進歩的文化人とは?誰?意味をわかりやすく解説!【保守的左翼】 | ToraTora[トラトラ]

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対比語とし保守的文化人ともいわれる進歩的文化人。進歩的文化人とは言葉の意味通り、進歩主義な文化人のことを言います。特に決められた定義というものはありません。

また進歩的文化人とは、知識人を指す意味でもあり左翼とも呼ばれていますね。では進歩的文化人・左翼とは、一体誰なのでしょうか。これから進歩的文化人・保守的左翼について詳しく一覧にして解説していきます。

意味がよく分からない人でも、今回の記事の一覧を通して進歩的文化人・左翼が誰なのかを知ることでイメージも湧きやすくなるのではないでしょうか。

進歩的文化人の意味をわかりやすく解説!【保守的左翼】

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では早速、進歩的文化人・保守的左翼について詳しくご説明していきます。

ここでは、誰でも理解できるよう進歩的文化人とは、を一覧にしてまとめました。

【1】進歩的文化人について

進歩的文化人とは、先ほど軽くご説明いたしましたが一言でいえば「進歩主義的文化人」です。ここで気になるのが、そもそも進歩主義とは何なのか?ということですね。ここで関わってくるのが歴史です。

というのも、長い歴史は常に進歩していきます。その進歩を推し進めていくことの思想や行動そのものが、進歩主義になるのです。すでにソ連や中国の社会主義はまさに進歩主義になり、進歩的文化人に当てはまります。

では誰が主に当てはまるのか、というところですが、進歩的文化人・保守的左翼は「社会党」「自由党」「反自民党」からの平和や中立、民主主義を唱えた学者や芸術家などの一覧の人たちになります。このような進歩的文化人を、別名では社会主義的な知識人とも呼べますね。

【2】左翼について

左翼とは、「改革」のことを指します。主に、政治思考や政治の勢力などに関わりを持つ意味合いがあるのです。ここで覚えていてほしいのが、政治に関わる左翼には平等社会を目指していくという、社会改革の意味も持ちます。

最近では、左翼政党として「民主党」「社会党」「立憲民主党」「社会民主党」「自由党」などの一覧が該当していることから、進歩的文化人・保守的左翼と繋がっています。

今現在の左翼については、「社会主義」「共産主義」「社会自由主義」のことを指すことが一般的と言えるでしょう。そのため、進歩的主義として進歩的文化人・保守的左翼とも呼ばれるのです。

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進歩的文化人があまりイメージの湧かない人は、進歩的文化人の対比語として言われている「保守的文化人」の意味を理解しておけば分かりやすいでしょう。その名の通り、保守的文化人とは、進歩的文化人とは反対の保守主義者のことを表します。

進歩的文化人の進歩的主義に比べ、保守的主義は勢力や政治的な立場を奉ずる誰でも保守することを意味しているのです。今までの制度や伝統、思考などそれぞれ尊重することが保守的主義に値します。

進歩的文化人は進歩主義なので、保守的文化人の逆の行動とイメージしておけば、進歩的文化人の意味もよく理解できるのではないでしょうか。

進歩的文化人の特徴まとめ【保守的左翼】

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進歩的文化人・保守的左翼の意味が何となく理解できましたら、続いては進歩的文化人の特徴を一覧でまとめます。

進歩的文化人の特徴を知ることで、より理解が深まるのではないでしょうか。

【1】保守党政府を批判

進歩的文化人の特徴とは、まず保守党政府を批判する知識人の人たちであるということです。常に、罵倒や嘲笑と結びついているのがこの進歩的文化人の特徴の一つ。特に対象となっているのが、護憲運動や反戦平和運動などです。

また、アメリカの基地問題や被差別部落問題に関しましても積極的に発言し、保守的主義の政府を批判し攻撃しているのが進歩的文化人になります。これにより、79〜80年代にかけては、進歩的文化人への批判も多かったようですね。

戦後には、左翼知識人が決意表明として進歩的知識人・進歩的インテリゲンチャを使用していたそうです。

【2】政治的に意見表明

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進歩的文化人の強みであるのが、進歩的文化人だけが政治行動を起こし活動したり、意見の主張をすることではないでしょうか。時には弱い者の立場になって見解したり、感覚や鋭さを生かし意表を突くなどの勇気ある行動が進歩的文化人の特徴とも言えるでしょう。

この強気な行いは、世間でもかなり話題となり注目されているのも事実です。また、時には予想外の行動や思想を用いたりもするようですね。その一つの内容の一覧の例としては、満州事変から太平洋戦争までの日本で起こった出来事には、「邪悪な軍人が引き起こしたことである」と主張しています。

ですが実際問題、進歩的文化人のこれらの主張や行動は、正解なのか・正しいことなのかということに関しては誰もが何ともいえないようですね。

【3】左翼を叩かない

もう一つの進歩的文化人の特徴とは、左翼を叩くことはなく反対の右翼や体制側ばかりを攻撃している点です。進歩的文化人とリベラルといわれている人に共通している特徴になります。

数年前から10年前からこの進歩的文化人の態度は問題視されているようです。誰かはこの点を考えるようになり、誰かは進歩的文化人やリラベルにあたいする人達に警戒心を持つようになっているといわれています。

実際に、左翼はよくて右翼は悪いというような体制も議論されているのです。本来は我が国を批判するようなことはありまえんが、進歩的文化人の中には我が国を平気で批判する体制もあるようですね。

同じ進歩的文化人でも、全てが同じということではないということが分かります。

進歩的文化人は誰?【保守的左翼】

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では、進歩的文化人とは一体誰がいるのでしょうか。

特徴を見る限りでは、かなり強気な体制なのだということが分かります。誰が進歩的文化人に当てはまるのか、見ていきましょう。

【1】永六輔さん

人間、今が一番若いんだよ。明日より今日の方が若いんだから。いつだって、その人にとって今が一番若いんだよ。- 永六輔 -(日本の元放送作家、作詞家、タレント、随筆家 / 1933~)pic.twitter.com/fCKm7z2Cr8

— 元気になれる♡名言・格言【相互】 (@fight_meikakuge) August 14, 2019

進歩的文化人の一人目は誰かというと、永六輔さんになります。主に作詞家として活動したり、テレビやラジオに出演するなど表舞台としても活躍していました。進歩的文化人に当てはまる、芸術家として幅広く活動していますね。

進歩的文化人としての政治や社会については、このような考えをお持ちのようです。それは、まず死刑制度には反対していることです。また、日本共産党の支持者であった人が構成していた「九条の会」という護憲組織に賛同しているのが、誰でもなくこの永六輔さんになります。

共産党の支持者であった方との交信は、亡くなるまでずっと続いていたようですね。中には永六輔さんの政治思想や信条が違うことで、テレビ出演を控える場面もあったそうですが、積極的に進歩的文化人として活動に取り組んでいました。

【2】香山リカさん

表現の自由 pic.twitter.com/53Xvyj3w0B

— タカ (@3sTkpA2szOQ8yN4) August 11, 2019

進歩的文化人の香山リカさんとは一体誰なのでしょうか。香山リカさんは、精神科医・臨床心理士と語られています。たしかに二つの免許資格は取得していますが、主に評論家として文筆家であり自ら著者に取り組んでいますね。

また、立教大学の教授としても香山リカという名前で活動しているのです。香山リカさんが進歩的文化人として、世間にいわれているのが左翼の人間だということ。

特に福島の原発事故に関する内容や、ヘイトスピーチに関する内容の発言は特に過激で非難されているのが事実になります。進歩的文化人としてあることから、SNSのツイッターなどのネットでは、香山リカさんの発言はかなり話題となり、多くの人に疑問を持たれていることも現実です。

時には、ツイッターが乗っ取られたと大騒ぎし噛み付いたことでも有名です。大学政治偏向ランキングの著者にも登場しています。

【3】坂本龍一さん

ブログ追記しました。『進歩的文化人 大江健三郎・坂本龍一という無意味・無価値な存在』 ⇒ http://t.co/taXgAxNSwU pic.twitter.com/DiLXZ5Yh0U

— 平井宏明・日本再生投資(株)代表取締役 (@NiST_HH) October 8, 2015

坂本龍一さんは、誰もがご存知ではないでしょうか。

一流音楽家として大活躍してきましたが、坂本龍一さんも進歩的文化人です。中にはすでにご存知のかたもいらっしゃるかと思いますが、坂本龍一さんは反原発集会にも積極的に取り組んでいたかたでもあります。

ニューヨークなど海外にいる時でさえも、体制批判的市民運動が起こるたびに日本に帰国し参加して格付けするほど進歩的文化人として有名なのです。しかしながら、格付け発言においては一見正しい主張をしているように見られますが、その言葉を信用していない人も多いそうです。

というのも、進歩的文化人の共通点である「物事の一面しか見ていない」というような傾向が目立つことでした。1つ有名なのが「電気」についての発言です。坂本龍一さんは「たかが電気で命を危険に晒さなければいけない」ということに疑問を抱いていたようです。

しかし、この価値判断こそが大きな間違いであり、無責任に値すると言われていたのです。

令和の進歩的文化人【保守的左翼】

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では、今年から新時代となった令和では、誰が進歩的文化人なのでしょうか。

令和進歩的文化人のかたを何人か一覧にしてみました。

【1】内田樹さん

他人の幸福を喜んだり、不幸に同情したりする共感。思想家の内田樹さんは「共感が暴走している」と危惧します。 https://t.co/CP6LrQy1Pr pic.twitter.com/VV0lBzrPEm

— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) January 4, 2019

内田樹さんは、日本で活躍するフランス文学者として有名なかたです。翻訳家や大学教授、武道家としても活動しています。内田樹さんの場合は、令和の安倍内閣に対して、進歩的文化人として「独裁」という過激な発言を使い反対の立場表明をしているのです。

新年号が「令和」になる前には、現政権に阿る解釈を許す文字が入っていたならば「元号を使わない」と、強気な発言もしています。

世間の中には、他にも厳しい声が上がっているのです。というのも、「街場の平成論」という著書を内田樹さんはだしているのですが、このような時代になったのに疑問をいだいているような内容がありました。

このことについても、多くの人は「進歩的文化人が幅をきかせているからではないのか?」という疑惑の声も上がっているようです。

【2】佐高信さん

昨夜は、吉田ただとも東京応援団の皆さんが、社民党東京選挙区公認予定候補「朝倉れい子」さんと合同で、佐高信さんを講師にお招きして、「参議院へ送ろう!社民党東京集会」を開いてくれました。朝倉さんと必勝を誓い合いました。 pic.twitter.com/Ya2vZWzT5k

— 吉田ただとも (@tadatomoyoshida) June 28, 2019

佐高信さんは、日本の評論家として書籍を書きながら活動している進歩的文化人の一人です。特に佐高信さんは、辛口評論家としても有名ですね。また保守的文化人や共産党などのかたには、佐高信さんの企業批判を評価する人は多いようです。

ですが、佐高信さんの強気な発言や姿勢に関しては批判されることも多いのが事実になります。また、内田さん同様、新年号の令和に関しては否定はしていたようです。

それなのにも関わらず、「平成自民党30年史」などの本を出しながら令和の久野収はどうみているのか、などの言葉を発言しているのが話題ともなっています。

【3】加藤周一

「日本人が集まり何か意見を言う時、全会一致が望ましい光景。そこで反対意見を持つ1人や2人がいることは事故…アクシデントと捉えられる。出来れば少数意見を無くしてしまうのがいい、これが多数派の専制…J.S.ミルが『自由論』の中で民主主義は少数派の尊重であると強調していたこと。」
加藤周一氏 pic.twitter.com/9FDLkDL5nO

— サチエ (@bettybeat) June 22, 2019

日本の評論家として活躍している加藤周一さん。加藤周一さんは、医学博士のほか大学教授や、大学講師など幅広く活躍する知識人として名を刻んだ進歩的文化人の一人でした。

特に、進歩的文化人である哲学者・鶴見俊輔さんや作家・大江健三郎さんと結成した「九条の会」の呼びかけとしても活動していました。令和の時代になった2019年の現在、すでに亡くなってはいますが、生誕100歳を迎える今「加藤周一青春ノート」や「加藤周一セレクション」などの書籍が反響を呼んでいるのです。

進歩的文化人に関する書籍まとめ

【1】書籍・悪魔の思想

関西大学の故谷沢栄一先生の
「悪魔の思想」を読むと大江健三郎や加藤周一などの進歩的文化人のいかがわしさが彼らの著作の引用と解説で明らかにされる pic.twitter.com/TF8sE1ro74

— 日本政治経済研究会(国会議員の口利き廃止を求む会) (@aitsukirou) May 20, 2018

谷沢永一さんが書き下ろした書籍になります。悪魔の思想とは、進歩的文化人という名の国賊12人という主に進歩的文化人である大物12人について語られた書籍になっています。

日本の戦後左翼についてが、書き下ろされている内容です。この本は、日本の戦後から50年以上たった今でも読むべき著書であると語られています。中には、この程度の人間が大学教官であったことが信じられないと批判された書籍でもあります。

【2】悪魔祓い

@aiaimountain 書籍でしたら、稲垣武著の「悪魔祓い」の戦後史(進歩的文化人の言論と責任)ですかね。こちらも参考に→http://t.co/sgaf0g8Mwj pic.twitter.com/Oha1oD8xOI

— ケロロ軍曹 (@keroro2gunsou) May 15, 2015

こちらの書籍は、進歩的文化人が日本の戦後に東側諸国に絡む言説を語られている内容になっています。ですが戦前から戦後、そして今現在に至るまでの知識人たちの生態が全く変わっていないということが明らかになっています。

なぜなら、進歩こそを追っている彼らは自分たちを例外に見ているからです。不都合である東側諸国の実態は握り潰し、平等宣言や人権宣言を主張する中で、ハンガリーを二等国家としていることも例外ではありません。少しでも意義がある人たちを非人扱いしていることも挙げられているのです。

【3】暴力と不平等の人類史

『暴力と不平等の人類史』 著者はウィーン大学で博士号取得

と知って手にとってみたが、

「かつて日本は地球上で最も不平等な国の一つだった」
「日本では、1930年代後半からの純所得の圧縮が”すべて”第二次世界大戦中に起こった」

という頁で手が止まった
格差是正の希望は「戦争」しかないようです pic.twitter.com/NzWBpxY7yV

— 諸隈元シュタイン (@moroQma) August 2, 2019

この著書は、戦争・革命・破壊・疫病に関する平等社会について書き下ろされているものになります。核戦争なきに平等はありえるのかということを描かれた内容です。

石器時代から今現在までの様々な国の不平等の歴史を書いたこの著書は大ベストセラーともなりました。実際問題、社会が安定することで経済的不平等が拡大したのです。それに対して貧富の差を縮めることに役割をはたしたのが暴力的な衝撃だったと語られています。

進歩的文化人まとめ

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引用: Pixabay

いかがでしたでしょうか。

進歩的文化人・保守的左翼について分かりやすく一覧をまとめました。このようにしてみると、進歩的文化人は一見素晴らしい正論を述べているようにも見えますが、中にはそれを信用できない批判も存在しています。

長い歴史の中で今現在も進歩的文化人との対立や抗議は、これから先も続くことでしょう。日本社会や政治的にも、これからのあり方には注目していきたいものですね。

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