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本来、意識が高いことは良いことなのですが、最近は「意識高い系」と呼ばれる意識が高いのを装った”意識高い系”が多くなってきました。
なにかと「自分は他の人よりできる」「自分は他の人とは違う」という、過剰に高い自己評価と自分の信じるその評価を周囲にも広めようという事に躍起になっていしまうため、周囲からは「ウザい」「鼻に付く」と結果的に評価されてしまう人のことを指します。
ちなみに、本当の「意識が高い人」は普段あまり外に対して自己主張はせず、自分の評価を外に求めたり誇示しません。自分自身の研鑽を自分自身が納得するまで積む、というのが本来の「意識が高い」と呼ばれる部分でもあります。そのため、その姿勢に感銘を受けた周囲が自然に尊敬する、という流れになるわけです。
が、「意識高い系」は実績なしにその周囲の尊敬を集めたいで無理をするため、次第に周囲からウザいと思われるのです。
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意識高い系がウザい理由を一挙紹介!
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この「意識高い系」の人は残念ながらそのウザいことから、周囲の友達が離れていなくなってしまう場合が多いです。
ふとしたことでウザい、と思われるとも限らないため、この「意識高い系」のウザい理由を自分でチェックして理由と原因をしっかり見極め、自分はそうならないために反面教師にしましょう!
意識高い系がウザい理由10選①
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さて、「意識高い系」がウザがられる理由を以下に、まずは代表的な例を5つ挙げていきます。
その原因などにも触れていくので、自分がそうなっていないかをチェックしてください。
【意識高い系のウザい理由1】自己評価が高すぎる
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意識高い系の人は、なぜか自己評価が高すぎるのが特徴です。
自分は思いやりがある、自分は色んなことができる、といったように、あまり具体的な実績が無くても自分の中でかなり自分が「できている人物である」と思いがちなようです。
若い年代でこの「意識が高い系」の典型的なのは「将来は有名になる」「海外へはばたく」「起業する」「自分はこんなところで終わる人間ではない」といったビッグマウス的な発言が多く、その根拠が自分への過大評価からくる場合が多いです。
そのため実際の本人を見ている周囲からは「そんなことないんじゃないか」という評価をされ本人が知らないうちに「ウザい」と認定されて敬遠されている、という事態もよく見られます。
因みに本当に意識の高い人は自分の評価を冷静に下し、たとえ明確な目標があっても広言せず、自分の胸の内に秘めておく場合が多いようです。
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前述のように過剰な自己評価の高さから「自分は他の人と違う」という意識でいるため、他人を格下扱いする傾向があります。
「私はあの人とは違う」といった、自分を他者と差別化する気持ちだけなら特に問題はないのですが、意識高い系の人の特徴としては他人を見下す発言が何かと多いことが原因で、周囲の友達から嫌われていくというのがよくみられる状況です。
そのため、表向きは一応仲良くしていても本当の友達がいないという状況もあることに、残念ながら本人が気付いていないケースも多いようです。
その反対に、意識の高い人は積極的に他人の意見や話に耳を傾ける人が多いかもしれません。いろんな所から情報を収集しよう、という姿勢から来るかもしれません。また、前述にもあるように評価は自分の中でとどめ、他言はしません。
また「人は人、他人は他人」と思っている人も多く、”他人と比べるよりも現在の自分がライバル”というタイプが多いので、余り他人を見下す必要がないという事のようです。
【意識高い系のウザい理由3】いつも自分の話ばかりする
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意識の高い系の人は、どこでも自分が中心的存在になりたい、という欲求を持っているため、何かと話題の中心に自分を置きたがる傾向があります。
そのため、誰かが話をしていても「え~、私なら…」「私知ってる!」といった感じで自分の話にすり替えようとしてきます。
また、自分は他の人よりも優れているという意識から、自分の意見を他人に押し付けるような話し方だったり、自分がいかに詳しいかといった知識の披露だったり、という形で話に加わってくるため、会話を進めていた友達などからは「自分押し出しすぎ」「そんなの別に聞きたくないんだけど?」といった形でウザいと思われている場合が多いです。
また残念ながら、意識高い系の人はそういった場の空気も読めないタイプが多いため、友達にウザいと思われていることに気付かないで自分の話を毎回しているため、「意識高い系の人認定」されてしまいます。
本当の意識の高い人は、自分で話し出さなくても自然に周りがその人の話を聞きたくなるような様子になる場合が多いです。本来、意識の高い人は自分の事はあまり話さないタイプも多いようです。
また、あまり自分から話さないそのミステリアスさも周囲の興味を余計に引き付けるため、その人が口を開くとみんなが注目する、という状況が自然にできあがるのです。
【意識高い系のウザい理由4】自己演出・アピールが過ぎる
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過大な自己評価を持ち、自分の話をしたがるという点からも、意識の高い系の人は自己アピールや「自分は優れている」という演出が大好きです。
例えば「自分はこんな会合に行ってきた」「自分はこんな人から認められている」といった特別感を広言していたり、なにかと「自分だからこんなことができた」「こんな経験ができる自分を褒めてあげたい」といったような独りよがりっぽい”自分凄いアピール”する行動や発言が多いため、周囲の友達は辟易しウザいと思われています。
残念ながら、その無意味なアピールは友達の評価を下げる方向に働いているとも知らずにいるのが、「意識高い系」の残念なところです。
本来の意識の高い人は、自己演出やアピールをしなくても別に困りません。むしろ、誰かの反感を買って余計な労力や苦労をするかも、という事も既に想像できて分かっているのもあるのかもしれません。
そういった洞察力や場を読む力も、意識の高いゆえかもしれません。
【意識高い系のウザい理由5】やたらと難しい言葉を使いたがる
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意識高い系の人が良く陥る間違いの一つとして、やたらに難しい言葉や横文字系を使いたがる、当傾向があります。
すっかり広く知られるようになっている「コミットメント」や「コンセンサス」に始まりビジネス関連や経営用語などを会話の中に無意味に絡めてくる試みは、意識高い系の人のアピールのひとつになっているようです。
使う必要もない難しい言葉を多用して説明しようとするのは、会話の中では無駄なものに他なりませんし、聞き手に「ウザい」と思われるポイントの一つです。
そのため聞いている友達も「なんか難しいことをまた言っているな」「今気に入ってる単語かな」程度で感心するふりをして聞き流されている、という状況に本人は気付いていない場合が多いです。一昔前の、業界用語で話すタイプと似ているかもしれません。
本来の意識の高い人は、難しいことを分かりやすく説明することに重きを置いている人が多いです。もちろん、難しい言葉などは知っていても必要に応じて普通に使う程度のものです。
意識高い系がウザい理由10選②
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前述の「意識が高い系がウザい理由10選①」では、かなり自己中心的な部分が映し出されていましたが、後半からはその原因ともいえそうな部分にも関わてくる5つを上げていきます。
【意識高い系のウザい理由6】SNSが心のよりどころ
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意識高い系の人は、SNSで自分の評価を図りがちです。
Facebookの「いいね」の付き具合やTwitterのフォロワーの数の増減に一喜一憂したりしているようです。また投稿にも「リッチなレストランで食事中なう」「今日は何だか忙しい」「セミナー中」といったような、周囲への”頑張っている””意識高い”アピールに必死の様に映ります。
こういったSNS上での動きが、よりウザいと思われる原因になっていることに気付きません。そしてフォローを外されていたりすることに恐怖を感じるため、知り合いには常に「自分をフォローしているか」のチェックもしている場合があります。また、LINEの返信が遅いことに怒りがちな傾向も、こういったタイプに当てはまります。
SNSの使い方は、ここまで広がった現代では多種多様です。一概には言えませんが、意識の高い人はSNSから距離を置く場合と積極的に使いこなしている場合の二極化をしているようです。
ただ、意識高い系の人と違って、SNSの利用をしている人は細かい結果に左右されることはなく、何かの目的などに添っている場合が多いため必死さは感じず、むしろ余裕さえ感じるようです。
【意識高い系のウザい理由7】他人の問題に首を突っ込みたがる
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意識高い系の人は、何かと自分にスポットが当たることを常に求めています。
そのため、無意味に他人の問題にも首を突っ込みたがる傾向もあるようです。でもその介入には、その人の心や問題の解決に沿ったものではなく、自分の意見の押し付けだったり自分のアピールの場にするため、といった自己中心的な行動のため、他の人に嫌われたり友達を無くしたりする原因を引き起こしている場合があります。
例えば真剣に悩んでいる人がいれば「私の様にこうすればいい!」といったような意見の押し付けや、「私ならこうするのに~」といった自分の優位性などを強調する発言などをして、当人だけではなく周囲からも「ウザい」と思われる原因になっている場合もあります。
意識の高い人は、通常余計な問題には関わりません。むしろ避けます。ただ、親しい人のためには一肌脱ぐための度量も器も持っている人が多いです。
なぜなら、意識の高い人はリスクマネジメントもできる人も多く、「自分が関わることでいい方向に向くか向かないか」という判断もできる場合が多いからです。
【意識高い系のウザい理由8】実際の問題解決能力がない
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意識高い系の人は、自己評価が高く向上心もありそうですが、口先だけだったり形だけだったりする場合が多いため、実際の問題に向き合った時には解決することができないことが多いです。
自己評価だけは高いので、何かと自分で動こうとするでしょう。が、その行動に責任や辛い決断などが伴わない限り、解決はできません。意識高い系の人はどうしても自己アピールや自分の能力が華々しい面だけを好むため、地道な努力や思慮深さに足りないことがあります。
そのため地道な努力を怠っていたり、辛い決断は避けて通る、といった事が起こる場合が多いのです。
この場合、もし地道な努力や辛い決断、そして思慮深さが身についていたなら、その人はもう既に「意識の高い人」でしょう。
【意識高い系のウザい理由9】自分を持っていない
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実は、意識の高い系の人は「自分という軸」を持っていない人が多いです。
自己評価は高いのですが、その評価の根拠が明確なものでは無いという事態は、とても不安定さがあります。そのため、意識高い系の人はSNSに極端に依存気味だったり、友達や広く他の人に対するアピールを頻繁にすることで自分を評価してもらいたい、自分を認めてもらいたい、という承認欲求が強く現れています。
自己評価に対してある程度冷静になることができれば、他人への見下し発言も減り、人間関係ももう少しうまく回るかもしれません。でも、自分が分からない状態で「能力の過剰評価」があること自体が、判断能力が欠けている、という意識高い系の「ウザい」と思われる事態を自ら呼び込んでいるのかもしれません。
意識の高い人は、一番最初に自分を冷静に見て適正に評価する能力に優れている人が多いです。なぜなら、そこから進むべき目標を見極めて自分の能力をどう最大限活用するかを考えなければいけないからです。
【意識高い系のウザい理由10】自己啓発系にハマりやすい
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意識の高い系の人が陥りやすい事例の一つに、「自己啓発系にハマりやすい」という事が言えるとおもます。
前述のように、自分を過剰評価していること、そして現実の自分とのギャップがあること、を無意識でも埋めるのに「何かにすがる」ことが必要になるからです。中には、自分自身を粉飾するために自己啓発系によって「できる自分」を演出する場合もあるでしょう。
自己啓発は、上手に使えばモチベーションを保てたり、精神的にも安定したり、という事が期待できるでしょう。が、極度に依存したりそればかりに集中してしまうと、より周りを見えなくさせるという面もあります。
また、自己啓発系の中には宗教系の要素や実際のネットワークビジネスなども含まれるため、「ウザい」以上に普通の感覚を持つ友達からは確実に敬遠される可能性もあります。
意識の高い人は、自分という軸を持っているため、自己啓発毛糸は上手に付き合えるケースが多いです。極端にハマるのではなく、エッセンスを上手に活用したりという事も可能です。
意識高い系は周りから嫌われる?
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今回は、「意識高い系がウザい理由」を10項目上げましたが、やはり意識高い系は嫌われる傾向が高いようです。この10項目で、どこか心当たりはありましたか?
もし心当たりがあれば、手遅れにならないうちに今すぐ自分で修正しましょう。
「意識高い系」から、本当の「意識の高い人」になることで、周囲の信頼を取り戻し、大切な友達も取り戻せるかもしれません。
そのためには自分自身をまずしっかりと持つことと、自分に対する評価を見極めること、そして周囲に対する思いやりや気遣いを心掛けることで、きっと新しい自分に「脱皮」できるでしょう。