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2018年2月に痛ましい事件が起きました。
事件の被害者となった女性、近藤早紀さんが、ある出会い系アプリで知り合ったアメリカ人男性に殺害されました。遺体発見時は近藤早紀さんが全身バラバラで発見されてしまうという惨劇を巻き起こした事件です。
この「大阪民泊監禁事件」について、被害者の近藤早紀さんはどのようにしてバイラクタル被告と出会って事件に巻き込まれてしまったのでしょうか。
また、近藤早紀さんの死因は何だったのか、バイラクタル被告がなぜ事件を起こしてしまったのかについてご紹介していきます。
事件の背景には、事件を起こした犯人の動機や、なぜ近藤早紀さんが被害者となってしまったのかについてをご紹介していきます。ご遺体がバラバラに切断されてしまうという異質な事件ですが、この背景は犯人の残忍性も垣間見えます。
大阪民泊監禁事件の概要
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ここからは、大阪民泊監禁事件の概要をご説明していきます。
大阪民泊事件とはどのような事件だったのか。
被害者の近藤早紀さんは、逮捕されたバイラクタル被告にどのように殺害をされてしまったのか、どのように酷い亡くなり方をされてしまったのかについてご紹介していきます。
【1】事件に関与したとしてバイラクタル被告が逮捕される
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事件が発覚したのは、近藤早紀さんが民泊マンションを訪れて以降行方不明となってしまったことから始まります。
近藤早紀さんの実家付近の住民の証言では、近藤早紀さんは大学卒業後に社員寮のマンションを利用して一人暮らしを始めたといいます。
その後、民泊マンションを一緒に訪れていたバイラクタル被告が事件に関与した疑いがあるとして逮捕されました。2018年2月24日に、行方不明となった民泊マンションとは別の宿泊施設で近藤早紀さんのバラバラとなった遺体部分の頭部が発見されました。
近藤早紀さんは2019年2月16日未明から行方不明となっていました。その際に携帯電話等の連絡手段の足取りが消えてしまっています。
【2】 バイラクタル被告の逮捕の決め手
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バイラクタル被告は、2018年2月22日に民泊マンションで女性を閉じ込めて監禁した罪により逮捕されます。
その後、近藤早紀さんと一緒に入った民泊マンションをバイラクタル容疑者が一人で出たことにより、現場を警察が捜索したところ、遺体の一部が発見されます。
逮捕の決め手は、近藤早紀さんと一緒に行動をしていたこと、そして近藤早紀さんが連絡を取れなくなってしまったときに最後まで一緒にいた人物であることから事件が発覚してすぐに逮捕することができたと思われます。
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バイラクタル被告が逮捕されてから、2018年2月25日には京都市の竹林で両足が見つかります。
そして、大阪府の木々が生い茂る箇所で、両腕が発見されます。バイラクタル容疑者は、近藤早紀さんを殺害した後、遺体を各地方に遺棄したのです。
【4】 近藤早紀さんの死因
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遺体をバラバラにされ、各地方に遺棄されてしまった近藤早紀さんの死因は、窒息死と言われています。
バイラクタル容疑者によって、一緒に入った民泊施設内において殺害をし、その後遺体をバラバラに切断した後にスーツケースに入れて運んでいったそうです。
被害者、近藤早紀さんの顔画像&インスタは?【大阪民泊監禁事件】
兵庫県の会社員近藤早紀さんがTinderで知り合った東欧系アメリカ人バイラクタル・エフゲニー・バシリエビチが宿泊する民泊施設で殺害。
殺害された近藤早紀さんと
逮捕されたバイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ pic.twitter.com/6SnVzaeJCN— kazuya_802 (@kazuya_802) March 1, 2018
事件に巻き込まれてしまった近藤早紀さんとはいったいどのような方なのでしょうか。
近藤早紀さんの学歴など出身大学から、SNSの情報をご紹介していきます。
【1】 インスタについて
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被害者である近藤早紀さんのInstagramを探してみましたが、現在は存在していません。
しかし、バイラクタル被告と、tinderのマッチングアプリをやり取るする際にInstagramを使用していたという情報があります。
【2】 Facebookの情報も
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近藤早紀さんのFacebookも探してみましたが、現在はFacebookも存在していないとのことです。
しかし、ネット上で話題になっているインスタ・FacebookなどのSNSの情報から、近藤早紀さんがバイラクタル被告と出会ったきっかけとなるマッチングアプリ「tinder」の情報が挙がってきたため、こちらのアプリを紹介していきます。
【3】 tinder
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「tinder」というマッチングアプリは、操作方法は簡単で登録しているユーザーの顔写真を見て、気に入る人と気に入らない人を選定し、メッセージ交換をしたいと思う人ができたら。コンタクトを取っていくという方法です。
これらの動作はすべてtinder内ですべてやり取りとあります。そして、このtinderは、Facebookの登録から登録できるマッチングアプリとしても有名で、Facebookが関係していることから信頼性を売りにしているサイトと言えます。
被害者、近藤早紀さんの経歴【大阪民泊監禁事件】
近藤早紀さん美人だな。かわいそうに pic.twitter.com/T3ZZTVSO4J
— ミルズ (@mills_914) February 28, 2018
この事件の被害者である近藤早紀さんはどのような人物だったのでしょうか。
事件に巻き込まれてしまった近藤早紀さんですが、非常に素晴らしい女性だったということが各証言からうかがえます。
【1】 一人暮らしをしていた
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近藤早紀さんは大学卒業後に兵庫県三田市にある会社に就職し、社員寮で一人暮らしを始めていたようです。
ご実家は兵庫県でしたが、社員寮に入寮して一人暮らしを始めたという情報があります。
【2】 中高一貫校の女子高出身
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近藤早紀さんは兵庫県の小学校に通っていたそうで、そこは中高一貫校であったようです。
知人・友人などからは「明るい」性格であることや、「気さく」な性格を持ち合わせた温厚な女性であったという証言も多くあります。
【3】 学校ではブラスバンド部に所属、留学経験もある
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クラブ活動はブラスバンド部に所属していたそうで、学校では英語に深く携わっていたというほど、文武両道な方だったことがうかがえます。
アメリカの留学経験もあり、勤勉性がうかがえます。
【4】 卓球経験があるという情報
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「近藤早紀」で検索すると、卓球の情報が挙がってくることがあります。
しかし、この情報は今回じけんに巻き込まれた近藤早紀さんとは全く別の人物ですので、間違った情報には十分気を付けてください。
近藤早紀さんへの犯行内容まとめ【大阪民泊監禁事件】
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今回の「大阪民泊監禁事件」がどのようにして起きたのかは、近藤早紀さんとバイラクタル被告がやり取りをしていたSNSなどの情報によってわかってきます。
【1】 しつこく会いたいと迫るバイラクタル被告
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SNSを通じて、近藤早紀さんにバイラクタル被告が「会いたい」という趣旨をしつこく迫っていたことが情報として挙がっています。
バイラクタル被告のしつこさは、近藤早紀さんが断っても「こちらから会いに行く」という発言をするほどということでしたので、かなりしつこい状態であったことは確かです。
【2】 やり取りをしていくうちに、近藤早紀さんが信用してしまう
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しかし、SNSでやり取りを続けていくうちに、バイラクタル容疑者の人柄に近藤早紀さんが信用してしまうのです。
バイラクタル容疑者が、SNSのやりとりを通じてコミュニケーションを巧みに使い、近藤早紀さんがSNSのみの情報で信用してしまいます。
現在もSNSで起きる事件の問題として、「SNS上の情報だけで人が“わかったように”」錯覚してしまうことから起きる問題があります。
近藤早紀さんも、SNSのみの情報でバイラクタル被告に知らないうちに信用を置いていたのかもしれません。
【3】 本当は2月15日に会う予定をしていた
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実際に犯行が起きたのは2月16日と言われていましたが、事件の概要をたどると、本来の予定が2月15日だったといいます。
その情報元は近藤早紀さんのご友人で、バイラクタル被告のハンドルネームである「JAY」とあってくるという趣旨を近藤早紀さんが話していたといいます。
実際にバイラクタル被告は、犯行現場となった民泊施設を2月12日から一週間予約していたのです。そして来るべき16日に犯行に及びます。
犯人バイラクタルの詳細【大阪民泊監禁事件】
【1】 幼いころに、両親が離婚、母親が再婚するも再度離婚をする
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バイラクタル被告は医師をしているブルガリア人の父親と、ウクライナ人の母親との間に生まれた子どもだったといいます。しかし、バイラクタル被告が幼いころに離婚をしてしまいます。
バイラクタル容疑者は、母親に引き取られます。そして母親は再婚をしますが、再度離婚をしています。
再婚した当初は、継父と母、バイラクタル容疑者でテキサス州に住んでいたそうですが、再度離婚してからはニューヨーク州のロングアイランドに移り住んだそうです。
【2】「日本人女性と結婚したい」という希望を持っていた
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バイラクタル被告は、周囲に「日本人女性と結婚したい」と言っていたそうです。
日本人女性に対して良いイメージを持っていた方のようで、周囲の証言によると、旅行先でも日本人の女性に声をかけていたといいます。
このことから、今回の事件に関係するバイラクタル容疑者の好みなども日本人に沿っていったといっていいでしょう。
【3】「元継父」や「近所の住民」の証言で分かる人物像
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バイラクタル被告について、以前一緒に住んでいた継父からは、「シャイ」な一面もあり一匹狼な印象があったこと。そして、それらの性格を作り出してしまったのは、母親が原因で、常にバイラクタル被告を甘やかして育てていたという証言があります。
また、近所からは、バイラクタル被告が特別問題を起こしていたことはなかったそうですが、近所づきあいなどはなく、孤立していた状態だったという証言があります。
このことから、他人とのコミュニケーションを積極的に取るような人物ではないということがわかります。
【4】 バイラクタル被告は何人?
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バイラクタル被告は、アメリカに居住していましたが実際は何人なのかというと、トルコ東欧州のロシア人だという情報があります。
その理由は詳しくはわかりませんが、バイラクタル被告の名前が典型的なロシア人の名前であるという推察があるようです。
バイラクタル被告の本名は、「エフゲニー・バシリエビチ・バイラクタル」という名前で、このエフゲニーが名前・バシリエビチが父親の姓・バイラクタルが姓ということです。
ロシア系アメリカ人であるなら、通常は父親の姓はあまり使うことがないようで、アメリカ国籍であっても取得してからは日が浅いのではないかと推察しています。
犯人バイラクタルへの判決が軽すぎる?【大阪民泊監禁事件】
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2019年になり、バイラクタル被告の判決が降りました。
さて、どのような実刑が降りたのでしょうか。その刑に、遺族はどのような思いをぶつけたのでしょうか。
【1】 懲役8年の実刑判決
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この大阪民泊監禁事件は、2019年1月22日に裁判の判決が下りました。
バイラクタル被告は、懲役8年の実刑判決を受けました。裁判の間、検察側は懲役13年の求刑を求めていた状態での判決です。
【2】 遺族からは判決についての疑問の声が
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判決を受け、遺族である近藤早紀さんのご遺族は、「非常に残念」であること、「事件の真実が分からないまま裁判が終了してしまったこと」についてを懸念しています。
【3】 事件を非難する一方、捜査への協力等が考慮され減刑されたと見られる
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殺人事件を起こしたバイラクタル被告は、懲役8年の実刑判決を受けましたが、刑が確定する間も、バイラクタル被告が自らの罪をみとめ、捜査に全面的に協力をしたために、検察側が懲役13年を求刑していましたが、判決としては上記の行動が考慮されて減刑をしたとみられています。
大阪民泊監禁事件まとめ
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ここまで大阪民泊監禁事件についてご紹介していきましたがいかがでしたでしょうか。
では、皆さんも少し疑問に思う事件の議題について少しだけ触れさせていただきます。
現在はこの事件が起きて以降、民泊を利用する際に身分証明書等の提出が必要となりました。しかし、犯行現場となった民泊施設は身分証明書などの提出物は必要ない場所でした。
そのため、バイラクタル被告は旅行目的で滞在していた日本での渡航者であるにもかかわらず簡単に一週間も予約を取ることができ、かつ犯行現場で遺体を保管していたのです。
結果、バイラクタル被告が証拠隠滅を図ろうと、民泊施設内で香水等を撒き腐敗臭を抑えようと試みるもカメラ等の証拠からあっけなく逮捕されてしまいます。
バイラクタル被告の素顔は、幼少期から知っている継父や、近所の証言とは違った素顔がSNSで見えてきます。SNS上では近藤早紀さんにしつこく迫る素顔が見られ、こうした行動や言動からは、現実とSNS上の性格の違いもはっきりとわかります。
さらに、バイラクタル被告はSNS上の自身のアカウント写真を自分の写真ではなく、他人の写真を使用していたという証言があります。
つまり、SNS上のバイラクタル容疑者は、現実と区別を意図的につけていた可能性があり、こうした一連の出来事からバイラクタル被告が近藤早紀さんに対して想像とは違う背局的な一面が見えた原因も、こうした自分を隠す方法から見出されるものもあるのではないかと推察されます。
マッチングアプリのサービスは、どのサイトも優秀なものばかりですが、登録しているユーザーは決して100パーセント信用できる人物ばかりだとは言えません。
現実、こうした事件も起きていることから、利用をしない方が良いと判断することももちろん自衛策として大切なことですが、サイトを利用することは優良ユーザーにとって大切なことなのです。
これらの事件から、こうしたサイトを利用する方は十分に注意しましょう。過剰に受け止めず、事件にかかわることが絶対に起きないよう注意をしていきましょう。