BMIは嘘!?保険会社の利益のために作られた無根拠な数字だった? | ToraTora[トラトラ] – Part 2

目次

  • 1 誰もが健康診断で言われるBMI
  • 2 BMIは嘘だった?
  • 3 BMIの真相を解説!
  • 1 BMIに変わる健康指標を紹介!
  • 2 BMIを信じすぎてはダメ!

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引用: Pixabay

健康診断を受けた際に肥満の指標とされるBMI指数を知っている人は多いと思います。

このBMI指数の数値によってその人が痩せ型なのか肥満なのかの判断する基準とされています。BMI指数によって一喜一憂した人もいると思います。

健康診断の際に告げられる数字なので医学的根拠があるものだと思い込んでいます。しかし、先頃このBMI指数が林先生の初耳学で取り上げられ医学的根拠のない嘘の指標であると放送され物議を呼んでいます。

初耳学で医学的根拠のない嘘の指標であるとされたBMI指数について何が医学的根拠のない嘘なのか考えてみたいと思います。

BMI指数ってなに?

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初耳学で注目されたBMI指数とはボディマス指数といい英語のBody Mass Indexの頭文字を取ってBMI指数と呼ばれています。その数値は体重と身長を計算式に当てはめることで人間の肥満度を数値化した体格指数になります。

肥満は成人病である糖尿病や高血圧、脳血管障害、心疾患などの重大な病気を引き起こす要因の一つです。逆に、痩せすぎは栄養不足による栄養失調、慢性進行性疾患などを引き起こすことになりえるのです。

自分がどの程度肥満なのか、痩せているのかを知ることでそれらの病気の予防や治療の指針として役にたつのです。そのため自分の状態を簡単に知ることが出来るようにBMI指数が持ちいられたのです。

厳格に肥満の判断をしようとすると、体脂肪や体組成を考慮した計算式によって求めなければならないのですが、この計算式が非常に複雑なものになってしまい現実的な数値として扱うのが難しいのです。

そのため、身長と体重がわかれば計算式によって求めることのできるBMI指数が使われるようになったのです。初耳学で取り上げられたように本来考慮すべき体脂肪や体組成を無視している時点で医学的根拠に乏しく数値的に信頼のおけない嘘の数値になっていると言えます。

スポーツ界においてはスキー競技の一部でBMI指数を体重制限のルールに用いてます、これ選手の行き過ぎた減量を抑え体重による影響を防ぐ為であり、指標としての数値を求めているだけなので、肥満や痩せすぎといった健康状態に関係ない指標なので医学的根拠がなくても問題ないのです。

BMI指数の計算式

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BMI指数=体重kg÷(身長m×身長m)という計算式によってBMI指数は計算されます。

蓄積された調査結果によってBMIの数値が22の人は、高血圧や肝臓疾患にかかりにくいことがわかっています。このBMI指数22が基準となり、目標値として設定されることが多いです。

BMIの数値が25を超えると肥満として判定されます。

BMIは嘘だった?

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林先生の初耳学の中でBMI指数が医学的根拠のない嘘の指標だったと放送され話題になりました。なにが医学的根拠のない嘘の数値なのか調べて見ました。

林先生の初耳学によると1945年のアメリカのニューヨークにある生命保険会社で保険に入る人のデータを集計していた統計担当者が「体重の重たい人ほど、保険料の支払い額が多くなっている傾向にある」という統計結果に気がついたそうです。

その統計結果より「太っている人が増えれば、利益が今よりのあがって保険会社が儲かるのでは?」と思いついたのだそうです。

このことの裏付ける為に根拠となる数値が必要になりました。そこで目をつけられたのが当時まだ有名ではなかったBMI指数なのです。基準となる根拠がほしかっただけなので医学的根拠など必要なく嘘でもよかったようですね。

この結果、以前は標準体型とされていた人が肥満と認定されることにさせられて、保険料を高くとれるようになったそうです。嘘でも肥満の判定を増やしたかったのでしょう、作為的に造られた嘘の数値によって保険料が増えて保険会社の思惑通りの結果となったのだと思われます。

初耳学で注目されたBMI指数というのは医学的根拠のまったくない嘘の数値で金儲けのために造られた数値であるということなのです。

初耳学で注目されたBMIの数値が22が健康的な目標値とされていますが実際はどうなんでしょうか本当に嘘の数値になるのでしょうか?統計を取って調査した結果によると次のようになるそうです。

・発病率が少ないのがBMI22

・肥満と判断されるのがBMI25から

・長生きをしている人はBMI25~26

統計結果によると数値にばらつきがあり、どの数値が基準となる数値になるかはっきりしません。

この統計結果からわかるのはBMI22~26ぐらいが良いという漠然としたものであり、ただの目安の数値でしかなりのです。つまり、初耳学で注目されたBMIの数値が22が健康的な目標値というのは医学的根拠のない嘘の目標値であるといえるのです。

また、BMI指数には大きな欠点が1つあるのです。それにより標準規格とするには根拠がない嘘の数値となってしますのです。それは、BMI指数が筋肉量や含有水分量を考慮していない数値という事です。

人間は同じ体重、身長でも人それぞれ筋肉量や水分量が異なります、これを考慮せずに身長と体重飲みで健康的とされる数値を決めるのは無理があるのです。ゆえに初耳学で注目されたようにBMIで求めた数値が健康的とは言い切れず医学的根拠のない嘘の数値ということになってしまうのです。

BMIの真相を解説!

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初耳学で健康指数として嘘の数値として注目されてしまったBMI指数が実際はどこが嘘の数値なのでしょうか、BMIが万能の健康指数としてもつ嘘の部分について掘り下げていこうと思います。

嘘と呼ばれる真相を暴いていきます。

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BMI指数は計算式に身長と体重だけを用います。これでは個人の体格を判断するには不十分になります。嘘の数値と呼ばれる原因の一つです。

例えば、筋肉隆々のボディービルダーようなマッチョマンとマツコ・デラックスのような巨漢の肥満の人が同じ身長かつ同じ体重の場合にBMI指数は同じ値になります。

この条件をみるとBMI25以上が肥満と判断されるのはおかしいですよね。ボディービルダーは体脂肪率が明らかに少なく肥満とは言えないのですが、BMIでは肥満と判断されていまうのです。逆に隠れ肥満のように体脂肪率は高いが体重が少ない場合にはBMI上では痩せてると判断されてしまうのです。

また肥満と判定された人が運動して脂肪から筋肉に変えると、体重は筋肉量の増加により増えることになりますが、結果BMIは増加し肥満が悪化したと判断されてしまうのです。あきらかに変ですよね、これが医学的根拠のない嘘の数値ということの理由の一つになります。

肥満の判断するうえで体脂肪率を計算式にもたないBMIは肥満を判断するうえでの基準としては医学的根拠のない嘘の数値だといえるのです。

【2】高身長ほど有利な数値なため医学的根拠のない嘘の数値に

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BMI指数は身長の高い人ほど有利な判定がされる計算式になっています。BMIの万能性が嘘になるのです、それは端的にいうと

・BMI値が同じ場合、体格差に関係なく身長が高い人ほど痩せ型になる。

・同じ体重の人の場合、身長が高くなるほどBMI値が高くなる。

という結果が得られるのです。

体重が全く同じ人がいた場合、身長が大きくなればなるほど、BMIの数値はそれに比例して大きくなっていきます。BMI指数は計算式によると体重を身長で2回割った数値になるので身長という長さの次元をもっています。体重が同じ人でも身長が高くなるほどBMI指数も増えていきます。

すなわちBMI指数は身長の低い人ほど数値が小さくなり、肥満を過小評価することになるのです。

また、BMI指数の基準値は固定されているため、過去数十年にわたり成人の平均身長は増加傾向にあるのでBMI指数による肥満の経年変化を過大に評価することになるのです。人によって過小評価されたり過大評価されたりする数値が健康の標準指標として扱うには問題のある見せかけの嘘の指標にみえてしまいます。

日本人の平均身長は年々増加傾向にあります。すなわちBMI指数も増えているのです。しかし、標準とされる基準値は変更されていません、平均身長が増加しているのに基準値が変わらないと言うことは数値の信頼性が欠け嘘の数値ということに拍車がかかります。

このことが肥満と判断される人が増えていることの一つの要因になりえます。本来なら平均身長の増加にあわせて基準となる数値も変化させていかなければならないのです。医学的根拠のない嘘の数値と言われてもしかたがないのかもしれません。

【3】体の水分量を考慮していないため医学的根拠のない嘘の数値に

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BMIの計算式では体の水分量を考慮していません。体の含有水分量は年齢に応じて変化していきます。

若い人ほど体に蓄積された含有水分量は多く、老いていくほど体の含有水分量は少なくなります。また、男性よりも女性のほうが含有水分量は多くなる傾向があります。体内の含有水分量によって体重に増減がみられるのです体重を基準とするBMI指数が健康指数としては万能だということが嘘だと言えるのです。

基準となる体重が状況で変化する数値であることがBMIの信頼度が落ちて嘘の数値と呼ばれる要因の一つであるのです。

同じ体重の人でも含有水分量がおおくなれば体重は軽くなるのです。そうすると含有水分量が計算式に含まれないBMIでは数値が小さくなります。

すなわち、計算式に含有水分量を含おまないBMI指数は年齢の変化による経年変化を考慮していないため、医学的根拠のない嘘の数値になっていますのです。

【4】BMI22は死亡リスクが低いと言うのは医学的根拠のない嘘

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BMIが標準値22だから健康と言われていますが、これを死亡リスクの少ないと考えるのは健康=死なないという嘘によって与えられた考えです。

BMIの数値が標準というのが死亡リスクのないというのが 同じではないのです。日本人の死亡リスクをBMIで見ると、男性の場合BMI25~27が最も低いという結果がでています。つまり、標準値22では死亡リスクは低くないのです。標準値22=死亡リスクも少ないは嘘になります。

死亡リスクの低いBMIの数値がどれくらいかと言うとBMI26の場合

身長160cmの場合は体重66.6kg、身長170cmの場合は体重75.1kgになります。イメージ的には痩せ型というよりは若干のぽっちゃり体型になります。

BMIの標準値22がどういう数値かというと、高血圧や脂質異常などの病気になる確率がもっと低い数値だと言うことです。病気になりにくいのと死ににくいというのはまったく別物という事ですね。

BMI標準値22であれば健康体で死亡リスクも少ないというのは嘘だと言うことですね。健康の指標としてBMIは万能ではなく医学的根拠の乏しい数値であり万能基準としては嘘だと言うことですね。

BMIに変わる健康指標を紹介!

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BMI指数が初耳学で取り上げられたように保険会社でつくられた医学的根拠のない嘘の数値であったことはここまで説明してきまた。

では、医学的根拠に基づいた嘘のない健康指数はないのでしょうか?ここではBMI指数に代わる指標として注目されているものをご紹介したいと思います。

【1】BMI指数に代わる新指数PI

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BMI指数に代わる新指数とし注目されている指標にPIというものがあります。

PIとはプロポーションインデックスを略したもので、プロポーションづくりをサポートする会社ダイアナが開発した新指数なのです。このPIの計算式は

ウエスト+(左太もも+右太もも)ーヒップー(トップバストーアンダーバスト)÷身長

から求めた数値を決められた表に当てはめてその際のプロポーションの持つメリハリ度を測定するというものです。

PI値は計算式に体重を基準としない為、体重、身長、BMIがまったく同じ数値である女性でも人それぞれの体型の違いを正確に現すことができるので、プロポーションを維持するうえで有効な指数になると考えられています。

BMIが健康指標として嘘の数値と言われる要素の一つである体型という部分に目を向けた指標と言えます。

【2】BMIに取って代わる新指標RFM

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BMI指数が初耳学で嘘の数値として注目されたように体格を無視した正確性に乏しいい数値であったことに対してRFMはより正確で測定が簡単なシンプルな指標と言われています。

RFMとはRelativeFatMassindexの頭文字を取って呼ばれています。

FRMは身長と腹囲から計算式によって導かれます。体重計が必要にならずメジャーがあれば測定が可能なシンプルな指数になるのです。測った数値を次の計算式に当てはめることで算出できます。

男性:64̠ー(20×身長÷腹囲)

女性76ー(20×身長÷腹囲)

BMIは男女間の差を考慮せず、筋肉量も要素に入っていないため医学的根拠の薄い数値であり健康の指標として用いるのには無理があると専門家には言われています。

それに対してRFM測定値は検証結果によると「高性能ボディスキャン装置の測定値」とほぼ一致して数値であることがわかったそうです。このRFM指数は研究者による検証の結果、他の300以上の指標のどれよりも正確な数値だったと発表されています。

医学的根拠のある嘘のない数値だと言うことですね。

この新指標は肥満関連の疾患を判定する指標としてより手軽で噓のない正確な指標となることが期待されています。

しかし、まだ検証段階の指標であって正確性を担保するためのデータが不足しているとの事です。金儲けの為の噓の指標として作られたBMIとは異なり医学的根拠のある嘘のない正確な指標とするためにはあと一歩なのかもれません。

BMIが体重と身長から単純に計算式で求めているので健康指標としては信頼性の乏しい健康指標としての指標となってしまいますが、RFMは腹囲の計算式取り込むことでより制度の高い裏付けのある健康指標としてのない健康指標となりえるのです。

将来的にはBMIに代わる指標として注目されているのです。

【3】体重とは異なる指標WHR

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BMIが体重と身長だけの計算式から求められる数値であることから現実的ではない嘘の指標とされてきましたが、WHRは肥満の比較をヒップラインから求める指標というものです。

WHRとはWestHipRaitoの頭文字をとってつけられら指標です。この数値を求める計算式は

ウエスト÷ヒップ

で計算できます。理想とされる数値は男性で0.9、女性で0.7とされています。この数値が1.0を超えると肥満と判断されるようです。

メタボ検診において判定基準に女性は腹囲が90cm以上がメタボと判定される基準がありますが、測定時におへそを中心に測るため通常のウエストよりも少し太めの数値になりやすいそうです。女性の場合においては3~6cmもウエストサイズが大きくなることもあるのです。

厚生労働省の調査によると日本人の女性は痩せすぎの傾向にあり、20代では21.5%、30代では17.6%が痩せすぎという結果がでています。痩せすぎでも健康によくないと言われているで様々な指標を合わせて見て最適な体重にするのがいいのかもしれません。

この指標は腹回りの脂肪状況から肥満度を求めているので万能の健康指標として嘘の指標であったBMIに対して新しい方法で嘘のない指標であえると言えます。

いくつか初耳学で注目されたBMIに代わる新指標を紹介しましたが、どの指標も簡単な計算式で求めることができます。しかし、これらの指標はあくまでも指標であり絶対の数値ではありません。

健康管理をするうえでは定期的に健康診断や人間ドックに行くことで自分の健康状態をきちんと検査する必要があります。指標に満足するのではなくきちんと健康診断に行って体のメンテナンスをすることがよりよい生活を維持するのには必要なことだと思います。

みなさんも定期的な健康診断を受けることをお勧めします。

BMIを信じすぎてはダメ!

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今まで書いてきた通り初耳学で取り上げられたBMIという数値は保険会社によって広められた医学的根拠のない嘘の指標であり、BMIだけでは判断出来ないことが多すぎるということがわかったと思います。

BMIは人それぞれぼもつ多様な状態に対応できていないのです。簡単な計算式で求めることができる数値ということで多く広められて来ましたが、BMIは絶対の健康を現す数値ではありません。

健康診断でBMI指数が標準だったからといって健康だと判断してしまうのは嘘の判断だと言うことになってしまいます。健康を判断する為にはBMIだけでは不十分な数値であり万能な指標ではないのです。初耳学で取り上げられた通り嘘で固められた数値であると言えるのです。

特に筋肉量が少ない人にとっては健康リスクが高まると言うデータもあるのです。痩せ型で筋肉量の少ない人は最悪の結果を招きやすいのかもしれません。このようなこともBMIでは標準となってしまうこともあるのです。あきらかに標準とは言えないので嘘の数字だとわかります。

初耳学で取り上げられたようにBMIの数値が万能ではないので信じすぎてはいけないのです見せかけの嘘の健康に惑わされず、定期的に健康診断に行って体のメンテナンスをおこなうのが一番なのだと言うことです。