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結婚は人生の墓場だと聞いたことがある人は多いでしょう。
しかし、その本来の意味や由来を知っている人は少ないはずです。日本人の私たちには、結婚は人生の墓場とは暗い意味を持つ言葉としてとられることが多いのですが、その意味や由来は実は真逆からきています。
そんな結婚生活は本当に人生の墓場なのか男性や夫の本音を紹介します。
幸せな結婚生活を送るためにも、結婚は人生の墓場の意味や由来をしっかりと知って、これからの結婚生活に活かしていきましょう!
「結婚は人生の墓場」の意味は?
【1】結婚は死を意味する?
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日本で使われている、「結婚は人生の墓場」の意味はその言葉通り、結婚をすると自分の人生を無くすことを意味します。
比喩表現として人生を結婚に例えて、人生を無くす=死ぬこと示す表現として墓場が使われています。
【2】人生とは自由であること
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人生を無くすことは、自分の人生から自由がなくなることを言います。
結婚をすると自分ひとりの人生ではなくなり、相手の人生を背負うことから自由の代わりに責任が出てくるためです。また、相手の人生にあわせないといけないことから、ルールが生まれ、ますます自由は無くなっていきます。
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日本において、結婚は人生の墓場の言葉には結婚のデメリット部分を集約させた意味があります。
結婚を良く思わない人や、結婚に後悔しているとき、また結婚生活を皮肉るときに多く使われる言葉です。
「結婚は人生の墓場」の由来は?
【1】フランスの詩人発信
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「結婚は人生の墓場」という言葉を作ったのはフランスの詩人「シャルル・ボードレール」です。
1850年代に主に活躍し、1857年に出版された「悪の華」が彼の代表作です。
そんなシャルル・ボードレールが活躍していたフランスは、梅毒が大流行している時代でもありました。現代では、すぐに治療できる性病ではありますが、放っておくと命に関わってくる恐ろしい病気です。
シャルル・ボードレールの時代には梅毒の治療薬がまだなく、梅毒で亡くなるっていく人を見かねた彼は「自由にセックスするのをやめろ」と訴えかけ始めました。その中の「セックスをするのは、自分が唯一愛した人と、墓のある教会で結婚してからにしろ」と残した言葉が日本にも伝わってきたのです。
これが、「結婚は人生の墓場」の由来とされています。
【2】まさかの誤訳
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シャルル・ボードレールが残した言葉は日本にも伝わってきましたが、言葉の意味まではうまく日本に伝わってきませんでした。シャルル・ボードレールが残した「墓」の部分が強く要約され、日本では結婚にデメリットを持つ言葉として今でも残ってしまっています。
本来であれば、墓のある教会で結婚を誓うことは、死してもなお別れることなく二人で同じ墓の場所にはいることから、「結婚は人生の墓場」の意味として、結婚は二人の永遠の愛を誓うことを意味する言葉であるはずだったのです。
【3】結婚は人生の墓場=永遠の愛
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日本では、結婚は人生の墓場は最悪な結婚生活を意味するものになりますが、由来としては二人の永遠の愛を誓うもの。お祝いの言葉として使われてもおかしくない言葉でもあったのです。
しかし、本来の意味として由来も伝わっている今でも、誤訳されてしまった意味が定着し、そのまま結婚は人生の墓場と聞くと、結婚生活に対してマイナスなイメージを持つ言葉となってしまいました。
男の本音を赤裸々告白!「結婚は人生の墓場」
【1】結婚は人生の墓場と思う男性は意外と少ない
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意外にも、結婚は人生の墓場と思う男性は、令和の現代では少ないです。既婚者、独身者を別々に男性や夫を中心としたアンケートでも、結婚を人生の墓場だと思う回答はどちらも半数以下です。
結婚生活に日々の文句はあるけれど、結婚しなければ良かったとは思わないのが男性や夫たちの本音です。
【2】自分が相手のATMになってる
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結婚は人生の墓だと思ってしまう男性や夫の本音には、自分がATMみたいになっている気がするとの意見も…。
結婚したことによって自分ひとりで使えるお金は減り、家族の分まで稼がなくてはいけなくなった結婚生活により、自分がお金を家に運んでくる価値しかないように思えてきてしまうこともあります。とくに、夫婦仲がマンネリ化してしまった結婚生活には陥りやすい夫や男性の本音です。
家族のために働いているのに、何のために働いているのか目的がブレてしまいそうになっています。
【3】結婚生活のルールに息がつまる
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まさに日本における結婚は人生の墓場の意味をあらわしたような夫や男性の本音が、結婚生活のルールに息がつまってしまっていること。
結婚前は、自由に自分の時間をとることができ、何をするにも自分の意思で決めることができたはずなのに、いざ結婚生活が始まり、日が経つにつれ二人のルールできてそのルールに息がつまっている夫たちの姿です。
自分の帰宅時間や、次の日の予定を共有しなくてはいけないことに自由のなさを感じます。夕飯の有無や、家事当番など誰かと暮らすにはどうしてもルールが必要となってくるので致し方ないことなのですが、それでもひとりの生活に戻りたいとつい男性は本音を漏らしたくなります。
【4】愛情が続かない
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結婚生活が長くなるにつれて、相手への愛情が始めの頃よりも落ち着いてきてしまうのは仕方ありません。
知らない彼女を知ることが楽しかった結婚生活も、今では知り尽くしてしまって飽きがきていることも結婚は人生の墓場だとつい思ってしまう男性の本音のひとつです。
毎日二人でルーティーンのような生活をしていれば、毎日の結婚生活に飽きがきていずれそれが愛情の飽きにつながってしまうことは、結婚が人生の墓場と言われてしまう理由のあるあるでしょう。
元々人間の脳は、ときめきや愛情が長く続くようにはできていません。もって3年といわれ、子供ができてしまうと子孫を残す本能が消えてしまうため、ますます愛情の薄れが早くなるといわれています。
【5】結婚生活は自分を優先できなくなる
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結婚は人生の墓場だと思ってしまう夫や男性の本音に、結婚生活は自分を優先できなくなる理由があげられます。
結婚は二人の人間が一緒に生活をし始めることをいいます。
今はたくさんの結婚生活の形があるので、一緒に暮らしていない夫婦もいますが、それでも結婚した以上は、お互いに相手の人生を背負っていくことになります。そのため、自分の時間や意見を優先できなくなるのは当然の流れなのです。
子供ができればその傾向は更に強まり、何もかもが子供優先の生活と人生に変わっていくでしょう。もちろん、その中での幸せは何よりも価値のあるのかもしれませんが、自分の意思を優先させていた人生も大切な人生だったはずです。
結婚は人生の墓場には、日本で認知されているように自分の人生が死んだらように感じながら結婚生活を過ごしている男性や夫もいるのです。
【6】責任が多すぎる
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結婚は人生の墓場だと思う男性たちの本音の中には、責任が多すぎると感じている人も。
結婚前は、多くの人が自分ひとりの人生を背負って生きていますが、それだけでも生きていくのは苦しくツライ出来事がたくさんあったはずです。そんな人生を、結婚をするともうひとり背負わなくてはいけなくなります。
結婚生活が数年経てば、さらに責任を背負う人生は増え、子供ができていきます。そして更に数十年経てば、自分の両親、相手の両親も背負うことになります。
結婚をして年を重ねるほど自分の人生の中に責任が次々と増えて、その責任に押しつぶされそうになってしまうとき、結婚は人生の墓場だと思わず実感してしまう男性や夫は多いです。
【7】既婚者は文句しか言わない
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まだ結婚する前の多くの男性が結婚は人生の墓場だと思ってしまうのは、既婚者側に問題があります。
なぜなら、多くの既婚者たちは結婚生活に文句しか言わないから。
結婚生活に幸せを感じているのは、結婚をしたばかりの新婚夫婦だけで、すでに結婚生活が長い既婚者たちの多くは夫婦間におけるお互いの不満を他人に愚痴りまくっています。
そんな既婚者たちの背中を見ている独身の男性は、結婚生活に幸せを思い描くことはありません。結婚をしてしまうと無くなってしまうデメリットばかり聞かされ、結婚生活に積極性をもつことができません。
そのため、結婚は人生の墓場だと感じてしまうのです。
結婚を人生の墓場にしないようにするためには?
【1】最低限の家事はできるように
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結婚を人生の墓場にしてしまわないためには、まずは最低限の家事はできるようにしておきましょう。
もちろん夫にも家事は最低限できることを求めますが、相手に求めるにはまずは自分からです。
とくに、料理と掃除は必須です。
二人が生活する場が汚れていては、まず家に帰りたいと思わなくなります。お互いが家に帰らなければ、顔をあわす機会は減り二人の仲が深まるどころか冷めていく一方です。
また、料理ができることもとても大切です。
家で料理が食べれないとなると、外で食べる機会が多くなります。二人で外で食べつつデート気分を味わえるのも最初だけです。外食の出費を稼ぐため仕事量を増やすしかなくなり、忙しさから二人でご飯を食べる機会はなくなります。そのまま顔をあわす機会は減って、すれ違いから結婚生活での愛情が冷めやすくなるのが目に浮かぶでしょう。
「結婚は人生の墓場」の言葉を現実にしてしまわないためには、最低限の家事ができる必須要項です。
【2】お互いに礼儀を!
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結婚は人生の墓場通りの結婚生活を送りたくなければ、相手に対して礼儀を持つようにしてください。
長く二人で結婚生活を過ごしているようになると、相手がそばにいることが当たり前になり、相手を空気という夫婦もいますが、相手を空気に例えてしまうような失礼なことをしてはいけません。空気がないと生きていけませんが、空気は自分のためだけにしか使わず、吸っている私たち人間は空気に感謝することはありません。
実際に目の前にいる夫に対してそんな礼儀をかくような結婚生活は今すぐやめましょう。
「行ってらっしゃい」や、「お帰り」は必ず言うようにし、夫に何か頼むときは「お願い」「ごめんね」の言葉を添えましょう。お願いを聞いてくれたら「ありがとう」は絶対に言ってくださいね。
【3】夫にひとりの時間を持たせる
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結婚は人生の墓場だと夫に思われないためには、夫にひとりの時間を与えましょう。
家の中でひとりの時間を与えるのはもちろん、外でもひとりで出掛ける時間を承諾してあげることが大切です。
このとき、何時に帰ってくる?と聞くのはやめましょう。
聞かなければ向こうから言ってきます。例え言わなかったとしても、夫を信じてひとりの時間を好きなだけ楽しませてください。逆にあなたが外に出掛けても良いです。
夫に、結婚しても自由な時間があることをわからせることがここでは大切です。自由な時間がとれないと人間は自由な時間に固執しますが、いざ時間があるとその時間を大切だと思わなくなります。
そのため、自由がないと結婚生活に感じることがなくなり、結婚は人生の墓場だと感じにくくなるのです。
幸せな結婚生活の過ごし方は?
【1】束縛しすぎない
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結婚は人生の墓場の由来の意味をあらわす幸せな結婚生活を過ごすには、夫を束縛しすぎないことです。
飲み会の帰り時間や、夕飯の有無、子供を作るタイミングなどこと細かに夫に押し付けていくと、夫は結婚生活を苦しいと感じてしまいます。
お互いに良い大人なので、約束事は最低限に抑えましょう。
旦那の帰り時間をあなたが知る必要はありませんし、夕飯の有無も向こうが何も言わないのであれば、お互いに別で食べれば良いのです。あなたが一緒に食べたければ、その日はその気持ちをきちんと伝えましょう。
束縛のようなルールを決めてしまうと、あなた自身も苦しくなって結婚は人生の墓場と頭によぎってしまうかもしれません。
幸せな結婚生活のためにも、お互いの自由は第一に考えてみましょう。
【2】妥協は大事
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結婚は人生の墓場と思ってしまうのは、幸せな結婚生活に対して理想を持ちすぎているからです。しかも、その幸せな結婚生活の理想はあなたひとりの理想と幸せであることが多いです。
そのため、知らずの内に夫に自分が思う幸せな結婚生活を押し付けてしまい、夫もあなたも思い通りにならないことから、結婚は人生の墓場だと思ってしまうことになるのです。
なので、幸せな結婚生活を送るためには妥協が必要なことを知りましょう。
自分ひとりの生活でなく、夫でいる相手もいる生活です。二人は違う人間なので合わないことはもとより当たり前なのです。
夫にも妥協ある結婚生活を送ってもらいますがあなた自身も妥協するところはしてください。結婚生活にどうしても譲れない点だけをお互いに話し合い、擦り合わせていくことが幸せな結婚生活への道です。
【3】結婚生活のメリットを考える
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結婚は人生の墓場の言葉の意味を考えてしまうとデメリットしかあがってきませんが、幸せな結婚生活を送るなら、結婚生活のメリットを考えるようにしましょう。
ひとりじゃない心強さや、自分が愛する人がいる喜び、愛されていることの喜びを考えましょう。好きな人のためなら何だってできると思っていたときの恋愛気分を思い出すことが大切です。だからこそ、あなたは結婚したのですから。
好きな人と家族を作る幸せ、好きな人の顔を毎日見れる幸せ、好きな人にすぐ手を伸ばせる距離にいることの幸せを、結婚は人生の墓場だと思う前に、まずは感じてください。
結婚を幸せなものにしよう!
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結婚は人生の墓場の由来は、本来であれば二人が死してもなお一緒にいるほど深い愛情で包まれていることを意味する言葉でした。
もちろん、結婚生活は幸せだけでは作り上げていくことはできません。けれど、必ずしも不幸せなことばかりではないはずです。
結婚は人生の墓場と、本来の意味で思えるよう幸せな結婚生活を夫と作っていきましょう。