陰謀論者の心理・特徴10コ!都市伝説を信じやすい人とは? | ToraTora[トラトラ]

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陰謀論はいつの時代においても人気があります。

都市伝説として語られるような噂話などを聞いていると、自分の知らないところで何か大きな物事が動いていていろいろやっているんじゃないかって考えた事ありませんか?一言に陰謀論で語ってしまうことに問題は多々あります。

ちゃんとした理由が存在しているのに自分が理解していないだけではないかと思えるような事象は世の中にたくさん存在していると思います。

陰謀論を受け入れてしまう陰謀論者になりやすい人というのが存在しています。そんな陰謀論者になりやすい人は自己に対する自信や自尊心がない人に多くみられる傾向があります。つまり

「自分に自信のない人は、陰謀論を信じやすい。」

「自分がダメな人間だと悲観的に思っている人ほど、陰謀論を信じやすい」

という傾向にあるため陰謀論者となりやすいのです。これを別の言い方で言うと「物事に対する理解力の低い人は、陰謀論で考えてしまい陰謀論者になりやすい」となるのです。ここではそんな陰謀論者について考えていきたいと思います。

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そもそも陰謀論とは?

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陰謀論という言葉が一般的に認知され、言葉として普通に使われるようになったのは比較的新しく、用語の分類としては新語に分類される言葉になります。

「陰謀論」「陰謀論者」という言葉が、世間一般に広く知れ渡り認知されるようになったのは、1963年に発生したアメリカのネディ大統領暗殺事件以降の事とされています。ケネディ大統領暗殺事件に関しての政府の公式見解に対して、疑問や疑いを持った人々を笑いものや敵意の対象として非難・中傷を行い、その思想を抑え込もうとしたのです。

そして政府の公式見解に対して疑いを持つ人々を「陰謀論」「陰謀論者」と呼称して非難の対象とし、CIAが情報コントロールするためのプロパガンダキャンペーンを実行し、その結果大成功を収めた事実が存在しているのです。

ぞもそも陰謀論と呼ばれる言葉の意味がどういうものかというと、一般的に政府、警察、検察などの国家権力者、財閥や多国籍企業などの巨大資本、集団として影響力のあるマスコミ、宗教団体などの世間に対して強い影響力や権力を持つ存在が、政治的、経済的、宗教的な動機を元に結託して一般人にはわからない所で事象を操作し、その真実を人々の目に触れないように隠している。という主張や指摘のことです。

一方で陰謀論に関係ある言葉として陰謀史観があります。この言葉は「自身の身の回りに理解できない不思議な出来事が起こると、もしかしたらその出来事は偶然ではなく、何かによって作られた陰謀か悪だくみなのではないだろうか。」という思考ルーチンを陰謀史観と呼びます。

このような自身に理解できない不思議な出来事を「偶然」の一言で片づけてしまい検証しようとしない人達を「偶然論者」と呼びます。

陰謀論者たちが展開する陰謀論の中には、宇宙人や地底人の陰謀説を唱えいる荒唐無稽と思われるものもあるが、現実社会に存在する事象について語られた話も存在し、社会に影響を与える場合も存在しているのです。

出自不明の怪文書が陰謀論を生む原因となった例があります。開国期の日朝関係に悪影響を与えた八戸事件、国際連盟で中国が日本を糾弾する根拠に利用された田中上奏文問題、ナチスによるホロコーストや旧ソ連のスターリンによるユダヤ人迫害を正当化する論理として利用されたシオン議定書などがあります。

また、陰謀論は言われた相手に対して誹謗中傷の作用を持ち、相手からの反対意見を封殺することを目的とした手段としても効果的に機能します。この典型的な表現として「そんな荒唐無稽なこと言っていると信用されなくなるよ」という表現が見られます。

陰謀論者には共通点があった!

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陰謀論者は検証や反証により否定された仮説であったとしても、検証や反証に捏造された資料があって仮設を認められないと声をあげたり、検証や反証の過程に関わっている人や機関の中に陰謀に加担している存在がいると主張を行い認めようとしないのです。

そのため、否定された説についても自分たちの都合の良い結論のある証拠として積極的に用いたり、検証や反証に陰謀論が絡んでいたという事でその説を否定し、陰謀論者たちが心棒する説の正当性があるとする論理の補完に使用したりしているのである。

一方で、丁寧な検証、実証の積み重ねを行った結果、事実や都市伝説として認識されるような陰謀論も存在しているのです。また、その仮説が陰謀論の主張の根拠になっていると言う理由だけで客観的な事実事象であるにも関わらず無視されたり、その事象を隠蔽されたりするする事象もあるのです。

そんな陰謀論者が唱える説には一定の共通点が見られます。その共通点について見ていきたいと思います。

陰謀論者が共通に唱える陰謀論:事件の背景

陰謀論者が唱える陰謀論の共通点として、ある事件に対する政府機関等の対応や公式見解の「不可解と感じられる部分」を補足説明となる場合がある。陰謀論が事件や事故の補足説明となった例としては、日航機墜落事故やケネディ暗殺事件に関する陰謀説が存在します。

ある特定の団体や個人に対する攻撃や侮辱を目的とし、陰謀論を事象の背景や動機として利用して人種差別や、思想弾圧を行ってしまうのです。

ナチスによるユダヤ人迫害の根拠とされたシオン賢者の議定書などがこの例に当たります。悪意をもって利用することで陰謀論を有効に扱おうとする人もいるのです。反ユダヤ主義に基づくユダヤ人の陰謀論など民族差別主義を正当化するために利用し、一定の民族や人種を迫害していったのです。

政府や起業、宗教団体などの組織もしくは対立する複数組織同士にとって不都合になる情報を隠すため、陰謀論としてその情報の信憑性を落として不都合な情報の拡散を防ぐ目的として利用されるのです。実際に情報操作が行われた例としては、大韓航空機爆破事件などがあります。

この事件で北朝鮮が陰謀論として主張した「韓国による自作自演」という例があります。東西冷戦時代においてはアメリカCIAと旧ソ連KGBの間で陰謀論の欧州がなされ情報操作が多数行われていたのです;

日本においては、オウム真理教による坂本弁護士一家殺害事件において、オウム真理教は「公安によるオウム真理教を陥れるために仕組まれた事件」という陰謀論を主張して自らの犯罪を隠蔽しようとしていた事例もありました。

陰謀論者が共通に唱える陰謀論:自説が認められないことに対する理由付けとして

陰謀論者が唱える陰謀論の共通点として、学会やマスコミ等の発表の場で自説を強く主張するも、認められない場合に本来自らで証明しなければならない、自説の根拠の説明責任を他者のせいにして責任転嫁するという手段に陰謀論が利用されます。陰謀論によって自説が立証できないと責任転嫁して正当性を主張する根拠として利用するのです。

宇宙人の存在説、心霊現象、超能力事象といったオカルト分野や永久機関、超高効率エンジンなど理論上述べられるが実現不可能な疑似科学、アトランティスなどの超古代文明や宇宙考古学の分野等が世間から認められない理由付けとして陰謀論者たちは陰謀論を持ち出し自らの正当性を主張すのです。

中には、自説を主張するためにいくつもの陰謀論を展開し、話の内容が矛盾だらけになるのも構わずにいる陰謀論者まで存在しているのです。

陰謀論者が共通に唱える陰謀論:都市伝説の背景

陰謀論者が唱える陰謀論の共通点として、噂や都市伝説の背景を語っている場合や風俗・文化等の場面において陰謀論がささやかれるのです。

普段、テレビやネットで話題になるような噂や都市伝説として語られる陰謀論の場合は、誤解、噂、ジョークなどの荒唐無稽な話とされることがあります。例としては都市伝説として語られる「テトリスの開発は西側諸国の生産力を低下させることを目的にソ連が仕組んだ」とか「メンソールのたばこに含まれる成分によって男性の精力減退が起こる」といったような都市伝説が存在しています。

しかし、都市伝説として語られる噂の中には古くからの伝承で災害などに対する教訓や警告が含まれている物もあるのでその都市伝説が真実なのかはきちんと見極める必要があるのです。

陰謀論者が共通に唱える陰謀論:概念の説明理由

陰謀論者が唱える陰謀論の共通点として陰謀論の概念が信仰や思想、主義主張、体制と反体制などいかなる概念に対しても結びつきを可能とする概念であり、それらの概念の生じた理由の説明として陰謀論を利用して説明される場合があります。

陰謀論者の心理を解説!

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陰謀論を語る陰謀論者たちにはある心理的特徴があります。

ここではそんな陰謀論者たちの心理的特徴について考えていきたいと思います。

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陰謀論者の心理として、陰謀論と唱える事で自分の抱えているストレスを軽減できるという理由で陰謀論を信じている人がいます。

例えば、自分の行動が上手くいかない状況で自分は悪くない、これは裏で動いている組織があって上手くいかないのだという陰謀論を信じることで「しょうがない」「自分は悪くない」という心理状況になりストレスの軽減につながります。

心理状態が正常な場合には信じることのない、根も葉もない馬鹿げた内容の話であっても、心理的にストレスを受けている状況においては信じてしまう人も多いのです。

【2】陰謀論者の心理:注目を浴びたい

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陰謀論者の心理として、周囲からの注目を浴びたいという欲求を強く抱いています。

「陰謀に過ぎないでしょ」とか「そう思う」というように周囲から意見が寄せられる状態は、注目されているからこその周囲の反応なのです。注目を浴びたいという心理状態を満たすために、自分の独創的な思想や考え方を陰謀論として発信しているのです。

【3】陰謀論者の心理:誰かに話を聞いてほしい

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陰謀論者の心理として、自分が心に秘めていた話題ややり場のない考え方を誰かに聞いてほしい、伝えたいという心理状態が働いています。

その話の内容について否定されようとも関係なく、ただ単に誰でもいいから自分の話を聞いてもらえればそれで満足するのです。

【4】陰謀論者の心理:ナルシストな一面

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陰謀論者の心理として、ナルシストな一面を持っています。

陰謀論を堂々と語ることで「こんなことを考えることが出来る自分は凄い」と周囲にアピールして満足するのです。周囲に自分の凄さを知ってもらいたい、自分が凄いと知らしめたいという心理状態になっているのです。

【5】陰謀論者の心理:ひねくれた心理

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陰謀論者にはひねくれた性格の人が多く、物事を斜めに見ているのです。

通常とは違う視点を持って事に当たるということは重要な事ですが、その視点が見当違いで事実と証明できなければただ陰謀論を唱えているだけに過ぎないのです。

陰謀論者の特徴を解説!

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陰謀論を語る陰謀論者たちにはある特徴があります。

ここではそんな陰謀論者たちの特徴について考えていきたいと思います。

【1】陰謀論者の特徴:結論を重視する

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陰謀論者の特徴として、物事の仮定よりも結論を重視します。

その陰謀論の理論や都市伝説に根拠がないものが多いのは、結論ばけりを重視いて過程を軽視しているからになります。その結論にいたるにはこういう理由があるという仮定の部分がごっそりと抜け落ちているのです。なにかを論じたり証明する場合にはそこに至る仮定がきちんとしていなければならないのです。

結論ばかりを重視し、そこに至る仮定を曖昧にしたまま~だと断言しているような内容の話をする人は、陰謀論者だとみて間違いないでしょう。

【2】陰謀論者の特徴:心理に付け込んで説得してくる

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陰謀論者の特徴として、話す相手の心理に付け込んで説得してくることがあります。

都市伝説として語られる話のように、はっきりとした根拠のない胡散臭い話だったとしても、どこか妙に説得力があり「そうかもしれない」と相手が信じて納得させてしまうことがあります。

これはいわゆる話術で話し方のテクニックで、相手に恐怖を感じさせてみたり、興味をひかせる話題から話始めたりする、相手の心理に付け込んだテクニックの一つなのです。

また、陰謀論者は利害性のある視点から物事を捉えているため、話し相手の負の部分から話をはじめ引き込んでから話を広げていくパターンもあります。たとえどんなくだらない陰謀論であっても、話す相手によって話の構成を変え、話術で引き込んでしまうので陰謀論を信じやすくなってしまうのです。

【3】陰謀論者の特徴:陰謀論を使って論破しようとする

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陰謀論者が持つ特徴の一つとして、コミュニケーションをとる中で相手を陰謀論を用いて論破しようとする人が多く見られます。

話をしていく中ですぐに「でも~はこうだ」と相手の話を否定し反論して、自分の信じる理論や説に相手を引き込んで認めさせようとしてくるのです。

【4】陰謀論者の特徴:思い込みが激しい

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陰謀論者の特徴として思い込みが激しいタイプの人が多く存在します。

さらに、この特徴を持つ人は常に情報を求めており、ネットニュースなどのゴシップネタが大好きです。陰謀論者には高学歴で頭が良く、研究者のようなお堅いイメージがありますが、実際はそうでもなく、高学歴ではなくても、思い込みが激しい人や、週刊誌やネットニュースを常に気にしているようなタイプの人が陰謀論者になりやすいのです。

思い込みが激しい事で、話の内容についてきちんと理解せずに話を鵜呑みにしやすいのです。また、週刊誌やネットニュースでは出所不明の情報があふれており、策略や陰謀について考えやすい環境が整っているので、陰謀論者化してしまうケースがあるようです。

陰謀論者の特徴として軽犯罪を犯しやすいという研究結果が報告されています。

信号無視だとか恫喝のように暴力的な行動をとる、音楽や映画などの違法ダウンロードなど殺人や強盗などの重大犯罪に比べると軽微な犯罪を受け入れやすい土壌が出来ているのだそうです。

なぜ、陰謀論者が軽犯罪を犯しやすいのか、その理由は「陰謀論者が社会とのつながりが希薄であり、社会のルールを軽視し身勝手な考え方で独自のルールを優先する傾向にあるからだ」と心理学者による発表がなされています。

出来後の裏に誰かの悪だくみがあると考える陰謀論者たちは自分自身がそういった悪だくみをする傾向にあるのかもしれません。

陰謀論者にならないように注意!

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ここまで陰謀論者の特徴や心理について調べてきましたがいかがだったでしょうか、自分の行動に当てはまる部分はなかったでしょうか?噂や都市伝説を聞いて楽しむ分には問題ありませんが信じこむ前に立ち止まって考えてみてはどうでしょうか。

都市伝説として語られる話って興味をひかれて面白いものですよね。でも、その都市伝説が本当の事だと信じている人はどれくらいいるのでしょうか?

都市伝説はあくまで都市伝説として語られる噂話であり、そこに真実があるかどうかは自分自身で考えて裏取りがされているのか、証明できる根拠があるのかきちんと精査しなければなりません。

盲目的に信じてしまう陰謀論者になってしまうと人の意見によって行動が制限されることになり、一歩間違えば犯罪者に落ちてしまいます。独善的で人の意見を聞こうとしない陰謀論者のような存在になってしまうと最終的には世間からつまはじきにされてしまい社会活動に大きな影響をあたえる結果になりかんません。

みなさんも陰謀論者になって人生を踏み外してしまわないように注意していただけると幸いです。