西鉄バスジャック事件の概要!谷口誠一の経歴&現在まとめ!

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西鉄バスジャック事件とは?

「西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)」をご存知でしょうか。

西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)は、2000年5月3日に発生したバスジャック事件です。犯人・谷口誠一が未成年だったことや、テレビ中継で牛刀を振りかざす姿が映し出され、人々に衝撃を与えました。

西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)は、匿名掲示板「2ch」に犯行予告が書き込まれたことでも話題となった事件です。また、2chに書き込んだ谷口誠一のハンドルネームから、西鉄バスジャック事件は通称「ネオ麦茶事件」と呼ばれることもあります。

この記事では、西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)の概要を時系列でご紹介します。また、西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)の犯人・谷口誠一の経歴・顔写真・生い立ちなどの詳細情報のほか、2chにした書き込みや、谷口誠一が現在は社会復帰しているのか等、西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)の気になる情報を調査しました。

 

西鉄バスジャック事件の概要

引用: Pixabay

日本を震撼させた事件「西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)」。

高速バスの乗客に対し、牛刀で顔を切りつけるなど残忍な手口で負傷させたほか、死者も発生しました。西鉄バスジャック事件の、およそ15時間半におよぶ犯行内容は、どのようなものだったのでしょうか。時系列で詳しく解説します。

 

【1】西鉄バスジャック事件発生


引用: Pixabay

佐賀から福岡までは、高速バスがよく利用されています。

終点の天神までおよそ70分。ゴールデンウイークを迎えた2000年5月3日、12時56分に、佐賀市から福岡市の天神に向けて、高速バスが発車しました。天神に着く時刻は14時6分を予定していました。

出発からおよそ30分後、太宰府インターチェンジを過ぎた頃、最前列の乗客が、バスの運転手に刃渡り30cmの牛刀を突きつけました。13時35分、牛刀を持った17歳の少年・谷口誠一によるバスジャック事件『西鉄バスジャック事件』が発生しました。

西鉄バスジャック事件犯人・谷口誠一は、乗客の一人の女性に牛刀を突きつけました。車内には悲鳴が響き渡りました。そして西鉄バスジャック事件犯人・谷口誠一は「貴方達の行く先は天神じゃなく地獄です」と言い放ったと言います。

 

【2】事件発覚


引用: Pixabay

西鉄バスジャック事件が発生してから約1時間後、西鉄バスジャック事件の犯人は、乗客がトイレに行くことを許しました。このとき、バスの外に出てトイレに行った女性が通報したことで、西鉄バスジャック事件が発覚しました。

西鉄バスジャック事件の通報を受けた福岡県警は、ヘリコプターを出動させるなど緊急配備を開始しました。

西鉄バスジャック事件が発生したこの日は、折しも県内随一のお祭り『博多どんたく』が開催されていました。多くの人で賑わうお祭りを報道するため、地元テレビ局もヘリから中継を行なっていました。

西鉄バスジャック事件が起きたことをまだ知らなかった地元テレビ局ですが、15時ごろに『県警のヘリが飛んでいる』という連絡を受けたそうです。そこで地元テレビ局は、中継ヘリを使って県警のヘリコプターを追尾することになりました。当時テレビ局に勤務していた人によれば『県警のヘリコプターが何かを探すような動きをしていたのが印象的だった』と言います。

やがて『西鉄バスジャック事件が発生した』という情報がテレビ局にも入り、局内は騒然としたと言います。15時22分、博多どんたくの中継番組にニュース速報が流れました。この番組は福岡県のみのローカル放送だったので、福岡県の人だけに「西鉄バスジャック事件」が起きたことが知らされることになりました。

 

【3】牛刀で乗客を切りつける

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引用: Pixabay

トイレに行くことを口実に、バス車外に脱出した女性による通報で発覚した「西鉄バスジャック事件」。ですが、この女性は通報後、バスに戻りませんでした。

このことに腹を立てた犯人・谷口誠一は、乗客の女性に躊躇なく牛刀を振りかざしました。乗客の女性は、顔・首・手などを何度も牛刀で刺され、床に倒れてしまいました。この女性は、現在も顔に痛みや痺れを感じる後遺症を患っていると言います。

西鉄バスジャック事件が起きた高速バスは、当初の目的地だった福岡県の天神ではなく、山口県へ向かっていきました。

西鉄バスジャック事件の高速バスの窓から、一人の女性が飛び降りました。それを見た犯人・谷口誠一はまたしても腹を立て、乗客の女性を牛刀で切りつけました。

その後、西鉄バスジャック事件の犯人・谷口誠一は、携帯電話を使って自ら警察に通報。このとき通報に使われた携帯電話の番号から、谷口誠一の身元が判明しました。

16時ごろになると、全国放送で「西鉄バスジャック事件」がニュース速報で流れ、日本国民全員が事件の発生を知るところとなりました。

 

【4】牛刀で乗客を殺害

引用: Pixabay

山口県では山口県警が配備し、バスが通るのを待機していました。山口県警がバスに近づいたタイミングで、一人の男性の乗客が飛び降りて脱出しました。
バスは通過してしまいましたが、脱出した男性は西鉄バスジャック事件の車内にけが人がいることを報告しました。

犯人・谷口誠一は、「連帯責任です」と言って、一度切りつけた女性に再び牛刀を振りかざしました。この女性が絶命したことを乗客全員が察したと言います。

西鉄バスジャック事件のバスは止まることなく走り続け、広島県に入っていました。17時頃になると、テレビ各局は西鉄バスジャック事件の報道番組を開始し始め、事件の重大さがリアルタイムで伝えられることになりました。

 

【5】警察による説得を開始

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引用: Pixabay

17時24分、犯人・谷口誠一は、西鉄バスジャック事件の高速バスに乗っていた「男性客」のみをバスから降ろしました。これで、西鉄バスジャック事件の車内は女性客のみとなりました。バス車内には、小さな女の子も残されました。犯人・谷口誠一は、6歳の女の子までも人質にしたのです。

西鉄バスジャック事件の高速バスは、広島でようやく停車しました。そして犯人・谷口誠一へ向けた、広島県警による説得が始まりました。
谷口は様々な要求をし始めました。対する広島県警は交換条件を提示し、交渉を続けました。

19時21分、負傷者が開放されました。しかし、その中には既に帰らぬ人となった者も含まれていました。

21時38分、西鉄バスジャック事件の高速バスは再び動き始めました。西鉄バスジャック事件発生から8時間が経過していました。

22時ごろ、再びパーキングエリアに停車。ここで初めて、西鉄バスジャック事件の犯人・谷口誠一の顔がテレビ中継で映し出されました。30cmを超える牛刀を振りかざす姿は衝撃的なものでした。

警察は、既にバスへの突撃を準備していました。外から割ることが出来るのはバスの横の窓だけであることも把握していました。

 

【6】犯人逮捕

引用: Pixabay

犯人・谷口誠一は、お弁当や飲み物を要求し、乗客に配られました。

その後膠着状態にありましたが、夜が明け始めた頃、西鉄バスジャック事件の犯人・谷口誠一は、それまで座っていた小さな女の子の隣の席から、1列後ろの席へ移動しました。

朝5時ごろ、谷口誠一が席を移動したタイミングを見計らって警察が突入し、谷口は逮捕されました。西鉄バスジャック事件発生から15時間15分が経過していました。

 

犯人、谷口誠一の生い立ち【西鉄バスジャック事件】

西鉄バスジャック事件の犯人・谷口誠一は、どのような生い立ちの人物だったのでしょうか。

 

小学生の頃

引用: Pixabay

ごく一般的な両親の元に生まれた谷口ですが、小学生の頃の谷口を知る人によれば『成績優秀で優等生だった』といいます。

ただ、落ち着きがない、注意が削がれることがある、協調性が足りない場面がある、友人関係が狭く他者と馴染みづらい、といった性格も持っていたようで、いわゆる発達障害(ADHD)的な側面が見受けられたようです。

 

中学生の頃

引用: Pixabay

小学生の頃から勉強に問題がなかった谷口は、中学に入っても成績優秀だったようです。しかし、中学2年の頃にいじめに遭うようになり、いじめをきっかけに成績も下落していったようです。

いじめのストレスからか、谷口は家庭内暴力をふるい始めます。母親を「貴様」と呼んだり、両親を罵ったりしていたようです。

谷口が遭っていたいじめも相当なもので、いじめが原因で第一頚椎を負傷することもありました。このいじめが解決していれば、西鉄バスジャック事件のような事件は起きなかったかもしれません。

 

高校生の頃

引用: Pixabay

学校・家庭の両方で問題を抱えつつも、高校受験では佐賀県内の有名進学校に合格しました。しかし谷口は高校入学後の自己紹介時、緊張から上手く喋ることができず、同級生から笑われたことを気に病んで、入学から約1週間で不登校になってしまいました。

不登校と同時に引きこもりになってしまった谷口は、父親に命令して、京都・名古屋・神戸などへのドライブを強要していたそうです。

 

高校中退後

引用: Pixabay

不登校が続いた谷口は、高校を退学することになりました。心配した両親は、谷口にパソコンを買ってあげました。これがきっかけで谷口はインターネットの掲示板「2ch」にのめり込むようになりました。

2chの一部では、意味のない煽りあいが繰り返されていましたが、谷口も2chで昼夜問わず書き込みを繰り返していたようです。始めは「キャットキラー」というハンドルネームを使っていましたが、2chで嫌われていた谷口は、その後「ネオ麦茶」というハンドルネームに変更しています。

2chにのめり込むあまり、生活に支障をきたしていた谷口。心配した両親は、谷口がいったい何をしているのか知るため、父親が谷口をドライブに連れていき、そのスキに母親が谷口の自室を見るという計画を立てました。

この時、母親は谷口の自室から牛刀・スタンガンなどを発見しました。同時に、遺書のような犯行声明文も見つけました。

 

入院

引用: Pixabay

両親はきっと『息子が病んでいる』と思ったのでしょう。警察と精神医療センターに谷口を保護して欲しいと頼みましたが、谷口には通院歴・精神病歴などがないため断られてしまいます。

困った両親は、有名な精神科医に連絡。精神科医に警察と協力するよう取り付けてもらい、谷口は精神病院に即日入院することになりました。いわゆる「措置入院」というものです。

両親の説得ではいつもどおり暴言・暴れるなどして抵抗しましたが、警察官を見るとおとなしくパトカーに乗車。そのまま精神病院へ連れて行かれました。

しかしこの時、谷口は両親に「この恨みは忘れない」「覚えておけ」などと吐き捨てていました。

 

退院後

引用: Pixabay

精神病院では大人しく生活していたようです。とりたてて奇行などもなかったため、外泊許可が出た5月3日、谷口は自宅に一時帰宅しました。

谷口が一時帰宅した2000年5月3日、12時56分に「西鉄バスジャック事件」を起こすことになります。

一時帰宅した谷口は、近所のホームセンターで牛刀を購入。2chに「ヒヒヒヒヒヒ」と書き込みました。2chのこの書き込みは、マスコミ各社で「犯行予告」という扱いで報道され、2chがいかに無法地帯で危険な場所であるかということが毎日報道されていたのです。

しかし、この2chの書き込みが谷口のものであるという確証は、現在でもありません。当時の2ch管理人によれば『警察から情報の照会などはなかった』、『谷口が自ら「2chに書き込んだ」とも自白していない』と言います。牛刀を購入したなどとも書いていないので、犯行予告とは言えないのかもしれません。

西鉄バスジャック事件は、谷口のハンドルネームから「ネオ麦茶事件」とも呼ばれていますが、谷口が2chに書き込んだという確固たる証拠がどこにもないまま報道されていたことになります。

また、当初はいじめに遭っていた母校で無差別殺人を計画していたようですが、世の中はゴールデンウイーク中とあって、出身中学校が休校中だと知り、西鉄バスジャック事件に予定を変更したと言われています。

 

犯人、谷口誠一の経歴【西鉄バスジャック事件】

引用: Pixabay

西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)の犯人・谷口誠一は、どのような経歴の人物だったのでしょうか。

 

谷口誠一の経歴概要

引用: Pixabay

谷口誠一の経歴を簡単にまとめると、次のようなものです。

名前:谷口誠一(たにぐちせいいち)

年齢:17歳(西鉄バスジャック事件当時)

生誕:佐賀県

職業:無職(高校中退)

家族:父親、母親、妹、飼い犬

両親:父親は建設機器を扱う会社のサラリーマン、母親は公務員(保健士)

 

谷口誠一の顔

引用: Pixabay

西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)を起こした谷口誠一。西鉄バスジャック事件はテレビ各局から中継で報道されましたが、その際に谷口の顔がはっきりと映っていたことも話題となりました。

谷口の顔は、メガネを掛けた若々しい顔つきで、いかにも少年だったためです。

未成年者による犯行では、顔写真が公開されない場合も多くあります。そんな中、西鉄バスジャック事件は未成年の犯行という情報すら公表されていなかったため、谷口の顔が映った映像が日本中で中継放送されました。

その後のテレビ番組でも、谷口の顔は幾度となく放送されていますので、今でも顔を覚えているという方も多いかもしれません。

大きな特徴はない顔かもしれません。顔よりも、白い眼鏡の印象が強いですね。

 

犯人、谷口誠一の現在は?【西鉄バスジャック事件】

引用: Pixabay

西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)を起こした谷口誠一ですが、現在はどうなっているのでしょうか。社会復帰などをしているのでしょうか?

谷口誠一は、西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)に関して、強盗殺人事件などの容疑で逮捕されました。谷口には『5年以上の医療少年院送致』という保護処分が下されました。

ですので、谷口は西鉄バスジャック事件後、少年院で更生の教育を受けていたことになります。谷口を見守っていた人は、谷口が確実に更生していて、社会復帰が可能だという手応えを感じていたようです。

谷口誠一は2006年に退所。2006年以降は社会復帰をしていると思われます。社会復帰したころの谷口の年齢は22歳前後だと考えられます。社会復帰後の谷口の生活などについて、詳しい情報は得られませんでしたが、退所後は保護司のもとで社会復帰していると考えられます。

西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)でケガを負わされた女性も、インタビューで『谷口が社会復帰することが望みです』といったことを語っています。凄惨な事件を起こしてしまったことに関して、一生をかけて償ってほしいとしながらも、当時まだ未成年だった谷口には社会復帰してほしいと願っているようです。

また、社会復帰した谷口の年齢は、2019年現在35歳前後だと想定されます。

 

谷口誠一は社会復帰していた?【西鉄バスジャック事件】

引用: Pixabay

今回は、西鉄バスジャック事件(ネオ麦茶事件)についてご紹介しました。西鉄バスジャック事件の犯人・谷口誠一の生い立ちや経歴なども併せて調査しましたが、いかがだったでしょうか。

高速バスをバスジャックした上、牛刀を振りかざして抵抗できない人を切りつける…これが未成年による犯行ということは衝撃的でした。テレビ中継で犯人・谷口誠一の顔が幾度となく映し出されたことも、当時はセンセーショナルに報じられました。

西鉄バスジャック事件で逮捕後、谷口は精神鑑定を受けています。結果は『解離性障害や行為障害の症状がある』と判断され、その後は医療少年院で治療・更生の機会を与えられたのです。

決して起こってはいけない事件ですが、谷口の人生がこのようなものになってしまったきっかけは、やはり中学校で受けたいじめではないでしょうか。

また、谷口の予後が気になる方や、社会復帰をしているかが気になる方も多いかと思いますが、現在の谷口誠一は、保護司のもとで社会復帰していると考えられています。

ある被害者の女性は、谷口が顔を牛刀で切りつけた傷の後遺症で、口に後遺症と傷が残ってしまいました。しかしこの女性は、谷口の社会復帰を願っているそうです。また、少年犯罪の被害者として少年院での公演活動などを行なっているそうです。

谷口は、この女性と面会した際、深々と頭を下げて謝罪したそうです。それを見た女性が谷口に対し『今まで誰にも理解してもらえなかったんだね』『ずっと辛かったね』『罪を許したわけではないが、これからの生き方を見ているよ』と声をかけたそうです。その後、谷口は女性に感謝の気持ちを綴った手紙を送ったと言います。

西鉄バスジャック事件の犯人・谷口誠一が、少年院退所後に社会復帰してから、再犯を犯したという情報は未だありません。このことが、西鉄バスジャック事件を心から反省し、社会復帰している証拠なのかもしれません。

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