お風呂に入らないのは何日目までOK?匂いや髪はいつまで平気? | ToraTora[トラトラ] – Part 2

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普通はお風呂に入るのが当然…ですが、疲れて家に帰ってきた時に「お風呂に入りたくないな~」という気持ちになる時が、たまにありませんか?

お湯をためてお風呂に入るのはもちろんシャワーさえ、疲れ過ぎていて本当にダメかも…という状況もあるかもしれません。

因みにどのような背景で体には「お風呂が必要」と感じるようになるのでしょうか?

季節的な背景から言うと、夏は気温が高く、汗をかく頻度が他の季節よりも比較的に多いので、お風呂に入りたくなるのは他の季節よりも頻繁に感じるでしょう。春や秋などは緩やかな気温変化で、比較的汗をかくことが少ないです。

反対に冬場は何かない限り汗もそれほどかかないので、もうちょっと長くてもお風呂に入らない状況でも平気に感じるかもしれません。

そして年齢による背景から言うと、赤ちゃんなどの幼児期には、代謝が活発で体温も高く常に汗をかく状態であるため、大人よりもお風呂の頻度が高いほうが良いと言われています。子供と呼ばれる頃から10代・20代ぐらいは、幼児期ほどではないにしろ代謝も分泌も多い時期でしょう。30代ぐらいから40・50代と緩やかに代謝は落ちていき、60・70代には代謝や分泌に関しては終息期と呼べる状態になるかもしれません。

そういった理由から年を取る程、お風呂に入る間隔が以前よりあいていくかもしません。

さて、それでも今日はお風呂に入らない!と決めた時に、さてお風呂って何日入らなくても平気なのか?匂いは?髪や肌への影響は?と考えたことはありませんか?

今回は、そんなお風呂に入るのがめんどくさいと感じる人必見のレポートをお送りします。

お風呂に入らないのは何日目までOK?

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それでは、どのくらいまでであればお風呂に入らない状態でも平気なのでしょうか?もちろん先に述べた季節や気温、年齢や性別、それぞれの感じ方の個人差にもよりますが、世界でも清潔でお風呂好きな現在の日本人が平均的にお風呂に入らなくても大丈夫だと思われるのは、時系列で「お風呂無しでどう感じるか」を見ていきたいと思います。

今回は、季節や状況は汗をかくことが少ないというような条件で、且つ一般的な状況という事で考えてみたいと思います。

【1】1日お風呂に入らない場合の匂いは?髪は?肌は?

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大汗をかくことが無ければ、それほど特に変化は感じないかもしれません。

ただ毎日入っているのに慣れている人には、肌に一枚膜が張り付いたような感覚で、ちょっと落ち着かないかもしれません。

【2】3日お風呂に入らない場合の匂いは?髪は?肌は?

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1日目よりはちょっと匂うかもしれませんが、皮膚などにはそれほど変化は感じないかもしれません。

毎日お風呂に入っている人にとっては、かなり変化を感じるかもしれませんが、お風呂に入る頻度が低い人にとってはそれほど変化を感じないのではないでしょうか。

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周囲にもちょっと匂い始めるかもしれません。

普段お風呂に入っている人なら肌に少し問題(痒い、皮脂が溜まる、垢が出る)を感じるかもしれません。髪の毛は少し脂っぽくぺったりとしてしまうでしょう。既に「お風呂に入らなくてもOK」という状況ではないかもしれません。

【4】2週間お風呂に入らない場合の匂いは?髪は?肌は?

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これまで普段お風呂に入っていた状況なら、匂い・汚れ共に大変辛いかもしれません。

匂いは周囲にもわかるぐらいになっている状態かもしれません。肌もその前に問題が起こっていた場合は、更に状態が悪化している可能性もあります。髪の毛はかなり脂で固まってるところもあるかもしれません。外観的には全体的に薄汚れた印象を持たれる状況でしょう。

【5】1か月以上お風呂に入らない場合の匂いは?髪は?肌は?

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垢や皮脂により皮膚に問題が出てきてしまう場合もあるかもしれません。

肌は垢を溜めた状態に慣れてしまい少し角質化し硬くなり、肌の場所によっては黒ズミや深い皺が見られる場合もあるでしょう。また自分自身は鼻が匂いに慣れてしまう状況が考えられますが、他人からは強い臭いを感じる状態になるでしょう。

ただ、実はある程度のピークを越えると、体がその状態に慣れてきて皮脂が少なくなり分泌も減って、乾燥したような状態になり匂いもそれ以上にならない場合もあるようです。

お風呂に入らないことでのデメリットは?

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そもそも、なぜお風呂に入らなければならないのでしょうか?よく、「お風呂に入らなくても病気にはならない」と言われていましたが、そうとも言えない事態があり得るのです。お風呂に入らないことで、どんなデメリットがあるのかを見てみましょう。

【1】匂いが臭くなる

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人の肌は体温調節のために汗をかきます。実は、本来出たばかりの汗は無臭なんだそうです。

そもそも汗の臭い匂いは、汗と汗によって肌の表面に出てきた皮脂汚れや垢に集まった雑菌によって分解・酸化し発生した匂い物質のせいで起こります。

因みに汗をかきずらい状況が続くと、汗腺の活動が鈍って悪い匂いが出やすくなります。お風呂に入ることで、この汗腺機能を鍛えることができるのですが、お風呂に入らないことで肌の表面の垢や皮脂汚れが落ちず、常に雑菌が発生しやすい状況になります。

また汗には「臭う汗」と「匂わない汗」があり、「臭う汗」は汗が発生した後に汗腺のろ過機能が働いていない場合に発生します。そのため、匂いを抑えたい場合はある程度汗を出して汗腺のろ過機能を鍛えておく必要があります。

お風呂に入ることには発汗作用があり、お風呂はその汗腺機能を鍛えるのに最適です。「匂わない汗」は、鍛えられた汗腺機能により汗のミネラル分などがろ過吸収され、皮膚の表面に出た段階では水に近い状態の為、匂わないのです。

更に、人はストレスを受けたり疲れると体内で乳酸が溜まり、その乳酸が溜まると汗の中に体臭の原因となるアンモニアが増えるそうです。この乳酸を抑えるためには、リラックスさせたり体を温めるお風呂に入ることが効果的です。

お風呂に入らないことで、肌表面の汚れが落ちずに溜まり、汗腺機能が低下し、更には疲労によるアンモニアが汗に出るようになって、より悪臭になりやすくなります。

【2】肌の健康を損なう

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前述の匂いにも関わってきますが、発汗は老廃物の排泄です。

お風呂に入らないことにより、肌表面の垢や皮脂などの老廃物が溜まることによって、雑菌が発生し臭いだけではなくノミやダニなどの虫が寄生したり、ろ過されず粘度のある「悪い汗」によって肌がかぶれたりすることがあります。

また汗の塩分や肌に付いた埃やごみなどもお風呂に入らないことで洗い流せないため、異物が肌に触れた状態になり、その接触が刺激となって痒みに発展します。ひどい状態になると肌が赤くただれてひどい痛みを感じるまでになる場合もあります。

そしてお風呂に入らないことで、肌に付いた悪い細菌を洗い流せず、また古い角質が溜まることによって肌が固くなり黒ずみ、皮脂が詰まったり皮膚にカビが生えたりなどして皮膚病を患うこともあります。

常在菌を無くしてしまうほど身体を洗いすぎるのは問題ですが、お風呂に入らないことでは多くの問題が起こり肌の健康が著しく損なわれる危険性があるのです。

【3】髪の毛が薄くなる

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肌もそうですが、頭皮も肌の一部です。髪をお風呂で洗わないことで、頭皮の皮脂が過剰になり「脂漏性脱毛症」の可能性が高まります。

頭皮の皮脂が過剰になることにより、皮脂を好む雑菌が増えることで更に頭皮を刺激し、臭くなったりフケや痒みやデキモノの原因になった上に、更に毛根部分で炎症を起こした場合、髪はやせ細って抜けていくのです。

因みに肌も頭皮も洗いすぎても良い細菌やバリアを洗い流してしまうため良くないのですが、洗わない場合は尚更雑菌を繁殖させてしまうため、より悪影響を与える場合もあります。

【4】眠りが浅くなる

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通常は寝る前にお風呂に入ることが多いと思いますが、お風呂に入ることによって寝つきが良くなり睡眠の質が上がると言われています。

温熱作用で全身の血行が良くなり疲労回復や体のコリの改善につながります。更にお風呂に入ることはリラックス効果があり、副交感神経が優位になり入眠効果があると言われています。

どちらかというとシャワーよりもお風呂に入ることが推奨されますが、シャワーでも一日の疲れを洗い流しリラックスする効果があるので、お風呂に入れない場合にはシャワーでも有効です。

お風呂に入らないことで、ストレスがかかり体は緊張したままで眠りにつくことになるので、結局は眠りが浅くなることになる、という事に繋がります。

ただ、寝る直前に熱いお風呂に入ったり、長時間入っているのは良い睡眠に逆効果のため、気を付けたほうが良いようです。

【5】疲れやすくなる

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前述の肌と頭皮でもふれたとおり、本来肌には浄化作用があり体を守る防衛機能を備えてますが、お風呂に入らないことで肌の自浄作用が阻害され、肌が本来持っていたバリア機能が低下し、本来持っている免疫機能にも影響が出ると言われています。

また、人は40度前後のお風呂に入ることにより体内の「ヒートショックプロテイン(HSP)」というたんぱく質を作り、それが細胞を修復する働きがあるそうです。このたんぱく質がストレスを抑えたり、前述の疲れの原因を作る乳酸の発生を抑える役割があるそうです。

お風呂に入らずにいると、肌の表面に溜まった老廃物やなどで肌本来の力を失うだけではなく、免疫力も低下し、ますます疲労感を感じるようになります。

【6】人間関係が悪くなる

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どんなに立派なことをしてどんなに良い人でも、お風呂に長い期間入らない状態の臭かったり薄汚れている人と、より良い人間関係を築いていけるかと言われると「NO」でしょう。

特に日本は世界でも有数の清潔感を重要とする国ですので、仕事の場でも私的な場でも、薄汚れていたり臭かったりすると、信頼されなかったり嫌われたり、自分でも知らないうちにどことなく敬遠される対象となってしまいます。せっかく色々な努力をしていても、そんな理由で周囲の不興を買うのはとても残念なことです。

お風呂に入らずにいると、前述のような自分自身の体の問題だけではなく、周囲にも悪い影響を与える存在と思われてしまう危険があります。

【7】実は、病気の可能性もある⁈

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なにより「お風呂に入りたくない」という心理は、自律神経の不調やうつ病、副腎疲労によるやる気の低下などが体に起こっている可能性があります。

自律神経の不調は交感神経と副交感神経のバランスが崩れているため起こる症状で、リラックスのための入るお風呂さえも入れなくなります。うつ病はストレスなどで身の回りのことまでも「やりたくない」と感じてしまうものです。さらにそういった心理状況で、お風呂に入れず余計にストレスを溜めたり疲労感が回復しない状態が続くことになるので、悪循環の堂々巡りとなります。

また、うつ病と間違えられやすい症状に副腎疲労があります。こちらはストレスを軽減するホルモンを分泌する副腎が機能しないため、極度の疲労感がひどくなります。

これらは、日頃もしお菓子やジュース・スナックを食べ過ぎているなどの食習慣や運動や日々のルーティンなど生活習慣を見直せれば、すぐに回復の余地があるそうですが、うつ病も副腎疲労も自律神経の不調も、とにかく早めに専門医に掛かる必要があるでしょう。

これらの疲労感から、様々な精神的なものやストレスからくるホルモン異常などにも影響する場合があります。もし心当たりがある場合には無理にお風呂に入ろうとするよりも、まずはすぐ病院に行って適切な治療を少しでも早く受けてください。どんな病気も早期発見・早期治療が効果的です。

お風呂には原則入った方が良さそう。

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これまではよく「お風呂に入らなくても問題はないだろう」と思われてきました。でも、お風呂に入らないだけで、こんなに多くの問題があることを知っていたでしょうか。

身体の様々な問題はもちろん実は病気や、人間関係にも大きな影響を与えるのですから、取り返しのつかないことになる前に、お風呂にはきちんと定期的に入ったほうが良いようです。

それでも、どうしても疲れすぎてお風呂に入るのがやはりめんどくさい、という方には、現代ならいろいろな対処方法があります。

髪を洗えない時には水を使わず汚れと臭いを取る「ドライシャンプー」を使うか、ベビーパウダーを頭髪全体に振りかけて軽く髪の根元から逆さにブラッシングすると、汚れと臭いの大部分が取れます。

お風呂にもシャワーにも入れない場合は、熱い絞ったタオルで全身を軽く拭くだけでも気持ちがすっきりできるだけでなく、汚れと臭いも軽減します。また応急処置として、ベビー用のおしり拭き用のウェットタオルなどで、体の匂いが溜まりやすい部分(襟足・脇の下・股・足の指・各関節部分)を拭くと臭いと汚れの一時的な除去も出来て急場しのぎできます。

また、海外では体臭を隠すためによく使われている香水ですが、1回ぐらいなら体の臭いをごまかすのに大変有効ですが、洗い流さず重ね続けると体臭と混ざり合い悪臭に変化する場合もあるので逆効果になる場合もあります。

付けるタイミングや使用量には注意しましょう。特に日本では、たとえお風呂に入った後でも強い香水をつけている人は逆に嫌われる対象にもなりやすいので、使用する量には十分気を付けたほうが良いようです。

たとえ疲れていても、お風呂に入る習慣をできれば忘れずにいたいものです。

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