レッサーパンダ帽男殺人事件の概要!山口誠は自閉症?犯人家族の現在は? | ToraTora[トラトラ]

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昨今、現在に至るまで、アイドルグループAKB48の襲撃事件や、小金井アイドルストーカー襲撃事件など、犯人の一方的な犯行動機によってアイドル達が身体的・精神的な被害を受けています。

そういったアイドルたちへの襲撃事件に犯行動機が近似、要は、ストーカー的、一方的な感情で犯罪を起こした例の元祖としてレッサーパンダ帽男殺人事件という事件があります。

ここで言うレッサーパンダ帽男殺人事件とは、2001年4月30日に起きた女子大生刺殺事件のことを指します。被害者は一般女性で、アイドルではないですが、犯人の一方的な好意による犯行という点で近似している点は多いです。

なぜ、この事件が現在までにレッサーパンダ帽男殺人事件と呼ばれるかと言うと、犯人の男がレッサーパンダを模した帽子を被っていたことに由来します。

現在、レッサーパンダ帽男殺人事件についてはご存じない方も多いと思います。なぜなら、実はこの事件は当時の週刊誌を始めとするマスコミが、事件当初は大々的に報道する予定だったのですが、ある理由により、このレッサーパンダ帽男殺人事件は、あまり報道されることもなく、謎を含んだまま一旦終焉を見せたからです。

今回は、そんな謎に包まれているレッサーパンダ帽男殺人事件について、その概要や犯人の男、そしてその家族や被害者など、そして各々の現在について徹底調査致しました。

それでは、本編をどうぞご覧ください。

レッサーパンダ帽男殺人事件の概要!

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ここからはレッサーパンダ帽男殺人事件についてその概要をご紹介していきたいと思います。

事件前

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2001年4月30日、同日、このレッサーパンダ帽男殺人事件の前に犯人は、別の女性を襲撃しています。それはレッサーパンダ帽男殺人の現場から600mしか離れていない吾妻橋の上で発生します。

事件の1時間余り前、犯人は吾妻橋の上で女性に刃物を振りかざす素振りを見せます。すると女性はこれに対し、所持していた傘で必死に応戦します。

犯人は諦めたのか、その後その場から逃走し、吾妻橋を後にし、浅草駅へと向かいます。この時被害者の女性は、傘をさしていたこともあり、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人の特徴ともいえるレッサーパンダの帽子等は覚えていなかったそうです。

事件発生

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その後、犯人の男は浅草へ歩を進めます。

一方レッサーパンダ帽男殺人事件の被害者となる女子大生もその頃、浅草にいました。彼女は、ブラジリアン柔術の大会に参加する恋人の応援のために、浅草駅から台東リバースポーツセンターに向かう途中でした。

そして彼女は浅草駅から500mの地点で彼女は犯人に襲撃されます。レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人は当時29歳の山口誠という知的障害そして自閉症を持つ男でした。

レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠は、被害者女性のことを可愛いなと思い、彼女の後ろを歩いていましたが、彼女が振り向いて驚くと、それに腹を立て激高し、路地に連れ込み首を絞め馬乗りになり、背中や胸を何度も包丁で刺し、失血死させました。

その後、悲鳴を聞いた近所住人が発見し、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人、山口誠は現場から逃走します。この一連の事件をレッサーパンダ帽男殺人事件と呼びます。

後の証言で山口誠は「侮辱されたと感じた。」「殺してでも自分のモノにしたかった。」などと現在までに自分勝手で救いようのない供述をしていたようです。

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レッサーパンダ帽男殺人事件の後、警察による捜索が開始されました。その懸命の捜査により、帽子は4月30日の夜、凶器となった包丁は5月1に発見されています。

その発見と時を同じくして、警察は「レッサーパンダのような帽子を被った男」が犯人ではないかという多数の証言や有力情報を手に入れています。

その情報などから5月10日に山口誠はレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人として逮捕されます。レッサーパンダ帽男殺人事件の発生から逮捕まで実に10日余りが経過していますがその間、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人、山口誠は「コバヤシ」という偽名を使用し、土木現場で働いていたことが現在までに判明しています。

裁判そしてその後

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その後、週刊誌を中心とするマスコミはこぞってこのレッサーパンダ帽男殺人事件を取り上げようとしました。その報道熱は加速していきます。しかし、それは、ある時期を境にピタリと止みます。

その理由はレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠が知的障害、そして自閉症を患っていたからだとされています。現在まで、一部の方々しかこのレッサーパンダ帽男殺人事件を知らないのはそういった背景が大きいと思います。

そんな中、レッサーパンダ帽男殺人事件の裁判が始まります。ここで、弁護側と検察側がレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠の責任能力の有無を巡って対立します。要は弁護側としては、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠の知的障害、自閉症を盾に、刑を軽くしたいという思惑があったようです。

それに対し、検察側は真っ向から責任能力は十分にあって、知的障害、自閉症などはレッサーパンダ帽男殺人事件においては関連性が皆無であると論じたようです。

結果、2004年(平成16年)に東京地裁は「弁護側の主張通り、知的障害、自閉症(広汎性発達障害)があることは明らかだが、十分な責任能力を有している。」としレッサーパンダ帽男殺人事件の被告である山口誠に有罪判決、及び無期懲役の刑を下します。

そして現在までにその刑が確定しています。以上が、レッサーパンダ帽男殺人事件の概要となります。

犯人の山口誠の生い立ち【レッサーパンダ帽男殺人事件】

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ここまでは、レッサーパンダ帽男殺人事件の概要をご覧いただきました。続いては、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠についてその生い立ちをご覧いただこうと思います。

レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠は、1972年(昭和47年)2月に札幌市でその生を授かります。生まれた時には既に知的障害がや自閉症があり、小学校3年時に測定したIQはわずか49だったと言います。家族は父、母、弟、妹を含む5人家族という構成でした。

本来の家族の長である父親は、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠ほどではありませんが、軽度の知的障害をもっていたと言われており、山口誠の幼少時から酒におぼれ、DVを繰り返し、パチンコ狂いだったと言います。

そんな家族の家計を支えていたのはレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人、山口誠の母でした。山口誠出産後も立て続けに長女と次男、要はレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠の妹や弟にあたる人物を出産します。

3人兄弟の母となった彼女はパートをいくつも掛け持ちしながら、家計を支えようとします。実質家族の長と言える存在だったようです。しかし、酒乱でDV癖があり、パチンコ狂いの夫がそれを邪魔します。

ですので、後の、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠を含む家族は常に極貧状態で、その日暮らしもままならない状態だったと言います。家族としては崩壊寸前です。

そんな中、知的障害を持つ山口誠が17歳になった時、今までの無理がたたったのか家族の長として支えてきた母が白血病で他界してしまいます。その悲しみからか、知的障害などの影響も少なからずあり、山口誠はしばしば放浪するようになります。後々にも続く放浪癖はこの頃発症したのではないかと言われています。

さらに、母の死により、父のDV癖やパチンコ狂いが悪化してしまいます。そんな中母に代わり家族の家計を支えたのは妹でした。妹は中学卒業後、母と同じくパートにて必死に家族の家計を支えようとします。

しかし、状況はどんどん悪化していき家族の家計は途端に火の車となっていきました。そして1990年(平成2年)に後にレッサーパンダ帽男殺人事件を起こすことになる山口誠は高校を卒業します。

犯人の山口誠の経歴は?【レッサーパンダ帽男殺人事件】

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ここまでは、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠の生い立ちについて見ていただきましたが、ここからは、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠の経歴についてご紹介しようと思います。

レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠は、小中学校時は、普通学級にてその学生生活を過ごします。当時の同級生は山口誠のことを「非常に大人しい人物であった」と評しており、また、知的障害や自閉症などを持っていたことなどからいじめのターゲットなどにされることもあったそうです。

そんなレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人、山口誠は中学校の頃調理師になりたいとの夢を持ち、専門学校への進学を希望しますが、学校の勧めにより支援学校へと進学することになります。この時、アイドルに夢中だったとの証言もありますが、アイドルが好きだったかどうかという話については憶測の域を越えていません。

その後、支援学校を卒業し、地元のクリーニング屋に就職しますが、知的障害を理由に酷いいじめにあい、1カ月程度で退職することになりました。

次にレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人山口誠が就職したのは印刷会社でした。しかし、ここでも暴力を含む凄惨ないじめにあってしまい、前歯が全部折れるなど、悲惨な目に遭ってしまいます。

それからも職を転々とするようになりますが、その後にレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人となる山口誠は何度も事件を起こしてしまいます。1991年(平成3年)に札幌駅で置き引き、続く1992年(平成4年)には銃刀法違反などで逮捕されています。

その後も、1994年(平成7年)に34歳の女性に対し、モデルガンを使用し、脅した挙句、強盗とわいせつ行為をしようとしたとして、強制わいせつ・強盗未遂容疑で懲役3年執行猶予5年の判決が山口誠に下されています。

1995年(平成7年)に自転車を窃盗したとして上記執行猶予は取り消され、佐賀少年刑務所で3年間服役します。その後1998(平成10年)に刑期を11カ月残し、仮釈放となりますが、翌年1999年(平成11年)には無銭飲食にて、また逮捕されてしまい、保護観察処分は取り消しになり、再び青森刑務所で服役することになりました。

その後、2001年1月に仮出所し、放浪の後所持金が尽きた山口誠は保護を交番に求め、2月に家出捜索人として保護されることになりました。

レッサーパンダ帽男殺人事件はこの後起きてしまうことになります。

犯人の山口誠の犯行動機は?【レッサーパンダ帽男殺人事件】

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レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠の生い立ちや経歴についてはご理解いただけたと思います。

では、山口誠はなぜレッサーパンダ帽男殺人事件を起こしてしまったのでしょうか。その犯行動機について見ていきたいと思います。

女性に飢えていた

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まず、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯行動機として挙げられる最も大きなものとしては、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠自身が女性に飢えていたことが挙げられると思います。

これまでの不遇な生い立ちや、経歴、そして度重なる逮捕による服役で女性に飢えていたのだと思います。そして恐らく童貞だったではないかと言われています。

上述の通り、このレッサーパンダ帽男殺人事件の前にも強制わいせつ事件を起こしています。レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠は女性と性交をしたくて仕方なかったのでしょう。

不遇な生い立ちや経歴

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レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠はその不遇な生い立ちや経歴、そして自身が知的障害者であることなどにかなり負い目を感じていたようです。確かにレッサーパンダ帽男殺人事件におけるまでの山口誠の人生は不遇の連続だったと思います。

積み重ねた犯罪歴については自分が蒔いたタネもあるでしょうが、人生を悲観せざるを得ないものであることは確かだと思います。

侮辱された。自分のモノにしたかった。

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ここからはレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠自身が動機として語った内容です。まずは、「侮辱された」これは上記の不遇生い立ちや経歴というのが影響しているのだと思います。

恐らくレッサーパンダ帽男殺人事件で被害に遭った女子大生は、侮辱などしておらず、後ろに人が着けていて驚いただけだと思います。

しかし、積年の不遇な環境により、「侮辱された」と一種の被害妄想に陥ったのでしょう。これが、レッサーパンダ帽男殺人事件における一つ目の動機です。

そして「自分のモノにしたかった」という証言ですが、上記の女性に飢えていたというのが一番影響を及ぼしているのだと思います。要は全く性的に満たされていない状態で、力ずくでも自分の性欲を満たすという目標だけがこの証言から見て取れると思います。

これがレッサーパンダ帽男殺人事件における二つ目の動機です。

近年こういった一方的で自分勝手な動機による刺殺・障害事件が増えています。例えば、アイドルグループAKB48握手会傷害事件です。

大人気アイドルグループAKB48の握手会にて、24歳の男が、アイドル2名とスタッフをのこぎりで切りつけたというものです。犯人の男は「自分よりこのアイドル2名が収入もあり、正反対の人生を歩んでいることに腹が立った」との動機を供述しています。この犯人も自閉症を患っていた疑いがあると噂されています。

現在もこのアイドル2名は精神的な後遺症に苦しんでいると言います。

また、他の類似事件として、小金井市アイドルストーカー殺人未遂事件というものがあります。こちらはアイドル、歌手として活動していた当時女子大生の冨田真由さんが犯人により、顔や胸などをメッタ刺しにされた事件です。

アイドルだった冨田真由さんは現在も重い身体的後遺症が残り、今後のアイドル、歌手活動は難しいのではないかと見られています。アイドルになりたくて活動していた女性の人生をぶち壊しにするなんて本当に卑劣だと思います。

このように、アイドル達への傷害事件などと、レッサーパンダ帽男殺人事件は「一方的な思い」が動機になっているという点で非常に近似した部分があります。

いずれにせよ、このレッサーパンダ帽男殺人事件における動機については何があったとしても到底許されるような内容ではないと思います。

犯人の山口誠は自閉症だった?【レッサーパンダ帽男殺人事件】

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ここまで、レッサーパンダ帽男殺人事件ににおける犯人、山口誠についてその生い立ち、経歴、犯行動機についてご覧いただきました。

次はレッサーパンダ帽男殺人事件ににおける犯人、山口誠は実は自閉症だった?という噂について検証していきたいと思います。

先述の通り、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠には知的障害があると言われていますが、自閉症も併発しているのではないかと言われています。

そもそも自閉症とは何か?というところから、ご説明していきます。

自閉症とは、社会性発達やコミュニケーションの質的な障害、興味や活動の偏りの3つを特徴とする先天的な脳の機能障害であり、その症状は、対人関係構築の困難、知的活動の発達の遅れ、興味や関心が非常にパターン的かつ限定的なことなど、多岐に渡っています。これが自閉症の簡単な概要です。

結論から言うとレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である、山口誠は自閉症を患っていたと言われています。レッサーパンダ帽男殺人事件やそれ以前における事件についての様々な行動、そして動機などから、自閉症を患っていたとされています。裁判でもその知的障害や、自閉症の部分が争点になりました。

また、そもそもの知的障害もその自閉症が由来であるとも言われています。

山口誠の妹の現在【レッサーパンダ帽男殺人事件】

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ここまでは、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠についてクローズアップしていきましたが、次は家族の方にもフォーカスを当てていきたいと思います。

その中でもレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人の家族として、非常に同情されている人物がいます。レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人、山口誠の妹に当たる女性です。

では、このレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠のを兄にもつ妹は、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人の家族としてどういう人生を歩むことになったのか。そして、現在はどうしているのかについてその詳細を追っていきたいと思います。

兄との関係性

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山口誠の妹は、兄であり、後にレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人ともなる山口誠のことをどう思っていたのでしょうか。

恐らくですが、家族の稼ぎ頭である母が他界した後、自身も中学を卒業後、パートなどで崩壊寸前のこの家族の家計を必死に支えようとしているところから考えて、恨んではいたのかもしれませんが、家族として守らないとという意識はあったように思えます。

そして、18歳になり、食品加工会社へと就職し、家族を必死に支え続けます。年齢的にも独立して、この家族を見捨てることは容易だったと思います。

しかし、それをせず、家計を支えようとする姿から考えても、後にレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人ともなる山口誠やギャンブル狂の父を何とか支えようと必死で、家族に対して少なからず愛は存在していたと思います。本当に優しい子です。

普通の家庭に生まれていたら、一人娘なので、家族のアイドルになっていたことでしょう。しかし、彼女を取り巻く現実は悲惨でした。

そうして、必死に家族の為に働いたお金も、父親のパチンコ代、知的障害があり、放浪癖のある兄、誠の旅費代の補填など、何の生産性もないことに消えていきました。当然家族の家計は火の車でした。

さらに、彼女は、工場へ就職して1年後、心労などがたたってしまい、体中に腫瘍ができる病気に罹患してしまいます。そしてその手術代なども自身で補填していたといい、病気療養中も工場勤務を続けていたということが現在までに判明しています。

そんな中、レッサーパンダ帽男殺人事件を知的障害を持つ兄、誠が起こしてしまいます。

犯行直後の反応

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レッサーパンダ帽男殺人事件発覚後、妹は更に体の不調をきたします。

しかし、唯一の救いだったのが、今まで、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠を含めた家族が誰も知らなかった、そして頼ることのなかった生活保護などの福祉を受けられることになったことです。

その中で妹はくしくも、レッサーパンダ帽男殺人事件によってその恩恵を生まれて初めて受けることになります。皮肉なものだと思います。

その後、入退院を繰り返した妹は支援団体の職員に「これまで生きていて、楽しかったことはひとつもない」とつぶやいたと言いますから、本当にかわいそうな人生だったと思います。

現在

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そして、レッサーパンダ帽男殺人事件の翌年である2002年(平成14年)にレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠の妹は静かに息を引き取ったと言います。享年25歳というあまりに短い人生でした。ですので、現在彼女はは他界しています。

個人的な願いではありますが、どうか安らかに眠ってほしいのと、次生まれ変わってこの世に生を受けた場合、家族にアイドルのように愛され、好きなことを好きなだけ楽しめる幸せな人生であってほしいと心から願うばかりです。

彼女も被害者の大学生と同様、レッサーパンダ帽男殺人事件の影の被害者であることは言うまでもありません。

被害者遺族の現在【レッサーパンダ帽男殺人事件】

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ここまでは、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である、山口誠の半生、そして不遇な運命を辿った彼の妹についてご紹介しました。

次に、被害者サイドからこのレッサーパンダ帽男殺人事件を眺めてみて、その現在などを追っていきたいと思います。

生い立ち、そして事件発生まで

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被害者女性は、2001年時点で19歳ということでしたので、1982年生まれということになり、この世に現在もご存命であれば、今年で37歳にという年齢になると思います。まだまだ若い年齢です。名前を小川真由子さんと言います。

彼女は家族にとって本当に大切で家族にとってアイドルのような存在で、かつ太陽のような存在だったに違いありません。

そんな家族のアイドルのようだった真由子さんの日常はレッサーパンダ帽男殺人事件によって突如奪われることになります。

事件当時も、ブラジリアン柔術の大会に出る彼氏を応援しに行くために浅草へ出向いていました。短大に通い、したい勉強をし、恋愛も充実している、非常に幸せな日常だったのではないでしょうか。

そんな一人の女子大生の平和な日常は山口誠という人間によって起こされたレッサーパンダ帽男殺人事件によって突如暗転したのです。本当に許せません。

もしかすると、当時の彼氏と結婚し、子供を授かり、現在幸せな生活を送っていたのかもしれません。そんな彼女の未来まで奪ってしまったレッサーパンダ帽男殺人事件は残忍かつ、卑劣な犯行であったと言わざるを得ません。

その後の被害者遺族

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レッサーパンダ帽男殺人事件の被害者遺族はその後の裁判に何度も出廷することになったと言います。

アイドルのようにかわいがった娘が、突如無残な形で殺害され、その過程や、レッサーパンダ帽男殺人事件の詳細を何度も何度も法廷で聞かされたのです。

一体レッサーパンダ帽男殺人事件の被害者遺族の方々はどんな気持ちだったでしょうか。しかも、後にレッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠の知的障害や自閉症が引き合いに出され、レッサーパンダ帽男殺人事件の正当な判決に歯止めをかけられるのです。

本当にお辛かったと思いますし、現在も非常に苦しんでおられるのではないかと思います。

しかし、被害者遺族の方々は現在に至るまで、このレッサーパンダ帽男殺人事件に関する恨み節や、裁判に関する疲弊についてはほぼ一切と言っていいほど語っていません。それは、真由子さんをアイドルのようにかわいがってきた故のことかもしれません。

愛する娘をこれ以上、世間に晒したくない、愚弄したくない。レッサーパンダ帽男殺人事件など微塵も思い出したくはない。そんな思いがあったのかもしれません。そんな中、被害者遺族の真由子さんの叔父にあたる人物が、現在までに次のようなコメントをレッサーパンダ帽男殺人事件に関する書籍に寄せています。

「〔前略〕真由子 ちゃん (被害者) は地雷を踏んでしまったんだと私は思う。これは事故ではないし、まして運命でもないし、運命だったとも思いたくない。地雷さえそこになければ防げたことだった。私はそう思っている。

〔中略〕東京という砂漠のあちこちに地雷があって、真由子ちゃんは運悪くそのひとつを踏んでしまった。〔中略〕地雷は撤去して抹消するのが世の中のためだ、私はそう思う」

「私は、知的障害・自閉症をもつ人たち全員が地雷だなんて言っているのではない。真由子ちゃんが地雷を踏んでしまった。真由子 ちゃんの踏んだのが地雷だった、そう言っている。

地雷を世の中に戻せば、必ず誰かがそれを踏んでしまう。犯人は前科があって、刑務所に何回か入っていた。そういう傾向のあった人間を、なんでそのまま戻したのか。行政の司法の責任だと思う。

こういったコメントを寄せています。

レッサーパンダ帽男殺人事件被害者遺族の方の貴重なコメントであると同時に、やりきれない思いがにじみ出ているのと、知的障害や自閉症を持つ者を排除するのではなく、一度でも犯罪を犯してしまった人間に対して、行政を中心とした社会が注視すべきだという内容になっています。

本当は、知的障害や自閉症を理由に愛する姪っ子を殺された憎しみでいっぱいだと思いますが、精いっぱい、他の健全に生きる知的障害や自閉症を持つ方をフォローすると共に、ご自身の見解を述べていらっしゃいます。

山口誠の現在【レッサーパンダ帽男殺人事件】

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いかがでしたでしょうか。

今回はレッサーパンダ帽男殺人事件、そしてその犯人である山口誠、並びにその妹の不遇な人生、被害者家族の現在などにフォーカスしてご紹介していきました。では、このレッサーパンダ帽男殺人事件についてのまとめを記載したいと思います。

●レッサーパンダ帽男殺人事件とは2001年4月30日に知的障害及び、自閉症を持つ山口誠(当時29歳)自分勝手かつ一方的な好意に基づいて罪のない女子大生(当時19歳)を刺殺した事件のことである。

●その後、マスコミがレッサーパンダ帽男殺人事件について騒ぎ立てようとしたが、犯人である山口誠が知的障害及び、自閉症を持ったという情報を知るや否や、報道熱は一気に冷めた。

●レッサーパンダ帽男殺人事件の裁判において、山口誠が患う知的障害及び、自閉症に伴う責任能力について弁護側と検察側が対立するが、2004年(平成16年)に東京地裁が「確かに知的障害及び、自閉症はあるが十分な責任能力は有している」ということで無期懲役の判決を下し、現在までにその刑が確定している。

●山口誠は、その幼少のころから、酒乱でDV癖があり、ギャンブル狂の父を中心とした最低ともいえる家族環境で育つ。そして、自身の知的障害及び自閉症によって内向的な性格となる。

●その後、母が他界し、幼き妹が中学卒業後家族の為に家計を担うようになるが、父、兄のせいで家計は火の車になり、自身も病に伏してしまうことになり、その短い生涯を25歳という若さで終えており、レッサーパンダ帽男殺人事件における影の被害者と言える。

●レッサーパンダ帽男殺人事件の被害者遺族は現在までに多くは語っていないが、被害者の叔父にあたる人物が、レッサーパンダ帽男殺人事件に関する書籍にて貴重なコメントを寄せている。

現在も、レッサーパンダ帽男殺人事件の犯人である山口誠は服役しているという噂がありますが、定かではないです。被害者遺族の叔父のコメント等から鑑みると、山口誠はもう現在を含め未来永劫、世に出してはいけない人物のように思います。

これは決して、知的障害や自閉症を患っている方に対しての発言ではないです。現在も知的障害や自閉症などを患っておられる方の中にもまじめに生きていらっしゃって、日々頑張っておられる方はたくさんいます。

彼は知的障害や自閉症を患っているとかそういう前提の前に現在、前科5犯の犯罪者です。これ以上レッサーパンダ帽男殺人事件のような被害者を出さない為にも、個人的な意見ではありますが、社会の為に幽閉しておくべきかなと思います。

重ね重ねになりますが、先述のアイドルグループAKB48襲撃事件や、小金井アイドルストーカー事件など、本事件を含め、なぜ現在におけるまでに一生懸命にアイドルや社会人として輝こうとしている人々がこんな悲しい思いをしなければならないのでしょうか。

アイドルだけではなく一般人に対しても一方的な自身の感情に任せた事件が多すぎると感じます。本当に若い女性たちが、アイドルや社会人として堂々と安心してそれぞれのステージに立てるような世の中になってほしいと思います。

と同時に、相反する意見になってしまうかもしれませんが、彼らがこういった身勝手な犯行を行ったのには何か理由があるのではないかと思います。

それは現代社会の冷たさにあると思います。人間誰しも他人に認められたいという思いがあると思います。それは拒絶される程に強くなっていき、結果本件、レッサーパンダ帽男殺人事件や、アイドルへの傷害事件のような凶行などに行きついてしまうのではないでしょうか。

これらの凶行は絶対に許されることではないですが、もう少し、彼らを許容する社会があれば、現在における結果は違ったのかもしれません。

そんなことを踏まえて、現在、そして未来において、我々はもう少し他を許容することをしてみてもいいのかもしれません。そうすることで、こういった凶行が二度と起こらないように近づけることが我々、社会人の現在において未来の凶行を防ぐ第一歩なのかもしれません。

今回の記事が皆さんにとって他人を許容できる優しい社会を作っていける礎になってくれることを心より願っています。

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