地震雲とは?種類や特徴を画像付きで解説【地震の前兆】 | ToraTora[トラトラ]

目次

  • 1 地震雲を知っていますか?
  • 2 地震雲とは?
  • 3 地震雲の全種類&特徴を解説!
  • 4 地震雲に信ぴょう性はある?
  • 1 地震雲を見かけたら注意!

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引用: Pixabay

皆さんは地震雲というものをご存知でしょうか。地震雲というのは、地震が発生する前の前兆として現れる雲のことを言います。

そんな雲あるの?と言いたいところですが、地震が発生する際には必ずと言っていいほど地震雲が発生すると言われています。しかし、一般的には、地震雲と、地震の関係は科学的には認められていないようです。

では地震雲とは、一体どんな種類の雲で、どんな特徴を持っている雲なのかを今回は、その地震雲の画像や詳細を通じて特徴や種類、その信ぴょう性についてご紹介していきたいと思います。

地震雲とは?

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引用: Pixabay

地震雲については、前項で、ご紹介した通り、地震の前兆を知らせる雲のことを指します。

しかし、これは、科学的には全く根拠のないものとされています。

でも、地震雲という言葉が存在している。これは、矛盾していると思います。人間には科学で証明できる部分と、そうでない部分があると思います。その部分に切り込む意味でも、この地震雲の存在を明らかにする必要があるのではないでしょうか。

地震雲はそもそも経験則による部分が多く、「こういう種類の雲が空にあれば地震が起こる」「こういう雲の特徴をしていれば地震は近い」など、噂レベルであり、確かに科学的根拠に基づいたものではないと思います。

しかし、日本における大地震である、1923年の関東大震災や、1995年の阪神大震災、2011年の東日本大震災の際にも、地震雲はやはり観測されているようです。

また、地震雲に関して、こういった説も存在します。地球自体が発する電磁波により、それによって発生する磁場が地震雲の形成に大きく関係しているという説です。

他には、地震により断層周辺に大きな圧力がかかり、それにより、大気圧が変化し、地震雲を形成するという説もあります。それ以外にも地震雲に関する研究や説は多くあります。

さらに、地震雲にはいくつかの特徴があるのですが、まずは、比較的低い位置に現れるという特徴があります。これは、仮設から考えられているのが、やはり低い位置の方が地面からの電磁波や磁場の形成、気圧の影響を受けやすいからではないかと言われています。

また、風に流されにくい、長時間形を変えないなどの特徴も見られ、これらもやはり、磁場による影響などがあるのではないかと言われているようです。

そして、雨天及び曇天時には、地震雲かそうでないかの判断は難しいとの見識もあるようです。こういうところが、地震雲の曖昧さを醸し出している点なのかもしれません。

いずれにせよ、科学的根拠は見られませんが、先述の通り、人間に証明できない事象もまだ数多く存在することを考えた場合、これら地震雲が発生する仮説も馬鹿にはできないのではないでしょうか。

地震雲の全種類&特徴を解説!

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引用: Pixabay

そんな、科学的根拠のない地震雲ですが、ここでは、地震の前兆と呼ばれる地震雲がどんな雲なのか、その特徴や種類を画像と共にご紹介したいと思います。

どういった雲が地震雲と呼ばれるのかをご覧ください。

地震雲【1】断層型

Mayaさん(@s2.mayapi.s2)がシェアした投稿 – 2018年12月月30日午後4時21分PST

最初にご紹介する地震雲は種類は断層型と呼ばれる地震雲です。画像をご覧ください。

一面に広がる、空のエリアと、雲のエリアがはっきりと分断されています。こういう二層にはっきり分かれているという特徴をもつ雲は地震雲の種類に分類されるようです。

こういう雲が現れるのは地震の前兆であると言われており、実際に、2005年1月18日の釧路沖地震の3日前にこのような地震雲が観測されていたようです。

地震雲【2】帯状型

次にご紹介する地震雲は帯状型と呼ばれる種類です。画像をご覧ください。

こちらの画像で示されている地震雲は、長い帯のような特徴を持つ雲となっております。この帯が、濃く、太く出ている場合は大地震の前兆であるとされることが多いようです。

また、飛行機雲と間違われる場合が多いですが、飛行機雲がすぐ消えてしまうのに対して、この帯状型地震雲は長く空に滞留しているようです。

こちらの地震雲は、2016年4月14日の熊本地震において観測されているようです。

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こちらでご紹介する地震雲の種類は波紋型です。こちらも画像をご覧いただきたいと思います。

この波紋型地震雲についてですが、水面にできる波紋のような形が特徴で、この波紋の濃淡が、地震の大きさ、規模に影響すると言われています。また、その波紋の中心方向に震源地があるとも言われているようです。

さらにtwitterやInstagramなどSNSに寄せられている地震雲として最も多いのもこの波紋型の特徴を持つ地震雲のようです。

見た目で言えば、確かに、頻繁に目にするような雲ではなく不気味な感じはします。さらに、この地震雲が観測された際の巨大地震の実例として、2004年10月23日に起きた、新潟中越沖地震があります。

地震雲【4】放射状型

Juliaさん(@julia126518)がシェアした投稿 – 2018年 5月月15日午前4時44分PDT

地震雲の種類として放射状型いうのがあります。

こちらの地震雲は、画像の通り、1方向に雲が広がっているというのが特徴で、その中心にやはり震源地があるとされています。画像を見ると【3】で紹介した波紋型に非常に似た特徴を持っている地震雲です。こちらもやはり地震の前兆である地震雲としては名高いようです。

この地震雲に関しては、大地震の前兆としての報告は少ないですが、この特徴を持つ雲を見た際の小さな地震の報告はまあまああるようでした。

地震雲【5】肋骨状型

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Akko_tamaさん(@akko_029)がシェアした投稿 – 2017年 6月月3日午後12時00分PDT

他に地震雲の種類として肋骨状型というのがあります。

これは画僧をご覧いただければわかると思うのですが、【3】、【4】と非常に似ていると思います。線状の雲が肋骨状に並ぶという特徴を持っています。

ただ、この地震雲は前兆とか言う前に発生からすぐに地震が起こるという恐ろしい特徴を持っています。実際に起きた大地震の例としては、2005年3月18日に起きた福岡県西方沖地震が挙げられます。

地震雲【6】弓状型

でもどう考えても絶対怖いでしょこんなん なので速攻当時流行ってたミクソにうpって調子こいてたんです そしてきっかり2週間後に例の中越地震が起きたんですね でまた2週間前にーつってうpってたんですよ #地震雲 pic.twitter.com/dv5vlcPOYf

— PEAKS (@PEAKS_RACING) 2019年6月18日

さらに、地震雲の種類として挙げられるのが、弓状型地震雲です。

その名の通り、画像を見ると、弓のような形をしており、雲が長いカーブを描いているのが特徴です。こちらの地震雲も発生すると地震の前兆であると言われており、要注意です。

巨大地震などの実例にはやや欠けるものの、この地震雲もやはり、少なからず地震発生時には前兆として目撃されていることが多いようです。

地震雲【7】竜巻型

shinさん(@igashinsan)がシェアした投稿 – 2015年 3月月10日午前6時52分PDT

まだまだ、地震雲には種類があります。竜巻型と呼ばれるものです。

この地震雲は画像の通り竜巻のような形をしているのが特徴です。発生後一週間以内に地震が発生することが多く、また、雲の近くが震源になるのが多い模様です。

さらに、この地震雲は、その場にとどまり続け、形があまり変わらないという特徴も持ちます。逆にすぐ消えてしまうのは飛行機雲の可能性が高いので、地震雲ではないと言えます。

この地震雲が観測された際の巨大地震として、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災があります。

地震雲【8】鞘豆型

最後にご紹介する地震雲の種類として鞘豆型というのがあります。

鞘豆型の特徴として、画像の通り、団子状の雲が連続してつながっており、鞘豆のような形を形成するような状態になっている雲であるということが言えます。

こちらも、大地震を引き起こしたケースはないものの、小さな地震などの際によく見られるようです。そのため、地震の前兆である地震雲の一つとして見られているようです。

地震雲に信ぴょう性はある?

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引用: Pixabay

ここまで、地震雲の特徴や種類などを画像と共にご覧いただきましたが、地震雲の信ぴょう性という部分に関して論じていきたいと思います。

地震の前兆として語られる地震雲は、科学的根拠などの見地から見た時、正直ほとんどないと言われており、気象庁なども、画像から特徴や種類に関しての解析を過去に行ったようですが、「ほとんど、地震との関連性は見られない」と発表しています。

では、地震雲は全くのデマなのでしょうか。これに関しては非常に難しいですが、Noに近いと思います。

地震雲は、民間伝承などで伝えられている部分が多いですが、この民間伝承は馬鹿にできない部分が多いと思います。

なぜなら、科学で森羅万象すべての事象を証明するという思想が発生する前に民間伝承、つまり、人々の悠久に渡る歴史の中の経験則にて、いろいろな学び、地震雲もその一つだと思いますが、そういった先人の知恵が民間伝承にて語られてきたからです。

先述の通り、人間には、科学で証明できていない範囲もまだたくさんあり、現在において、全ての事象は科学で証明できているわけではありません。

要するに、科学的に証明できないから地震雲と地震の関連性はNoであるとも言えますが、科学が万能ではないが故に地震雲と地震の関連性がないことにもYesと言えないのです。

不思議なもので、地震発生における異常現象は地震雲だけではなく、例えば、動物などの異常行動などにも現れたりするとも聞きます。これも、経験則による民間伝承によってずっと伝えられています。

人間はその経験から何かを学び、伝えようとします。そして、災害など未知の不安に対してはなおさらその前兆を予測したいものです。特に日本は古代から地震が多い地域です。そして、古代の人は、後世にその失敗や苦しみから学んだことを伝えようとしたのではないでしょうか。

だからこそ、確かに科学的根拠はないものの、経験則による地震雲も決してオカルト的なものではなく、先人からの知恵として参考にすべきなのではないかと思います。

地震雲を見かけたら注意!

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引用: Pixabay

いかがだったでしょうか。地震雲についてある程度知識を深めていただいたところで、今回のまとめに入りたいと思います。

●地震雲とは、地震の前兆として現れる雲のことであり、その形は様々である。

●地震雲に関しては、科学的な根拠は未だ見つかっていないので、その関連性の可否は定かではないが、民間伝承による先人の経験則に基づくものであるので、馬鹿にできない。

地震雲には、現在まだ、確固たる科学的根拠は見つかってはいません。しかし、大地震の際に発見されていることもまた事実で、毎日のようにSNS上にその画像が投稿されています。人間というのは未知の事象や行為に対して不安を抱きます。

また、それと同時にその未知の不安に対して回避行動や事前予測をしたがる傾向にあります。例えば占いなどがその例です。古代から占いは存在しますが、人類が科学的発展を遂げ、ネット社会になってもそれがなくならないのは、そういう理由からです。

非常に判断が難しい所ですが、私たちは根っからこの地震雲を否定していいのでしょうか。先述の通り、確かに科学的根拠のないことかも知れませんが、地震雲は先人たちが当時の知識をフル活用して残してくれた知恵なのかも知れません。

人間は、科学的根拠のないことを今でもたくさんしています。例えば死者を弔い、魂を天に返す行為としてお葬式をします。皆さんは魂の画像を写真で見たことがあるでしょうか。中には見える方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの人がないと思います。

しかし、近親の方がお亡くなりになり、科学的根拠がないからお葬式をしない人は、ほぼいないと思います。

つまり、それと同じで、科学的根拠がないからと言って全てを否定するのはおかしいと思います。地震雲だって、もし、それを信じて何らかの行動をすれば救われることもあると思います。だから、地震雲を地震の前兆であると信じて行動するのは間違いではないと思います。

今回の記事を通して皆さんも是非、地震雲には注意し、地震雲が地震を回避していただける一つの要素となるならばそれに越したことはないと思っています。

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