目次
- 1 自尊心が低い人必見!
- 2 自尊心が高いことのメリットは?
- 1 自尊心を高める毎日の習慣10選!
- 2 自己肯定感でQOLが爆上がり!
引用: Pixabay
自尊心とは、自分自身を価値ある人間だと感じる心の事です。
自分を好きだと感じること、自分を大切に思える、そういった気持ちの事です。
自尊心が低い人は、自分を好きにはなれず、自分に対して否定的になってしまったり、時には自傷行為に走ってしまったりすることがあります。
しかし、自尊心を習慣やトレーニングで高めることができれば、自分を大切にすることができます。
自尊心とは、自分をしっかり受け入れて評価すること、そして自分なりの意見をしっかり言えて自己決定できること、人間関係等、社会の中でもしっかりと生活している、と感じていることです。
自分をかけがえのない唯一無二の大切な存在だと感じることが、すなわち自尊心なのです。
また、人はなにかしらの不安を抱えています。
しかし自尊心を高めることで不安を感じることが少なくなることもあります。
それは、自尊心を高めることで、完全とまではいかなくてもわからないことに対して客観的で多角的なある程度の予測が可能になるからです。
また、自尊心を高めることで精神的に自立できます。
つまり自尊心を高めることで他者に依存しなくなり、他者からの評価に怯えることがなくなるのです。
自尊心を高めることで、自分を認め、他者をも認めることができますので、相手との境界線をしっかり持つことができます。
今回は自尊心を高める方法と、自尊心を高めることのメリット、具体的に自尊心を高めるにはどういう習慣をつけるのかといったことをまとめてみました。
自尊心が低い人の特徴とは?
自尊心が低い人の特徴&原因15選!自己肯定感やプライドとの関係性は?
自尊心が高いことのメリットは?
【1】自分の欠点を認め、人に優しくできる
引用: Pixabay
自分の良いところも悪いところも含めた、どんな自分でも大切な存在である、と認められる自尊心の高い人だからこそ、他人も同じように無条件に大切な存在だと認識できるのです。
ですから、たとえその他人と意見が食い違ったとしてもその意見を尊重することができるのです。
そして、その他人の失敗も優しくカバーすることができるのです。
また、うまくコミュニケーションをとり、その他人が成功したときは自分の事のように喜ぶこともできるでしょう。
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引用: Pixabay
自尊心の高い人は「人の目があろうがなかろうが、自分の心に問いかけて常に正しい行動をとるようにする」と言われています。
自尊心が高いとはすなわち自分を尊いと考えているので、自分に対しては厳しい目を持っているのです。
そういう人は自分に対して決して甘くはありません。
自分で自分を見ている以上、恥ずべき行動を取るわけにはいかないのです。
そして、それは信頼を得ることができるのです。
尊敬され、責任ある仕事や地位あるポストを任されることにもなります。
【3】努力を惜しまない
引用: Pixabay
本当に向上心のある人は、自尊心を強く抱いている人です。
それは言葉遣いにも表れます。言葉は心の使いともいわれます。
社会生活において、とりわけ人間関係においては品位ある言葉遣いがコミュニケーションにおいて重要です。
自尊心が高いというのは、自己満足とは正反対で、自分自身がまだまだ未完であることを認めるという認識です。
そして、そんな未完の自分への慈しみの心から、学ぶことを必要とし大事にし、成長を尊い最高の宝として生きていきます。
品位のある言葉の使い方を覚え、将来の可能性を感じさせるような明るい会話をします。
自尊心を高める毎日の習慣10選!
【1】ノートに書きだすだけの簡単な習慣
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引用: Pixabay
自尊心を高める方法として、習慣とするノートに書くだけの簡単なトレーニングがあります。
ノートに書いているうちに変化が出てきます。
これは、自尊心が低く落ち込みやすい人にお勧めなトレーニングで、要約すると「自尊心を高めるトレーニング習慣、ノートを簡単に書くだけ」というとてもシンプルなものです。
用意するものは「ノート」それから「筆記用具」です。
ノートに実際に記入する時間は数分です。
そして、毎朝起きてすぐと、夜にノートに書きます。
朝起きてノートに書く項目は3つ。
・昨日の出来事3つ(あったこと)
・なにか出来たことを褒める3つ(褒めること)
・自分を承認すること2つ(良いんだよ)
そして、夜にノートに書く項目は、とにかく自分を褒める内容です。
夜に褒めることを書くときのポイントは、他人から褒められたことを書くよりは、自分で自分の事を褒める内容を書くということです。
夜は自分を褒める時間と心得る習慣にすると良いでしょう。
このノート習慣を続けるコツは、完璧にやりすぎないことです。
【2】あるセラピストが即席で思いついた自尊心を高めるゲームをする
引用: Pixabay
こちらは主に子供の自尊心を高める簡単なゲームです。
準備も何もいらないので毎日の習慣やトレーニングに最適です。
あるセラピストが即席で思いついたゲームのようです。とてもシンプルで簡単なゲームですが、紹介します。
まずは数人で輪になります。
そして、順番に自分の番が来たら、
・「自分のここがすごいんだよ!」
・「自分はこんなことができるんだよ!」
とみんなに向かって言うゲームです。
ただそれだけの簡単なゲームなのですが、例えば流れとして、
A君「足が速い!」
B君「オセロが得意!」
母「絵がうまい!」
A君「鉄棒が得意!」
B「算数が得意!」
母「ええっと、、」
と母親が言葉に詰まると、
子供たち「お母さんはいつもお掃除に洗濯頑張っているでしょ!」
とゲーム内で子供たちがサポートしてくれたりします。
こうやって、自分でもお互いでも良いところをどんどん出していく、そういう簡単なゲームによって、自己肯定感や自尊心を高めるのです。
【3】子供の自尊心を高める質問ゲームをする
引用: Pixabay
次に紹介するゲームも簡単でお金がかからず、友達や家族がいればすぐ一緒にできるゲームなので、毎日の習慣やトレーニングにして自尊心を高めるようなゲームにしても良いと思います。
何枚でも良いのですが、ゲーム内でその子供のことについて質問する簡単なカードを作ります。
そして、伏せておいて任意にみんなで順番にそのカードをめくっていきます。
そして、そのカードに書かれた質問をして、子供が答えるという簡単なゲームです。
質問の内容が、その子供がいかに素晴らしいかがゲーム内でわかるようになっています。
家族で夕食の後に楽しむのに適した、簡単で子供も大人も楽しめるゲームと言えるでしょう。
【4】現実と向き合う習慣をつくる
引用: Pixabay
自尊心を高めるための習慣として、現実と向き合う習慣を作る必要があります。
普段、不安を感じないようにする習慣、不安は消すようにするしてしまう習慣を望んでいるとは思いますが、それは実際には無理だと思います。
何故なら、不安は恐れから生じていて、生き延びるための本能であるからです。
すぐに不安から目をそらせるといった簡単な習慣は捨て去るしか他はないのです。
現実と向き合う習慣を作るのは勇気がいります。
ただし、そういう習慣を作るという前提に立たないとならないのです。
都合の悪いものは見て見ぬふりという歪曲や削除といった習慣も止めるべきです。
ただ極端に、言い訳という習慣をきっぱり止めなさいというのではなく、そういう言い訳はうっかりやってしまう、そういう習慣なのだ、それは自分も決して例外ではないのだ、という自覚を持つことが大事です。
つまり、こういった言い訳等をうっかりやってしまう習慣がある、そういったあるがままの自分を受け入れて認めていくということです。
そういった自覚をもつ習慣があればこそ、現実をあるがままに見ようとする努力ができます。
【5】無条件に自分を受け入れる習慣をつける
引用: Pixabay
自尊心を高めるためには自分を無条件で受け入れる習慣をつけることです。
そう簡単にはいかない、大変勇気のいることですが、自尊心の高い人とは「どんな自分でも受け入れる」といった、充足感の伴った自己肯定感のある人のことです。
例えば、学歴や地位で自分を肯定していてもそれが消えたとたん簡単に自己肯定感がなくなってしまいます。
自尊心の高い人はこのような条件等に自己肯定感が左右されません。何々したら自分を受け入れるといった考え方とは真逆なのです。
ところで人はいろいろな感情を持ちます。良い感情も悪い感情も持ちます。それは当たり前です。
ただ、良い感情=善、悪い感情=悪、と決めつけて自分を追いつめる習慣は止めるべきです。
感情自体に良いも悪いもありません。
自尊心を高めるための習慣として、どんな感情も善悪決めつけずにただ、何に対してどのようにどんな感情を抱いているかだけを見極め、そのままの自分を客観的に知る習慣を作ることが大切です。
【6】他人からの評価を気にし過ぎない習慣をつける
引用: Pixabay
自尊心を高める習慣に、他人からの評価を気にしすぎないというのがあります。
自分に対する他人からの意見を気にし過ぎるあまり、自分に対する自尊心をいとも簡単に傷つけられてしまうのです
さらには、あまりに気にし過ぎるあまりに他人が思ってもいないことでも自分に対する悪意だと受け止めてしまう被害妄想にも繋がりかねません。
そうなると、他者との関係に歪が生じ、自分自身に大きな負担になります。
ですから、自尊心を高めるには自分に対する悪い評価を耳にすることがあるかもしれませんがそれを気にし過ぎないことです。
他人からの評価は、自尊心を高めるための自分の成長に現在の状況を知り改善するために有用なものとするべきです。
必要以上に縛られてはいけません。
【7】ノートの代わりにSNS等に書き込むトレーニングの習慣をつける
引用: Pixabay
自尊心を高めるために、今日あった良かったことをノートやSNS等に実際に書き出して、その思考を置き換えるトレーニングの習慣をつけることをお勧めします。
最近はインターネットやSNSが流行っていますので、ノートや筆記用といったものの代わりにしても良いと思います。
具体的には、一日3つ、今日あった良かったことをSNSで報告するトレーニングです。
ノートに書くのとSNSに書くのとで両方メリットが異なるのですが、例えば、ノートであれば、手書きということでアファメーション(肯定的な自己宣言)の効果が高まるといったメリットがあり、SNSであればそれを見た人から「いいね!」やコメントなどの反応があり、やりがいがあるトレーニングだということです。
ただ、あくまで自尊心を高めることが目的ですので、リアクションが気になり過ぎてかえって負担になる場合はSNSはお勧めしません。
これはノートもSNSも、あるいはPC上のテキストエディタ等でもお勧めのトレーニングです。
これは、思考を実際の文字に置き換えることによって自尊心を高めるトレーニングの習慣です。
このトレーニングが自尊心を高めるアファメーションとして効果的なのは、やればやるほどそのノートやSNSに、実績や成功事例が蓄積し残っていくということです。
日常に小さな成功を見出せ、自尊心を高めるトレーニングとして最適です。
ちなみにこのトレーニングは21日間続けると習慣として定着するというデータがあるそうです。
【8】物事をネガティブに決めつけしない習慣をつける
引用: Pixabay
自尊心を高める習慣として、何々かもしれないと思考する習慣をつけることをお勧めします。
自尊心が低いとネガティブな決めつけをするようになります。
例えば、「こんなことができない自分はだめな人間だ」「将来はもうだめだ」など、このような発想は自尊心が低い場合に出てくるものなのです。
自尊心が低い場合のそういった発想だけでは網羅できない事柄がたくさんあります。
実は自分が今見ている事柄は全体のほんの一部分でしかないかもしれないのです。
そこで、何々かもしれないという思考を行う習慣をつけることで、自尊心を高めることです。
「もしかしたら将来はこうできるかもしれない」「もしかしたらこれなら自分でもできるかもしれない」などです。
最初は決めつけのほうが先に出てくるかもしれません。
しかし、一度立ち止まる習慣をつけることによって自尊心を高めるのです。実は自分が見えている部分が勘違いの場合がありえます。
自分が見えているものがごく一部分なのかもしれません。自尊心を高めるその習慣によって、色々な発想が生まれてくるのです。
またさらにそれが心の成長ともなり、さらに自尊心が高まるのです。
【9】問題をさらに深く考える習慣をつける
引用: Pixabay
自尊心を高める習慣として、問題をさらに深く考える習慣を持つことが必要です。
つまり、自尊心を高めるには物事において、反省と修正をする習慣をつけることが必要ということです。
問題が起こった時に、ただ単に何かを否定だけして終わりにするだけで済ませる習慣があるのでは、いつも問題は解決しないのです。
自尊心が低く、いつもとっさに回避する習慣というのでは問題は解決しません。
問題を解決させるには、自尊心を高める、すなわちその原因を解明して、そしてその解決策を深く考える習慣をつけるという必要があるのです。
自尊心を高めるために問題をさらに深く考える習慣をつけ、その答えを出すようにしていかなければなりません。
【10】自尊心を高める言葉を習慣づける
引用: Pixabay
自尊心を高めるためには、自分を励ますような言葉を意識して発する習慣をつけましょう。
今までのように自尊心を低くするような言葉、例えば「どうせ」「でも」など、自分を否定してしまう言葉を使う習慣があるならばそれを手放しましょう。
それらの習慣は自尊心が低いことの表れです。
自尊心を高めるためにはそれらの反対に自分を励ますような「すごいね」「できるんだ」と自分を元気づけるようなそういう肯定的な言葉を使う習慣を持つようにしましょう。
始めは上手くいかないかもしれませんが、繰り返しトレーニングしていくうちに習慣になります。
自己肯定感でQOLが爆上がり!
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自尊心を高めることと、QOLを高めること、どのように関係するのでしょうか。
QOLとは、人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指していて、つまりその人がどれだけ人間らしい生活をしているかということです。
ここで最も重要なことは、そのQOLについてさらに言うと、「ある人がどれだけ自分らしい生活を送っているか」「ある人が人生にどれほど幸せを見出しているか」ということを尺度としてとらえる概念であるということです。
自尊心を高めることが「人生の幸せ」を高めること、また、「自分らしさ」を高めることと直結していることを考えれば、自己肯定感を高めることがQOLをすなわち高めることであると言えるのです。
それから少し付け加えますが、自尊心を高めることと、プライドが高いこと、うぬぼれることとの違いを説明します。
自尊心を高めることは既にお伝えしたように、どんな自分も受け入れること、それに対してプライドが高いとは、自分の短所は受け入れず、人より上に立とうとすること、そしてうぬぼれとは、現実の自分を見れずに実際より高く評価してしまい、得意げになっていることです。
この違いも踏まえて、ぜひ自尊心を高める習慣を身に付けていきましょう。
さて今回は毎日できるような10個の簡単な自尊心を高める習慣を紹介しました。
まずは一つずつできそうな習慣から始めてみてはいかがでしょうか。