クオリティオブライフ(QOL)を向上させる方法8つ!意味や使い方も解説! | ToraTora[トラトラ] – Part 2

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英語で「quality of life」と書くQOL。日本語ではそのままの発音で「クオリティオブライフ」と表現します。生活の質や向上という和訳が相当とされ、訴求力を高めるためにカタカナが使われているのでしょう。

クオリティオブライフ(QOL)が広まったのは1970年代。日本では英語表記がクールという風潮が生まれた時期です。現在では英語はありふれた表現・意味に感じ、フランス語やスペイン語などをお店の名前にすることがあります。

さて、今回紹介するクオリティオブライフの意味ですが、とにかく生活をリッチすればいいと考えているあなた。それはやや違います。その理由は人によってクオリティオブライフの目的や向上の仕方、使い方が違ってくるからです。これらを含めてクオリティオブライフの使い方、意味などについて紹介していきます。

クオリティオブライフ(QOL)の意味は?

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クオリティーオブライフは場面によって意味が異なります。

意味をじっくり読んでクオリティーオブライフを向上させるヒントにしましょう。

【1】一般的な意味

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物質的に恵まれた状態ではなく、精神的・肉体的な向上を「クオリティオブライフ」と形容しています。なぜなら、心の安定や健康はお金を出せば買えるものではなく、健康や精神的安定こそがホモサピエンスが求める充実感(クオリティオブライフ)だからです。

確かに現代日本は戦後のように日々の食事もやっとという時代ではありません。GDPの成長率が落ちたとか、生活水準が下がったと言っても丸一日何も食べるものがないという事態は稀です。その反面、食事を摂るのが当たり前すぎて、生きる喜びを失っているのが現代社会の特徴です。

そうした喜びの意味を再認識することで精神的なクオリティを向上させるのが一般的なクオリティオブライフ(QOL)です。

【2】介護としての意味

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実はクオリティオブライフは病院や介護の現場での使い方が多いのが特徴。

交通事故などで片足を失ったり、高齢によって歩行が困難になると以前と同じ生活ができなくなります。つまり、クオリティオブライフが低下するのです。そうしたケースの場合、アドバイザーはクオリティオブライフを向上させるような方法を提案します。

例えば、電動車椅子の導入。足が悪くなっても電動車椅子の使い方によって、移動に関しては、以前と同じ目的を達成できます。これによってクオリティーオブライフが向上します。しかし、ウォーキングが趣味だったり、マラソン選手の場合には電動車椅子ではクオリティオブライフ(QOL)の向上は望めません。

なぜなら、彼らにとってのクオリティオブライフの向上とは歩く行為そのものであって、ただの移動では意味がないからです。介護の現場でのクオリティオブライフの使い方とは患者の達成したい目的を実現することを「クオリティオブライフ」と呼んでいます。

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ADLは「activity of daily life」の略でQOL(クオリティオブライフ)とは意味が異なります。

食事や着替え、排せつなど人間が生きていく上で最低限必要な行動(意味)を指します。ステージとしては、生活の質を向上させるクオリティオブライフ(QOL)の前段階に当たります。そのため、ADLのみで生活の質が向上するケースはほとんどありません。

つまり、ADLの意味は人として生きていくための条件を備えるように介護するだけで「老後を楽しく生きよう」とか、「人生の質を向上させよう」という目的や使い方、意味はないのです。

クオリティオブライフ(QOL)を充実させるメリットは?

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クオリティオブライフが提唱されて、50年近く経過していますが、それは日本社会が物質的に恵まれているから需要が高まっているのです。そもそも日本のような生活水準に達している国はそれほど多くなく、貧しい国もあります。一方で日本にはうつ病患者が多いのも特徴です。

実はうつ病患者の改善にクオリティオブライフの使い方が役立っているのです。クオリティオブライフ(QOL)を向上させることでうつ病も減ることでしょう。

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【1】生きがいを感じる

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クオリティオブライフは生活の質を向上させることに重点を置いています。

それが生きがいにつながるからです。つまり、クオリティオブライフは貧しくとも楽しく、意味のある生活を目指しています。そのため、クオリティオブライフ(QOL)を向上させると生きる力がみるみる湧いてくるのです。

【2】老後も楽しくなる

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介護士の助けを借りてロボットのように生活していた高齢者もクオリティオブライフ(QOL)を向上させると、毎日が意味のある楽しい環境と思えるようになります。

「老い」は誰にでもやってくるものであり、「死」と同じように避けられないものです。しかし、クオリティオブライフを向上させるとその老いがエンジョイできる使い方に変化します。

【3】精神的に豊かになる

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トイプードルを飼って、六本木ヒルズに居を構えても全員が幸せになれるとは限りません。人によっては高所恐怖症で平屋の一軒家が落ち着くという人もいますし、トイプードル以前に犬そのものが苦手であれば、その人にとってクオリティオブライフは向上しているとは言えません。

クオリティオブライフの使い方や意味は人それぞれ異なるので、精神的に向上するアイディアも人の数だけ存在します。

クオリティオブライフ(QOL)を向上させる方法8つ!

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クオリティオブライフの使い方として、ただ楽しいことをすれば向上するものではありません。

先ほど述べたように人それぞれクオリティオブライフ(QOL)の向上と感じるものが違うのです。ここではポイントや使い方を押さえながらクオリティオブライフを向上させる方法を8つ紹介していきます。コツを掴んで楽しい一生を送りましょう。

【1】食生活を豊かにする

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永久歯が抜けたり、身体の一部の機能が低下することで食事量が減ると栄養価も下がります。

そうなれば、健康的な生活を送るのが困難になります。健康を維持できないとクオリティオブライフ(QOL)を向上させる上で支障をきたす場合があります。たとえ、機能が低下してもしっかりとした食事を摂ることは大切なのです。

また、こういった機能の低下は自分では分からないケースもあります。自分より若い人と同居したり、友達と過ごす時間が増えることでクオリティーオブライフの使い方に気付くこともあるのです。

【2】運動量を増やす

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引退して仕事が急になくなると通勤のために電車に乗ったりしなくなるので、歩く頻度が減ります。

そのため、意識して歩く距離を増やさないと運動量はめっきり減ります。クオリティーオブライフの使い方としては数日でもいいので仕事を入れたり、毎日決まった時間にジョギングをするなど運動を日常化、習慣化させましょう。

クオリティオブライフ(QOL)の向上は健康であればあるほど、実現しやすいものです。

【3】ストレスを減らす

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クオリティオブライフ向上の代名詞とも言えるのがストレスを減らすことです。

現代日本では自殺者やうつ病患者が他国に比べて圧倒的に多く、社会問題に挙げられています。ストレスを減らすことはクオリティオブライフ(QOL)の向上に欠かせず、ストレスを軽減させることで心身ともに豊かな人生が送れます。

それは、すなわちクオリティオブライフの向上を意味するのです。

【4】支出を抑える

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クオリティオブライフの不安要素として生活費の不足が挙げられます。

どんなにお金持ちでも湯水のごとく浪費していてはお金は底をついてしまいます。年金はあまり頼りにならないので、自らお金の流れをつかむことがポイントです。少しでもお金の流れをつかむには若い頃から訓練をする必要があります。

貯金も個人レベルで貯めることでクオリティオブライフを向上させることができます。また、クオリティオブライフ(QOL)の向上には買い物するときに気を付けるポイントがあります。まず、衝動買いをなくすことです。

今、あなたが購入しようしているものが実生活において100パーセントの使い方をできるか確認するのです。別のもので代替できたり、それほど緊急性が高くない場合は買うのをやめましょう。支出が減れば自然と財布が膨らんできます。

次に使い方としては、クレジットカードの利用や借金をできる限り減らすことです。毎月、決まった額の支出がなくなるだけでお金が貯まりやすくなります。クオリティオブライフの向上は物質的な贅沢ではなく、精神的な豊かさの向上です。

自由な時間がたくさんあったり、好きなことが続けられる環境を維持するのがクオリティオブライフ。一年前に買った不要なものはメルカリなどのフリマアプリの使い方を覚えて売却しましょう。

【5】ネットワークを広げる

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ネットワークとは地域のネットワークや仕事のネットワークなどです。いわゆる人脈です。

特に仕事一筋だった人は引退した途端に社会とのネットワークが絶たれます。家族とは仕事漬けで縁がなく、家庭での居場所がないのが実情。そんなときは自分の好きなことをしているサークルや地元でできる仕事を探しましょう。

ボランティアでも構いません。誰かと交流し、つながりを持つことでもクオリティオブライフ(QOL)は向上します。

【6】趣味に没頭する

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クオリティオブライフの向上に最も効果のある方法、それは趣味に「没頭」することです。

好きなことは時が経つのも忘れて夢中になれます。また、同じ趣味を持つ仲間を探すのもいいでしょう。今やスマートフォンで気の合う仲間を探すのも簡単になりました。

ガラケーしか使えないと言わずに、スマートフォンに手を出してみるのもクオリティーオブライフ(QOL)の向上につながります。それはあなたにとって新しい体験だからです。

【7】旅行に行く

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旅行は、人生に刺激を与えてくれます。特に知らない土地、知らない文化に触れると時間が長く感じられます。それはあなたが過去に体験したことのない場所だからです。また、同じ場所でも初めての体験をすると興奮を呼び覚まします。

子供が常にはしゃいでいるのは、毎日が驚きと発見の連続だからです。旅行とはそんな幼い頃に戻らせてくれるので、クオリティオブライフ(QOL)の向上には有用です。

【8】旧友に会う

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高校の部活や大学のサークル、アルバイトで知り合った仲間など旧友に連絡するのもクオリティオブライフを向上させるのに役立ちます。

旧友と当時の思い出を語り合うことで心がリラックスし、その時の気分にタイムトラベルすることができるのです。

クオリティオブライフ(QOL)はどのタイミングで使用する?

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クオリティオブライフの向上について紹介しましたが、どんな場面での使い方が正しいのでしょうか。会社で新人に対するクオリティーオブライフの使い方が間違っていたなんてことのないように使い方をマスターしておきましょう。

もっとも、ここまで記事を読むほど関心の高い方は、クオリティオブライフ(QOL)向上の間違った使い方はしないはずです。

【1】介護をするとき

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1970年以前の介護は食事、排せつ、着替えなど最低限、人として生きていけるだけの力をサポート、向上させる方針でした。

しかし、これだけだと介護される人は生活に活力を見いだせないのです。社会との関りを積極的に持つことや趣味を存分に楽しむことでクオリティオブライフが向上します。

そのため、介護施設を選ぶときはクオリティオブライフ(QOL)の向上を重視しているかで選ぶと介護される人もその家族も満足のいく生活が望めるのです。使い方としては「この施設はクオリティオブライフについてどうお考えですか?」などが挙げられます。

【2】治療をするとき

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疾病を患ったときにもクオリティオブライフの考えは重要視されます。

クオリティオブライフ(QOL)を向上させるような治療方法にしないと患者によっては予想と違ったという結果になりかねません。例えば、何らかの病気で片足が壊死(えし)した場合、切断するかそのままにして治療するかの2パターンが考えられます。

切断すると義足での生活になりますが、以前と同じように歩けます。そのままにして治療をすると自分の足は維持できますが、歩行が困難になると医師から言われた場合を想像してみてください。

現在、スポーツに夢中で「たとえ義足でも以前と同じように歩ける方がいい」という患者は義足の方がクオリティオブライフの向上を見込めます。しかし、スポーツなど経験がなく、多少歩くのが難しくなっても「自分の足をキープしたい」という患者はそのままで治療する方がクオリティオブライフは高まるのです。

この使い方を誤るとクオリティオブライフを向上させることにはつながりません。むしろ低下します。本人の意志はもちろん、専門家の丁寧なアドバイスもクオリティオブライフの向上には欠かせないのです。特に身内が手術などを受ける際は冷静な判断ができないので、クオリティオブライフの向上を念頭に置いて治療に当たりましょう。

【3】同窓会に勧誘するとき

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今まで同窓会など顔に出さなかったのに引退して時間を持て余すと同窓会にやってくる人がいます。実はこれもクオリティオブライフ(QOL)向上の一つで、新たなネットワークを構築するという意味で同窓会の勧誘文句に使えます。

単に同窓会への参加を促すより、「同窓会に参加してクオリティオブライフを向上させよう!」と触れ込む方が集まりも良くなります。

クオリティオブライフ(QOL)を向上させよう!

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クオリティオブライフの意味から始まり、クオリティオブライフを向上させる方法、そして使い方を紹介しました。

治療や介護の現場で生まれた言葉であり、現在では使い方も一般化されつつあります。クオリティオブライフを向上させて精神的に豊かな暮らしを送りましょう!

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