電波ジャック事件10選!日本・海外の電波事件の真相【2019年最新】

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電波ジャックとは?

引用: Pixabay

みなさん、「電波ジャック」という言葉を聞いたことがありますか?

その言葉からなんとなく、ハイジャックのように、電波ジャックとは電波を盗むのではないかと予想できますよね。その通りです。

電波ジャックとは日本独自の呼び方で、海外ではBroadcast piratingやBroadcast signal intrusionと呼ばれます。

 

実際にあった電波ジャック事件を紹介!

引用: Pixabay

電波ジャックは電波を盗むというイメージがつかめていると思いますが、具体的にイメージしづらいですよね。そこでまずは具体的な事例を紹介したいと思います。

電波ジャックは実は海外だけのものではなく、日本にも過去に存在したことをご存知ですか?今回は2019年現在までに起こった、日本の電波ジャック2件と海外の電波ジャック8件を紹介していきます。

 

電波ジャック事件10選①【2019年最新】

 

【1】日本で過去最大級の電波ジャック


引用: Pixabay

まずは日本の電波ジャック事件から紹介します。

最初は1987年1月17日のテレビに関する電波ジャックの事件です。NHKの「NHKニュース」という番組の午後0時から約15分間、電波ジャックされました。テレビの映像はニュースのままで音声のみが電波ジャックの被害にあいました。

この電波ジャックでは水本事件についての真相について主張するもので新宿区、中野区、練馬区、渋谷区など、東京都を中心に発生しました。水本事件とは革マル派の活動家である水本潔氏が変死体で発見された事件のことで、革マル派とは日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派のことで左翼系の団体です。

この事件の犯人は「国際人民連帯委員会」が実施したもので、この国際人民連帯委員会とは革マル派とは無関係であるという声明が当日中に革マル派から発表されました。ちなみにNHKには苦情が100件ほどきたそうです。

この事件は非常に政治色が強く、日本の電波ジャック史でも最大級の事件でした。

 

【2】大河ドラマでハイジャック


引用: Pixabay

続いて日本の電波ジャック事件についてです。先ほどのNHKニュース内での電波ジャック事件から9年後にあたる1987年4月5日に起きた電波ジャック事件です。

今回の電波ジャック事件もNHKで、当時の大河ドラマ『独眼竜政宗』の放送中に電波ジャック事件は起こりました。杉並区を中心に東京で起きた電波ジャック事件でしたが、規模は比較的小さいものとなりました。時間も4分半と短かったものの、大河ドラマということで多くの人が見ていました。

女性の声で「中核派は人殺し集団であり、東京都議会議員補欠選挙に立候補している長谷川英憲には投票するな」と演説する内容の電波ジャックが起こり、NHKには80件ほどの苦情が寄せられました。

長谷川英憲さんは2019年現在、引退してしまいましたが、東京都議会議員の経験もあり、ご存知の方も多いでしょう。

この電波ジャックも政治色の強い事件でした。また、大河ドラマ中の電波ジャックということでお茶の間に放送されたということが2019年に生きる私たちからすると驚きですよね。

 

【3】マックス・ヘッドルーム事件

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ここからは日本ではなく、海外の電波ジャック事件について紹介していきます。

まず紹介するのはマックス・ヘッドルーム事件です。この記事を見ているような、電波ジャックに興味のある方は聞いたことがあるかもしれません。この事件は日本や海外の電波ジャック事件の中で2019年現在最も有名な電波ジャック事件とも言えるでしょう。

1987年11月22日にアメリカのイリノイ州で事件は起こりました。この事件は午後9時過ぎにシカゴ9chのニュース番組「The Nine O’Clock News」放送中に起こりました。そして当日11時過ぎにはシカゴ11chで同じような映像が流されました。

両方の電波ジャック事件ともに、マックスヘッドルームというキャラクターをモチーフにした仮面を被った男が登場し、意味不明の言葉を喋りつづけるという映像が流されました。また、謎の女性が登場して下品な映像も流れました。女性の登場シーンは編集されており、生放送ではなかったことだけ確認されています。

しかし、この電波ジャック事件の犯人は2019年になっても判明されていないため、その動機などは闇に包まれたままです。

 

【4】ポーランドの連帯も電波ジャックを

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続いても海外の事件で、ポーランドで起きた電波ジャック事件です。時は1985年9月、冷戦がまだ終わっていない時代です。

トルン大学の天文学者ら4人によってなされた電波ジャックですが、なんとパソコンと自分たちで作った放送機材だけで電波ジャックをしてしまったんです。それもポーランドの国営テレビ放送を乗っ取ってしまいました。この電波ジャックで犯人らは①値上げなど、国に対する不満②選挙をボイコットすることの二つを主張しました。

しかし、この学者らは当局に見つかることとなってしまいます。天文学の功績を考慮した結果、それぞれ100ドルの罰金と執行猶予で済まされました。ただ、当時のポーランドの平均月収は20ドル未満だったことを考えると重刑でした。

この事件をきっかけにポーランドをはじめとして海外でも民主化運動へとつながりました。

 

【5】キャプテン・ミッドナイト事件

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引用: Pixabay

今回も海外の事件で、アメリカにおいて発生しました。1986年、アメリカのケーブルテレビで映画の放送中に電波ジャックが起きます。具体的には、テレビ局に対する不満が書かれたメッセージが数分間表示されていました。

犯人逮捕に至った経緯は電波の特定ではなく、友人を名乗る者からの匿名通報でした。電波ジャックを行うような犯人でもアナログ的な経緯で捕まってしまうんですね。

 

電波ジャック事件10選②【2019年最新】

 

【6】2006年に起こった電波ジャック事件

引用: Pixabay

電波ジャックできるなんて昔のことだと思いがちですよね。しかし、2019年からわずか13年前にも海外で電波ジャック事件は起こっていたのです。

2006年7月にこの電波ジャック事件が起こりましたが、実はこの犯人、イスラル軍だったのです。2019年の日本に生きる私たちにとって軍隊が電波ジャックするなんて信じがたいですが、実際に起こっているのです。

イスラエル軍がレバノンに侵攻する際に、レバノンの非国家軍事組織であるヒズボラの期間衛生局の周波数を電波ジャックしました。電波ジャックしたのちにヒズボラを批判する、いわゆるプロパガンダを流し続けました。

この電波ジャックは個人がいたずらや政治的主張を唱えるための電波ジャックとは違い、国の戦術という点で異例な電波ジャック事件です。

 

【7】チェコの電波ジャック

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2016年の電波ジャックで驚くのはまだ早いです。なんとその翌年、つまり2019年から12年前の2007年にも電波ジャック事件は起きています。今回も日本ではなく海外で、チェコで起こりました。

2017年6月17日にこの電波ジャック事件は起きました。チェコの国営放送局であるチェコ・テレビというテレビ局が自然の風景を撮影した映像を流していたところ、突然画面を真っ白い選考が襲いました。そして、日本に落とされたような核爆弾のキノコ雲が映し出されました。この映像は、チェコに核が落とされたようにも見える映像で街は一瞬にしてパニックに陥りました。

この電波ジャックの犯人はチェコ国内を中心に海外で活動するゲリラアーティスト集団でした。CGを自然の風景の映像に織り交ぜるという非常に高度な電波ジャックを行いました。

表現の自由としてその芸術性をアーティスト集団は主張しましたが、度が過ぎていたり、公の自由を侵害しているとして摘発されることとなりました。その後、実行判決が下されます。

この電波ジャックは政治的な主張でもなく、いたずらでもなく芸術のための電波ジャックでした。芸術や表現の自由と電波ジャックの折り合いは非常に難しく、日本でも判例があまりないため、実際に起こった場合どうすべきなのか考えておく必要があります。

 

【8】天安門事件も電波ジャックに!?

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2014年ということなので2019年のわずか5年前の出来事です。8月1日の夜中に中国の温州市のケーブルテレビが電波ジャックされた事件です。

1989年の天安門事件を知っている方も多いと思いますが、その天安門事件の映像や、投獄されている民主化活動家らの釈放を求める映像、中国共産党や中華人民共和国を批判する映像が数十分の間、流れ続けました。

この事件のわずか5日後、警察当局は40歳のシステムエンジニアの身柄を拘束しました。ちなみにそのシステムエンジニアのその後は調べてもわかりませんが、無事だと良いですね。

 

【9】原因不明の電波ジャック事件??

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次は海外の原因不明の電波ジャック事件を紹介していきます。今回の現場はオーストラリアのテレビドラマで起こりました。

ドラマの放送中にアメリカ人のようなアクセントで発音された謎の英語が数分間流れました。テレビ局側はこの事件について放送事故と主張しているものの、実際にはドラマと関連のない内容でした。

また、一部の研究者はイラク戦争の際のニュース映像の音声が流れていたのではないかという声もある。これは電波ジャックなのか未だ不明であるが、放送事故ならその事故に至る経緯が不明すぎるので電波ジャックである可能性が高いです。

【10】でっち上げ?電波ジャック?

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電波ジャックなのか疑問が残る事件ですが、インターネットの世界で、日本ではあまり知られていませんが、海外を中心に有名なので取り上げます。

この電波ジャックはワイオミング事件と呼ばれています。これはワイオミング州から名前が来ていて、テレビ放送の間にいきなりノイズが発生し、モノクロの映像が数分間続きました。その映像は333-333-333 We Present A SPECIAL PRESENTATIONという文字が表示され、不気味な音楽も流されました。

この事件は知名度こそあれ、いつ起こったのかわからず、インターネット上で有名になったことからも、本当に電波ジャックだったのかは2019年現在、よく分からないままです。

 

なぜ電波ジャックされるの?

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2019年時点で有名な日本と海外の電波ジャックについて紹介してきましたが、なぜ電波ジャックが起こるのか考えたことはありますか?

もちろん、その事件の犯人ごとに電波ジャックを行う理由はあると思います。しかし、全てに共通しているのは公共性が高いから電波ジャックを行うということではないでしょうか。

まず、政治的な電波ジャックについて解説します。電波ジャックを行なっている犯人はどのような方が多しでしょうか?

基本的に個人ですよね。個人が多数の国民に対して政治的な主張を届けるのには限界があります。例えば、街頭演説なんかを行なったとしても数十人からできて数百人ですよね。それに主張の内容が過激だと、テレビ局もコンプライアンスを意識してなかなか放送することができません。

そこで電波ジャックの出番となるわけです。電波ジャックをすることでコンプライアンスなど意識せずとも勝手に自分たちの主張を大多数の人間に届けることができるわけです。電波ジャックそのものだけでなく、新聞や他のテレビ局やラジオが取り上げることで二次的な主張の広がりも期待することができるわけです。

イメージしづらい方はテロをイメージしてみてください。国家や権力に対する不満があってテロを起こしますよね。しかし、テロを起こすか人は考えを持っていても多くの人には主張できないわけです。そこでテロ行為をすることで国家や権力に対して訴えることができるわけです。これが電波ジャックを行うことに似ているわけです。そしてこのテロは海外にも報道されたりするので、国家や権力以外にも広くその主張は伝わります。これが二次的な主張の広がりというわけです。

要するに政治的な主張を唱えたいがために電波ジャックは起きるわけです。

次にいたずらや芸術性が理由の電波ジャックを見ていきましょう。これは日本ではあまりなく、海外の事件でよく見られます。

いたずらや芸術の手段として電波ジャックがなされるのはその公共性からです。犯人にとって、いたずらや芸術作品を創ることはそもそもの目的からずれていますよね。

本来の目的はそれを多くの人に知ってもらうことにあるわけです。いたずらをして誰にも見られなかったら悲しいですし、芸術作品を作ったところでそれが評価されて誰の目にもとまらなかったらいきていけません。

このように、電波ジャックを行う理由はその公共性の高さにあります。公共性が高くなかったら注目されないのでテレビが標的になることが多いわけなのですね。

 

電波ジャック事件まとめ!

引用: Pixabay

今回は2019年現在における過去の日本や海外の様々な電波ジャック事件を紹介しました。

日本は完全地デジ化されているので電波ジャックされる可能性はかなり低いです。しかし海外に行ったら電波ジャックが起きた!なんてことにもなるかもしれません。

電波ジャックが起きても焦らず別の番組を探すなど、もし起きたらどうするかだけでも一度考えて見ましょう!

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