引用: Pixabay
パワハラは現在、ニュースなどで報道され社会の中で耳にする機会も多くなりました。パワハラを行わないようにしようとする社会の流れがうまれ、会社などで様々な対策が取られるようになりました。
そんな中パワハラで注目を浴びたのがアニメ・ゲーム・マンガ専門の求人・転職サイトであるラクジョブを運営していたビ・ハイア株式会社です。この会社が注目を浴びたのは2018年2月25日にビ・ハイア株式会社に勤めていた女性社員が会社があるビルから飛び降り自殺したことから始まりでした。
女性社員の死因を探る中で清水有高氏が亡くなった女性社員に対して異常なパワハラを行っていたことがかつてビ・ハイア株式会社でその女性社員とともに働いていた元男性社員によって明らかにされたのです。現在女性社員の遺族や元男性社員はその事実をもとに清水有高氏に対して約8800万円の損害賠償や未払い賃金の支払いを求める訴訟を起こし、社会にその事件が知れわたりました。
実際にその会社で働いていた元男性社員により発覚した経営体制は、社員を会社に住まわせ24時間監視する、朝から晩まで寝る暇を与えず働かせ続けるといったとても正常なものとは思えないものでした。さらに清水有高氏が社員に行っていた言動は「死んでほしい」「生きているだけで迷惑」というなど、人権を無視した非人道的なものだったのです。
これに世間は清水有高氏に対して非難の声をあげ、ネットにも多くの批判な声が寄せられています。清水有高氏の名前を検索欄に入力すると「サイコパス」「嘘つき」といった内容が多く見られます。
そこで今回はビ・ハイア株式会社の異常な経営方針・体制やパワハラを行っていたとされる清水有高氏、実際に行ったパワハラの内容について詳しくご紹介します。
ビ・ハイア株式会社女性社員が自殺!
引用: Pixabay
今回の事件で自殺した女性社員として取り上げられているのが、ビ・ハイア株式会社で執行役員として働いていた大山莉加さんです。
大山莉加さんは2018年2月25日に、当時まだ30歳という若さで自殺してしまいました。現在、自殺の原因ははっきりとはわかっていません。しかし現在、ビ・ハイア株式会社の元男性社員2名と大山さんの遺族の方が清水有高氏によるパワハラが自殺の原因であるとして訴訟を起こしました。
この大山莉加さんという方は一体どのような人だったのでしょうか。
大山莉加さんの経歴
引用: Pixabay
大山莉加さんは千葉県茂原市出身で昭和62年11月19日生まれです。専修大学文学部に入学し、学生時代にビ・ハイア株式会社にインターンをしていました。
卒業後、そのままその会社に就職し、そこで様々な成果を上げ会社の執行役員にまで上り詰めており、優秀な社員であったようです。趣味はコスプレで会社のホームページにコスプレ姿をいくつかアップしていました。
会社にとって重要な役割を担っていたはずなのに、なぜ自殺に至ってしまったのでしょうか。
大山莉加さんはなぜ自殺してしまったのか?
引用: Pixabay
前にもあるように、現在も大山莉加さんの死因について詳しくわかっていません。
しかし、大山莉加さんが生前勤めていたビ・ハイア株式会社で社長である清水有高氏が彼女に対して異常な労働環境で働かせていたこと、人権を無視した言動をとっていたことが大山さんと働いていた元男性社員によって明らかとなりました。そこで清水有高氏のパワハラが大山さんの自殺の直接的原因であるという見方が強まったのです。
元男性社員の話では大山莉加さんが亡くなる直前に清水有高氏が死ぬように追い詰める言動をとっていたことが分かりました。自殺する前日2月24日の深夜に清水有高氏はLINEなどで大山莉加さんに対して「金を払え」「それができずにただ寄生を続けているのはくそだ」と罵倒をいつものように繰り返していたといいます。
それに対して大山さんは「私は死んだほうがましですか?」と問いかけたところ、事務所に来た清水氏は大山さんのパソコンを壊したうえに「死んだほうがましという発言で傷ついた」「どうやって責任を取るんだ」「ここから飛び降りるのか」とののしりました。それに対して大山さんは「はい」と答えたといいます。
その場にいた元男性社員はそんな大山さんに対して自殺をしないようにいさめたそうです。しかし一方で清水社長は「死んだらゴミが増えるだけだ」「そんなにやりたいなら借金を全部返してからやれ。俺への借金を返しきり、ビ・ハイアから離れ、何も俺とは関係のないところでやれ」といったのです。
そしてその日の午後3時ごろ、大山さんは清水社長と自分の父親に対して「遺書」というタイトルのメールを送り、そこには「この後私は死にます」と書かれていたそうです。
その後事務所の入ったビルの2階で大山さんの遺体が見つかり、14階の非常階段から身投げして自殺をしたことが分かったのです。このエピソードを聞く限りでは清水社長が大山さんを精神的に追い込んで自殺という道にすすませたととるのが自然ではないでしょうか。
ビ・ハイア株式会社のパワハラエピソードまとめ
引用: Pixabay
社員が自殺してしまった理由として挙げられている清水有高氏が社員に対して行ったパワハラ。現在明らかとなっている清水有高が行ったパワハラをご紹介します。
そもそも職場で行われるパワーハラスメントとは職場の地位や立場の上である人が業務内の適正な範囲を超えて、精神的・身体的な苦痛を与える行為とされています。
これを前提にすると、清水社長が社員にしていたことはパワハラといわれてしまってもおかしくないものでした。
実際に清水有高氏が社員に対して行ったことは
・社員にブランド品の靴やカバンを自ら買い与えた後、社員の2人を保証人にして、その額の返済を要求
・上に書いた内容を社員が知人に話したことを理由に、清水有高氏は守秘義務違反だという面目で数千万の損害賠償を求めた
・社長が買い与えた物品の金額や損害賠償代を理由に給料の天引きをし始めるようになり、社員はほとんどただ働き状態になった
・家賃も払えなくなるほど困窮した社員を会社の事務所に住まわせて家賃まで請求
・事務所には風呂がなく、床にタオルをひいて寝ていた
・生きているだけで迷惑または殺すと問題があるので、交通事故で死んでほしいと発言
・カメラやGPSで24時間、行動を監視
・夜も働いているか確認するために数分おきにラインで起きていますと報告させた。社員は一日に2~3時間ほどしか睡眠をとれずにいた
これは通常の労働基準からは大きくかけ離れているだけでなく、人権侵害ともいえる言動だといえます。これは労働というよりも監禁という言葉が当てはまります。このような状況の中、自殺した大山莉加さんをはじめ、他に社員の人はどのような気持ちで仕事をしていたのでしょうか。
こういった状況で働いていた大山莉加さんはインターン時代も含めて就職してからどのように感じていたかを会社のブログに以下のようにコメントしていました。
引用: PAKUTASO
6年ほど前、大学生でインターンをしていたときのことです。大学の友人と卒業旅行でディズニーランドのホテルに泊まりがけで行こう!という話をしていて4人分で既に予約も済ませ、私は仕事が終わった後現地でチェックインをする予定でした。ですが、当日の夕方になって「企業向けブログの文面に気合いが入っていない。全部書き直せ」という指示。夕方から全部書き直したとしたらチェックイン時間には間に合いません。「一生に一度の卒業旅行で、今からキャンセルもできません。戻ったら終わらせますので・・・」と社長に交渉してみるも答えは「NO。甘えるな。」
仕方が無いので時間までに完璧に終わらそうと取り組みましたが「やりたくない感・やっつけ感が文面に出ている。仕事を舐めるな!」と一喝され、具体的にどこが悪いのかもわからないままチェックイン時間を過ぎても作業を続行し、結局友達には途中で「当日になって申し訳ないけどどうしても抜け出せない仕事の用事が入って、行けなくなった。キャンセル代を払うので、行けなくなった分みんなで楽しんでくれ。」と連絡。その後泣きながら(「泣いたら許してもらえると思うな」と言われながらも)徹夜でブログを仕上げるも最終的にOKは出ず、大学の友達とも疎遠に成り、未だに連絡先を知りません。
インターン時代にこれほど厳しいやり方をするのは正直、異常です。卒業旅行に行かせないようにする権利はいくらインターン先の社長にもないのではないでしょうか。責任をもって仕事に取り組むように指導するというのは間違っていませんが、人のプライベートを軽視する行為はおかしいということに清水氏はなんとも思っていなかったのでしょうか。
さらには、入社後もつらい生活を強いられていたようです。
また、趣味のコスプレの予定を日曜日に入れていましたが当日仕事を抜けられず約束を反故にしたことも何度もありました。この会社に居る限りは仕事最優先で、友達がどんどんいなくなり、孤独死するのかもしれないと思ったこともありましたし、こんなに仕事をしてもそれが売上に必ずしもつながる訳ではなかったので資金繰りはカツカツで、常に現金がなく1日を100円ローソンで買ってきたできるだけ大きいパンでしのいだり、suicaでご飯が食べれるお店にやたら詳しくなったり、こんな生活になっているのも全ては自分に売上を上げる能力が無くみんなに迷惑をかけているからだと自分を責めまくって自信をなくし、更に売上が上がらないバッドスパイラルに陥ったりしました。
入社後も仕事を一色の生活を強いられていて、プライベートをないがしろにせざるを得なかった過去を告白しています。
さらにもっとひどいのは、給料がしっかりと払われていなかったのか生活に困窮し、満足な食事をとることが出来なかったということです。会社に雇われているとはいえこのような生活をさせても社長はなんとも思っていなかったのでしょう。大山莉加さんは生活の苦しさを自分の能力が足りないせいだと感じて自分を責め続けていたのです。
この文章の最後で大山莉加さんはこのようにつづっています。
引用: PAKUTASO
もう死ぬしかない!!つらい!!と思うことは人間関係お金関係ともに何度もあったけど、結果として死なずに済んでるし、そう思っていたときよりもどんどん状況も良くなってきています。いつでもギリギリの瀕死状態まで自分を追い込んでいく先に進化があると知ってしまったから、追い込んで次の自分になれるということを楽しんでしまうドMになったのかもしれませんが、今はこのヒリヒリ成長していく感じがたまらなく楽しいです。
死ぬしかないとまで感じさせてしまう会社は問題としかいえません。大山莉加さんはこういう経験が自分を成長させてくれたといった前向きな書き方をしていますが、そう思わせるように社長から操作されているように感じられます。もしくは、そう思わなければ耐えられないほど苦しかったのではないでしょうか。
これは求職者の方に向けたコメントとして挙げられていますが、このコメントを読んでこの会社に入りたいと思う人はいるのでしょうか?プライベートをないがしろにされていたり、生活に困っている様子も書かれているのをみると、ここまで苦しむ必要はあるのかと疑問に思ってしまいます。
それにもっと深刻なのは大山さん自身が仕事をするうえでつらい・苦しいと思っているにもかかわらず、それは自分の甘えだと感じていること、精神が追い込まれる労働に対して自分を成長させてくれるもの、楽しいとコメントしていることではないでしょうか。明らかにこのコメントだけみても行き過ぎた労働であることはわかります。
ビ・ハイア株式会社社長の清水有高とは?
株式会社ビ・ハイワ の社長清水有高について見ていきましょう。
清水有高氏の生い立ち・経歴
引用: Pixabay
昭和53年12月23日滋賀県の生まれです。父親の浮気が原因で清水有高が3歳の時に両親が離婚し、その後はシングルマザーとなった母親と暮らしていました。
本がとても好きだという清水有高氏。本を好きになったきっかけは幼いころから母親に毎日2から3冊の本を読み聞かせしてもらっていたからだそうです。そして11歳のころに漫画やアニメ、ゲームにも関心を持つようになりました。
そんな清水有高氏は中学校に入学するとある時を境に不登校になったのです。その期間は2年11か月にも及んでおり、ほとんど通っていない状態でした。どうして学校に行かなくなってしまったのか理由は不明ですが、なにかいじめなど嫌なことがあったのかもしれません。
その後、義務教育を受けることがなかった清水有高氏は通信制の大津青陵高等学校に進学します。そこでしっかりと勉強をしたのか卒業後は滋賀県立大学に入学し、卒業しています。
実は清水有高氏は大学在中からベンチャー企業である人材紹介会社の創立メンバーとして仕事を行っていました。卒業後にはその会社に役員として就職し、役員としてビジネスのノウハウを学び会社にとても貢献したようです。4年間で会社の売上を4倍・利益を10数倍、社員数を10倍以上に増やすといった数々の実績を残しました。
その後は子どものころから興味を持っていたアニメの仕事をしたいと強く思うようになり、2005年に大手アニメーションプロダクションアイジーに転職し、アニメーションのノウハウを学んで同年12月に現在経営に問題があるとされたビ・ハイア株式会社を設立しました。
Array
引用: Pixabay
検索欄に清水有高と打つと検索ワードに「清水有高 サイコパス」「清水有高 胡散臭い」といった検索ワードが上位に出てきます。どうしてこのような批判が多いのでしょうか?そこで清水有高氏の異常さや胡散臭さを表すエピソードをご紹介します。
悲しいお知らせをしなくてはならないことをお許しください。 2018年2月25日、弊社大山莉加が永眠いたしました。享年30歳でした。
突然の事で我々もまだ状況が整理できておらず、ご連絡が遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。
有能な社員であり、また9年間の長きにわたって共に働き、労苦を共にした仲間が突然旅立ったことに、私どももまだ現実を受け止めきれない状態です。
また私個人にとりましては、実の家族同様に思い、人生の苦楽を共にし日夜問わず業務に励んできた仕事仲間でした。その心痛は、とてもここではお伝えし切れません。
ご遺族の意向もあり、詳細についてはお伝えすることは控えたく思います。
また、ご遺族や私どもへのお問い合わせも、できるかぎりお控えください。ご遺族のご心痛を思い、私どももまた悲しみをあらたにしています。というのも我々も、そして当然ご遺族の方々もまだ彼女を失ったことに対するショックが抜けず、ご質問を頂くのが辛い状況が続いております。質問を受けるたびに彼女が亡くなってしまったことを思い出しとても苦しくなります。
私個人としましても、非常につらく、お問い合わせにお答えすることができない状態です。
身辺落ち着きましてから、改めて「お別れ会」をとり行う予定です。その際は改めてお知らせを差し上げますので、この場の失礼の段、どうぞご海容ください。
といったコメントを大山莉加さんが亡くなった約一か月後に自身のサイトで発表していますが、この内容がとても胡散臭い・サイコパスなのではと思われる点がいくつかあげられます。
まず、家族同然に思っていた仕事仲間と述べていますがそんなに大切に思っている部下に対して数々の暴言や生活が困窮してしまうほど追い詰めるようなことをするでしょうか。今までパワハラをしてきた人が言う言葉とは到底思えないものであると思われます。こういった面がサイコパスなのではないかと疑われる点です。
さらに「ご遺族の意向もあり、詳細についてはお伝えすることは控えたく思います。」と述べていますが、これは現在訴訟を起こしている遺族の意見と大きく異なるところがあります。以前この事件に対して代理人弁護士が会見で亡くなった大山莉加さんの父親が書いたとされる手紙の中ではこのような内容でした。
「娘の死後半年以上が経過いたしましたが、社長からの謝罪の言葉も娘の私物の返還もない。娘はきっと現世でさまよっていると思われ、残念でなりません」
と記されていたのです。ということは遺族の方は清水有高氏に対して娘にしてきたことに対して謝罪してほしいと思っているのであって、清水有高氏がパワハラをして娘を自殺に追い込んだという姿勢をとっているわけですから、清水有高氏が遺族の意向に沿えるはずがないのです。こういったところが清水有高氏が胡散臭いといわれる原因なのではないでしょうか。
もともと会社の評判は良くなかった
引用: Pixabay
色々と調べているうちに実はビ・ハイア株式会社はもともと評判が悪い会社であることがわかりました。ここではビ・ハイア株式会社の悪評についてご紹介します。
以下にある記載はかつてビ・ハイア株式会社で働いた経験がある人が書いたとされる会社に対しての評価です。
給料は非常に高い。
その理由は単純に長時間労働だから。
早朝から深夜まで毎日毎日働く。
社長が自虐ネタとしてブラック企業だと言っている。
ただし、働けば働くほどに高給となるのは事実。
だから毎日働く。ひたすら働く。
それでも狂わないなら向いている。
ただし、社長のワンマン経営であるので、気に入られなければなかなか上がらない。
引用: PAKUTASO
拘束時間が長くプライベートの時間が持てない。本社が銀座となっているが、銀座にはオフィスはなく私書箱があるだけ、通勤を考える場合に注意が必要。オフィスはすぐに場所が変わるので通勤を考えて部屋を借りても無駄になってしまいます。従業員が住んでいる場所を、例えば蒲田ならば蒲田オフィスなどと呼んでいたりするのでこれも注意。
こういった異常な労働環境が以前からあったのです。社員が数名ほどで少なかったのもこうしたことが問題だったのではないでしょうか。
清水有高は会社がブラックであることを認めていた?
Array
引用: Pixabay
驚くべきことに女性社員が自殺してしまう前から労働環境が悪かったことは清水有高氏も承知していたのです。にもかかわらず、それを改善しようとせずに、つらいかどうかは働いている人のモチベーションによるものであるかのようなコメントを以前から残していました。
実際、清水有高氏は自身のTwitterでこのように述べています。
・良く聞かれるのがうちのスタッフ数。リクナビに書いてあるとおり、スタッフ数は6人です。たったこんだけ!?それでこれだけの仕事量してるの!と驚かれますが、一人あたり一日18時間働いたらそれくらいこなせます。ぶわ、ブラックやん!と思った方はうちには応募しない方が幸せです。
一日に18時間働くというのは労働基準法を全く守っていません。自分の会社はブラックだと思われてもかまわないし、会社に入りたくない人は別に来てくれなくてもいいといった姿勢がみてとれます。新しい人材を入れようと、企業努力を行っている会社が多い中でこの発言をする清水氏はいささか疑問に感じられます。
・どれくらい辛いかというと、説明会でも正直に言ったけど、うちの仕事を嫌々やったり、給料が目的だけでやったりすると体調崩すレベルだと思う。だからやりたい!と思う人以外にはおすすめ出来ない。
・少なくともうちに応募してくる人達は『ビ・ハイア ブラック』『ビ・ハイア 評判』『ビ・ハイア 2ch』とかで検索してから応募すべき。というか是非検索してください。とかいったらまた人事に怒られそうだな。まあでも、自分の目よりネットの噂を信じる人はうちにはあわないからね。是非検索を。
自分の会社をブラックだとあからさまに述べ、それでもいい人だけ入社すればいいといった書き込みが多数見受けられました。来るものは拒まず、去る者は追わずといった方針なのでしょうか。あくまでも自身の経営スタイルは崩すつもりはないといった姿勢が感じられるコメントですが、こうしたことで自分の会社の社員が苦しい思いをしていたことに気がつかなかったのでしょうか。
社員は自ら進んで仕事をしているだけで強制をしているわけではない、本当にアニメやゲーム、マンガが好きならばこういった行き過ぎた労働環境も耐えられるはずだといった考え方は洗脳的であるともとれる表現かもしれません。
清水有高と大山莉加は肉体関係にあった?
引用: Pixabay
清水有高氏と大山莉加さんとの間に肉体関係があったのではないかといった疑惑が持ち上がりました。理由としては清水有高氏が大山莉加さんに対してブランド品などを買い与えていたことが挙げられます。
・社長にバーバリーの服をたくさんおごりで買ってもらった ・社長にフェラガモのパンプスを買ってもらった
・社長にこんなに買ってもらってたら奥さんや恋人、愛人なのかと間違えられる。
と会社のホームページには記載されています。これだけをみるとなんだか怪しいと思う人もいるかもしれません。会社の上司がいちいち部下にこれだけのことをするのでしょうか。通常はあまりないことかもしれません。人によってはこういったコメントをあえて人目につく会社のサイトにアップするのは二人の関係をほのめかしているのではないかといった印象を与えかねないからです。
しかし、上記にも書きましたが清水有高氏は部下たちにブランド品を買い与えた後で、そのお金を部下の給料から差し引いていたという元男性社員の話からするとこれは清水有高氏が社員を一時的に喜ばせるパフォーマンスをしていただけかもしれません。いくら高級なものをもらっても後で給料からひかれるのであれば誰も喜ばないのではないでしょうか。よって清水有高氏と大山莉加さんが肉体関係だったというのは言い過ぎかもしれません。
ビ・ハイア株式会社社長の清水有高の現在
引用: Pixabay
現在、大山莉加さんが自殺したのは清水有高氏が行ったパワハラが原因だとして大山莉加さんの遺族や元同僚である男性社員2人がビ・ハイア株式会社と清水有高氏に約8800万円の損害賠償や未払い賃金の支払いを求めて2018年10月17日、東京地方裁判所に訴訟を起こしました。元男性社員は二度とこのようなパワハラによる事件が起きないように訴訟に踏み込んだそうです。
しかし清水有高氏はこのような事態に対して自社のサイトまた自身のTwitterを通して以下のようにコメントしました。
大山氏の自死が弊社および代表取締役である清水に原因があるかのような記載が訴状にあると知りました。また、そうした旨を伝える報道もいくつか見ています。
しかし、こうした主張や記述は、事実とはまったくかけ離れた虚偽であることを強く申し上げたいと思います。
大山氏がご逝去される直前、御本人が書いた文面が清水はじめ親御様に届きました。そこには、同氏の決断が個人的な原因および理由によるものであり、弊社の業務とは無関係であることが明記されていました。それがご故人の遺された尊いものであること、また、その内容がご故人のプライベートな内容に深くかかわることである事実を踏まえ、清水および弊社はその存在を明らかにすることを控えて参りました。
清水はじめ弊社社員は、10年間ともに仕事に励んだ仲間である大山氏がそうした決断をしたことを、今も深く悲しみ、そして心痛に沈んでいます。また大山氏の近くにいた個人として「なぜそれを防ぐことができなかったのか」という自問を今も繰り返しています。
そうした大山氏のご遺志を知る者として、清水個人および弊社の業務に原因があるかのように言う主張や記述を許容することはできません。事実に基づき、毅然と対応してまいります。訴状を仔細に検討したうえ、法廷内外で、事実に基づき、事実無根の主張や記述に反論してまいります。そして真実を明らかにしたいと考えています。
なお、今回の提訴の原告である元業務委託者の二人は、契約中に犯した不正が明らかになり、民事提訴を準備しています。一人については、刑事事件として被害届を警視庁に出しています。
また、法廷外でも、そうした事実に反した主張や記述を公にする事に関しては、媒体の種類、顕名・匿名を問わず、厳正な措置を取る考えでいます。
真実が明らかになるには、これから時間がかかると考えます。皆様におかれましては、どうぞ冷静なご対応をお願いたく、以上申し上げる次第です。
2018年10月17日 ビ・ハイア株式会社
代表取締役 清水有高
清水氏は大山莉加さんの自殺と会社経営との関係性をきっぱりと否定しています。この文章を読むと大山さんの死因について両者の認識に違いがみられ、この先どういった展開になるかわかりません。
清水有高氏がパワハラをしていたことはいろいろな証拠からわかりますが、それが自殺の根本的な問題ではない可能性も示唆されるなか、どういった結末になるのでしょうか。たとえどのような判決になったとしても、清水有高氏が社員に行っていたパワハラは許されるものではないことは確かです。
この事件をきっかけに、いかにして会社のパワハラを防ぐかがこれからの課題なのではないでしょうか。これから先、パワハラで苦しむ人が減ることを願います。