引用: Pixabay
「アンチラ事件」についてご存じの方は、ゲームに精通している方がほとんどではないかとお見受けします。
アンチラ事件は、スマートフォン向けのアプリで遊べるゲーム、「グランブルファンタジー」(以下グラブル)と関係がある事件です。いったいグラブルに何が起きたのでしょうか。そして、アンチラ事件とは、どのような事件だったのでしょうか。
ここからは、アンチラ事件についてご紹介していきます。グラブルで起きたアンチラ事件の真相、そして炎上騒ぎ等、ゲーム内で起きた不可解な事件についてご紹介していきます。
グラブル炎上騒動の始まり。
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アンチラ事件の発端となったのは、グラブルのゲーム内で起きた事件がきっかけとなり、炎上騒ぎにまで発展した事件です。
では、炎上騒ぎとなったグラブルで何が起きてしまったのでしょうか。そもそもグラブルとは、アンチラとはどのようなものかについてもご紹介していきます。
【1】グラブルとは?
引用: Pixabay
グラブルとは「グランブルファンタジー」というスマートフォン向けのゲームアプリです。オンラインゲームとなっていて、他社のプレイヤーと共闘してゲームを楽しむことができます。
スマートフォン向けのゲームアプリを利用されている方はオンラインゲームについて精通していらっしゃると思いますが、そもそもオンラインゲームとは、他社のプレイヤーと交流ことができ、各種イベントやミッション等をマルチプレーで攻略することが可能です。
もちろんソロプレーも可能ですが、こうしたオンラインゲームはマルチ限定のミッション等があるなど、協力して攻略する醍醐味も持ち合わせています。
【2】 アンチラとは?
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そして事件の名称にもある「アンチラ」とはいったい何なのでしょうか。
アンチラは、2015年にグラブルで登場し、実装されたキャラクターの名前です。設定としては十二神将のキャラうたーのうち二人目として登場したキャラクターで、容姿は可愛らしい女の子のキャラクターです。
年齢は10歳で、好きなものはわたあめといった設定の、癒しを与えてくれそうなキャラクターです。
現在も実装されているキャラクターで、評価は高いキャラクターです。
プレイヤーの評価も初心者におすすめできるほどの使いやすいキャラクターということで、イベントから始まったキャラクターとしてはリピート使用が可能となりそうなキャラクターです。そんなアンチラをめぐり、アンチラ事件としてグラブル内で発生してしまうのです。
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アンチラが実装された時、アンチラを手に入れようと課金プレイヤーは挙ってガチャを回します。しかし、このガチャが炎上してしまったきっかけを作り出すものとなってしまうのです。
とあるイベントが始まり、アンチラの限定武器がガチャで引けることから、アンチラの武器を手に入れようとしますが、なかなかガチャは出現させてくれないのです。
こうした課金プレイヤーの意見が発端となり、炎上騒ぎが起きてしまうのです。
グラブル炎上騒動の概要
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炎上騒ぎとなったグラブルのアンチラ事件が、そもそもどのような過程で炎上騒ぎとなったのかご紹介していきます。
【1】「アンチラ」の出現率
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炎上騒動の発端となったのは、イベント限定で登場した「アンチラ」というキャラクターが発端となります。
イベント限定キャラクターということで、グラブルのプレイヤーは喉から手が出るほど欲しい限定レアキャラクターでした。そして、アンチラの解放された武器の出現率が、今回の炎上事件の発端となります。
とある高額課金をしたプレイヤーより、「数十万使っても当たらない」という声がSNSであげられます。そのことから、アンチラの武器の出現率がイベント中のガチャの出現率が高くなっても上がっていないのではないかという疑念が浮上したのです。
この時、イベントではアンチラの限定解放武器がガチャで出現することから、限定武器を狙っていたプレイヤーはガチャの排出確立が高騰するタイミングを狙っていました。
そのため、確実にガチャの出現率を狙っての課金とガチャを使用していたことから、アンチラの武器が全く出てこないことに疑問の声を上げているプレイヤーが多くいました。
【2】アンチラの評価が高いことが原因
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引用: Pixabay
そもそも炎上騒ぎとなった理由は、アンチラというキャラクターがグラブルのキャラクターの中でも評価が高いキャラクターであったことが原因ではないかと考えられます。
ほかのキャラクターと組み合わせることで相性を強く持たせる最強のサポートキャラクターとして人気を集めていたアンチラのキャラクター評価は、プレイヤーがアイテムをいつも以上に欲しがってしまう傾向があるのは間違いありません。
こうしたゲーム内でのキャラクターの効能や使用方法は、下0無攻略上とても必要な情報源であり、グラブルは一つ一つのキャラクター構成が精密であること、そして攻撃技のほかにも効果や特殊な教科、アビリティ等構成がとても細かいのが特徴なオンラインゲームです。
現在も愛され続けているオンラインゲームであり、こうした細かい設定を楽しめるスマートフォン向けのゲームとはなかなか見当たらないのもグラブルの人気を誇る一つの理由です。
【4】 課金ができるアプリのオンラインゲーム
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グラブルはスマートフォン向けのRPGであり、2014年にスタートしています。
そして、上記でもご紹介した通り、アプリのオンラインゲームとしてはとてもやりこみ度の高いゲームです。そのことから、アプリ内課金が可能であったことで、課金をしなければ手に入らないアプリも存在していたことから、炎上の発端となった可能性もあります。
最近ではどのRPGゲームでもガチャが話題となっています。CMでは「10連ガチャ無料!」とうたっているゲームもあるほど、ゲーム内でガチャを引くことは当たり前の認識になってきています。
そして、グラブルもガチャを使用することで限定のレアアイテムを入手することができます。自分の手に入れたいアイテムが出てくるまでガチャを引き続けけたいというプレイヤーは、ガチャに課金をしてつぎ込んでまでアイテムを手に入れようとします。
グラブル騒動は消費者庁も巻き込んで大炎上!
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そして、グラブルではアンチラ事件が勃発していきます。
アンチラ事件は予想以上に反響し、現実世界で消費者庁も巻き込んでしまう大事態を巻き起こしてしまうのです。
【1】 消費者問題に発展
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アンチラ事件が発端となった概要については下記で詳細を明らかにしていきますが、アンチラ事件が予想以上に反響が大きかったことでガチャの課金が消費者問題に発展します。
事の重大性に、ゲーム内の問題では収まらず政府が動かざるを得ない状態となってしまったのです。
【2】 動き出した経緯はとあるユーザーの課金額
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上記で少しだけご紹介したアンチラ事件の発端は、とある課金ユーザーのSNSの発言から始まっています。
一説によると、アンチラのイベント限定解放武器を手に入れるため、およそ70万円ほど課金したが手に入れることができなかったという声が上がります。
70万を課金したことにもおどろきを隠せませんが、それほどユーザーはグラブルにはまっていたのでしょう。そしてこの意見が拡散され、大騒動になります。
【3】 騒動をきっかけにガイドラインを設定
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消費者庁は、アンチラ事件が発端となり調査をしますが、グラブルのガチャ事態に法的な問題は見当たらないことを示唆しています。
しかし、課金額の問題等は重要視していたようで、この事件以降ソーシャルゲームではガイドラインを設立します。そのガイドラインは、ガチャの上限を5万円に抑えること、そしてガチャの当選確率を明記することでした。
しかし、ガイドラインの内容が今回のアンチラ事件を根本的な解決となっていないと、複数のプレイヤーからは反対の意見も出ています。
そもそも、ガチャの上限が5万円の理由は?と疑問に思う方も多いと思います。その理由は、5万円という金額により、ガチャアイテムを取得する金額の上限であることが意味としてあるといわれています。ガイドラインでは、5万円をガチャにつぎこむことによっていずれかのアイテムを入手ことが可能であることを示唆しています。
しかし、ガイドラインをよく読んでみると、上限は5万円でも上限を超えて使用する場合には推定金額を提示することで問題はないという趣旨が書かれているのです。
つまり、いくらガイドラインで上限が5万円と明記されていたとしても、5万円の上限をこえて利用することは“可能”であることがわかります。
これではガイドラインの意味がないというプレイヤーの気持ちもわからなくはないですね。
【4】 しかし、加盟していないゲームも
引用: Pixabay
このガイドラインは日本オンラインゲーム協会がまとめている規定案となっています。
そのため、この協会に加盟することでガイドラインが制定されるのですが、よくよく加盟店を見てみると、現在でも有名で愛され続けているゲーム「パズドラ」を配信したガンホーや、「モンスト」を配信しているミクシィは加盟していません。
そして、今回ご紹介しているアンチラ事件を起こしたグラブルのCygames、そして昔から愛され続けている「パワプロ」のコナミも加盟していないのです。
つまり、ゲームの課金はガイドラインがあったとしても拘束はなく、規定があっても上限がない状態であることがわかります。
ゲームに夢中になることはとても楽しいことですが、課金の制限は自分自身で節度ある課金をするしか方法はありません。
【グラブル炎上】アンチラ事件の概要
引用: Pixabay
さて、ここからはアンチラ事件がどのような経緯で炎上したのかについてご紹介していきます。
ここまではアンチラについて、そして事件が大騒動となったことをご紹介していきました。しかし、アンチラ事件がどうしてここまで炎上したのかは、事件そのものについてを知りえてからでないと理由がわかりません。
いったいどのような事件だったのか。そしてどうしてここまで炎上したのか。それは事件の流れからよくわかってきます。
【1】 そもそもアンチラ自体が有料でなければ手に入らない
引用: Pixabay
グラブルユーザーの中でも高評価を獲得しているアンチラというキャラクターですが、このアンチラは、有料ガチャしか出現しない貴重なキャラクターであることが判明しています。
アンチラ事件がおきたのも、こうした限定キャラクターが問題となっていることもわかります。そして、強いキャラクターを手に入れるために課金をして有料サービスを過剰に利用するユーザーがいたことで、事件が炎上騒ぎを引き起こしたのではないかと推測されます。
【2】 有料サービスを利用しても・・
引用: PAKUTASO
しかし、こうした有料サービスを利用していても、思っていたキャラクター、そしてアイテムが手に入らなかったことで炎上騒動に発展します。
あの70万円を課金しガチャに費やしたユーザーは、ガチャの回数に換算するとおおよそ2500回を超える回数を使用したと計算することができます。
これほどまでの回数を利用しても、自分が思っていたアイテムが引き当てられなかったことは、さすがにどのユーザーも無念を晴らしたいと思うかもしれません。
【3】 SNSで拡散
引用: Pixabay
実際に課金しても思っていたアイテムが手に入らなかったことが、SNSで話題となりますが、投稿したユーザーは、実際に課金をしたときのスマートフォン画面を画像でアップし意見を述べています。
そのことから拡散し、炎上する騒ぎとなってくのです。こうした騒ぎが後に消費者問題に発展していきます。
【4】 その後のアンチラ問題への対応
引用: Pixabay
アンチラ問題が消費者問題に発展したことで、返金を望む声が上がりました。あまりの低確率で望み通りのアイテムを獲得できなかったユーザーの声が集中したのです。
しかし、当初返金制度が設けられていなかったため、グラブルは対応に追われました。こうした動きが大騒動となった以上、返金を望むユーザーの声も多く集められていることから、グラブルはアンチラ問題に対して様々な対応をします。
【5】 プロデューサーの謝罪
自分が責任をもって発言させて頂きますが、関係者の方のアカウントやご利用状況によって運営が何か特別な措置を行い、それによるゲームプレイ結果を用いて宣伝行為に協力させているという事実は一切ございません。(4/6 続きます)
— 春田康一 (@HarutaKoichi) January 12, 2016
そして、このアンチラ事件には重要人物が2名挙げられます。
まず一人目は、グラブルのプロデューサーである春田康一さん。この方はツイッターで一連の事件についてツイッターにて謝罪をしています。
その上で、イベントの関係において「ステマ(ステルスマーケティング)」の疑惑をユーザーに指摘されますが、否定をしています。
この疑惑の原因は、数十万を課金して費やしていたユーザーがいた反面、アンチラをめぐっては出現率アップと表記されていたのにもかかわらず出現しないことが問題視されたことがきっか家と言われています。
そして、本人はステマを否定していますが、ツイッターのリプには厳しい意見が寄せられています。
もう一人は、このグラブルに声優として参加していた田中理恵さんです。田中理恵さんはツイッターで「ステマ」疑惑が浮上する投稿をします。
新年1回目の10連で…
で…出ました!!!!
アンチラさんーー!!! pic.twitter.com/Ht2KaBmwgF
— 田中理恵 (@tanakarie) December 31, 2015
たった1回のガチャでアンチラが出現したことに違和感を覚えたユーザーはグラブルが宣伝目的で引き当てさせたのではないかと田中理恵さんにステマ疑惑を浮上させます。
このステマ疑惑に対しても春田康一さんは否定をしますが、ユーザーの疑念が晴れることはありませんでした。
【6】 返還される
そういえば昨日予想の斜め上の数の侘び石受け取ってたな。 いくら突っ込んだか覚えたないがアンチラ欲しさにやってしもてた(T-T*)
戻ってきたのはいいが、もうやらないので換金したいです・・・#グラブル #グランブルーファンタジー pic.twitter.com/tT4OS0VG5R
— Yagami (@Yagami396) February 26, 2016
そして、返金ではなく返還という手段を用いて、グラブルは各ユーザーに宝晶石を3000個返還するという対応をすることとなります。
対象のユーザーはイベント期間中にガチャを使用したユーザーで、宝生関3000個は対象となったガチャの利用分だけ返還されるというシステムです。
こうして返還されたユーザーの投稿を見ると、宝晶石の数だけでいかに課金をしていたかがわかる投稿が大勢ツイッターにあげられます。
どの人も命がけで課金をしていたと言わんばかりの宝晶石の数です。思わず「いくら使ったのか」と聞きたくなるほどです。
実際に返金はされなかったものの、宝晶石で返還をする対応をしたグラブルに、ユーザーも少しは納得したのかなと感じます。
グラブル騒動の結末は?
引用: Pixabay
そして、アンチラ事件は終息を迎えるのですが、実はまだグラブル騒動でもう一つ騒動となった事件があります。それは「黒兎事件」です。
この事件は、アンチラ事件と同様2016年に起きた事件で、アンチラ事件は正月の限定イベントで起きた事件に対し、黒兎事件はその同年3月に起きた事件と言えます。さて、黒兎事件とはいったいどのような事件なのでしょうか。
【1】 黒兎事件について
引用: Pixabay
グラブルのアンチラ事件と同年で同じ事件として取り上げられた有名な事件は「黒兎事件」といい、別名「プロババHL救援事件」と言われます。
この事件は2016年3月に発覚し、スマホゲームの事件からネット上で大炎上を起こしたことで有名になりました。さらに、この事件は現グラブルユーザーでも知らない人はいないほど、利用者を恐怖に陥れた事件ともいわれています。
そもそもこの事件は何が起きたのかというと、グラブル内で起きた騒動が発端でした。RPG関係のソーシャルゲームの経験者はわかるかもれませんが、ソーシャルゲームの特徴として。知らない人同士が知り合い交流をするゲームであることからゲーム内のトラブルはよく発生するのは想像できます。
しかし、この黒兎事件は、これらの事件とは比較にならないほど炎上騒動を引き起こし、かつ現在も語り継がれるほどの事件となっていきます。その“炎上”の騒ぎとなったものがツイッターでした。
グラブル内では、掲示板やチャットなどの交流するコミュニティサービスがありますが、グラブル内での誹謗中傷に関するやり取りは固く禁じられています。現座も規制があるため、こうした投稿のやり取りはグラブルのサービス外であるSNSにより交流をするユーザーが多かったようです。
そして、これらのやり取りが原因で炎上騒動となるのですが、その事件を起こしたのが「あしゅ」というユーザーが関係していたというのです。
【2】 あしゅが起こした事件
引用: Pixabay
グラブル内で黒兎事件を起こしたあしゅというユーザーは、当時ニコニコ生放送で生主をしていた人物でした。黒兎事件は。
このあしゅがツイッターで炎上させて晒上げを行ったために炎上したといわれてます。今現在でも黒兎事件を検索すると動画の履歴がヒットすることから、事件当時はかなり深刻な被害状況であったことがわかります。
【3】 そもそも“黒兎”とは?
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黒兎事件の“黒兎”とは何なのかと疑問に思う方も多いと思いますが、そもそもクロ兎とは、あしゅより被害を受けたユーザーの名前が黒兎という人物だったからです。
黒兎もまた、グラブル内のユーザーでした。ちなみに、この黒兎というユーザーは人格的にも評判の高い良識的なユーザーだったといいます。
事件が起きた際、被害者となる黒兎はあしゅと無縁のユーザーでした。あしゅのなごみ団や、プロババに参加するギルド団とは全く関係のないユーザーであったことから、一連の事件のに巻き込まれ、悪いことは一切していないのにもかかわらず被害に遭ってしまったかわいそうなユーザーなのです。
【4】 プロババHLとは?
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そして、もう一つ気になるのが“プロババHL”というキーワードではないかと思います。
このプロババHLとは、「プロバハムートHL」のことを指します。これはグラブル内の上祐モンスターで、討伐するのにかなり手ごわいモンスターとのことです。
そのため、上級者でも事前に準備をしておいたり、ソロではなくマルチでの対戦を余儀なくされます。そこまでして討伐する理由は、討伐後のドロップアイテムが珍しいものばかりであること。そのためアイテムを狙うユーザーは真剣に討伐する方法を探っていくのです。
このプロババHLの討伐には最大18名のユーザーが参加できるようです。
このことから、討伐に真剣になる一方で、「寄生」「ワンバン」とったキーワードも誕生します。「寄生」とは、グループに参加していても報酬狙いのため戦闘に参加しないユーザーを指す言葉。そして「ワンバン」は寄生と同じく報酬目当てで参加するユーザーで一発しか参加しないことにあたります。
こうしたマナーを守れないユーザーに対し、マルチでは問題が多発することが多かったようで、この黒兎事件もあしゅが黒兎をワンパン寄生と決めつけて誤解を生んでしまったことから始まったのです。
【5】 あしゅとなごみ団
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黒兎事件を起こしたあしゅは、ニコニコ生放送の生主であったことから、グラブル内のゲームの実況動画を投稿していたといいます。
しかし、動画を限定公開し、自分の所属しているコミュニティユーザーのみが閲覧できる状態になっていたといいます。この限定動画に参加していたユーザーの手によって、黒兎は拡散されてしまったといいます。
そしてなごみ団とは、あしゅが所属していたチームの名称にあたります。このなごみ団のメンバーが動画を拡散していたことによって、この事件にかかわっていなかったメンバーもさらされてしまうという問題ン発展していきます。
さらに、あしゅはなごみ団以外にも交流があったようで、あしゅがインターネット上で晒しを行った際には、なごみ団以外のメンバーによって拡散されたともいわれています。
【6】 事件の流れ
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きっかけは参加者を募ることから始まったといわれます。
事件の発端となったあしゅは、プロババの討伐をするためギルドで救援要請を送り、討伐をなごみ団で結成する予定でした。しかしそこにマルチで黒兎が参加することにより事件の火種を起こす結果となります。
もともとマルチの救援依頼は、救援依頼自体を限定したり一ユーザーに要請することはできません。そのため、見ず知らずの黒兎が参加することは偶然出会っても仕方のないことでした。
しかし、この出来事にあしゅは気に食わなかったようで、黒兎を「寄生」ユーザーだと勝手に勘違いし、なごみ団とそのほかの団員と結託して黒兎を叩き始めます。
この問題に関して、被害者の黒兎はグラブル内でのルールに反した行為は一切なかったため、あしゅとなごみ団、そしてギルドメンバーによる勝手な取り決めのために被害を受けてしまうのです。
被害としては、外部のSNSであるツイッターにてID、やユーザー名、プロババHLの際に撮られてしまっていた動画やスクリーンショットをした画像がさらされていきます。
【7】 そして炎上が起きる
引用: Pixabay
この一連の晒し行為が一般ユーザーの目に留まり、あまりもひどい仕打ちに避難が殺到します。
一般のユーザーが見ても、あしゅ自体が勝手に「寄生」扱いをしたユーザーを身勝手にさらしているように見えたことが大きなきっかけではないかと言われています。
また、この炎上が加速したきっかけが「全体救援依頼」というものでした。ギルドに参加したユーザ―の中で、全体救援依頼を出したユーザーがいたことで大バッシングを受けます。実はこの全体救援依頼とは、全ユーザーに救援依頼を送ることができ、その報酬としてオールポーションを獲得することができるというものでした。
そのことから、黒兎が参加したことは無問題であるということがほかのユーザーでもわかることとなり、非難を浴びる結果となります。
【8】 被害者のその後
引用: Pixabay
被害者である黒兎は、この事件がきっかけとなりグラブルを引退することとなります。
炎上騒ぎも発端となりましたが、何より黒兎本人は楽しくゲームに参加していただけの優良ユーザー出会ったのにもかかわらず、今回の卑劣な事件に巻き込まれたことでゲームへの意欲が消失してしまったと考えられます。
すでに、この事件が起きてすぐアカウントを削除し、グラブルを引退しています。
【9】 その後も騒動は収まらない
引用: Pixabay
黒兎事件の炎上後、あしゅはツイッターで被害者ユーザーである黒兎に対して謝罪をしています。
しかし、その謝罪も炎上し、炎上騒ぎはなごみ団だけではなくほかのプロババ参加者にも影響していきます。
こうした炎上騒動が止まらなかった理由も、炎上騒動が起きた際にあしゅ含めメンバーが反抗する投稿や、勝手に騒ぎ立てているといった趣旨の投稿があったからこそ炎上が止まらなくなったのではないかと言われています。
そして、ニコニコ生放送を投稿していたあしゅは、プロババの生配信をしていた動画を投稿していたため、ニコニコ生放送のユーザーによって動画をコピーされ、ツイッターなどで拡散されるという事件も起きています。現在はオリジナルのツイッターは削除されて残っていませんが、コピー等拡散されている動画は残っているそうです。
【10】 あしゅも引退に追い込まれる
引用: Pixabay
当然、というべきかあしゅも黒兎事件の責任を取る形でグラブルの引退をすることとなります。
そしてこの事件にかかわったなごみ団やギルドのメンバーもアカウントを削除して引退をしているといいます。しかし、現在もサブ垢を使用してプレーをしているのではないかという噂が浮上していますが、確たる証拠はありません。
さらに、ツイッターもアカウントも削除されています。現在は削除されているため存在しませんが、あしゅという名前で存在するアカウントは多数発見されています。しかし、本人ではないようです。
現在の様子をたどってみても、炎上した際にあしゅ含めすべてのユーザーがIDをさらされてしまう事態に発展してるため、復活してもすぐにばれてしまう可能性が高いことから復活しているというようなことは確認されていません。
グラブル炎上騒動まとめ!
引用: Pixabay
「アンチラ事件」や「黒兎事件」といったゲーム内で起きる事件は現在も後を絶ちません。
その後、このような事件が起きたゲーム内ではどのようなことがユーザー内で起きたのでしょうか。
【1】 現在も語り継がれている
引用: Pixabay
現在も、グラブル内ではこれらの悲惨な事件を二度と起こしてはいけないという名目で、ユーザーのモラルについてを語る人が多くいらっしゃいます。
当然ですが、ゲームで決められたルールに沿うことは当たり前のことですが、熱中しすぎることで目の前の現実に冷静に判断がつかないことも大勢あります。
そのことが、今回の事件を巻き起こしてしまったと断言できるでしょう。
事件が起きた年から2016、2017、2018、2019年と、数年たった現代でも、各ユーザが様々な年代において事件を風化させてはいけないという思いから、事件の議論や思いを語っています。
【2】 アンチラ事件は現代だからこそ語れることがある
FGOはシステム的に違うと思うけど アンチラ事件みたいなことが起こらなければいいなぁと思う
— かみやん@河童192号 (@tseirproodni) August 24, 2019
アンチラ事件から数年と経ちますが、今だからこそ話せることもあります。
それは、グラブルを長年愛用しているユーザーだからこその想いからでしょうか、当時ガチャを引いて膨大な課金をせずともアンチラを引き当てることができたという投稿が多数目撃されているのです。
しかし、被害の大きさに現ユーザーも、二度と起きてほしくないという声もあります。
一連のユーザの声を聴いている限り、当時のアンチラ事件を経験した人達はかなりの衝撃を与えられたことがわかります。そのことから、グラブルの事件の中でも今後もずっと語り継がれていく事件であると推察されます。
【3】 グラブルの事件はユーザーに法改正を求める声も続出
今日のゼミは趣味と法②。グラブルの課金問題、痛車の法律問題、チケット転売問題でした。グラブルはアンチラ事件につき景表法に消費者団体訴訟ができるか、痛車は目立つ自動車を乗ることで責任の加重になるか、転売の中でもどうしてチケットだけが議論されるのかなど、多岐にわたり検討しました。
— ながしま (@incubatorN0712) May 21, 2019
これら一連の事件は、グラブルのユーザーに衝撃を与えるとともに、法改正を求める趣旨を伝えるユーザーもいます。
被害総額が一人当たりあまりにも多い金額であることから問題となった事件であり、今後のソーシャルゲームを利用するにあたってどのような対処法が望ましいのかと議論する声もあります。
現代でも問題視されている課金の問題は、げーむの創設会社側も利用しているユーザーもどの程度規制がかけられるのかは国が決めなければ歯止めが利かない問題であることがわかります。
グラブルの事件に限らず、今後もアプリ等で配信されるゲームにはたくさんの利用者が楽しみます。
このような悲惨な事件に発展しないためにも、ユーザーは利用する上での独自の制限ルールを作り自己防衛をする、そして運営側もこのような事件が二度と起こらないためにも何かしらの対策を講じることが、唯一の事件回避の対応ではないかと考えます。
皆さんも、ゲームをする際には気を付けてください。