ダークウェブでの麻薬取引や殺人依頼の噂まとめ!人体実験も生中継? | ToraTora[トラトラ]

目次

  • 1 ダークウェブとは?
  • 2 ダークウェブでのやばい噂まとめ!
  • 3 ダークウェブでの噂を紹介【麻薬取引や殺人依頼】
  • 1 やっぱり恐ろしいダークウェブ

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引用: Pixabay

ダークウェブは、私たちが普段使っているブラウザ(Chrome、Firefox、Safariなど)では閲覧することができないウェブサイトで、専用の閲覧ソフトを使ってしか見ることができません。

一般に公開されていないウェブサイト、公ではない裏のサイトということで「ダークウェブ」と呼ばれています。

じつはインターネット上に存在するほとんどの情報はダークウェブにあるそうで、私たちが普段見ている一般的なウェブ情報は、インターネット全体の数パーセントにすぎないと言われています。ちなみに私たちが普段使っているウェブは「サーフェイスウェブ」といい、インターネットの表面(サーフェイス)部分ということです。この表面以下の部分がダークウェブになります。

では、なぜダークウェブなるものが存在するのでしょうか。ダークウェブに接続する為には、「Tor」という特殊なブラウザが必要で、Torは米国政府により開発されました。Torはとても匿名性が高く、アクセス元を特定することが難しい仕組みになっています。それは米軍が諜報活動や様々な捜査活動に利用するために開発したからです。

しかし、いくら匿名性が高いといっても米国政府や米軍しか使えないものであれば、他国の情報を読み取る諜報活動や犯罪捜査に利用しても、Torを使っている時点でアクセス元は米国政府関連とバレてしまいます。そこで米国政府はTorを一般に開放したのです。多くの利用者に紛れて米国政府関連機関も、諜報活動や捜査がしやすくなるからです。

一般開放されたことでTorは全世界で利用されるようになり、とくに極秘情報を調査しているジャーナリストや、独裁国家の反体制派が情報交換をする場として使われました。ところが匿名性の高いTorは犯罪組織にとっても好都合で、それによりダークウェブが多くの犯罪に使われるようになったのです。

多くの犯罪に使われているという、非常に恐ろしいダークウェブ。でも実際のところ、ダークウェブを利用している人たちは犯罪者だけではなく一般の人も多いのです。ある調査結果によると、ダークウェブを犯罪がらみに使っている人は3%~6%と推測されたそうです。

であればダークウェブは安全なのか?と言うと、そうとは言い切れません。なぜならば、その数パーセントの犯罪者がダークウェブを通して利用者のパソコンにハッキングをしたり、個人情報を盗もうとしている可能性があるからです。

いずれにしても犯罪者が利用している事実は間違いなく、ダークウェブは都市伝説ではなく実際に存在するウェブサイトなのです。

ダークウェブでのやばい噂まとめ!

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引用: Pixabay

ダークウェブ上では、身元を知られずに色々な情報を公開できるとあり、様々な動画や画像・情報が公開されています。

身元不明ということが閲覧者に興味を持たせ、動画や画像・情報はより怪しげな物に思われてダウンロードされます。ダウンロードされたダークウェブ情報はさらに「ダークウェブからダウンロードしました」とコメントが付くことで、益々怪しげな物として広まっていきます。

ここからはそんなダークウェブの噂が、都市伝説か否かを含め紹介します。

【1】呪いのゲーム「Sad Satan」

「Sad Satan」というゲームがダークウェブでダウンロードされ、youtubeで紹介されたことがありました。

このゲームは不気味な効果音や、使われている画像が実際の凶悪犯罪者の写真であったり、出てくる画像が違法なものであり、ゲームの意図も不明な為、「このゲームをすると誰かが殺される」「プレイヤーが洗脳される」という都市伝説のような噂まで出ました。

ダウンロード元がダークウェブということで不気味さは増し、you tubeを見た人達からの噂でテレビにも紹介されました。非常に恐ろしいゲームとして世界中で有名になったSad Satan。

しかし実際には、作成者がyou tubeの再生回数を伸ばす為に作成したゲームで、ゲームに何の意図も無く、噂は都市伝説にすぎませんでした。

【2】犯罪総合サイト「Silk Road」

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引用: Pixabay

かつてダークウェブ上に存在した「Silk Road」というサイトは、麻薬取引、コカイン・ヘロイン等の違法薬物を販売しており、100万人近い登録ユーザーを保有する薬物総合サイトでした。

このサイトでは薬物のほかに、クレジットカード情報やハッキング技術も購入することが出来て、ユーザーはビットコインで取引をし、10億以上のお金が動く巨大マーケットになりました。

「インターネット上に麻薬取引や銃を簡単に入手できる怪しいサイトがある」と都市伝説のような噂が、瞬く間に一般の人達にも広がりはじめたころ、Silk Roadは開設からわずか3年で終わりを告げます。運営者はサイト上で、自身が依頼した殺人の罪で捕まり、その他の刑を含めて終身刑になりました。

連邦捜査局はサーバーを押収し、2013年にサイトも閉鎖されました。こちらは都市伝説ではなく、実際に起こった事件です。

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こちらもダークウェブからダウンロードされ、you tubeにアップされた動画です。

動画には男性が2人出てきて、1人は謎の着ぐるみを着ていて、もう1人の男性は裸でスープをすすっているという動画です。スープを飲んでいる男性は泣いているようで、何を意味するのか分からない非常に不気味な動画です。

この意味不明な動画を見た人たちが、ダークウェブからダウンロードされた動画ということで、何か意味のある恐ろしい動画ではないか、と推測し噂になりました。「人肉スープを飲まされている」「その人肉は飲まされている男性の身内だ」などという恐ろしい噂が広まり、瞬く間に世界中で再生回数を稼ぎました。

結局のところ、この動画はブラッグジョークが好きな作者が使った、だたの宣伝目的の動画で、噂は都市伝説にすぎませんでした。ダークウェブからダウンロードしたと言うだけで、なにか恐ろしい特別な動画に思えてしまうのです。

ダークウェブでの噂を紹介【麻薬取引や殺人依頼】

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引用: Pixabay

ダークウェブで公開されている情報や、取引されている物の噂は絶えません。麻薬取引や人体実験という犯罪の噂から、都市伝説のような摩訶不思議な噂まで、数々の噂があるダークウェブ。

実際にまわりでダークウェブを使っている人がいないので、ダークウェブの噂は広まる一方です。ではどのような噂があるのでしょうか。

ここでダークウェブで公開されているとされる噂の一部を紹介してみましょう。

ダークウェブでの噂1:麻薬取引

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引用: Pixabay

麻薬取引はダークウェブのメイン情報でもあるでしょう。

先に紹介した「Silk Road」のように実際に麻薬取引は行われているようで、都市伝説ではなく本当にある情報です。麻薬取引の市場は、現在ではダークウェブがメインになっているそうです。なぜならば、身元がばれず安全に麻薬取引ができるからです。

ダークウェブ上にある麻薬取引サイトでは、Amazonや楽天のように多くの麻薬関連商品が出品され、驚くことに「評価」制度まであるそうです。

出品者は高い評価を得るため、高品質で安全な麻薬取引をしているそうです。ただ、ダークウェブ上に無数に存在する麻薬取引情報の、どれが本当の麻薬取引情報かは知るすべもなく、犯罪者のみが知る情報でしょう。

あなたがもし興味本位でダークウェブで麻薬取引をしてみても、個人情報と仮想通貨を抜き取られるだけかもしれません。ダークウェブではそういった、興味本位で麻薬取引に近づく素人をカモにする犯罪集団もいるのです。

ダークウェブでの噂2:殺人依頼

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引用: Pixabay

殺人依頼の情報も多数あるようです。

ダークウェブ上の、日本語の掲示板にも殺人依頼と言えるような書き込みがたくさんあるそうです。しかし実際にこの書き込みによって殺人が行われたかは不明で、殺人依頼が出来るという噂は都市伝説なのかもしれません。

あなたがもしダークウェブで殺人依頼をしても、個人情報や大事な情報を抜き取られるだけで、いつまで待っても依頼は追行されないでしょう。そして、その殺人依頼が警察の目に留まったら、殺人罪の教唆犯と問われるでしょう。

ダークウェブでの噂3:カード情報

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引用: Pixabay

クレジットカード情報の売買も、ダークウェブ上では多数見受けられるようで、ダークウェブのメイン情報とも言えるでしょう。

クレジットカード情報に限らず多くの個人情報は、ダークウェブ上で売買され、仮想通貨で取引が行われるそうです。こちらは都市伝説ではなく、実際に行われている情報です。

あなたがもしダークウェブでカード情報を入手しようとしても、あなたのカード情報と仮想通貨が抜き取られ、犯罪集団から目を付けられて、永遠に犯罪集団に追われることになるでしょう。

ダークウェブでの噂4:仮想通貨売買

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引用: Pixabay

仮想通貨売買もダークウェブ上で行われているようです。

ダークウェブ上の取引は仮想通貨を使って行われますが、自分の持っている仮想通貨をそのまま使用しては足が付きますので、ダークウェブ上で仮想通貨の売買を繰り返し、マネーロンダリングされてから使用されます。

またハッキングで違法に取得した仮想通貨もダークウェブ上で売買されており、これは都市伝説ではなく、実際に行われている行為です。

あなたがもしダークウェブ上で仮想通貨売買に参加しようとしても、あなたの仮想通貨が大量に抜き取られ、その上あなたがマネーロンダリング犯として国際指名手配されることになるでしょう。

ダークウェブでの噂5:人体実験

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引用: Pixabay

人体実験の映像がダークウェブ上で流れているという噂もあります。

ダークウェブ上で何者かが、人体実験なるものを公開しているという恐ろしい情報は、多くの人に興味を持たせ、噂は広まりました。興味を持った人が、ダークウェブから人体実験を検索したようですが、実際には人体実験サイトにはたどり着けなかったようです。

しかし人体実験と思われるスクリーンショットだけは公開されており、人体実験のスクリーンショットがあるということは、実際に人体実験のサイトがあるのではないか?はたまた人体実験のサイトは、以前はあったのではないか?と思われたようです。

ところが、いくらダークウェブ上の人体実験の情報をたどっていっても、人体実験サイトなるものは見つけることはできず、おそらく人体実験サイトに興味を持たせるために、人体実験風のスクリーンショットまで用意した、巧妙なデマ・都市伝説だと思われます。

あなたがもし興味本位でダークウェブから人体実験動画を見ようとしても、人体実験サイトなど探す事も出来ず、ただあなたの個人情報だけがダークウェブ上をさまようことになるでしょう。

やっぱり恐ろしいダークウェブ

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引用: Pixabay

麻薬取引や殺人依頼、都市伝説とリアルが混在するダークウェブは、やはり怪しく恐ろしいウェブサイトのようです。

ダークウェブ上にあるサイトは、常に警察や情報機関に監視されているため、突然のサイト閉鎖が絶えないそうです。現れては消えていくウェブサイトは、今日もどこかで誰かが追われていることを意味するのでしょう。

不必要にダークウェブに侵入しては、あなたのパソコンがウィルスに侵されてしまうかもしれません。また、あなたのパソコンの大事なデーターが抜き取られてしまうかもしれません。都市伝説ではなく実際にダークウェブは存在します。

2015年にあった日本年金機構へのサイバー攻撃。この時100万件を超える個人情報が流出しました。この事件はダークウェブが利用されていましたが、犯人は未だに捕まっていません。また2018年の仮想通貨ネム盗難事件。この時に盗難されたネムはダークウェブ上で売りさばかれました。

しかしこちらも犯人は特定できていません。ダークウェブは都市伝説ではなく、実際に犯罪に悪用されており、多くの被害者を生み出しています。

これまでに紹介したように、非常に悪質な情報が多いダークウェブは、世界の警察から監視を受けています。匿名性が高いからと興味本位に覗いて見ていては、その時点で何らのかの犯罪に関わっているのではないかと、警察や犯罪組織から目を付けられることになります。

私たちの生活に欠かせなくなったインターネット。とても便利で楽しいインターネットですが、その裏側では麻薬取引などの犯罪で利用されたり、個人情報を抜き取られたり、色々な問題があるのも事実です。

便利さや機能を追求して、より良い社会にする為には必要不可欠なインターネットですが、技術の進歩は直ぐに悪用されるものなのです。

安全に楽しくインターネットを利用する為には、怪しいものには近づかないことです。ちょっとした出来心が、取り返しのつかない大惨事に繋がるのです。自分の個人情報を守り、安心できる生活を続ける為にも、ダークウェブには絶対に近づいてはいけません。