んだようです。それではどのような発言だったのか見ていきましょう。

「常識を疑え」

「エク哲学」名言として有名なフレーズの一つです。

「エク哲(エクアドル哲夫)」こと人見哲夫さんはTwitterで、以下のようなツイートをしていました。

ご自分の海外体験と英語レベルへの自信からの発言なのでしょう。結婚式の神父についての意見を述べた後、自分の英語レベルに言及します。最後の締めのセリフが印象的で、このような独特さが「哲学」と呼ばれる理由と思われます。

「目的意識がなければ海外に行くな」

若い頃から留学経験があり、海外慣れしていたと見られる「エク哲(エクアドル哲夫)」人見哲夫さんですが、Twitterでも過去いろいろな国に行ったことをツイートしていました。

海外経験の少ない人や帰国子女ではない人から見ると、海外経験の豊富さは羨ましいものです。単純にそれだけの話ならよかったのでしょうが、やはりやや自慢気味にも聞こえかねないのと、人に対して強気で断定的な持論を述べる姿勢が疎まれてしまったのかもしれません。

エジプトから帰国した際にも

「ほんと最高でした」「ただインド同様、うまいことウソついて金多く取ろうとする人が多い」「 でもそこはおれ海外百戦錬だから大丈夫〜^_^」

などともツイートしていたようで、ここでもかなり海外慣れしている自信が垣間見られます。

また海外の話の他にも、訪れた飲食店へのクレームやバイト先の話題などもツイートしており、日常的にSNSを使って発言をしていたようです。

「動くと撃つぞ!」

このツイートは「エク哲(エクアドル哲夫)」人見哲夫さんが事件に合う以前にされたものです。

よく『動くな、動くと撃つぞ!』みたいなシーンってあるけど疑問!おれなら取りあえずちょっと打つけどな〜足とか。そうすれば相手はビビるし、形勢逆転されても大丈夫なのに!

ですので直接事件とは関わりがないのですが、後の銃撃事件を彷彿させるような内容だったため、ネットでは後日「事件の伏線にも思える」と話題になったようです。

このように「エク哲(エクアドル哲夫)」人見哲夫さんは、Twitterで強気な意識高い系のツイートを繰り返していました。現在は Twitterアカウントは凍結されてしまったため実際のツイートを見ることはできないのですが、過去の発言は「エク哲学」「名言」としてネット上で半ば伝説のように繰り返し取り上げられています。

また、サッカーでエクアドル戦が行われる時には「エク哲」専用の実況スレが立ち、「エク哲」語録を使用して実況がされるなど、今も強くネット上で印象に残り続けていることがわかります。

プリケツ大往生

この言葉も「エク哲(エクアドル哲夫)」と関連の深いワードです。

「エク哲(エクアドル哲夫)」こと人見哲生さんの死亡時の写真として公開された画像が、ズボンが下がってお尻が少し見えているものでした。おそらく亡くなった後に道に横たわっていた人見さんを警察官が引っ張っていったところズボンがずれてしまったと見られています。

そのため、不幸にもカメラにおさめられた際にお尻が少し出ている姿で写っていたのです。それを見たネット上の誰かが「プリケツ大往生」と表現しました。「プリケツ」はプリプリとしたお尻のこと、「大往生」は安らかに亡くなることや立派な死に方を意味します。

するとあっという間にそのワードはネット上で広まり、「エク哲(エクアドル哲夫)」は「常識を疑」い「プリケツ大往生」したとされるようになったのです。

お笑いのネタにも?

「エク哲(エクアドル哲夫)」人見哲生さんご本人のTwitterの発言も印象強いものですが、ネット上で匿名の誰かがつけられたワードもことごとく記憶に残りやすいパワーワードでした。そのためにネット上で異様な盛り上がりを見せ、某掲示板にはお笑いネタとしてのコピペも投稿されました。

そのコピペは、お笑いコンビ「笑い飯」の西田幸治と哲夫が交互に事件の強盗犯役になり、「笑い飯」得意のスピード感のあるノリツッコミを繰り返している内容です。

エクアドル哲生「あないな、なめられるからあかんのや。ワイが撃退法見せたるからお前強盗役やれや」
エクアドル西田「やい!金を出せ!」
エクアドル哲生「学び、常識を疑え~考えないと脳は腐るんやで~」
エクアドル西田「うわ!なんやこいつ気持ち悪いわ!パンパンパン!」
エクアドル哲生「う、やられたー(ケツペローン」
エクアドル西田「なんや結局死んどるやないか!お前ケツ出したいだけちゃうんか!もういい代われ!お前強盗役やれや!」
エクアドル哲生「やい金を出せ!」
エクアドル西田「常識を疑え~(ケツペローン」
エクアドル哲生「ケツー!お前もケツ出したいだけやないか!もういい代われ!」
エクアドル西田「やいケツを出せ!」
エクアドル哲生「もう目的がケツになっとるやないか!」

このネタは笑い飯のお二人が作ったものではなく、匿名の誰かがあげたものと見られています。

それにしても、被害者が亡くなっていることを考えるとあまりにブラックな笑いで不謹慎と思われるかもしれませんが、それほどまでに「エク哲(エクアドル哲夫)」事件は、被害の深刻さから受ける印象と、被害者の生前のSNSでの発言から受ける印象に大きなギャップがあったと言えるのではないでしょうか。

 

エク哲(エクアドル哲夫)の嫁のその後は?

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「エク哲(エクアドル哲夫)」こと人見哲生さんの妻である真梨子さんですが、その後はどうなったのでしょうか。

事件の後、重傷を負った妻・真梨子さんは現地の病院に入院しました。入院中も現地警察の事情聴取に応じたり被害状況の詳しい説明を受けるなど、体の痛みと心の負担とでとても辛さかったことと思われます。

真梨子さんは年明けに付き添いの家族と帰国しますが、空港に現れた時は車椅子に座り帽子を目深にかぶっていて、報道陣の前を無言で通り過ぎたと言います。突然強盗に襲われて怖い思いをし、目の前で夫を亡くした後ですから、とてもカメラの前で発言できるような心情ではなかったのかもしれません。

真梨子さんは後に別の人と再婚したとの噂もありますが、はっきりとした事実はわかっていません。痛ましい事件から1日も早く幸せな日々を取り戻していて欲しいと願うばかりです。

 

エク哲(エクアドル哲夫)事件から学ぶことは?

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このように、「エク哲(エクアドル哲夫)」人見哲生さんは、生前のTwitterでの発言が人に不快感を与えてしまったことで、事件の被害者にもかかわらずバッシングされて話題になってしまいました。もしこのような発言がなければ、本来もっと同情されてよい事件だったはずです。

もちろん発言したご本人に悪気はなかったことと思いますが、相手の顔が見えないネットの世界では、知らないところで誰かの感情を刺激する可能性があるということがこの事件からわかります。

誰でも見ることのできるSNSで発言した以上は誰かの目に届き、少なからず影響を与えているかもしれないと意識した方がいいように思います。自分にそのつもりがなくても、見えないところに敵を作っていたとしたらそんな悲しいことはありません。

また海外に行く際は、たとえ旅慣れていたとしても自信を持ちすぎず、危ない地域や行動は避けておいた方が安全と言えます。日本では当たり前のことでも、他の国にとっては当たり前ではなかったり、危険度がまったく異なることもあるのです。

いざという時にはとにかく身の安全と何よりも命を守ることを最優先にしなければなりません。

お金はまた稼げばいい。
思い出はまた作ればいい。
でも命は返ってきません。

それがテツオさんが尊い命を犠牲にして、
私達に教えてくれた教訓だと思います。

人見哲夫さんのご冥福をお祈りします。

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