お前は誰だ。鏡に向かって言ってはいけないウワサの真相を徹底解説! | ToraTora[トラトラ]

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引用: Pixabay

鏡に向かって「お前は誰だ。」と言い続けると、精神が崩壊するという都市伝説をご存知ですか?
実はこれ、第二次世界大戦中にナチスがユダヤ人に実際に行った人体実験なのです。

ナチスにとって扱いやすい人間にする為に行われた実験。

実行すると、いったいどのような状態になるのでしょうか?
今回は、鏡に向かって「お前は誰だ。」と言うことの危険さと、そのウワサの真相を徹底解剖していきます。

鏡に向かって「お前は誰だ。」と言ってはいけない理由は?

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鏡に向かって「お前は誰だ。」と言い続けることにより、精神崩壊し発狂する恐れがあるので、実行してはいけません。

鏡に向かって言葉を発するという、日常的に行える手段だからこそ、気軽にやってみるには危険すぎます。

「お前は誰だ。」はナチスの拷問手段だった?

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この都市伝説の元になったとされる実際の歴史は、1933~1945年のナチス・ドイツ時代。支配していたのは、かの有名なヒトラーです。

ナチスによる極悪非道な拷問は有名ですが、中でもジワジワと精神を崩壊させる「お前は誰だ。」は、戦慄そのものです。

洗脳や精神支配に関する実験として、ユダヤ人を対象に実験は毎日、繰り返し行われました。

鏡の前に被験者を立たせ、鏡の中に移る自分の目を見て「お前は誰だ。」と唱え続けさせるのです。

被験者は1ヵ月ほどで精神がおかしくなり、発狂し、最後には廃人となったそうです。非常に恐ろしい実験結果です。

「お前は誰だ。」という繰り返しの問いかけにより【ゲシュタルト崩壊】を起こすことが、発狂の原因とされています。

ゲシュタルト崩壊とは?

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1947年にドイツの心理学者が発見・報告したものです。

ゲシュタルト崩壊とは、知覚に関する現象の1つで、まとまりのある1つの物への認識が狂い、個々のパーツとしての認識に変わってしまうものです。

例えば、【あ】という文字を連続して見続けた結果、「あれ、これってこんな字だっけ?なんだっけこれ?」と認識が鈍くなってしまう現象です。

ちなみにゲシュタルト崩壊を起こしやすい漢字は【借】【若】【粉】などがあります。

これらの漢字を長い時間直視したり、何度も繰り返し書き込むと、漢字がバラバラに見えたり「何だっけこの文字?」という不思議な錯覚に陥ります。

文字認識以外に、聴覚でも起こります。ある一定の音楽、リズム、言葉を聴き続けているうちに、物体そのものの認識がわからなくなっていきます。

これを人が自分自身を対象に行った場合(鏡に移る自分に「お前は誰だ。」と繰り返す)

自分という一人の人間への認識が、バラバラになってしまいパニックを起こすのです。

鏡に映っているのは紛れもなく自分のはずなのに、「誰だ!お前は!」と認識外の人間に見えて恐怖し、パニックを起こします。

「お前は誰だ。」を検証したツワモノが!【都市伝説】

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実際に「お前は誰だ。」を試したツワモノがいるんです。検証の結果、何段階かに分けて変化が訪れたようです。順を追って解説します。

※この検証に特にルールはありません。鏡はなんでもいいのですが、今回の検証では全身鏡の前に正座して「お前は誰だ。」と言い続けることにします。

被験者ケース①

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現代の一般人が試しに検証してみた結果です。

【第一段階】ばかばかしくて笑える

自分はいったい何をしているんだ?と冷静につっこみ、面白くなってくる。そんな姿がアホらしく、まだ客観視できていることに気付く。

【第二段階】知らない人が映っているという錯覚に陥る

少しやり方を変えました。自分という人間をぼーっと直視しつつ、頭の中を【より無意識に近づけながら唱える】ことにすると、だんだんと「あれ、誰だ?」と、知らない人が目の前にいる感覚に陥ってきます。

【第三段階】防犯が気になってくる

知らない人が鏡に写っていると思い出すと、今度は知らない人が家に上がり込んでいる。そんな恐怖心がじわじわと湧いてきます。すると、防犯この2文字が気になってきます。

その時の状態はまだ自分の家という認識はあり、ただ自分の顔だけ知らない人になっているので「我が家に見知らぬ人がいる」という底知れぬ恐怖に変わったのです。

【第四段階】知らない人が笑っているということが史上最恐に感じる

鏡の中の知らない人が笑った瞬間、とてつもない恐怖心に襲われました。現実は自分自身が微笑んだだけなのに、知らない人の顔が動いたということの恐怖心は、思ったより強かったです。

このように段階に分けて徐々に肉体と精神のつながりが薄れていきます。つまり、自分の中で矛盾(これまで常識だと思っていたことが崩れる)が起きると、人は恐怖心に襲われるのです。

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当時ナチスが実際に行った実験結果です。

【第一段階】独り言が増える

鏡に向かって「お前は誰だ。」と唱え続けて一週間。それまで自我がありある程度反抗的な態度をとっていた被験者たちも、徐々におとなしく従うようになりました。

そして、明らかな違いは【独り言が増えた】ということです。

【第二段階】独り言が会話形式になる

実験を続け二週間後、独り言だったのがいつしか見えない誰かと会話をするようになったのです。

ゲシュタルト崩壊により自分を他の人間だと認識していたため、鏡の中の自分(他人)と会話をしていたともいわれます。

【第三段階】意思疎通ができなくなる

実験を続け三週間後、意思疎通ができなくなります。他者からの質問に答えることも、言っていることを理解する力もなくなり、もちろん鏡に向かって「お前は誰だ。」と言うこともままならなくなります。

【第四段階】精神の崩壊→廃人になる

実験を続け一ヶ月後、被験者の精神は崩壊してしまいます。まるで動物のように、言葉を理解する能力が失われ、ただ発狂するばかり。実験は中断せざるをえませんでした。

ナチスの実験ほど徹底して「お前は誰だ。」を言い続けると、人一人ダメにするほどの力があるのです。

面白半分で手を出すのはやめましょう。

「お前は誰だ。」を検証している動画を解説!

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YouTubeにいくつか挙がっている検証動画を解説していきます。

1時間鏡に向かって「お前は誰だ?」

この方たちは1時間と決めて実験スタート。洗面台の鏡を使いますので、映ってるのは上半身のみ。(動画では早送り再生です)

見ての通り、鏡に映った自分を指さして「お前は誰だ。」と言い続けます。

結果、異様な気持ちになったけど、精神崩壊するほどでもない。とのこと。

被験者「同じ顔をずっと見ていたので気持ち悪くなった」「自分、なに言ってるんだろう?」と途中から疑問になり、妙な気分だったとのことです。

たしかに、自分の顔を生で1時間も見続ける機会自体ないですから…。

この動画では異常は起こりませんでしたが、「自分だから大丈夫だったかもしれません。真似しないようにしてください。」と言っています。

鏡に向かって「お前は誰だ。」

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次のパターンは動画の2人が、それぞれ10分間鏡に向かって「お前は誰だ。」と聞き続けることに。
途中で「早口言葉みたいになってる!」「面白くしてる!」まじめにやれ!と中断する場面も。

この二人は「嘘だろう」と疑いから入っています。

結果、何も変化なし。

本人たちの解説によると、鏡に向かって「お前は誰だ。」と言い続けることは、一種の自己暗示である。(ただし医学的根拠はなし)

ボクサーが試合前に鏡の中の自分に「お前は強い。」と繰り返し言い続けることと同じだと。自己暗示で「お前は誰だ。」と言い続けたら、自分を見失っておかしくなっても不思議ではないということです。

都市伝説「お前は誰だ。」解説動画

この動画はドラマ風になっていて、見ごたえはあります!最初に言いますが、ハッキリ言ってかなり嘘くさいです!(笑)

都市伝説の検証番組にて。2005年11月ADの一人が被験者として2週間「お前は誰だ。」を唱えるという実験内容。

しかしある出来事が起こり、その映像はお蔵入りになったとのこと。いったい何が起きたのか?

【実験開始】1日当たりに言う回数は他の動画と比べて、かなり少ないですが長期戦で実験を重ねます。そして日数を重ねるごとにADさんの様子がおかしくなります。

ある日突然気絶したり(ADのハードな仕事により、肉体的疲労が蓄積されているため、他のスタッフは気にも留めなかった。)

日に日に何かに取りつかれた様に、おかしくなっていくAD。2週間目には、ついに行方不明になってしまいます。

ADと連絡が取れなくなった後も、彼は独自で実験を続けていました。

最終的にはその番組がお蔵入りになった原因の、ヤバい映像が流れます。

正直、都市伝説を無理やり再現したような嘘っぽさ満載の動画でした。最後、被験者がどんな風になっちゃうのか気になる人は見てみてください。

24時間鏡に向かって「お前は誰だ。」

24時間ノンストップ…これは流石に崩壊します。その壊れていく様をご覧いただけます。

そもそも人は徹夜しただけでナチュラルハイになるのですから、同じ言葉を鏡の中の自分に言い続けたら、壊れます。シンプルに【当然の結果】だということを示してくれています。

都市伝説に出来るだけ近付けるため、無茶な実験を行ってくれています。

「お前は誰だ。」の真相を解説!【都市伝説】

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引用: Pixabay

実際に検証してきた結果も見ましたが、精神が崩壊し廃人になる生の映像は残っていないため、嘘か本当かわからないのが正直なところです。

しかし【ゲシュタルト崩壊】は実際にあるので、そこだけ信憑性があります。ただしゲシュタルト崩壊自体は、日常的な現象でオカルトでもなんでもありません。

それに鏡に向かって「お前は誰だ。」と言い続ける…この繰り返し続けること自体が、人間にとっては苦痛でストレスになるものです。

ですが本当に都市伝説の真相を確かめたいのなら、それ相応の準備が必要です。つまり、何もない部屋(鏡のみの部屋)に閉じ込めて、「お前は誰だ。」とひたすら言わせる実験を行うことです。

残念ながらYouTube動画にも、そこまで真剣に実験をした例は1つもないので、真相はわからずです。

今あるデータの中から結論を出すならば、都市伝説であるように、鏡に向かって「お前は誰だ。」と聞くことが人格崩壊の直接原因ではなく

繰り返し言葉を投げかけることによる、ゲシュタルト崩壊が原因で、人はおかしくなるということです。

つまり「お前は誰だ。」という言葉でなくとも、鏡に映った自分と対面しているだけでも、精神を壊すことはできるのかもしれません。

「お前は誰だ。」はやらないが吉!【都市伝説】

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引用: Pixabay

いかがでしたか?

言葉は言霊(ことだま)というように、発した言葉通りの結果になる。そんな力があるのです。

「お前は誰だ。」を言うことにより、自分という人格の否定をしているので、脳には当然ダイレクトに悪い影響が及ぼされます。

言葉は念にもなるのです。

とはいえ、様々な実験結果を見る限り精神崩壊した人はいません。
つまりこの都市伝説は嘘だということになります。

どうしても効果が気になる人は自己責任ですが、これはやらない方がいいです。なぜならば【時間の無駄】だから。どうせやるなら鏡に向かって、ポジティブな言葉を投げかける暗示をする方がプラスになります。

ちなみに今回調べてみてわかったのですが、この【鏡に向かってお前は誰だ】都市伝説。
大元のデータや、過去の実験の証拠は何もありませんでした。きっと誰かがナチス・ドイツ時代の話を脚色し、話を広げて造られたものだと考えるのが普通です。

誰が、何のために?都市伝説の誕生にはそうした【動機】も付き物ですが、そこを想像するのもまた楽しい。

だから都市伝説は面白い!

この【ありそうでない話】が都市伝説の上手なところなんです。半信半疑なもの、ハッキリとした答えがないものに人は好奇心を掻き立てられ、信ぴょう性を確かめるために実験までするのですから。