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あなたは、友人や知人の仇を討ち、「人を殺そう」と思ったことはありますか。
多くの人は「殺そうなんて思ったことはない」とそう答えると思います。しかし、これを結果として実際にやってのけてしまった事件があります。そう、その事件こそが、今回ご紹介する東大阪集団暴行殺人事件です。
東大阪集団暴行殺人事件とは、2006年6月19日に、小林竜司、徳満優多ら9人が、藤本翔士さん、岩上哲也さんら3人を集団リンチした上で、藤本翔士さん、岩上哲也さんの2人を穴に生き埋めにして殺害した事件です。
東大阪集団暴行殺人事件の概要だけを聞くと、小林竜司、徳満優多らがただの残虐な殺人犯としか見えませんが、しかし、事件を詳細に観察してみると、そうとも言い切れない事件なのです。実際には、小林竜司が藤本翔士さん、岩上哲也さんたちから集団リンチを受けた友人・佐藤勇樹からの相談を受け、その仇を討った事件なのです。
少し複雑で経緯が入り組んでいる東大阪集団暴行殺人事件の概要を、この記事では解説していきます。
東大阪集団暴行殺人事件のきっかけ
藤本翔士と徳満優多の彼女の取り合い
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東大阪集団暴行殺人事件の最初のきっかけは、生き埋めにされて殺された藤本翔士さんと、生き埋めにして殺した側の徳満優多との、彼女の取り合いでした。
当時大学4年生であった藤本翔士さん(当時21才)には付き合っている彼女がいました。その彼女と、徳満優多は3人とも同じ大学のサッカーサークルに入っていました。藤本翔士さんが当時彼女との関係がうまくいかなくなってきたところに、徳満優多が同じサークルにいた藤本翔士さんの彼女のことが好きになってしまいました。
そこで東大阪集団暴行殺人事件の火蓋が切り落とされます。
徳満優多は藤本翔士さんと彼女が付き合っていることを知っているのにも関わらず、諦めずにメールを送り求愛を続けました。それを知った藤本翔士さんは嫉妬し、激怒してしまいました。
2006年5月15日には2人は取っ組み合いの喧嘩に発展します。しかし、お互いの怒りは、それだけでは収まりきらなかったのです。
藤本翔士と岩上哲也が徳満優多と佐藤勇樹を集団リンチ
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怒りが収まらなかった藤本翔士さんは、また徳満優多を別の日に呼び出します。もちろん喧嘩するためです。
2006年6月16日の夜、呼び出された徳満優多は、友人の佐藤勇樹をいざという時のために備えて呼び出し、2人は一緒に呼び出された東大阪市内の公園に向かいました。
そこで2人を待ち受けていたのは、藤本翔士さん1人だけではありませんでした。藤本翔士さんと岩上哲也さん、他3人の計5名が彼らを待ち構えていたのです。そして彼ら5名は徳満優多と佐藤勇樹を集団リンチすることになりました。
そして、徳満優多と佐藤勇樹は車内に監禁された上、岩上哲也さんから「逃げられる思うなよ。こっちは山口組系のヤクザ知っとんや。払わんかったら殺すぞ!」と脅された上、50万円近くの慰謝料を請求されたのです。
この脅迫がなければ、その後の事件は発生していなかったはずです。ですから、この岩上哲也さんの存在が、東大阪集団暴行殺人事件を起こすきっかけとなってしまったことは、やはり否定できません。
いくら彼女が可愛いとはいえ、彼女の取り合いで集団リンチをしたり、多額の金額を相手に恐喝したりすれば、その後大変なことになるのは見えています。この辺りに、事件当事者たちの年齢の若さゆえの精神的な未熟さが垣間見えます。
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6月19日までに50万円を用意しなければ「山口組系のヤクザを呼ぶ」という脅迫に、徳満優多と佐藤勇樹は完全に困り果ててしまいました。
実際に、佐藤勇樹は6月17日に東大阪市の布施警察署に被害届を提出しています。
困り果てた佐藤勇樹は、佐藤の中学時代の同級生である小林竜司と広畑智規に相談しました。
すると小林竜司は「相手の連れがヤクザじゃあ? 上等やないけ。ワシはそんなもんは怖くも何ともないわい。何が慰謝料じゃ。ふざけんな。埋めるだの何だのフカシこきやがって。上等じゃ、向こうがその気ならこっちだってやったろーやないか!」と返し、小林を中心とした報復計画が動き出しました。
この計画の軍師とも言える広畑智規が、彼らの地元である岡山で報復するための報復計画を立て、計画実行リーダーの小林竜司が小林の血の気の多い友人たちを実行計画のために仲間に引き入れました。そのようにして計画実行の準備は着々と遂行されていきます。
しかし、この時、藤本翔士さんと岩上哲也さんを生き埋めにして殺すことまでは、実際は計画されていませんでした。
さらに小林竜司は、小林が風俗店に働いていた際の知り合いで岡山県内に住んでいた元暴力団員である岡田浩次に相談しました。岡田は小林に対し「相手を拉致し、暴行して金を取ってやれ」と指示を出します。また岩上哲也さんに対しても「ヤミ金融や消費者金融で借金漬けにしてやるから、連れてこい」と指示を出しました。
6月18日夜、徳満優多と佐藤勇樹は、「神戸でなら慰謝料50万円を払える」ということと、「被害届を取り下げる」という条件を出し、暴行計画を遂行する予定の岡山県内までおびき寄せる算段を整えました。
東大阪集団暴行殺人事件と小林竜司
小林竜司 東大阪大生リンチ殺人事件 2006年6/19~20 共犯の男の交流関係のトラブルで被害者男性たちが、慰謝料を求めてきたので小林に相談。慰謝料を払うと誘い込み付いてきた被害者2人に集団リンチを加え、生き埋めに。死者2名 pic.twitter.com/EAslYH7vUp
— 日本の確定死刑囚bot (@sikei_syu_bot) August 22, 2015
2019年6月18日夜、藤本翔士さんと岩上哲也さん、それに藤本さんの知人で運転手をしていた男性会社員ら3人と、徳満優多と佐藤勇樹を乗せた車は、山陽自動車道岡山インターチェンジに向かいます。
あらかじめそこで降りることを小林竜司らと計画していた佐藤勇樹は、そこで「スマンけどトイレ行かせてくれんか」と言い出し、しぶしぶ藤本翔士さんと岩上哲也さんたちはそれを承諾しました。
インターの出口付近で3台の車に別れて彼らの車を待ち受けていた小林竜司ら7人は、藤本翔士さんたちの車がインターから出てきて近くの空き地に止まったところで、一斉に彼ら3人(藤本翔士さん/岩上哲也さん/男性会社員)を取り囲みました。
そして、そこに徳満優多と佐藤勇樹の2人が合流し、小林竜司ら9人対藤本翔士さんら3人の状況になり、形成は一気に逆転しました。
その後、岡山県玉野市の深山公園まで小林竜司らは藤本翔士さんら3人を連れて行き、まもなく集団リンチがはじまりました。東大阪集団暴行殺人事件のはじまりです。
「ヤクザが嫌い」だったという小林竜司が、ヤクザの名前を出して徳満優多と佐藤勇樹らを脅迫した岩上哲也さんを攻撃するところから、壮絶な集団リンチがはじまりました。
小林竜司が連れてきた「血の気の多い」仲間たちは、用意してきたバットや金づち、鉄パイプで藤本翔士さんら3人を血だるまになるまで執拗に暴行しました。
すると、公園を通りかかった通行人に見つかってしまったため、彼らは慌てて暴行場所を変えることになりました。
まだこのタイミングでは、小林竜司、広畑智規、徳満優多、佐藤勇樹らの誰も、まさか自分たちが相手を生き埋めにして殺す殺人犯になるとは、思いも寄らなかったのです。
生き埋め殺人に至ったのは、小林竜司のとっさの一言がきっかけとなったのでした。
藤本翔士を生き埋め
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小林竜司がかつて働いていた会社の産業廃棄物処理場に彼らはやってきました。公園から5kmほど離れた、山間部の奥まった場所で、夜間には誰も人が訪れないようなところです。
すでに血だるまになっていた藤本翔士さんと岩上哲也さんですが、再び車から出され、ボコボコに暴行されました。二人とも顔や身体中あらゆるところが腫れあがり、もはや立ち上がることすらできないほどの状況でした。
徳満優多と佐藤勇樹の二人は、あまりにも他の7人の暴行がむごすぎて、このままだと藤本翔士さんと岩上哲也さんが死んでしまうのではないかと心配になってきました。
そこで、小林竜司が、パンドラの箱を開けることになる、一言を告げてしまいます。
「おめえ、確かユンボ(建設機械の一種)使えたよな? 穴を掘ってくれや。」
産業廃棄物処理場内の彼らの近くにあった建設機械を発見した小林竜司は、そのように彼らのうちの一人に指示を出しました。
徳満優多と佐藤勇樹は「生き埋めにする気なのか?」という旨、小林竜司に聞きました。小林はすぐに「あぁ」と肯定した後で、こう言いました。
「奴らにゃヤクザがついとんじゃろ? ここまでやっちまったんや。始末するしかねーだろ」
このようにして、恋愛関係のもつれから発展した集団リンチ事件、だけで済むはずだったこの事件は、凶悪な生き埋め殺人事件へと発展してしまったのです。
小林竜司の仲間は1.5メートルほどの深い穴を掘り、そこで作業は終了とされました。
そして、瀕死の状態になっている藤本翔士さんを穴の横に立たせた上で、小林竜司は藤本さんの知人で車の運転手であった男性会社員に警棒を渡し、こう命令しました。
「こいつを殴れ。手加減したらお前も殺す」
ためらいつつも、男性会社員は泣きながら藤本翔士さんを殴打しました。その後、ついに小林竜司は禁断の一言を命じてしまいます。
「おめーがこいつを突き落とせ!」
藤本翔士さんを生き埋めにするために穴を落とすよう指示された男性会社員は、ためらいます。
「お願いやから殺さんといて…」
涙ながらに藤本翔士さんは懇願しますが、同じく命の危険に晒されていた男性会社員は、次の一言とともに藤本さんを背中から穴の底に突き落としました。
「藤本…、俺かて命はおしい」
間髪おかずに、小林は男性会社員に穴の上から穴の底に岩を投げるように指示を出します。これには、小林は男性会社員にもこのように殺人に荷担させることによって、後でこの男性会社員が通報するのを避けようとした狙いがあったようです。
まもなく、他の仲間たちも穴の底めがけて岩やコンクリートを投げつけにかかり、ひと段落した後で、穴の中に土砂をかぶせ、藤本翔士さんは生き埋めにされました。
藤本翔士さんの死因は窒息死だったということです。鼻の穴や器官の中はびっしりと土砂で埋まっていたということですから、死の寸前まで酸素を求めて呼吸した結果、土が身体の中までびっしりと入ってしまったのでしょう。想像しただけでむごい死に方です。
死の寸前、藤本翔士さんはどんなことを考えていたのでしょうか。まさか自分の彼女を取られそうになって喧嘩をはじめたことが、生き埋め殺人されることにまでつながるとは考えていなかったでしょうから、後悔してもしきれなかったでしょう。
それとも、考える暇もなく、窒息死してしまったのでしょうか。
藤本翔士さんのご冥福をお祈りしています。
岩上哲也を生き埋め
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藤本翔士さんを生き埋めにして殺した小林竜司ら一行は、一度集団リンチは終了します。
血だるまになり、歩行困難状態になっていた岩上哲也さんは、車のトランクに入れられて小林竜司のマンションに連れて行かれました。
小林竜司は、ここで今回の事件の前に相談をしていた元暴力団員の岡田浩次にもう一度相談しました。そこで岩上哲也さんが歩行もできず、金融会社にも出向くことができないほどの重症であることを伝えると、岡田は言いました。
「金が取れんのなら連れてこんでもええ。警察に通報されるとまずい。生かして帰さずに処分せえ」
小林竜司は、岡田にそう言われた後で、結局先ほど藤本翔士さんを生き埋めにした産業廃棄物処理場に岩上哲也さんを連れて戻りました。
藤本翔士さんを生き埋めにした穴から5メートルほどのところにもう一つ穴をほり、テープでぐるぐる巻きにして動けないような状態にしてから岩上哲也さんも突き落とし、土砂をかぶせて生き埋めにして殺しました。
岩上哲也さんの死因も窒息死だった、とのことです。
岩上さんは若気の至りで「暴力団を知っている」と言ってしまったのかもしれませんが、本当に暴力団と知り合いだった小林竜司を敵に回してしまったのが運の尽きでした。
岩上哲也さんのご冥福をお祈りします。
生存した会社員は逃亡
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その後しばらく運転手役だった男性会社員は小林竜司らに監禁されていましたが、この事件を他言しないことを約束し、解放されます。
しかし結局「自分も殺されてしまうのではないか」という不安に支配された男性会社員は、6月22日、東大阪市の布施警察署に通報しました。
その後、6月25日に小林竜司が自首して逮捕されたのを皮切りに、28日までに9人全員が逮捕されて、東大阪集団暴行殺人事件は幕引きとなりました。
小林竜司の生い立ち【東大阪集団暴行殺人事件】
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生き埋め殺人を犯してしまい、東大阪集団暴行殺人事件を結果として主導することになってしまった、仇討ち殺人犯である小林竜司はどのような人物だったのでしょうか。
小林竜司は父親から虐待を受けて育った
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小林竜司の父親は、ギャンブルに明け暮れる父親から虐待を受けて育ちました。
ギャンブルばかりで子供の面倒を見ない父親だったため、弟たちの面倒は小林竜司が見ていたようです。思いの外、小林竜司は兄弟思いの良いお兄さんだったのです。
また、母親もギャンブル狂いの父親から虐待を受け、家出して子供達を放置してしまったこともあったようです。
このような家庭環境の中で、小林竜司の内なる狂気が育まれていったのかもしれません。
小林竜司は小中学校でもいじめられていた
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小林竜司は、家庭内だけでなく、小学校・中学校でもいじめられていたということです。
そのきっかけが、なんと、小学校時代にうんちを漏らしたことだったようです。
子供は本当に残酷ですね。うんちを漏らす経験の一つや二つ、誰しもが経験していることだと思います。たまたま小林竜司の場合は、そのタイミングが悪かったのです。このいじめのきっかけに関しては、小林竜司に同情せずにはいられません。
いじめられっ子であったこの当時に、後に殺人事件をもたらすきっかけとなってしまう佐藤勇樹とも知り合っていたのです。
きっと、いじめられっ子であった当時の小林竜司にとって、数少ない友達でいてくれた佐藤勇樹は、その命をかけてでも守りたいと思える友人だったということなのでしょう。
小林竜司は母親思いの息子だった
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小林竜司は、母親思いの息子でした。
きっと、幼少期の小林にとって、ギャンブル狂いで暴力ばかりの父親や、学校内でのいじめから守ってくれるのは、母親しかいなかったのでしょう。
小林竜司が母親思いだったことは、自首する直前にも母親に連絡をしていたことからもはかりしれます。
殺人事件後の6月23日、小林竜司は母親に「友達から困っていると相談を受けたんやけど、相談に乗っているうちに殺してしもうた」と相談し、「自首しなさい」と母親に言われ、母親と一緒に自首した経緯があります。
自首する前に、「母さんの子で幸せでした」というメールも送っていたそうです。
小林竜司の経歴【東大阪集団暴行殺人事件】
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それでは、東大阪集団暴行殺人事件に至るまでの小林竜司の経歴はどのようなものだったのか見ていきます。
学校を卒業後、職を転々としていた
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学校を卒業した後、小林竜司は職を転々としていたようです。
後に事件のキーマンの一人となる元暴力団員の男と知り合うことになる風俗店で働いていたり、事件現場となった産業廃棄物処理の会社などで働いていたようです。
佐藤勇樹とは違い、小林竜司は大学には通っていなかった
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殺人事件のきっかけの一つとなった友人である佐藤勇樹が大学に通っていたのとは対照的に、小林は大学には通っていませんでした。
家庭がそこまで裕福でなかったため、大学に通いたくても通えなかったのかもしれません。
東大阪集団暴行殺人事件勃発時は無職
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東大阪集団暴行殺人事件勃発当時は、小林自身は無職でした。
小林が無職ですぐに友人である佐藤の相談に乗れる環境がなければ、東大阪集団暴行殺人事件も起こっていなかったのかもしれません。
小林竜司に対する判決【東大阪集団暴行殺人事件】
小林竜司は死刑
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東大阪集団暴行殺人事件の主犯格である小林竜司は死刑となりました。
数少ないいじめられっ子時代の友人の仇討ちをして、死刑にまでなってしまった小林は、哀れな男だと思います。
本人も供述の中で、殺人をすることまでは考えていなかったという旨、述べているそうです。
死刑になったのは、この東大阪集団暴行殺人事件の経緯も影響しています。
生き埋めにして殺した点が、死刑になることを後押ししたようです。
犯行現場に建設機械がなければ、生き埋めにして殺すことも思いついていなかったでしょう。生き埋めにした結果が、懲役刑ではなく小林が死刑になってしまった主因だと言えます。
広畑智規は無期懲役
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小林の友人の広畑智規は無期懲役となりました。
東大阪集団暴行殺人事件の計画を立て、算段を立てた作戦参謀の罪は、やはり重くならざるを得なかったのでしょう。
小林の生き埋め殺人を土壇場で止められていれば、もっと罪は軽くなっていたかもしれません。
徳満優多と佐藤勇樹ら他の加害者の判決
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徳満優多は懲役11年、佐藤勇樹は懲役8年となりました。
また、自ら積極的に暴行した白銀資大に関しては懲役20年という判決が下されました。
他の加害者達にも軒並み懲役刑が下されています。
小林竜司の現在【東大阪集団暴行殺人事件】
小林竜司は現在、死刑囚として収監されている
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小林竜司は現在死刑囚として収監されています。
死刑囚とは、文字通り死刑を待つ受刑者のことで、刑務所の中で生活しています。
小林竜司の刑務所内での情報はほぼない
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小林竜司が刑務所内で何をしているのかといった情報に関しては、出回っていません。
しかし、小林竜司を支援するコミュニティがmixiにあるくらいですから、一部の情報通は知っているのかもしれません。
人情深く激昂しやすい哀れな平成の赤穂浪士、小林竜司の無念
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小林竜司は現在、何を考えて死刑を待っているのでしょうか。
友人である佐藤勇樹の仇を討ち、結果として死刑囚となってしまった彼の境遇には、犯した罪を許してはいけないとは言えど、同情に値する部分がやはりあるのではないでしょうか。
しかし、若さゆえの激昂で、その一生を台無しにしてしまった小林竜司と、その相手となった藤本翔士さん、岩上哲也さんらを含め、全員がこのような事件を作り上げてしまったこと、全てが無念です。
東大阪集団暴行殺人事件まとめ
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東大阪集団暴行殺人事件は、ひょんな恋愛トラブルをきっかけにしながら、最終的には生き埋め殺人事件にまで至る、若者達が繰り広げた壮絶な人間ドラマだった、と言えるでしょう。
若さゆえのエネルギーの暴発がなければ、このようなことにはなっていなかったのだと思うと、無念でなりません。
この事件を元ネタとして、井筒和幸監督が『ヒーローショー』という映画を撮っているくらいです。よりこの事件を詳しく知りたい、という方はぜひこちらの映画もチェックしてみてください。