2017年6月に発生した東名高速夫婦死亡事故を引き起こし石橋和歩被告は一体どんな人物だったのでしょうか?石橋和歩被告の生い立ちに迫ります。
石橋和歩被告は福岡県中間市扇ヶ浦で生まれ育ったそうです。石橋和歩被告が生まれ育った福岡県中間市は博多市と北九州市の間に位置するいわゆる田舎町です。
家族構成は石橋和歩被告と両親、兄と弟の五人家族の家庭で育ったそうです。
石橋和歩被告は男三人の次男として育てられました。石橋和歩被告を知る人は「ガタイは大きいけどおとなしい子だった。」「とにかく物静かな子」「この辺りでは中学、高校で道を踏み外す生徒が多い中で、彼は髪も染めず近所の学校に通っていた。」など、体は大きいけれどおとなしい目立たない子だったと印象付けられます。
石橋和歩被告はいじめられていたという情報もありました。
いじめを受けていた石橋和歩被告
14日発売のFRIDAYが、石橋和歩が地元でいじめに遭っていたと報じたそうだが、これは…。
だからといって「東名高速で二人殺したのも仕方ないね」とはならないけどな。
ただ、この写真がフェイクでないなら、石橋和歩をいじめた奴らも同様に害獣だな。ひどすぎる。これは心が歪む。#石橋和歩 pic.twitter.com/kff5C9P7YF— のん (@non_brave) December 15, 2018
ネット上には画像も公開されており石橋和歩被告は相当ないじめにあっていたことがわかります。額にはキン肉マンを模した「肉」の文字が書かれていて、顔中マジックペンで落書きされている写真があります。
鼻や唇まで塗りつぶされていて落書きといっても度が超えているような容姿になっています。さらには髪の毛が額から襟足までモヒカンにされている写真やモヒカンにされる前とみられる極端な剃り込みがされている、鬼剃りの形に髪を切られている写真が公開されています。
石橋和歩被告の知人からは「つい数年前まで、アイツは地元の仲間の中でイジメを受けていました。普段の石橋は、口数の少ない大人しいタイプ。自分の意見を主張しないので、仲間内でもイジられキャラでしたね。あおり運転で報じられている姿とは違って、強気な態度ではなかったですよ」などの証言もあり石橋和歩被告はやはり事件から想定されるような性格ではない人であったことがわかります。
いじめを受けていた人は恥をかかされた経験を他の場所で発散させてしまうような行動をとってしまうことがあると言われています。今回の事件もそのような、いじめられていた経験が少なからず影響があるのではないでしょうか。
家庭環境が石橋和歩被告の影響を与えていた?
引用: Pixabay
石原和歩被告の両親は彼が高校二年生の時に離婚しています。両親の離婚の影響か石原和歩被告は高校を中退しています。石原和歩被告は高校中退後、東名あおり運転死亡事故を引き起こすまで数年間、建築作業員として働いていたようです。
その際には彼女もいて一般的なコミュニケーションには特に問題はなかったようです。石橋和歩被告は勤め先であった建設関係の職場を東名あおり運転死亡事故の後にクビになっているそうです。
ですが物静かな性格だった石橋和歩被告を変えてしまったのは、いじめや両親の離婚が少なからず影響していると考えられます。
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さらに事件当時は彼女とみられる女性が同乗していたことからも、今回の東名高速夫婦死亡事故を引き起こしてしまったのではないかと言われています。石橋和歩被告は女性の前だとカッコをつけるような性格であったという証言も出ています。
パーキングエリアで自身の行動を批判されたことで彼女の前でカッコがつかないため、頭に血が上ってしまったのではないかとも推測されます。さらには石橋和歩被告には不起訴になっていますが事件の前にも器物損壊や強要未遂などがありました。
世間を騒がせ、あおり運転が注目されるきっかけにもなった東名あおり運転死亡事故を引き起こした石橋和歩被告の生い立ちについて紹介しました。
次に東名高速夫婦死亡事故について紹介します。
東名高速夫婦死亡事故の概要
引用: PAKUTASO
石橋和歩被告の引き起こした東名高速夫婦死亡事故世間の注目を大きく集めることになりました。この事件をきっかけに「あおり運転」という言葉が世間に知れ渡ったと行っても良いでしょう。
2017年6月5日、神奈川県足柄上郡大井町の東名高速道路下り線にて、追い越し車線に乗用車が2台続いて停車していた。そこにトラックが後部から追突して男女2人が死亡、石橋和歩被告含め4人が重軽傷を負う事故が発生しました。
この東名高速夫婦死亡事故について詳しくみていきましょう。
東名高速夫婦死亡事故事故の経緯
引用: PAKUTASO
この悲惨な事故は事故現場の手前の神奈川県大井町にある中井パーキングエリアで石橋和歩被告が萩山嘉久さんに注意されたところからこの事件は始まっていました。
パーキングエリアに立ち寄っていた萩山さん一家の車が本線に戻ろうとした際に石橋和歩被告の車が本来の駐車スペースではない出口付近の通路上に道を塞ぐように駐車されていました。
その石橋和歩被告の車を邪魔に思った被害者が石橋和歩被告に対して口頭で注意したことに対して、石橋和歩被告は逆上してしまいました。
それから注意した被害者家族の運転する車両が高速道路へ出たのを見計らい、停車していた石橋被告は後ろから追いかけたのです。高速道路車線に出た石橋和歩被告の車は萩山さん一家の車に対してあおり運転を繰り返しました。
逮捕後の取材で「なぜ追いかけて行った?」という記者の問いに対して「言われたらカチンと来る」と答えていました。石橋和歩被告は自らに非があるにも関わらず、反省するどころか逆ギレをし、萩山さん一家の車に対して執拗にあおり運転をしました。
石橋和歩被告は進路を塞ぎ減速させる行為をし、それを避けて進路変更した被害者車両の前に再度進路変更して進路を塞ぎ減速させるなどのあおり行為を約700メートルに渡り、計4回繰り返し、最終的に石橋和歩被告は高速道路の中央分離帯側の追い越し車線上に被害者車両を停止させました。
停車してからの恫喝、そして悲劇の結末が
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引用: PAKUTASO
石橋和歩被告は車から降りて萩山さん一家の車に近づきました。そして車の窓やドアを強く叩いたり揺すったりしながら「喧嘩を売っているのか」などと因縁をつけ、恫喝を行いました。
さらに石橋和歩被告は萩山嘉久の胸ぐらを掴み車外へ引きずりだそうとするなどの暴行を働きました。萩山嘉久の妻は車から降りて夫の腕を掴み、「やめてください」と叫びますが、そこで悲劇が起きてしまいました。
後続の大型トラックが、萩山嘉久の車に追突したのです。この追突したトラックの前には別のトラックがいたのですが、前のトラックは前方で起きている異変に気付き何とか車線変更をすることができたのですが、その後ろのトラックは急ブレーキを踏んだが間に合わず追突してしまいました。
この衝突で車内にいた萩山嘉久さんは衝突の衝撃で外に投げ出されてしまい死亡、萩山嘉久さんの妻の文香さんも全身を強く打って死亡してしました。萩山嘉久さんの車内にいた二人の娘さんは軽症を負いました。この悲惨な事故を引き起こした石橋和歩被告は軽症で済んでいます。
次に被害にあった萩山さん夫婦について詳しく見ていきましょう。
萩山嘉久さん・文香さんのプロフィール
引用: PAKUTASO
この東名高速夫婦死亡事故の被害にあったのは静岡県に住む、萩山さん一家です。この日は東京方面への家族でのお出かけだったようです。事故の際には夫の萩山嘉久さんと妻の文香さんと二人の娘さんが車には乗っていたそうです。
事故当時運転していたのは妻の文香さん、助手席には長女、運転席の後ろには次女、助手席の後ろに嘉久さんが乗っていました。萩山嘉久さんは事故当時45歳、文香さんは事故当時39歳でした。長女は高一、次女は小学六年生でした。
世間では被害者の萩山さんの行動にも批判が!
引用: PAKUTASO
今回の東名高速夫婦死亡事故で犠牲になってしまった萩山嘉久さんですが、世間では萩山嘉久さんの行動にも問題があったのではないかと批判があがっています。
わざわざ後部座席から「邪魔ボケ」などと挑発したことが事件の発端とも言われています。また、追い越し車線で停車に応じたことに対しても応戦体制であったのではないかと言われたりしているのが現状です。
この後解説しますが今回の判決で停車に関しては判決の内容に大きく影響を与えることになったため批判があがっていると言えるのではないでしょうか。
長女の顔画像や現在は?
引用: PAKUTASO
東名高速夫婦死亡事故で奇跡的に一命をとりとめ、裁判で果敢にも証言を行った長女について紹介します。奇跡的に一命をとりとめた長女と次女は事故の翌日から友香さんの父母と生活をしているそうです。
突然の事故で両親を失った二人の少女にかかる精神的負担は計り知れません。二人の娘さん共に生活している。友香さんの父によると、「学校に送りだして、帰ってきたら勉強をする。ごく普通に生活をしています。ただ、嘉久さんや友香だったら弁当を渡すとき、勉強を見るときになんて声をかけていたのかといつも考えます」と語っています。
一命をとりとめた二人の娘さんの画像は未成年のためか公開されていないようです。事故直後、長女はこう話していたそうです。
「事故のことは毎日思い出してしまいます。あのときは、煽り運転なんて概念はなかったので、道路で止まっているときに父が殺されてしまう。連れて行かれてしまう。と思って見ていたことが、すごくトラウマです。やめてと言っても、泣いてもやめてくれなかったことが本当に怖かったです」
さらに萩山さんの長女は「重い刑罰になるべきだ」としたうえで、こう続けています。
「反省しないなんてあり得ません。自分を守る謝罪ならいらないけれど、心からなにか思っているのであれば聞いてみたいとは思います。両親には何度も今までのことを手紙に書こうと思ったけど思い出すたびに涙があふれ棺に手紙を入れてあげることさえ、できませんでした。
今回も短くしか書けませんが事故直前まで幸せに生きてこられた感謝と、もし、ただの骨ではないなにかになっているのだとしたら、幸せであってほしいということを伝えたいです。」やはり幸せな家族に訪れた悲劇の与える心理的負担はとても大きいものであったと伺えます。
そんな萩山さんの長女は現在高校3年生になっています。彼女の人生に大きな影響を与えることとなってしまった東名高速道路あおり運転事故。彼女の今後の人生が少しでも良いものになることを祈るばかりですね。
石橋和歩の判決は懲役18年
引用: Pixabay
では一体あおり運転による東名高速夫婦死亡事故を引き起こした石橋和歩被告にはどのような判決が下されたのでしょうか。この疑問に答えるのにはまずあおり運転がどのような違反に当たるのかを理解する必要があります。
あおり運転はどんな犯罪に当たるのか
引用: Pixabay
あおり運転とは前方車両に対して、衝突するような距離まで車間詰め、道を譲るよう強要する行為や前方車両を猛スピードで追い回す、ハイビームやパッシング、クラクション、幅寄せ等の行為で他車を威嚇する。などの行為のことを指します。
通常の場合ですとあおり運転によって相手が怪我を負ってしまったり死亡してしまった場合は道路交通法26条によって車間距離保持義務違反として罪に問われてしまいます。
(車間距離の保持)
第二六条 車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない。”
出典:道路交通法
この場合ではあおり運転中に事故を引き起こした場合に適応される法律となります。では停車して降車していた石橋和歩被告にはどのような法が適応されるのでしょうか。
石橋和歩被告には危険運転致死傷罪が適応
引用: Pixabay
今回の石橋和歩被告の判決はこのようになっています。
深沢裁判長は「4度の妨害運転後に停止させたのは密接に関連した行為といえる。死傷の結果は妨害運転によって現実化した」と述べ、被告のあおり運転と夫婦の死亡に因果関係があると認定し、危険運転致死傷罪が成立すると判断しました。あおり運転で危険運転致死傷罪になる結果となりました。
どのような経緯でこの判決になったのか詳しくみていきましょう。萩山さん夫婦の死亡事故は石橋和歩被告の悪質な煽り運転が起因しているとし、2018年12月3日に横浜地方裁判所で初公判が開かれました。
石橋和歩被告の煽り運転が萩山さん夫婦を死亡させた直接的な原因ではないことから、どこまで石橋和歩被告の罪を問えるのかが裁判の争点となりました。
石橋和歩被告は警察の事情聴取に対し、「萩山嘉久の車にパッシングされ、止まれと合図されたのだと思い、仕方なく追い越し車線上で停車した」という言い逃れともとれる嘘の証言をしていました。
萩山嘉久さんの車に同乗していた娘の証言や事故当時に現場周辺を走っていた車両の運転手の証言、ドライブレコーダーの数百件分の記録を収集・分析した結果から、この事故は石橋和歩被告によって誘発されたものと判明しました。
石橋和歩被告の証言は虚偽であると断定し、横浜地検は自動車運転処罰法違反。危険運転致死傷罪で石橋和歩被告を起訴することとなったのです。
実は画期的な判決!?
引用: Pixabay
この判決は画期的なものであったと注目されました。危険運転致死傷罪を適用するには「『危険運転』行為は、法律上6種類が規定されています。
今回の事件では、『人または車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人または車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為』に当たるかどうかが重要になってきます。(自動車運転死傷処罰法2条4号)石橋和歩被告のどの行為を「危険運転」行為と判断するかどうかが重要になってくるということです。
被告人の停車行為を危険行為と見るか、それよりも前のあおり行為を含めた一連の行為を危険運転行為と見るかによって大きく判決が分かれます。
今回の事故は石橋和歩被告が萩山さん一家の車を停車させた状態で起きた事故でした。停車行為を「運転行為」として認めるのは日本語的に難しいと考えられます。
そのため今回の東名高速あおり運転事故に置ける判決に、危険運転致死傷罪が適応されたことで注目を集めることになりました。今回の事件では石橋和歩被告は車から降車していた状態であったため、「運転中の行為」に対する処罰を前提にした法律であり、飲酒や覚せい剤使用、大幅な速度超過など「通常の運転ができない状態」を対象にしている危険運転致死傷の適応は困難であると一部の専門家から指定されていました。
今回の判決は危険運転過失致傷の成立を認めたが厳格に法を適用するということになると無罪の可能性がありました。そのためはじめは無罪になるのではないかと言われていたこともあったのです。
石橋和歩被告は別の犯罪も!?
引用: Pixabay
さらには公判中には東名あおり運転事件とは別の器物損壊や強要未遂の罪計3件を審理されました。
東名あおり事件の後にも、別の車両にあおり運転をした後「殺すぞ」と怒鳴り、中国自動車道で昨年5月、山口県警のパトカーにあおり運転をするなど、信じられないような事実も次々に明らかにされました。つまり石橋和歩被告は日常的にあおり運転を行なっていたということになります。
結果として横浜地裁の深沢茂之裁判長は求刑23年に対して懲役18年を言い渡しました。皆さんはこの判決についてどう考えますか?長すぎるものだと感じますか?短すぎるものだと感じますか?
次にネットの声と有識者のコメントについて紹介していこうと思います。
石橋和歩の判決に対する声
引用: Pixabay
神奈川県大井町の東名高速道路であおり運転を受けて停車さえられた夫婦が追突され死亡した事故で自動車運転処罰法違反に問われた石橋和歩被告の判決が懲役18年となったことに対してネットでは「物足りない」「短すぎる」と大荒れになっています。
神奈川県大井町の東名高速道路でまたもあおり運転があった等と報道されていますが、何故危険性が重々分かっている状況で繰り返すのでしょう。人が許せないだけでそのように行動を起こしてしまうような人間は車に乗るべきではないですし、石橋和歩被告の判決に関しては18年では軽すぎるとも思えます。
— 隼レイカ (@reikasp) December 15, 2018
石橋和歩被告に懲役18年の判決 あおり運転の末 2人の命を奪った石橋被告に懲役18年の判決が出ました。 このまま判決を認め 罪を償って欲しい でも13~4年で出てきて また車の免許を取りあるいは無免許で 同じあおり運転をする事を
100パーセント断言します。 #石橋和歩#石橋和歩被告 pic.twitter.com/mYhr2IJWM3
— 木住野武(Takeshi Kishino) (@takeshioekaki) December 14, 2018
石橋和歩被告に懲役18年(求刑23年)の判決。「死刑にしてほしい。」
「なんで求刑から減らしたの?」
気持ちは分かるんだけど日本は法治国家。現行法の限界を超えて「ムカつくから死刑」とか言い出したら隣国と同じになっちゃう。
危険運転致死傷罪を適用したのは、かなり無茶したように思える。
— スメル増田 (@smellmasda) December 14, 2018
やはりこの判決は軽すぎたものなのでしょうか。中には死刑を求める声も多くあがっています。
専門家や有識者の意見は?
引用: Pixabay
川畑さやか弁護士はTVでこれまでの危険運転致死傷罪が適用された裁判例がハードルになったのではないかと思われます。裁判官は当該の事案だけを見て懲役何年と決めることはできません。
これまでの事例に照らしてどう位置付けられるのか? そういった比較によって刑を決めていかなければなりません。過去、北海道で飲酒運転の上、交差点で赤信号を無視して時速170kmで突っ込み、一家4人が亡くなられた事故がありました。
この凄惨な事件で検察官は23年の求刑をして、判決は23年の懲役を出しました。
それに比べると今回は後続のトラック運転手の前方不注意や車間距離義務の不足などが加わった。(被告人が)直接衝突して死亡結果が生じた事例ではないというところも考慮されて、今回のマイナス5年という判断となったと思われます」とコメントしています。
さらに安藤優子さんは「前例を配慮して今回の判決に至ったということですが、石橋被告の前例に見ないような態度ややったことと照らし合わせること自体が無駄なようにも感じます。
18年と聞いたとき、無力感というんでしょうか、法律は被害者感情を救ってくれないんじゃないかと思いました」とコメントしています。
フジテレビ社会部の平松秀敏さんは求刑から5年も差し引いた理由がよくわからない。判決文を読んでも、「石橋被告にくむべき事情はほとんどない」と言いながら5年も差し引いていることに驚いているとコメントしています。
裁判員裁判でなければ違った判決が出ていたともコメントもありました。先ほども述べましたがこの裁判の難しいところは「危険運転致傷致死罪」の解釈が難しいことであります。この難しい裁判を一般市民である裁判員に任せてしまうのは酷であるという意見も多く見られました。
悲痛な遺族の声も
引用: Pixabay
今回の東名高速あおり運転事故の被害者となった萩山嘉久さんの親友で、トラック運転手の田中克明さんは判決をスマートフォンで知ったそうです。すぐに、萩山さんの長女に「18年だって」と、メッセージを送ったところ「ふーん、そうなんだ」と返信が届いたそうです。
萩山さんの長女はからは田中さんに裁判での石橋和歩被告の態度にあきれ、「考えないようにしている」という返信が届いたそうです。
被害者遺族として公判に参加した、萩山嘉久さんの母である文子さんは法廷で判決を見届けていました。閉廷後には弁護士を通じて書面でこんなコメントを出していました。
「量刑について全面的に納得できるものではありませんが、被告の行為が危険運転と認められたことはよかったと思います」「今回の裁判で自分の気持ちに一つの区切りをつけたいと思います。これから、あおり運転などの危険な運転が無くなってくれることを切に願います」と訴えました。
長女は「私たちの気持ちを考慮してくれた判決で良かったです。ありがとうございます」とコメントした。萩山嘉久さんの妻の友香さんの父親は「危険運転致死傷罪で認定して下さったことに感謝します。
懲役18年については、色々な考え方もあると思いますが、ここに至るまで皆さまのご尽力によるものだと考えますので、私としては、そのまま受け止めたいと思います」とコメントしています。
石橋和歩被告の公判中の態度に対して遺族はとても飽きれた様子だったのではないでしょうか。最愛の家族を奪われた被害者遺族の悲しみはとてもはかりしれません。
世間では石橋和歩被告に対して殺人であるといった声も多く見られました。次に、このような悲惨な事故を引き起こした石橋和歩被告が殺人罪に問われた可能性について考えていきましょう。
石橋和歩被告は殺人罪にはならなかったのか
引用: Pixabay
さらに世の中には殺人罪に問うことができないことに対して不満をあげる人が多くいました。今回の東名あおり運転事件では交通法規に固執したため殺人罪に問えなかったと多くの専門家がコメントをしています。
では一体殺人罪として罪に問う方法はどのようなものだったのだろうか。その際にキーワードとなるのは「未必の故意」という言葉である。
未必の故意とは、犯罪事実がいまだ必ずしも発生するわけではないが、発生すればそれはそれでいいと思っている場合です。発生する「かもしれない」と思っているにすぎない点で、確定的故意とは区別されます。しかし、「それでいい」という投げやりな心情に陥っている点で、犯罪結果を消極的に受け入れているわけですから、故意ありとして非難されます。
たとえば、車を運転していて歩行者が飛び出しそうに見えたときに、ぶつかるかもしれないがそれでもいい、と思っているのが未必の故意です。これに対し、「かもしれない」と知りながら「大丈夫だ」と思っている場合は「認識ある過失」と呼ばれます。
https://imidas.jp/judge/detail/G-00-0093-09.html
今回の東名高速夫婦死亡事故では。高速道路の追い越し車線に無理やり割り込み、停車させました。そこへ後続車が追突してくる可能性は容易に考えられることであるため、未必の故意を適用することで殺人罪を適用することができたのではないかということになります。
実際にあおり運転によって起きた事故で殺人罪を適用したケースも存在しています。
あおり運転が殺人罪に問われたケースも
引用: Pixabay
その事故はオートバイの大学生に対してあおり運転を行い、そのすえに追突して死亡させた事故です。この事故に対して、大阪府警は乗用車を運転していた男を殺人容疑で逮捕しました。
さらにそのこの裁判で検察側は「大型バイクに車の前に入れられたことに対して腹を立てた車の運転手が猛スピードでバイクを追跡し、追突したとして殺意は明らかである」と主張しました。「まれにみる殺人運転」で「あおり運転や交通トラブルが後を絶たない現状の中で、厳しい処罰を社会が求めている」と述べました。
公判では殺人罪で起訴しました。その結果、大阪地裁は殺人罪を適用し、懲役16年(求刑懲役18年)に処しました。やはりこの事故においても殺意の有無が判決に大きく作用したものとなりました。
石橋和歩被告には「未必の故意」があったのか
引用: Pixabay
東名高速夫婦死亡事故の公判で、石橋和歩被告の車に同乗していた女性は「高速道路なので、ひかれて最悪は亡くなると思った」と語っていたそうです。石橋和歩被告をかばうどころか、未必の故意があったと明言したとの情報もあるのです。
必要以上にあおり運転を繰り返し、挙句のはてには高速道路上に停車させた石橋和歩被告には「未必の故意」があったことは明白であると言えるのではないでしょうか。石橋和歩被告を殺人罪に問うこともできたのは事実としてあるようですね。
次に石橋和歩被告の現在の様子や勾留中の様子を見ていきましょう。石橋和歩被告の人間性などが見えてくるかもしれません。
石橋和歩の現在
引用: Pixabay
神奈川県大井町の東名高速道路であおり運転を受けて停車させられた夫婦が死亡した事故を引き起こした石橋和歩被告は反省しているのでしょうか。
石橋和歩被告は公判のときから非常に態度が悪かったと言われています。判決が言い渡される時、石橋和歩被告は座っている状態でした。最初は背筋も伸び、大股開きの足に手は膝の上でした。
しかし、途中から腕を組んで手を元の位置に戻す、これを4回繰り返しました。最初は腕を組み、足を広げている状態。三度目に腕を組んだ時にはさらに態度が悪くなり右足を揺すっていたと言われています。この公判中の態度からもとても反省しているとは言えない状況だったそうです。
警察の実況見分中にも何度もあくびをする石橋和歩被告がテレビのニュースで報道され反省の色が全くないことが伺えます。さらに萩山夫妻の遺族が初公判を傍聴していましたが、裁判中に石橋和歩被告からは謝罪の言葉はなく、さらには遺族と目を合わせることも頭を下げることもなかったといわれています。
引用: Pixabay
さらに石橋和歩被告が反省しているとは言えないこんな話があります。新聞記者に届いた一通の手紙には驚きの内容が書かれていました。便箋1枚に書かれた手紙は5行程度のもので中には「俺と面会したいなら30万からやないと受付とらんけん」と金銭を要求する内容が書かれていたそうです。
このような文章から始まり、取材については「人のことをネタにしている」という内容が書かれていたそうです。石橋和歩被告のこのような様子からまったく反省している様子は伺えませんね。
公判後石橋和歩被告はすでに刑務所へ収監されているそうです。このような反省の色を見せない石橋被告が18年という短い刑期で再び社会へ出てくると考えると恐ろしいものがありますね。
石橋和歩の彼女 中尾美穂とは?
引用: PAKUTASO
東名高速道路であおり運転事故を引き起こした石橋和歩被告ですが、事件当時も彼女と一緒に車に乗っていたそうです。このような恐ろしい事件を引き起こした石橋和歩被告の彼女は一体どんな人だったのでしょうか。
事件当日、石橋和歩被告と一緒に車に乗っていた彼女の名前は「中尾美穂」さんという方だと言われています。石橋和歩被告の彼女と言われている中尾美穂さんは一般人ということもあり、ネット上に公開されている写真はほぼモザイクで覆われています。
最近の若者といった雰囲気の方だという風に言われています。そんな中尾美穂さんですが非常に綺麗な方だともネットでも噂になっています。
石橋和歩被告の彼女だと言われている中尾美穂さんについて詳しく見ていきましょう。
石橋和歩被告の彼女と言われている中尾美穂さんですが、出身は愛知県名古屋市だと言われています。事件当時年齢は22歳で職業は無職と言われています。大学は福岡女学院大学の短期大学部だそうです。大学卒業後、名古屋へ来たとの噂です。石橋和歩被告とは3年以上交際していたようです。
実は同乗していたのは別の人という噂も
引用: PAKUTASO
ここまで事件の当時彼女とされていた中尾美穂さんですが、その後ネットでは石橋和歩被告があおり運転を行なった当日に同乗していたのは別の女性だと言われるようになってきました。石川和歩被告が東名高速道路であおり運転事故を越した日には中尾美穂さんとは破局していたという情報もありました。
つまり事故を引き起こした日には別の新しい彼女が同乗していたのではないかとも言われています。
中尾美穂さんかもう一人の女性、どちらの女性が石橋和歩被告の運転していた車に同乗していたかは定かではありませんが、石橋和歩被告があおり運転事故を引き起こした時も同乗していた女性は石橋和歩被告の犯行を止めようとしていたとも言われています。
パーキングエリアでの石橋和歩被告の行動に対しても同乗していた彼女も呆れた様子で「くだらない」などといったようなことを発言していたとも言われています。2018年12月3日の石橋和歩被告の初公判にも当時同乗していた女性は参加しています。
その際同乗していた女性は「石橋和歩は頭に血が上ると周囲の声が耳に入らない性格」だと証言しており、そこからも石橋和歩被告の性格が読み取れるように感じます。
さらに女性の証言だと2017年の6月以前にも何度か同じようなトラブルがあったとも証言しています。しかし石橋和歩被告は普段、頭に血が上っていない時は穏やかな性格であるとも証言していたそうです。
そんな石橋和歩被告についての証言を残し、事故時に車に同乗していた中尾美穂さんの現在について見ていきましょう。
石橋和歩の彼女 中尾美穂の現在
引用: PAKUTASO
東名高速道路であおり運転事故を引き起こした石橋和歩被告と一緒に車に同乗していたとされる中尾美穂さんですが現在はどうしているのでしょうか。
事故当時に車に乗っていたとされる彼女は怪我を負ってしまったそうです。大型トラックが萩山嘉久さんの車に衝突したときに玉突きによって萩山嘉久さんの車が石橋和歩被告の車に衝突しました。その時に中尾美穂は骨盤骨折の重傷を負ってしまったと言われています。
そんな中尾美穂さんの現在ですがインターネット上で本人を特定するのは大変難しい状態になっています。中尾美穂という名前は非常に多く、個人情報の特定はとても難しくなっています。さらには現在出回っているプリクラ画像も出典が不明になっています。
さらに中尾美穂さん自身もこれ以上個人情報が漏洩しないように警戒していると考えるため彼女の現在の情報を探っていくことは大変難しい状態にあります。いずれにしろこんな石橋和歩被告の引き起こした東名高速道路であおり運転事故に立ち会ってしまったことは中尾美穂さんにとっても辛く悲しい出来事になったのではないでしょうか。
一般人であった中尾美穂さんまでもネット状で大きく取り上げられ、個人情報や顔写真まで特定されてしまったのである意味、中尾美穂さんも被害者の一人となってしまったのかもしれませんね。
次に石橋和歩被告の住んでいた場所や自宅について見ていきましょう。
石橋和歩の自宅や実家が特定!
引用: PAKUTASO
石橋和歩被告の実家はどこにあったのでしょうか。冒頭でも紹介しましたが、石橋和歩被告は福岡県出身だということです。福岡県の中でも中間市という人口4万人程度の小さな町です。中間市の扇ヶ浦というところで生まれ育ったそうです。石橋和歩被告は母親と二人暮らしだったそうです。
住所までも特定!
引用: PAKUTASO
実家についてですがなんとネットの情報には性格な住所まで特定されています。詳細な住所は「中間市扇ヶ浦1丁目19番6号」だそうです。
中間市について調べたところ中間市はもともと少し気性の荒いような古い田舎気質があるようです。いわゆる川筋者と言われる理屈をこねない、細かいことをいうと怒鳴られるというような地域性があるそうです。石橋和歩被告の性格から考えても少し納得がいってしまう気がします。
さらには同和地区出身であるとも言われていて部落の結束が強く、もみ消しや差別などが起こりやすいとも言われています。石橋和歩被告の性格や行動に少なからず地域性が影響を与えていると言えるのではないでしょうか。
ツイッターのコメントでも「福岡県中間市というのを見て全てを察した」「中間市とか底辺だらけじゃないか…」「福岡県中間市在住、と言うだけで妙な納得感がある」などといった声が多く見られました。
田舎の方ではこのような気質人は多いそうで、飲酒運転や酒の強さ自慢、学生時代の悪さ自慢、10代でのできちゃった結婚など狭い手段に置けるステータス要素などが今だ残っているとも言われています。そんな地区出身の石橋和歩被告が今回の事故を引き起こしてしまったのもどこか納得がいってしまうのも無理がないでしょう。
さらに今回の事故で中間市の評判も大きく下がっているようです。
次に石橋和歩被告の家族の現在について紹介します。
石橋和歩の家族の現在
引用: PAKUTASO
東名高速道路であおり運転事故を引き起こした石橋和歩被告は実家で母親と二人暮らしをしていたそうです。今回はその母親と石橋和歩被告の父親について詳しく見ていきましょう。
石橋和歩被告の両親ですが石橋和歩被告が高校生の時に離婚しているようです。父親は離婚した際に出ていき、その後石橋和歩被告と母親が二人で暮らしていたそうです。兄と弟は両親の離婚の際に父親に引き取られたそうで別々に暮らしていたそうです。
父親は石橋和歩被告が幼少期のころは会社を経営していたそうです。離婚前は母親も父親の会社で従業員として働いていたようです。マスコミは事件当初に石橋和歩被告の父親が住んでいる自宅を特定して取材にいっていたそうです。
その取材の際に石橋和歩被告の父親は「息子は大人しい性格で、なぜ事件を起こしたのか全く分からない。被害者の家族にはただただ申し訳ない」とコメントして取材に応じたそうです。この父親のコメントからもわかるように石橋和歩被告はもともととてもおとなしい性格であったようです。
石橋和歩被告の父親はマスコミに対してとてもありきたりなコメントを残しており石橋和歩被告と関わりを持ちたくないような印象を受けたとも言われています。
次に母親について見ていきましょう。石橋和歩被告と二人で暮らしていた母親はもともと父親の経営する会社で勤務していたそうです。離婚後は別の仕事をしていたようですが勤務先などの詳細の情報は確認できませんでした。
石橋和歩被告の母親は仕事に明け暮れており、普段から石橋和歩被告とのコミュニケーションはあまりとれていなかったのではないかと言われています。さらに周囲の噂ですが、石橋和歩被告の引き起こした東名高速道路であおり運転事故がメディアで注目されるにつれ、石橋和歩被告の母親は恐怖感によって当初住んでいた自宅から逃亡してしまったのではないかと言われています。
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愛する息子がまさかこんな注目される事件を引き起こしてしまうなんて母親にかかる精神的な負担は測りしれないものだったと言えるのではないでしょうか。
2017年16月に石橋和歩被告が東名高速道路であおり運転事故を起こした後も母親や家族は全くといっていいほどメディアや報道陣の前に姿を表していないことから、石橋和歩被告の家族関係は良いとは言えないものであったと言えるのではないでしょうか。
今回は父親と母親に関しての情報をまとめましたが石橋和歩被告の兄や弟もこの東名高速道路であおり運転事故を受けて、精神的に大きな負担を背負ってしまっていると言えるのではないでしょうか。
石橋和歩と東名高速夫婦死亡事故まとめ
いかがだったでしょうか。
石橋和歩被告の引き起こした東名高速夫婦死亡事故についてご紹介しました。特に事件では裁判の時に適用された判決がとても画期的なものであったためメディアでも大きく報道され世間でも大きな話題になりました。
事件の社会に与えた影響も
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今回の事件を受けて世の中でも大きく変わった点があります。1つは警察があおり運転に対しての摘発を強化したことです。警視庁の通達により、全国の警察で摘発件数が大きく増加しました。
あおり運転は摘発の基準が非常に難しく、これまで摘発件数が大受ありませんでした。今回の東名高速夫婦死亡事故を受けて高速道路や一部自動車専用道路で前方の車両と車間距離を詰め過ぎなどに対して摘発を行いました。その結果、摘発件数は以前の倍近くへと増加しました。
1つの悲惨な事件の影響を受けて交通法規や取り締まり基準が変わっていくことでより安全で暮らしやすい世の中になっていくのではないでしょうか。もう1つはドライブレコーダーの普及です。今回の公判でもドライブレコーダーの映像により石橋和歩被告の行為が明らかになったことで判決に影響を与えるなどがありました。
ドライブレコーダーの普及によって今まで見逃されてきた犯罪や事故の原因などが明らかになることでより正しい判決につながるのではないかと言われています。
このような事故を二度と起こさないためにもそして被害者の遺族のためにも事故が減ることを祈るばかりです。車は便利な道具である一方、簡単に人を殺めることができる凶器にもなることを忘れてはいけないのではないでしょうか。
またあおり運転を受けた際にも適切な対処の仕方などを学ぶ必要性があるのかもしれませんね。