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陰謀論と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
現代ではインターネットの普及もあり、様々な陰謀論が存在しています。
妙に真実味のあるものから、笑ってしまうものまで、色んな陰謀説がありますが、どの陰謀説も私たち個人の力では解き明かせないものが非常に多いです。
ますますどの陰謀論が本当なのか分からなくなります。しかし火のないところに煙は立たないと言いますよね。陰謀論も都市伝説も真実が明らかになって、真っ赤な嘘だったものから世界を揺るがすような事実が出てきたりもしているのです。
真実が明らかになった陰謀論がある?
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しかし真実が明らかになった陰謀説や都市伝説も、少ないながらも存在しています。
当時は彼らが行っていたことを、告発してそれが真実だったとしても当時はタブーな真実だったのでしょう。ゆえに無茶苦茶な陰謀論だと仕立てられててしまったことがわかります。
しかし内部告発や、新聞社のスクープで真相が明らかになった陰謀論もあるのです。
特にアメリカの陰謀論は真実が明かされたものもいくつかあります。ソ連との冷戦下のアメリカは、さまざまな作戦を秘密裏に遂行していました。しかしその情報がどことなく漏れ出て、陰謀論として都市伝説のように語られていたのです。
しかし実際に明るみに出てみると、あながち陰謀論が間違っていないことに、世の中は驚きました。これが未だに都市伝説や陰謀論が信じられてきている理由の一つでしょう。
閲覧注意!真実が明らかになった陰謀論10選①1~5
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これから先は、真実が明らかになった閲覧注意な陰謀論や都市伝説をご紹介していきましょう。
まずは1~5までの真実が明らかになった陰謀論をご紹介します!
【1】閲覧注意!北朝鮮の日本人拉致事件も陰謀論!?タブーな暴露!
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1970年から1980年にかけて、日本海側で頻発した日本人が失踪した事件です。
今では、北朝鮮の国家的な犯罪ということが判明し、現在の日本の政治的課題の一つとなっています。
日本人が突然失踪する事件は、警察の捜査と脱北した諜報機関に従事していた人の証言から、北朝鮮が関与している説が濃厚でした。1990年台には北朝鮮による日本人の拉致事件が表面化してはいました。しかし2002年まで北朝鮮は関与を否定していたのです。
今でもテレビで見かける北朝鮮の日本人拉致事件ですが、当初は北朝鮮の仕業だと認識されていませんでした。むしろ、北朝鮮の仕業というのは陰謀論だと決めつけていた人も多かったようです。
【2】閲覧注意!タブーな陰謀論!MKウルトラ計画の暴露
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まるで映画のような話ですが「MKウルトラ計画」というのは、アメリカの中央情報局(以下CIA)が精神分析を主に行うタビストック人間関係研究所と共同で秘密裏に遂行していた洗脳実験のコードネームなんです!
こちらも、まことしやかに洗脳計画の陰謀論があると囁かれていたのです。しかしあまりにもタブーな話題の為に信じられていなかったようです。
アメリカとカナダの国民を被験者にして、1950年代から1960年代まで行われていた実験です。この実験は当時のCIA長官が破棄を命じたものの、破棄せずに残っていた資料からこのタブーな陰謀論の真実が明らかになりました。
MKウルトラ計画は、人間の思考や行動をコントロールできるようにするための人体実験でした。
自白剤やドラッグでもあるLDSは、被験者の同意なしで洗脳計画として服用させられました。他にも放射性物質も実験の材料として、使われたことが判明しています。
被験者は募集して集められましたが、同意なしにCIA職員や、妊婦、精神患者など様々な状況に置かれている人に投与実験されました。被験者は、無意味な物質の投与により失禁や鬱などの障害を引き起こしたと言われています。
この極秘実験はニューヨークタイムズが1974年にスクープとして報道されて、陰謀論は真実であったことが暴露されました。この時期はソ連との冷戦下だったこともあり、さまざまな人体実験が行われていたと言われています。
研究者も自分が一体何を目的に研究しているのかわからなかったと証言しており、極秘中の極秘であったことが分かります。
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アメリカは建国してから、どこかしらで戦争をしている国なのをご存知ですか?
実は全く戦争をしていない期間の方が短い国なのです。そんなアメリカには戦争をするための口実として、でっち上げの事件があると陰謀論がうごめいていました。そのタブーな陰謀論も現在では真実が明らかになっています。
それがトンキン湾事件です。この事件はベトナム戦争が起きていた頃に起きました。ベトナムのトンキン湾で、アメリカの駆逐艦が北ベトナムから発射された雷魚によって攻撃されたという事件です。この事件をきっかけに、アメリカはベトナム戦争に介入していきました。
しかし1971年のニューヨークタイムズで暴露されます。
それが「ペンタゴンペーパーズ」と呼ばれるものです。当時の政府が秘密工作で、北ベトナムに攻撃されたという事件はアメリカ政府がベトナム戦争に介入したいがための、でっち上げの事件だったのです。なんと2か月も前から周到に準備されていたものだということが暴露されました。
ベトナム戦争は泥沼化したのもあり、このスクープは瞬く間にアメリカ中を駆け巡り大きな批判を浴びたのは言うまでもありません。
【4】閲覧注意!フリーメイソンの陰謀論!タブーな都市伝説を暴露!
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フリーメイソンは陰謀論好きではなくても、聞いたことがある有名な秘密結社でしょう。整形外科である、高須クリニックの高須院長がフリーメイソンに入会したことで、一気に日本の中でもフリーメイソンの知名度が上がりました。
しかしフリーメイソンの実際の活動内容は、公にされていません。フリーメイソンは政治的介入が出来るとか、地震を起こしたのはフリーメイソンだとかの都市伝説がありますが、それは高須院長がバッサリと否定しています。
フリーメイソンは政治や、宗教の話をしてはいけないんだそうです。高須院長自身もフリーメイソンの詳しい活動内容は教えられないそうで、多くは語りませんが、少なくとも現代のフリーメイソンは怪しい秘密結社ではないようです。
【5】閲覧注意!タブーなフリーメイソンの陰謀論を暴露!ロッジP2事件
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フリーメイソンは謎に包まれているものの、政治的介入や宗教の介入はしていないと高須院長は言っていましたが、昔のイタリアでのフリーメイソンの活動は違ったようです。
正確に伝えると、元フリーメイソン会員だったメンバーが仕組んだ陰謀だったようです。しかもこの事件は1980年代に暴露された真実なので、割と近代の陰謀論の真実です。
ロッジP2事件は、爆破テロ事件や経済犯罪を引き起こした組織で、最終的にイタリア政府の転覆計画を練っていた組織です。この組織は元々フリーメイソンに属していましたが、この陰謀論が暴露されてからは正式に破門になっています。
閲覧注意!真実が明らかになった陰謀論10選②6~10
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やはり戦時中の陰謀論は真実であることが多いですね。
しかもフリーメイソンが恐ろしいイメージで現代も語られる理由は実際に、フリーメイソンに所属していた組織が政府転覆を狙っていたという事実があるからなのも分かりました。
ここからは、陰謀論とともに都市伝説のタブーな真相にも迫ります!
【6】閲覧注意!マクドナルドの陰謀論!タブーな都市伝説!
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一時期、ハンバーガーショップのマクドナルドでミミズ肉や猫の肉を使っているとの都市伝説が蔓延しました。
実際のところは、ミミズ肉なんて使っているはずもなかったのです。日本マクドナルドは昭和52年にハンバーガーのJAS規格の上級に認定されているようです。正真正銘の牛肉を使用していることが判明しました。
チキンマックナゲットも、ちゃんと鶏の部位を使用しているようです。
口に入れるモノの陰謀論は怖いですよね。この陰謀論は真っ赤な嘘だということが判明して、ほっとした人も多いのではないでしょうか。
【7】閲覧注意!恐怖の都市伝説のタブー!陰謀論も?杉沢村
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皆さんは「杉沢村」という村をご存知ですか?杉沢村というのは、青森にある地図上に存在しない村です。
昭和初期、杉沢村では発狂した青年が村人全員を殺し、その後に自殺したために廃村となったようです。その村はその後他の市町村併合されて地図上からはなくなってしまったという都市伝説です。
まるで八ツ墓村(津山事件)みたいな話ですね…
杉沢村に近づくと、「命惜しくば引き返せ」という看板が出てくるようです。それでも集落に進んでいくと、当時の凄惨な状況が未だに残っていて、そこからは生きて戻ってきた人間はいない、もしくは精神がおかしくなって戻ってくるといった都市伝説です。
この都市伝説には、杉沢村はテンプル騎士団が作ったという陰謀論までも存在します。
しかしこの都市伝説も、大きなデマだと暴露されています。2000年の某番組で特集されてからインターネットで広まった話とされています。しかも某番組で杉沢村はあっけなく見つかっているようです。実際のところは、過疎化が進んで廃村となったようです。杉沢村の目印となるドクロの石も目印で置いておいた、風化しただけのようです。
【8】閲覧注意!アメリカの闇!タブーな陰謀論が暴露!
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この作戦は、CIAが都合のいい情報だけメディアに垂れ流して、世論を都合のいい方向に誘導しようとした作戦です。
アレン・ウェルシュ・ダレスというCIA長官が行った作戦ですが、1950年代に極秘で始まって1976年に暴露されるまでずっと続いていた作戦でした。
このモッキンバード作戦の従事者の中には、報道機関に勤める人間が400人以上いたことが判明しています。その中には大手新聞社や、大手雑誌の創業者までも含まれていたことは、世間に衝撃を与えました。
この恐ろしい作戦を思いついたアレン・ウェルシュ・ダレスは、イランやグアテマラの政権転覆作戦も監督した敏腕CIA長官でした。この作戦が暴露されてからは、報道はやみくもに信じたりはせずに、疑いから入ろうという思考が生まれ始めたのです。
これからは、インターネットの情報もさることながら、テレビや新聞の報道も閲覧注意して情報を見極めていかないといけないことが分かります。ちなみに日本の報道の自由度は先進国ながら、低い順位に位置しています。
【9】閲覧注意!タスキーギ梅毒実験のタブーな陰謀論が暴露された
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アメリカは世界最強の諜報機関(CIA)を有していますが、世界最強ゆえに非人道的行為もやってきました。しかしCIA以外にも非人道的行為を働いていた組織があったのです。
一本の映画になってしまいそうな陰謀論が実は、実際に何十年も行われていた事実があるのです。
それがアメリカ公衆衛生局です。ここの組織は性病である梅毒を治療目的と謳いながら黒人に投与していたのです!もちろん、投与された黒人たちは自分が梅毒を投与されているなんて知る由もありません。この実験は、梅毒を投与されてからの経過観察をするという人体実験でした。
しかしこの人体実験は、梅毒にはペニシリンが有効であることが判明しても黒人たちにペニシリンは投与されることなく人体実験は続きました。内部の心ある人が告発して、初めて40年間も無慈悲な実験をしていたことが世に知れ渡ったのです。
1997年に正式にクリントン大統領が謝罪したことによって、政府が無慈悲な人体実験をしていたことを認めた事件でもあります。
【10】恐怖のファンタジーと実際に起きた事件がタブー!となりのトトロ
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一時期、日本の国民的な映画「となりのトトロ」でも都市伝説が巻き起こったのをご存知ですか?
「となりのトトロ」は物騒な事件と小説を元にして作られたという都市伝説があるのです。
- 1963年に起きた狭山事件
- 現在では絶版になっている原作者不明の小説
この二つが原作になっているという噂がまことしやかに囁かれていました。
しかしこの都市伝説は、デマであると暴露されています。
狭山事件は、部落出身者のならず者が、裕福な農家の娘を身代金要求した挙句、誘拐殺人をしたという事件です。
この事件がなぜ、あのほのぼのとした「となりのトトロ」の原作となったのかというと、ストーリーが展開していく場所が事件現場と近いことと、証言から狸のようなものを見たという証言から「となりのトトロ」は狭山事件が原作だと思われたようです。
作者不明の絶版した本は、サツキとメイが死んだお母さんの元に行きたくて地獄めぐりをするという非常にホラーな小説ということです。
しかし、この都市伝説が囁かれるようになってから、スタジオジブリが正式にこの都市伝説を否定しています。
そもそも作者不明の絶版した本の「となりのトトロ」は存在していないようです。サツキとメイの影がないのも時間を表現するのに不要だということで、敢えて入れていないことが分かっています。
未だ明かされてない陰謀論は多い。
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陰謀論は、気軽に真実に近づけないものに対して巻き起こるので、なかなか真実が明らかにならない陰謀論も非常に多いです。むしろ明らかになっていない陰謀論のほうが多いのではないでしょうか。
秘密結社だったり、CIAなんて私たちの身の回りに勤めている人なんて存在しません。なおさら、憧れと恐れが入り混じった不思議な陰謀論が巻き起こるのでしょう。しかし、あながち100パーセント嘘というわけでもないのが陰謀論の怖いところです。
日本の都市伝説や陰謀論は、ほんの少しの真実を大半の嘘で構築されたものなのかもしれませんね。しかしアメリカの陰謀論は真実の方が大きいような気がしてしまいます。
しかし真実を知ってしまうと、なんだか夢から醒めたような気分になるのは、なぜでしょうか。きっと陰謀説にはちょっとしたミステリーと冒険心をくすぐる要素が入っているから、私たちはいつまでも惹きつけられるのでしょう。
しかし政治的な陰謀論は、私たちの生活を脅かすものも多いのが事実です。陰謀論の中にある、真実を見極められるように情報の受け手である私たちも、さまざまな視点で情報を見ていかないといけませんね。