山口連続殺人放火事件の概要!保見光成への村人のいじめ&村の場所まとめ! | ToraTora[トラトラ]

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山口連続殺人放火事件という事件を覚えていますでしょうか?

山口連続殺人放火事件は平成二十五年に山口県で起きてしまった事件です。

犯人の保見光成が近所に住む人を次々と殺害し五人の被害者が出た山口連続殺人放火事件は、大きな話題になりました。被害者となった五人は、七十一歳から八十歳までの年配の方達でした。

山口連続殺人放火事件では、村人の保見光成へのコメントが異常と言われていて、保見光成をかわいそうとする見方が広まったことでネット上でも大きな話題・論争になりました。

この記事では、犯人の保見光成に下った判決やその後について、山口連続殺人放火事件が起こった場所、さらには被害者についての情報や山口連続殺人放火事件の被害者が保見光成をいじめていたという話についてまとめました。

山口連続殺人放火事件の概要

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山口連続殺人放火事件は平成二十五年に山口県で起きた事件です。

平成二十五年七月二十一日の夜に、周南市にあった家が二軒火事になりました。住民から通報を受け消防署が火事が起きた場所にすぐさま駆けつけましたが、二軒とも全焼してしまったようです。

燃えてしまった家の場所からは、それぞれ一人と二人の被害者の遺体が発見されました。

放火の可能性もあるとして警察が捜査を開始すると、七月二十二日に一人の被害者の亡骸を発見、さらには別の住宅・場所でもう一人の被害者の亡骸が発見されました。

五人もの被害者の亡骸が四軒の家で発見され、すべての亡骸が頭に殴られたような傷があったと言います。被害者の死因は、鈍器のようなもので殴られたことによることでした。

警察はこの事件を連続殺人放火事件と断定し、周南警察署内に捜査本部を設置し山口連続殺人放火事件の犯人逮捕に全力をあげて捜査を開始します。

捜査を進めるうちに山口連続殺人放火事件の犯人は、被害者となった三人を殺めた後で家に火をつけたことがわかりました。さらに山口連続殺人放火事件の犯人は、その後もこの場所の近くに五時間に渡って潜伏していたということがわかっています。

その後、山口連続殺人放火事件の犯人は二人を襲い、これで被害者は五人となりました。

山口連続殺人放火事件の犯人は被害者となった女性の家を燃やしていたのですが、その被害者の隣の家にこの場所に住む者を揶揄するような川柳が貼られているのが発見されます。

そのため、警察はこの場所に住んでいた保見光成に山口連続殺人放火事件の犯人の疑いをかけ、行方を捜索しました。その後、被害者とならなかった住民たちにも『この場所にいるとさらに被害が拡大する可能性がある』として避難するように指示し、住民たちは不安な気持ちを抱えて公民館で一夜を過ごすこととなりました。

その後、山口連続殺人放火事件が起きた場所の近くの山の中で、容疑者と見られる所持品が見つかったと言います。

犯人は保見光成【山口連続殺人放火事件】

NHKの保見光成の特番観た 案の定村人目線からのなんとかしてやれなかったのだろうかという切ない話仕立てで核心に迫るとこはなかった しかし事件後同じ都会からのUターン組の人間を懇切丁寧に接してあげてますぜアペールがなんか取ってつけたようで違和感 まあ知らんけど僕は保見さんのファンです pic.twitter.com/bwmme06NgA

— 綾杉ゴリザエモン (@antenanasi) August 6, 2019

山口連続殺人放火事件が発生してから六日後、山道で下着姿かつ裸足で座っていた保見光成が発見されます。

警察が保見光成がいた場所で名前を聞いたところ保見光成が本人と認め、その後事情聴取が行われ山口連続殺人放火事件の犯人として逮捕されました。

保見光成は山口連続殺人放火事件の被害者である五人を殺めたと認め、その後身柄が検察庁に送られました。

保見光成についた弁護士によると、保見光成は山口連続殺人放火事件を起こし、その後大量の睡眠薬やロープを持って山の中に入ってその場所で自ら命を絶とうとしていたようです。

保見光成からは山口連続殺人放火事件の被害者や遺族へ詫びる言葉もあったと言います。(その後、裁判となり判決をむかえると山口連続殺人放火事件の被害者へ詫びる言葉はなくなり、むしろこちらが被害者なのだから謝ってほしいと態度を変えました。)

保見光成の生活していた村の場所はどこ?【山口連続殺人放火事件】

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山口連続殺人放火事件の犯人である保見光成が生活していた村の場所は、周南市金峰郷地区だと言われています。

この場所は、山口連続殺人放火事件が起きる直前の人口がわずが十四人だったことが分かっています。さらには、この場所にはほとんど電波が届かないためか携帯電話が利用できず、高齢者が七割以上を占める過疎地帯だったことも報道されていました。

山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成は、事件があった場所の出身で中学を卒業すると東京へ行って仕事をしていました。しかし、40代になった頃に『自分が生まれた場所・地域で骨を埋めたい』と思うようになり、生まれた場所である郷地区へ戻ります。

保見光成は元々ムードメーカーのような明るい性格だったと同級生は証言しています。

実家では、両親の介護をしていたようですが、両親が亡くなるとその場所に住んでいた人たちとのトラブルが耐えなかったようです。

山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成は気難しい人だったということも指摘されています。精神的に不安定なところがあり、山口連続殺人放火事件前から薬も服用していたことがわかっています。

さらに、保見光成は自身が生まれた場所である郷地区へ戻った後に、その場所の村おこしを提案していたようです。ただ、その場所の住民はそれに反対してしまったため、関係が悪くなってしまったとのことでした。

その後、保見光成が住んでいた場所で回されていた回覧板を受け取ることもなくなり、地域の活動にもほとんど参加していなかったと言います。

保見光成は自宅や周辺の場所に監視カメラを設置したりしたこともあったようです。(ただ、監視カメラは作動していなかったようです。)

山口連続殺人放火事件が起きる一週間ほど前には、保見光成はこの場所を出ようかと知人に打ち明けていたとも報道されました。

保見光成への村ぐるみのいじめがあった?【山口連続殺人放火事件】

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実は、山口連続殺人放火事件の犯人である保見光成はこの場所に住む村人(被害者も含む)からいじめられていたと指摘されています。

ここからは山口連続殺人放火事件の犯人である保見光成が受けたとされているいじめについて詳しく見ていきましょう。

【1.保見光成は被害者の一人から胸を刺されていた】

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山口連続殺人放火事件の犯人である保見光成は、集会場所で山口連続殺人放火事件の被害者の一人から胸を刺さされていたことがわかっています。

これはいじめというよりはもはや傷害事件だと思いますが、それでも村人たちは保見光成を擁護せずにその後の山口連続殺人放火事件の被害者となる人物の方の肩を持ったようです。

【2.保見光成は自分の草刈機を草と一緒に焼かれてしまっていた】

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山口連続殺人放火事件の犯人である保見光成へのいじめはそれだけでなかったようです。

保見光成は田んぼのあぜ道を作るために草刈機を使っていたようなのですが、あぜに草刈機を置いて帰ったらなんと翌日には保見光成の草刈機は草と一緒に燃やされてしまっていたようなのです。

その草刈機は、保見光成が自費で購入したものだったと言われています。

その後、保見光成が燃やした人物に詰め寄るとその人物は悪びれた様子もなく笑っていたとのことでした。

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そして、保見光成はこの地域で一番若い人物だったと言うこともあり、そうした理由で草刈りをたった一人でやらされていたようです。

草刈りを一人でやるように押し付けられて、しっかりと草刈りをしたのに自分の草刈機が燃やされてしまったら腹立たしさや悔しさ・怒りでいっぱいになるでしょうね。

さらに、草刈りだけでなく、一番若いからと言う理由で雑用をやらされていたと言う話もありました。

【4.保見光成は近隣住民に物を取られていた】

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保見光成は近隣住民にものを取られると言う被害にもあっていたと言われています。

さらには、自身の退職金を村人たちに配るように強要されたこともあったようです。

【5.保見光成は先祖の墓が倒されていた 】

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保見光成が山口連続殺人放火事件を起こした場所は生まれ育ったところでしたが、保見光成の先祖の墓が何者かに倒されていたと言うこともあったようです。

お墓が倒された時期は不明ですが、普段から近隣住民たちにいじめを受けていれば、先祖の墓を倒したのも近隣住民たちによるものと思ってしまうでしょうね。

【6.保見光成が唯一心を許せたのは愛犬だけだった】

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山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成は被害者を含む村人たちからいじめられていたと言われていますが、そんな状況で保見光成が心を許せたのは愛犬だけだったようです。

保見光成は山口連続殺人放火事件を起こしてしまう七〜八年前にオリーブという名前の犬を飼い始めました。犬種はゴールデンレトリバーだったようです。

保見光成の愛犬・オリーブはオスで、捨て犬だったようです。捨て犬の里親募集の張り紙を見た保見光成が引き取って一緒に暮らし始めました。

保見光成は山口連続殺人放火事件を起こすまで、愛犬・オリーブをとても可愛がっていたようです。

実際に、保見光成は里親募集の張り紙を出していた人物に対して『この犬は父の生まれ変わりだと思う』と言うことを話し、定期的にオリーブの状態の報告をしていたと言います。

保見光成の愛犬・オリーブは、初めて会う警察に『待て』と指示されるとちゃんと従っていたということで、保見光成は愛犬・オリーブのしつけもしっかりとしていたのではと言われています。

しかし、保見光成が山口連続殺人放火事件を起こしてしまい、その後保見光成が拘束されてしまったため愛犬・オリーブは動物愛護団体に保護されました。

その後の愛犬・オリーブが驚きなのですが、なんと保見光成の愛犬・オリーブは保見光成が容疑者として身柄を確保された一分後に亡くなってしまったのです。

保見光成の愛犬・オリーブは、愛護団体の方に散歩に連れて行ってもらっていたようです。散歩を終えると、突然保見光成の愛犬・オリーブが痙攣しだしてそのまま亡くなってしまったと言います。

保見光成の愛犬・オリーブの死因は心臓発作と見られています。

保見光成の愛犬・オリーブは毛並みも良く無駄吠えもしたりしなかったので、とても愛されていた犬だったようです。

山口連続殺人放火事件の犯人である保見光成とその愛犬・オリーブが繋がっているとしか思えないこの出来事は、当時もニュースで大きく報道されその後も度々ネット上で話題になりました。

【7.保見光成は庭に除草剤を勝手に巻かれ犬が臭いと言われていた】

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山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成は、自分の庭へ村人に勝手に除草剤を撒かれたこともあったようです。

保見光成は愛犬・オリーブを飼っていた場所は庭だったため、『(犬を)殺す気か!』と文句を言ったこともあったいいます。しかし、山口連続殺人放火事件の被害者となった村人たちは、保見光成の愛犬・オリーブについて『臭い犬』などと悪口を叩いていじめていたということも報道されました。

実際に、保見光成は愛犬・オリーブの他にもう一匹犬を飼っていたようですが、近隣住民によって撒かれた農薬によって死んでしまったようです。

こうしたことから、『山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成へのいじめはあまりにもひどいものだったのではないか』『山口連続殺人放火事件の被害者は他人の庭に勝手に除草剤を撒いていじめるような人物で、保見光成の愛犬を殺しかけている。被害者は自業自得で保見光成へのいじめが原因で殺された』と保見光成へ同情する人も少なくありませんでした。

しかしその後、山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成も勝手に家の裏の場所に農薬を散布していたということが分かり、いじめはあったかもしれないがお互い様だったのではという指摘もあります。

山口連続殺人放火事件が起きたその後にも、保見光成は『飼い犬の飲み水に薬を入れられた』と証言していたようです。

こうしたことから、保見光成が山口連続殺人放火事件で五人も殺めてしまったのは、上に挙げたようないじめを日常的に受けていて恨みが積もり積もったことが原因だったという見方も強いです。

保見光成への判決は?【山口連続殺人放火事件】

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ここからは、山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成への判決について詳しく見ていきたいと思います。

【1.第一審】

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平成二十七年六月に山口連続殺人放火事件の初公判が開かれました。山口連続殺人放火事件は裁判員裁判となり、そうした面でも大きな注目を浴びたようです。

保見光成は捜査時の供述では自身が殺めたことを認めていましたが、その後供述を一転させました。『山口連続殺人放火事件の被害者の頭部を殴ってもないし、家屋を燃やしてもいない』と供述し、自身の潔白を主張したのです。

その後、公判で保見光成が自ら命を絶とうとした時に録音していたICレコーダーが証拠品として提出されました。このレコーダーには、山口連続殺人放火事件の被告人である保見光成が知人に向けたとされる『これから自殺する。この場所に住む人間からいじめ・意地悪ばかりされた。飼い犬を頼む』という言葉が残っていました。

その後の公判では保見光成の精神鑑定の結果について担当した医師が『被害妄想はあったかもしれないが生涯までは認められない』と証言しました。

その後、第九回公判で被害者の遺族が証言台に立ち、保見光成の死刑を求めました。公判は十回で結審し、保見光成には死刑が求刑されました。

しかし、保見光成の弁護人は『保見光成が山口連続殺人放火事件の犯人であることを裏付ける決定的な証拠はない』と話、無罪または死刑回避を主張しました。

その後行われた第一審判決公判では、山口地検側の求刑通り保見光成に死刑判決が言い渡されました。弁護人は死刑判決を不服として、その後すぐに控訴しました。

死刑判決を受けた保見光成は山口連続殺人放火事件の被害者や遺族に対して詫びる言葉を述べたりしなかったようで、『(山口連続殺人放火事件の被害者や遺族には)絶対に謝らない。自分の方が被害者なのだから逆に謝ってもらいたい』と話していたといいます。

【2.控訴審】

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平成二十八年九月に山口連続殺人放火事件の控訴審判決公判が開かれ、裁判長は第一審の死刑判決を支持し、被告人保見光成や弁護団の控訴を棄却する判決を言い渡しました。

保見光成の弁護人はその後、この判決を不服として最高裁判所へ上告しました。

【3.上告審】

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山口連続殺人放火事件の上告審判決公判は令和元年七月に開廷されましたが、裁判長は一審の判決(死刑)と二審の判決(死刑)を支持し、山口連続殺人放火事件の被告人保見光成の上告を棄却する判決を言い渡しました。

この判決によって、保見光成は山口連続殺人放火事件の犯人として死刑が確定することとなりました。

その後、弁護人は判決の訂正を申し立てましたが、申し立てが棄却されたため、保見光成は山口連続殺人放火事件の犯人として正式に死刑判決が確定したのです。令和元年八月のことでした。

ただ、保見光成は上告審判決の直前に、ある記者に『もし死刑判決が確定したらその後再審請求するつもり』ということを話していたということがわかっています。

上告審で山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成の死刑判決が確定しましたが、保見光成の犯人性については争われてはいませんでした。実際に、保見光成もこの点において不満に思っていたようで、記者に不満を訴えていたことがあったようです。

保見光成が記者に不満を訴えている時点では、山口連続殺人放火事件において逆転無罪判決への希望を持ち続けていたようです。

山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成は『死刑判決が破棄されて広島高裁に差し戻されたら勝てると思う』『山口連続殺人放火事件の犯人ではなく無罪になってここから出たら、すぐに金峰(山口連続殺人放火事件があった場所)に帰って陶芸を本格的に始めたい。山口連続殺人放火事件の犯人ではなく無実となれば慰謝料のお金ももらえる』と話していたようです。

この発言を聞くと、山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成は裁判を受けて死刑判決を受けながらも、逆転無罪になる可能性を信じており希望を持ち続けていたことが分かりますね。

山口連続殺人放火事件によって死刑因となった保見光成は、『田舎の人間は無神経で、都会の人間は無関心』 という言葉を残しています。田舎の人は干渉が多すぎるけれど、都会の人は他人に対して興味を持たないということを指しているこの言葉は多くの人の胸に刺さったようです。

いじめ・高齢社会・親の介護問題・村八分と、現代の問題を色々と詰め込んだものが山口連続殺人放火事件だったのかもしれません。

村人のコメントが怖すぎる【山口連続殺人放火事件】

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山口連続殺人放火事件の犯人で死刑判決を受けた保見光成ですが、過去に保見光成は山口連続殺人放火事件の被害者の一人から胸を刺されていたという話をしました。

このようなことがあれば当然被害者である保見光成を擁護する声や、胸をさした者(山口連続殺人放火事件の被害者)に対しての批判や刑罰があって当然と思いますよね。

しかし、保見光成を擁護する人物や被害者を責める人物はおらず山口連続殺人放火事件で記者にトラブルが会ったことについて聞かれると『(保見光成には)ちょっと胸に鋭利な物が当たっただけ』とコメントする村人もいました。

さらには、山口連続殺人放火事件後に公民館に避難していた住民からは『(保見光成を)なんで生きて捕まえた』と言うコメントもありました。

山口連続殺人放火事件後に村人からこういうコメントがあったため、山口連続殺人放火事件前に保見光成へのいじめがあったことは事実とされています。

そして、こうした村人の常軌を逸したコメントは、全国ネットではあまり放送されずカットされていたことで『山口連続殺人放火事件のニュースは情報操作が行われている!』とネット上で話題になっていました。そのため、テレビのニュースでは被害者よりの報道になっていることが事件当初から指摘されていたようです。

ただ、保見光成は死刑判決が出る前の裁判で『被害妄想が激しい』ということも指摘されていました。そのため、いじめがあったことは事実とはされていながらも、保見光成が山口連続殺人放火事件を起こしたのはいじめと被害妄想が原因とも言われています。

山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成が話した近隣住民からのいじめは事実でしょうが、すべてのいじめエピソードが事実だとは思われていないようです。

山口連続殺人放火事件で被害者とならずに生き残った人たちは、事件が起きてから1ヶ月ほど経ってインタビューに答えていました。

そのインタビューでは『時間が経ってきて住んでいる人たちも少しずつではあるが落ち着いてきた。ずっと怖がっているわけにはいかない。山口連続殺人放火事件のことも住民たちの間で話題になったりはしない。それよりも、自分たちがこれからどうしていくか、どうやってこの場所を守っていくのかをみんな心配している』と言うことを話していました。

山口連続殺人放火事件まとめ!

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山口連続殺人放火事件について詳しく話してきましたが、いかがだったでしょうか。

山口連続殺人放火事件は平成二十五年に、保見光成が一人で村人五人も殺めた悲惨な事件として報道されていて、令和元年に死刑判決が確定しました。

しかし、実際には山口連続殺人放火事件では犯人・保見光成への村人たちのいじめがあったことも分かっており、山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成へ同情する方も多いです。

山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成は中学を卒業して東京へ行き関東で働いていましたが、40代になったあたりで『自分が生まれた場所で命を終えたい』と思うようになり生まれ育った場所に戻ってきました。

そこで待っていたのは両親の介護・村人たちからのいじめ・村人からの干渉でした。

保見光成が受けたいじめは、先祖の墓が倒される・勝手に家の庭に農薬を撒かれる・愛犬の飲み水に農薬を入れられる・一番若いからと言う理由で草刈りを一人でやらされる・自費で購入した草刈機を燃やされる・一番若いからと言う理由で雑用を押し付けられる・住民からものを取られて退職金を配るように言われる、というものだったと言います。

ただ、山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成は死刑判決を受ける前に、被害妄想が強いことを指摘されています。実際に、保見光成は精神的に不安定なところがあったようで薬を服用していました。

そのため、いじめも山口連続殺人放火事件が起きた原因とされていますが、山口連続殺人放火事件の被害者からのいじめだけでなく保見光成の被害妄想も事件が起きた要因と言われています。

とはいえ、保見光成へのいじめがなかったと断定することは難しく、実際に近隣住民たちとのトラブルがあったことは事実のため被害妄想だけで近隣住民を殺害したのではないと思われているようです。

保見光成は、この村を活性化させようと村おこしを提案しますが、村人に反対されたことで関係が悪化していったと言います。地域を愛する気持ちによって村人たちと対立していってしまったのかもしれません。

山口連続殺人放火事件は被害者となった村人たちが批判され、山口連続殺人放火事件の犯人である保見光成が擁護されることが多い珍しい事件です。

もちろん、保見光成が起こした山口連続殺人放火事件は許されるものではありません。ただ、山口連続殺人放火事件を調査してその後にわかった保見光成へのいじめの陰湿さは、山口連続殺人放火事件が起きても仕方がないとする専門家もいました。

何より、山口連続殺人放火事件が起きる前に保見光成が胸を刺されていたことに対する村人のコメントは、保見光成がいじめを受けていたことを強く彷彿とさせるものでした。

このコメントによって保見光成が住んでいた場所・地域は異常だという指摘もされましたが、この時の村人のコメント『(保見光成には)ちょっと胸に鋭利な物が当たっただけ』『(保見光成を)なんで生きて捕まえた』という言葉は、山口連続殺人放火事件から何年も経った今でもゾッとするものがあります。

山口連続殺人放火事件の犯人である保見光成は、山口連続殺人放火事件を起こす七〜八年前に愛犬・オリーブと一緒に暮らし始めました。オリーブはもともと捨て犬だったところを、保見光成が里親募集の張り紙を見て引き取ったようです。

集落で孤立する保見光成が心を合わせられるのは飼っている犬だけだったようで、実際に保見光成は愛犬・オリーブをとても可愛がっていました。しつけもしっかりされていたようで、見知らぬ警察の『待て』という言葉にも従っていたといいます。

保見光成は山口連続殺人放火事件を起こした後に自らの命を絶とうとし、山に入りました。そこで愛犬オリーブの面倒を知人に頼むような言葉をレコーダーに残していました。

愛犬・オリーブは保見光成が山口連続殺人放火事件の犯人として拘束された一分後に亡くなってしまったため、犬と人との繋がりを感じさせとても大きなニュースになりました。

その後、山口連続殺人放火事件の犯人である保見光成は、飼っていた犬・オリーブがいる庭に村人に勝手に除草剤を撒かれたり『犬が臭い』と悪口を言われていたりしたことが判明しました。

こういうことからも、保見光成は山口連続殺人放火事件の犯人でありながら『山口連続殺人放火事件の被害者は保見光成に対してあまりにも酷いいじめをしていた。山口連続殺人放火事件の被害者は自業自得でしかない』と、多くの人から同情されています。

山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成は死刑が確定しています。ただ、保見光成は山口連続殺人放火事件の犯人として死刑判決が確定する前に『もし死刑判決が確定したらその後再審請求するつもり』ということをある記者に話していたことがわかっています。

さらに、山口連続殺人放火事件の犯人・保見光成は『死刑判決が破棄されて広島高裁に差し戻されたら勝てると思う』『山口連続殺人放火事件の犯人ではなく無罪になってここから出たら、すぐに金峰(山口連続殺人放火事件があった場所)に帰って陶芸を本格的に始めたいということも話しており、希望を持ち続けていたことも報道されています。

山口連続殺人放火事件に関しては保見光成が死刑判定を受けたその後も、保見光成が事件を起こしたのは何故なのかについて今でも真相を追求するために取材をしている人もいます。

死刑判決が確定した後でも山口連続殺人放火事件に関する書籍が出版されるなどしており、保見光成が受けていたといういじめについても多方面から見る必要があるという指摘は多いです。

いじめ・高齢社会・親の介護問題・村八分と、現代の問題を色々と詰め込んだものが山口連続殺人放火事件だったという指摘やこの事件について『人ごとではない』と言う人もいました。

何よりも、『保見光成はいじめられていた』『保見光成が話したいじめはほとんどが妄想』といじめがあったのかなかったのかは今でも色々な意見があります。いじめがあったのかどうかを第三者が見極める難しさを感じさせられます。

現在、保見光成が住んでいた家はブルーシートで覆われていて、山口連続殺人放火事件が起きた地域は空き家が目立っているとのことです。

保見光成が山口連続殺人放火事件を起こしてから一月ほどたった時のインタビューで、事件に巻き込まれずに生き残った村人は『事件の話は村人たちとはしない。それよりも、この地域をどう守っていくのかどう生きていくのかを心配している』と言うことを話していました。

今後、過疎地帯で保見光成のような犯人、一人を徹底的にいじめる加害者・いじめの被害者が出ないことを願うばかりです。