センチネル族とは?宣教師殺害した外部接触禁止の民族の特徴は? | ToraTora[トラトラ] – Part 2

なお、ネット検索でセンチネル族として出てくる下記の写真は、みな違う①同じアンダマン諸島のジャラワ族②③アマゾンのヤノマミ族の一部族④センチネル族他に矢を射られた飛行機というキャプションがつくことがあるが実はアート作品 pic.twitter.com/pgxieUc2Uv

— トリウマ (@gekkou583) November 21, 2018

「外の人間の接触・侵入を決して許さない島」「近付こうとする人間はとにかく攻撃、殺害さえも厭わない民族」こんな恐ろしい島、そして民族が存在しているということを皆さんご存知だったでしょうか?

それがインドにある北センチネル島といわれる島です。そしてそこに太古から存在し続けていると言われているのが、センチネル族と呼ばれる民族になるのです。

「近付いたら殺されるなんてまさか…」「本当は脅されるだけなのでは?」と思う人ももしかしたらいるでしょう。しかしこれは大袈裟な話ではなく、全て真実です。

実際、過去にはこのセンチネル族によって殺害された人達が何人もいます。センチネル族が人を攻撃する様子を映した証拠の動画もありますし…昨年2018年には布教目的で島を訪れた宣教師が殺されたというショッキングな事件も起き、世界中で大きな話題にもなったんです。

なので昔から誰も迂闊にこの北センチネル島、そしてセンチネル族には近付くことができない状態になっているのです。現在はインド政府によって北センチネル島・センチネル族に近付いてはいけないという法律もきちんと定められているんですよ。

そこで今回はこの記事でもそんな恐ろしい民族・センチネル族に注目をして、その正体について解き明かしていきたいと思います。

彼らが生活している北センチネル島の場所や、センチネル族の特徴・歴史。宣教師を殺害した事件の概要など…今の時点で分かっている様々な情報をまとめさせていただきます。

センチネル族がいるインド北センチネル島の場所は?

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引用: Pixabay

センチネル族が生活をしている北センチネル島は、インド領・ベルガン湾内のアンダマン諸島という所に位置しています。

インド領にはなっていますが、位置的にはミャンマーの南部にあるので東南アジアにもかなり近い位置とも言えます。気候も他の東南アジアの国同様、温暖であるとされているんです。

ちなみに北センチネル島は外部の接触・侵入を許さない島ではありますが…島の形や大体の全体像くらいでしたらGoogle Earthで確認することもできます。

Google Earthで見た様子だと、北センチネル島の形はほぼ四角という感じ。島内はほとんどジャングルに囲まれているという感じで、建造物や文化を感じさせるものもまったくありません。

ですのでもし本当にこのインド北センチネル島にセンチネル族が存在していて生活しているとしても、やはり発展した生活を送っているというわけではないようですね。

近年はドローンを使って北センチネル島の様子を調べようという案も出たりしているのですが、ドローンで近付くことさえも危険である可能性があるとされているので…残念ながらまだ実行には至っていないんです。

センチネル族の歴史は?

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引用: Pixabay

では、そんなインド北センチネル島でセンチネル族はいつから存在するようになったのか?

これまでどんなことをしてきたのか?一体何をしてここまで恐ろしい民族と言われるようになっていったのでしょうか?

続いてはそういったセンチネル族の様々な歴史について見ていきたいと思います。

【01】センチネル族はいつから存在していた?

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引用: Pixabay

まず、センチネル族がいつから存在しインド北センチネル島で生活をしていたのか、という話ですが…実はこれについては明確な情報は分かっていません。

というのも、冒頭でもお話したように…北センチネル島そしてセンチネル族は昔からとても危険とされていて、外部の人間は誰も迂闊に近付くことができない状態になっていたので

詳しい情報を集めることもこれまでなかなかできずにいて、いつから存在していたのかという情報も当然分からずじまいになってしまっているんですね。

ただ実は、北センチネル島には過去日本とイギリスによって占領されそうになったという歴史があり、その時にセンチネル族も捕虜にされそうになったという話があるのです。

1942年に日本が、1945年にイギリスがアンダマン諸島とニコバル諸島を占領したのですが、その時に北センチネル島も占領されそうになり当時島に住んでいたセンチネル族も捕虜にされそうになった、という風に言われているんですね。結局占領されることも捕虜になることもなく終わったようですが…

なので少なくとも1942年の時点ではもうセンチネル族は既に存在していた、という風に考えられているのです。元々かなり太古から存在していた民族とも言われていましたしね。

【02】政府が接触を図ったのは1970年代からだった

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北センチネル島とセンチネル族の起源についてはそうした曖昧な情報しか分からず、1942年・1945年に日本とイギリスが彼らときちんと接触したかどうかも残念ながら分かっていません。では…存在が確認ができるようになり、接触するようになったのはいつ頃だったのか?

それについてのハッキリとした情報が残されているのは実は1970年頃からになっています。

1970年頃から北センチネル島にセンチネル族という民族が存在しているということがしっかりと確認できるようになり、インド政府も彼らとの接触を図ろうと様々な行動を起こすようになっていったとされているのです。

そこからセンチネル族の攻撃的な態度も度々確認できるようになっていき……彼らがとても危険な民族だということが分かるようになっていったというわけなのです。

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引用: Pixabay

では1970年以降、インド政府はどのようにして接触をしていったのでしょうか?そしてセンチネル族はインド政府に対して一体どんな行動を見せるようになっていったのでしょう?

その最初の歴史は1970年代。インド政府がセンチネル族の存在を確認し、接触を図ってみようと行動を起こしたのが始まりでした。まだどんな民族かまるで分かっていなかったインド政府は危険がある可能性を考え、いきなり直接接触しようとはせず、まず豚2匹と人形1体を試しに島の浜辺に置いてみたのです。

するとセンチネル族はその豚と人形をなんと槍で刺し土に埋めてしまったのです。これがどんな意味を持つ行動だったのか…インド政府に対する警告のつもりだったのか、そこのところはハッキリとは分かりませんでした。

しかしやはりあまり良い意味の行動とは思えず、これでインド政府も「危険な民族の可能性がある」と判断し少々警戒するようになったのです。そしてこの後しばらくは北センチネル島に定期的に食料などの物資を届け、遠方から彼らの行動を観察するようになっていったんですね。

届けるとセンチネル族もとりあえず危険な行動を見せることはなく、素直に物資を受け取る様子を見せていたようです。

【04】2004年には攻撃的な態度を見せるように

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引用: Pixabay

そうしてインド政府はその後もしばらく物資を送り続け、様子を観察。お話したようにセンチネル族もとりあえず物資を受け取っていて危険な行動を見せる様子もなかったので、一応接触は上手くいっているという風に考えられるようにもなりました。

1991年にはセンチネル族が武器を持たずに海岸で「来て来て」と手招きをしているという、友好的な態度をとっている姿も見ることができたのです。ですので段々と政府に対し心を開いてきてくれたのかと思われるようになったのですが…

しかし2004年、その考えは覆られるようになってしまいます。この頃、センチネル族がインド政府に対して突然攻撃的な態度を見せてきたからです。

それは2004年、スマトラ沖地震が発生した際にインド政府が様子を確認しようと、北センチネル島付近にヘリコプターで近付いた時のことでした。

この時センチネル族は近付いてきたヘリコプターに対しなんと弓矢で攻撃をしてきて、「島に近付くな」という威嚇するような態度を見せてきたのです。しかも様子を窺うということはなく、ヘリコプターを見るやいなや一気に攻撃してくるような様子だったとのことです。

この彼らの行動にインド政府は衝撃を受けました。もちろん外部からいきなりヘリコプターで近付いたことで驚かせてしまったというのもあったのかもしれませんが…こんな激しい攻撃を受けるとは想定もしていなかったからです。

そしてこの出来事を機にインド政府はセンチネル族の危険性を考えるようになり、また警戒も強めるようになっていきました。この後は物資を送ることもやめ、迂闊に近付くこともしようとはしませんでした。

もちろん向こうから友好的な態度が見られることもその後はありませんでした。それどころかこの後センチネル族はさらなる恐ろしい行動を起こすようになっていき…インド政府もより恐怖を感じることとなっていったのです。

【05】ついに殺害事件が発生するように

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さらなる恐ろしい行動……それは北センチネル島に近付いた人間を殺害するというものでした。

冒頭でもお話しましたが…この後センチネル族は単なる威嚇などではなく、とうとう外部の人間を殺害するという事件まで起こすようになってしまったのです。それも1人とかではなく、複数人を……

これによりインド政府や他の国々もセンチネル族がいかに危険で恐ろしい民族かを確信するようになっていったのです。そして現在のように、迂闊に近付いてはいけない存在という風に考えるようになっていったんですね。

ちなみにその殺害事件ですが…最初の事件は2006年、インドの密猟者2人が殺害されるというものでした。

この時このインド人2人はカニの密猟をしていて、その後ボートごと漂流してしまい、たまたま近くにあった北センチネル島へ流れついてしまったのですが。センチネル族はこの2人を発見すると2004年の時同様、一気に矢を放ち攻撃。その矢が当たり、2人は殺されることとなってしまったのです。

しかも…この後インド政府は2人の遺体を捜索・回収しようとヘリコプターで島に近付いたのですが、センチネル族はその際も弓矢や投げ槍で激しい攻撃をしてきたのです。そのせいで結局2人の遺体は回収できず。悲しいことに放置されるままとなってしまったのです。

そしてもちろんこの事件も解決されることはなく…そのまま放置されることとなってしまったんですね。

センチネル族の宣教師殺害事件とは?

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こうしてついに殺害事件まで起こしてしまい、インド政府や外部から危険な存在だと恐れられるようになっていった北センチネル島そしてセンチネル族でしたが…

恐ろしい事件はこれで終わりではありませんでした。冒頭でもお話したように、センチネル族はなんと昨年2018年にもまた島に近付いた人間を1人殺害するという事件を起こしたのです。それも被害者は、布教目的で島を訪れた宣教師でした。

そしてこのショッキングな事件にインド政府、世界中は再び衝撃を受けることとなりました。そして…センチネル族に対して大きな恐怖を感じる人も昨年から一気に急増するようになったのです。

【01】宣教師殺害事件の概要

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そのセンチネル族による宣教師殺害事件の概要についてですが……事件が起こったのは2018年11月。亡くなった被害者はアメリカのワシントン州で宣教師をしていた中国人系アメリカ人のジョン・アレン・チャウさんでした。

チャウさんは前々からセンチネル族の人々に対して宣教師として布教活動を行いたいと考えていて、数年前からそのための計画を立てていました。

そして2018年11月に北センチネル島を訪れる決意をし、地元の漁船で島の近くまで行き、途中からはカヌーに乗り換え島まで接近しようとしたのですが…

その時近付いてくるチャウさんに気付いたセンチネル族がまたも激しい弓矢で攻撃。その弓が当たりチャウさんは大きな負傷を受け、そして北センチネル島の浜辺に着くと力尽き、そのまま亡くなることとなってしまったのです。

チャウさんはまだ26歳という若さで、宣教師としての将来も期待されていた有望な若者でした。

【02】またも遺体は回収できていないまま

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しかもこの宣教師殺害事件、2006年の時と同じでその後捜査などの進展は一切ありませんでした。

チャウさんがそうしてセンチネル族に殺害される様子については、北センチネル島の近くまでチャウさんを漁船で送っていた漁師が全て目撃しており、その後すぐに警察・インド政府に報告されることとなったのですが

2006年の時同様島へ近付くことがかなり難しい状況となってしまい、その後は結局何もできないままとなってしまったのです。

もちろん一応警察や政府も何度か行動を起こそうとはしたようですが、北センチネル島に近付こうとするものならセンチネル族が弓矢を持って現れるため、島への上陸は不可能となってしまい…

結局捜査もチャウさんの遺体回収もできないままとなってしまい、事件も解決されないまままた放置されることに。センチネル族とは交渉も一切できないので、島に上陸するための良い方法もまるでなく…チャウさんの遺体も結局そのまま北センチネル島に放置されたままとなってしまったんですね。

チャウさんが宣教師として所属していたキリスト教系宗教団体などから遺体を回収するよう強い声も挙がっているようなのですが、それでもやはり方法はなく政府もすっかり遺体回収に否定的になってしまっているようなので、2019年現在もも未だに進展はないまま。

センチネル族によるこの宣教師殺害事件はまたもただ殺害されて放置…という非常に無念な形のままになってしまっているわけなのです。

【03】チャウさんは使命感を持った立派な人だった

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また被害者となったチャウさんについてなのですが、実はセンチネル族から攻撃を受けたのはこの事件の時が初めてというわけではなく…2016年と2017年にも同じような経験をしていたことが後から分かってきたのです。

というのも先程もお話したように、チャウさんはセンチネル族へ宣教師として布教活動をしたいと数年前からずっと考えていて、そのために積極的に動こうともしてきていました。

ですので2016年・2017年にもその計画を実行しようと、北センチネル島へ近付こうと実際に動いたこともあったわけです。おそらく同じようにセンチネル族からの攻撃を受けたため、その時は上陸を断念したようなのですが。

ですからチャウさんはこの事件で殺害される前からもう既にセンチネル族の危険さをよく知っていて、その恐怖も実際身近で体験していたということです。しかしそれでもまだセンチネル族に対して布教したいという宣教師としての強い気持ちがあったため、2018年にもまたセンチネル族へ近付こうと挑戦をしたというわけです。

宣教師として強い使命感を持った、とても立派な人だったわけですね。殺害され、遺体回収も解決もされないままになってしまっているなんて…余計に無念で悔しく思われます。

こんな立派な宣教師まで容赦なく殺害してしまうなんて…センチネル族の恐ろしさやひどさも余計に感じられるようになってきますね。

センチネル族の特徴をまとめて解説!

センチネル族 人口40〜400人ほど そのほとんどが謎に包まれているが、 主に、狩りや木の実を食べて生活をし

ていると言われている。 pic.twitter.com/53pVmrV13o

— 民族bot (@bot47969591) March 25, 2018

センチネル族がこれまで外部に対してきてどれだけのことをしてきたかというのがここまででよく分かっていただけたのではないでしょうか?

また北センチネル島・センチネル族がどれだけ恐ろしく、容易に近付いてはいけない存在かというのもよく理解していただけたのではないでしょうか。

そこで続いてはそんなセンチネル族が一体どんな民族なのか?今の時点で分かっている情報を基に、その特徴についてもご紹介をしていきたいと思います。

お話したようにセンチネル族については情報を収集する方法もないので、このご紹介する特徴も予想されているものばかりにはなっていますが…大体こんな民族だろうという参考にするようにしてみてください。

【01】外部の人間などにはとにかく攻撃的で危険

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過去の接触の歴史や起こしてきた事件など、ここまでの内容を読んできて読者の皆さんにももう十分分かっていただけたと思いますが…

島の外から来る外部の人間などにはとにかく攻撃的で危険。島に近付いてくるのを見たら誰でも容赦なく攻撃をしてくる。まずこれがセンチネル族に見られる最大の特徴になってきます。

自分達と同じ民族以外の人間はまったく信用していないのか、見つけたら様子を窺うことも躊躇をするということもまるでなく、とにかく島に侵入させまいとすぐに激しい攻撃をしてくるわけです。そしてお話してきたように、時には殺害すら起こすことさえも……

もちろん自分達の生活に住んでいる島に外部の者が近付いてくればそれは向こうだって当然危険だと感じるでしょうし、警戒するのも仕方がないことでしょう。

しかし、様子を見ることなくすぐに攻撃してくるなんて…やはりかなり危険な性格をした民族だと考えられますよね。

【02】人間以外のものにも容赦はしない

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人間以外のものにも容赦しない、まったく油断のない民族。これまでの行動の様子からして、センチネル族はこういう特徴もある民族なのではないかということも予想できるようになってきます。

例えば2004年スマトラ沖地震が発生した時政府はヘリコプターで島に近付いて様子を伺おうとしましたが、センチネル族はその時ヘリコプターに対しても激しく攻撃をしてきたわけです。

また殺害事件が起きた際、警察・政府が船やヘリコプターでちょっと近付いた時も、センチネル族は遠くからでも攻撃を仕掛けたりしています。

人の姿をしっかり確認しなくとも、何か怪しいものが近付けばとにかくすぐに警戒して攻撃をしてくるわけです。そのため何か機械などを使って様子を見ることも非常に困難だという風に考えられているんですね。

【03】ドローンですら危険である可能性が大

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ちなみに、これは先程も少しお話させていただきましたが…実は近年政府やマスコミなどではドローンで北センチネル島付近の様子を見ることも考えられたりしているのです。

しかし人間以外のものに容赦ないという特徴を持ったセンチネル族ならば、きっとドローンに対しても油断はしないはず。ドローンもきっとすぐに攻撃されてしまうだろうということで結局まだ実行には至っていないのです。

普段外部との接触を断っているセンチネル族の人からするとドローンなんていうものはとても恐ろしいもののように見えてしまうかもしれませんし…ドローンを見せることで変に刺激を与えることになったりと色々危険が出てくる可能性もありますしね。そういった意味でも軽率にドローンを使った行動は起こせないわけです。

ただ…ドローンならば小さく動きも軽やかなので攻撃を避けることができる可能性も十分ありそうですし、遠くで操作すればいいのでもし万が一攻撃されたとしても人が攻撃されるわけではないので、確かに1番安全な方法ではあると言えますよね。

確かにドローンを使えばセンチネル族の人達を刺激してしまうなどの危険も考えられますが…北センチネル島・センチネル族の様子を窺うとすれば、今の段階ではこのドローンが1番良い方法になってくるのではないでしょうか。

今はドローンも技術の高い様々なものが登場してきていますし、もしも上手くいけばセンチネル族の人達の確実な情報を得ることができるかもしれませんしね。このドローン計画、ぜひ前向きに検討していってほしい計画ではありますね。

【04】センチネル族の人数

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そんなセンチネル族の民族全体の情報ですが、これも島に上陸して実際に調べることができないので正確なことは分からないのですが…

民族の人口は少なくとも50人以上はいるとのこと。多ければ400人くらいはいるのではないかという風に予想も立てられています。

これもまた後でご紹介しますが、センチネル族については色々動画も撮影されていてそこに実際センチネル族の多くの人も映っていたりするのです。

その様子からして意外と人口は多いのではないかというようにも考えられるようになったんです。

【05】女性や子供もいる

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またセンチネル族が撮影された動画の中には男性だけでなく、女性や子供の姿もチラホラ確認することができました。

ですので民族の中に女性・子供がいることも間違いないと確認されています。

まぁ外部との接触を完全に絶っているのにも関わらず古くからこんなに長く存在し続けている民族なわけですから、民族内に女性・子供がいるというのも当然な話ではありますが。

果たして男女比などはどうなっているものなのでしょうか?そういったところも気になるところですが、これも実際に見て確認することはできませんから。特定するのは難しそうです。

【06】言語も他の国・民族とは大きく異なる

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そんなセンチネル族は昔から現在までとにかく長年外部との接触・交流を絶ってきたので、文化や技術なども外部の影響を受けることなく、民族独自のものになっている可能性が高いという風に考えられています。

例えば、言語がそう。センチネル族は他の国・民族とは大きく異なる言語、センチネル族の人しか話さない未知の言語、センチネル語というものを話しているとされているのです。

これも実際にセンチネル族とちゃんと話したことがあるという人がいないため、あくまで予想になってくるのですが…島の地理や歴史的に考えると、この言語で話している可能性が非常に高いとされているのです。

そのためもし今後センチネル族と奇跡的に接触を図れたとしてもコミュニケーションを取るのは難しいのではないかというようにも予想されているんです。

どんな言語かきちんと知ることもできないので、言語を学ぶこともできませんし…実は結構厄介な問題とされているんですね。

【07】武器も原始的なまま

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またこれも外部との接触を完全に絶ち、文化や技術を発展させる機会を失ってしまっている影響でしょうが…

武器も原始的なままになっている。センチネル族にはこういった特徴もあると考えられていますし、この可能性は十分高いという風にも言われています。

何故ならこれまでの行動の様子を見てみても、実際攻撃の際センチネル族は毎回弓矢や投げ槍といった原始的な武器しか使っておらず、銃などの武器を使う様子は見られないからです。

もちろんこれも100%確実とは言えませんし、もしかしたら違う武器を隠し持っている可能性だってあるかもしれませんが

しかし外部との接触がないとそうした新たな武器を作るための技術だって知れないわけですからね。やはり武器は未だに原始的なままという可能性の方が高いと確かに言えるのではないでしょうか。

【08】世界で最も虚弱な民族という噂も

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また実はセンチネル族についてはあるネガティブな噂も存在しているのです。それは世界で最も虚弱なのではないか、という噂。

というのもセンチネル族というのはこれまで外部との接触を完全に絶ってきて、ずっと島の中でのみ生活をしてきました。当然自分達が島の外に出るということもこれまで一切なかったのではないかと考えられています。

そのため、もしかするとあらゆる病原菌に対する免疫を持っていないのではないか、という風にも考えられるようになったのです。

確かに島から出て外部の人間と接触する機会がなければ伝染病などにかかる可能性は少ないですし、そうした病原菌の免疫ができる機会もあるわけがありませんからね。

これも確かに可能性が高いと言えるかもしれません。恐ろしい民族だと言われる一方で、実はこんな最大の弱点を持っているのかもしれませんね。

【09】制圧するのは意外と簡単な民族?

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このように、センチネル族というのは外部との接触を絶ってきたからこそ意外な弱点も多いのではないかと考えられるようになってきました。

そのため、もしもこれらの弱点が本当にあるのなら…実は制圧するのも簡単な民族なのではないか?こういう意外な特徴もあるのではないかと考えられるようにもなってきたのです。

例えばもし本当に武器が弓矢や投げ槍などの原始的なもののみだったとしたら…?銃などを持った外部の人間達の方が確実に有利になるはずです。

人数だって外部の方が多く集められるはずですし。もしも本当に病原菌に弱いのならば、インフルエンザなどの伝染病を島で流行させてしまうだけで一気に弱らせることだってできるようになるかもしれません。あまり良い方法とは言えませんが…

とにかく武力でいうなら外部の方が圧倒的に有利なわけで、制圧できる可能性の方が高いわけです。なかなか実行できないというだけで。

ですから武力的で言うならば実はセンチネル族はそこまで恐ろしい民族ではないのではないか、とこう段々と考えられるようにもなっているわけです。

【10】やらせという噂も

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ちなみにセンチネル族についてはある気になる噂もあったりするのです。それが…やらせという噂。

センチネル族なんていう恐ろしい民族はただのやらせで本当はいない。注目を集めたり訪れる人を増やすためのやらせだ、などという噂も立つようになったのです。

というのもセンチネル族について聞かれる話というのは現代ではとても信じられないような大袈裟なものばかりだから。「外部の者が島に近付くことはできない」「近付けば殺害される」という話自体もまるで映画のようなものですし、今お話してきたセンチネル族の様々な特徴も驚くようなものばかり。

そのため「さすがに大袈裟すぎるのでは」と、やらせを疑う人も多くなってきたんですね。

ただ…お話したように、センチネル族との歴史というのは1970年代頃から確認されていますし、その後様々な情報も確認されているので。やらせである可能性の方が低いという意見も聞かれます。

なにより実際殺害事件も起きているわけですし…やらせとはとても考えられません。もしも全て本当にやらせで、事件の話もやらせによる嘘だったとしても…そんなことは逆に最低すぎますよね。やらせだからといって許せるレベルではないでしょう。

なので、やはりやらせである可能性の方が非常に低いと言えるのではないでしょうか。こんな恐ろしい民族がいるだなんて、やらせであってほしいと思う人もいるかもしれませんが…

状況的にはやらせでなく、実際にセンチネル族は存在している、という可能性の方が高いと言えると思います。

センチネル族の貴重な動画を公開!

また先述したように…実はセンチネル族についてはこれまで北センチネル島に実際に近付いたことがある人達によって様々な動画も撮影されていて、動画内ではその貴重な姿が映っていたりもするのです。

その貴重な姿が映った動画の中でも特に話題になっていて多くの人に見られている動画が以下のものになります。

日本語の動画ではないので内容についてはハッキリとは分からない点も多いのですが…おそらくこれはTV番組か何かでセンチネル族に接触を図ってみようとした際の動画になるのではないでしょうか。

動画内では色々な様子が映っていますが…このスタッフのような人達が船で北センチネル島付近に待機していると、確かにセンチネル族らしき人達が何人も出てきて、そして話などをしようとすることもなく弓矢ですぐさま攻撃を仕掛けてきましたね。

噂通り…やはり島に近付く人間にはまず容赦なく攻撃をしてくるようですね。動画で実際目にしてみるとより恐ろしいです。

センチネル族の動画はこれ以外にも色々なものがあります。YouTubeではYouTuberなどがセンチネル族について詳しく説明している動画などもあるので、興味がある方はぜひそういった様々な動画をチェックしてみるのもいいのではないでしょうか。

センチネル族への政府の対応は?

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ちなみに2019年現在のインド政府のセンチネル族に対する対応ですが…昨年の宣教師殺害事件の処理・解決などが何も進んでいないというのを見ても分かるとおり、政府が直接センチネル族に対して何かをしたということはありません。

接触を図ったりする様子もありませんし、ドローン計画など何か具体的な計画などを実行する様子もなく。遠くからセンチネル族の様子をただただ窺うという感じですね。

ただ、そうした直接的な対応はありませんが…現在はインド政府によって決められた法律も存在しています。それは北センチネル島・センチネル族に迂闊に近付いてはいけないというもの。北センチネル島の周辺5km以内には近付いてはいけないという法律です。

この法律は軍事的な意味とセンチネル族の人達の保護のために決められたものだという話ですが、外部の人達を危険な目にあわせないようにするのとこれ以上事件を起こさないようにするという意味もあるのでしょう。

近年はセンチネル族のことを知り「北センチネル島を見に行ってみたい」と興味を抱くような人達も増えているようですから、そうした人たちが軽率に島に近付いたりしないよう、政府もより注意をしているのでしょうね。

センチネル族と日本軍には関係がある?

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引用: Pixabay

またセンチネル族のことを調べてみるとよく「日本軍と関係がある」などという話が聞かれるようにもなり、それを聞いて興味を持つようになる日本人も多かったりするのですが…

この話はおそらく先程もお話した、1942年の日本のアンダマン諸島・ニコバル諸島占領の時の話のことだと思われます。1942年に日本軍がアンダマン諸島とニコバル諸島を占領したのですが、その時に近くにあった北センチネル島も占領しセンチネル族も捕虜にしたのではないか、という話のことですね。

ただ先程もきちんと言いましたが…実はこれは占領したり捕虜にする可能性もあったという話なだけで、実際にそういったことは行われてはいないのです。

確かに日本軍はアンダマン諸島とニコバル諸島のことは占領しました。しかし北センチネル島については占領はしていないし、センチネル族のことも捕虜にしたという記録はありません。実際捕虜として捕らえられたのもイギリス人23人とインド兵300人という記録になっています。

ですので実は…センチネル族と日本軍には直接的な関係というのはなかったわけです。北センチネル島は小さな島ですし、当時はセンチネル族のこともそこまで知られていなかったので、きっと日本軍は興味を示さなかったのかもしれませんね。

今思うと…もしその時日本軍が北センチネル島を占領していれば、もしかしたら現在もっと違う状況になっていたかもしれない。センチネル族による事件を起こることもなかったのかもしれない。そんな気もしますが。

センチネル族まとめ!

2018年地球上に未確認、未知なる部族が存在するってのが本当に驚きです。画像はインドは北センチネル島に住むセンチネル族。センチネル語というのを話すそうですが部外者でセンチネル語理解する人はいないそうです。また部外者には容赦なく矢を用いて無差別に攻撃するそうです。 pic.twitter.com/yIoj8liWbA

— kon-one (@enterthemorning) August 24, 2018

今回は北センチネル島に存在しているという民族、センチネル族についてご紹介をしてきましたが…いかがだったでしょう?

こういった民族がいるということを皆さんにも知っていただけたでしょうか?またいかに恐ろしい民族かということについてもよく分かっていただけたのではないでしょうか?

お話したように…センチネル族については「やらせによって作られた民族」「注目を集めるためのやらせではないのか」という噂も度々浮上してきたりもするのですが、こうして様々な歴史の記録や動画なども残っていますし、悲惨な殺人事件なども起きているわけですから。

やらせではなく、本当に存在している可能性も非常に高い民族だと言えるんですよ。

ただ、こうして色々と正体を解き明かしておきながらこんなことを言うのもあれなのですが…こうした民族というのはやはりやたらと何かしようとはせずに、そっとしておいた方がいいという気がしますね。

実際センチネル族も外部との接触を完全に拒否しているわけですし、過去様々な事件が起こったのも外部の人達が無理にセンチネル族に近付こうをしたのが原因になっていると考えられます。

もちろん殺害されたことは非常に悲しいことですし、殺害したセンチネル族もひどいと言えますが…もしも無理に近付こうとしなければ、こうしていろんな人が犠牲になることもなかったのではないでしょうか。事件が起こることもなかったのではないでしょうか。

北センチネル島・センチネル族についてはまだまだ謎も多く気になる点も色々とありますが…我々外部の人間はそれを強引に解明しようとはせず、ただ見守るようにした方がいいのかもしれません。

ドローン計画なども色々考えられているようですが…できれば今後自然な形でいろんなことが分かっていくようになるといいですね。

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