ストレスで痩せる理由12選!食欲のある・ない&病気との関連は? | ToraTora[トラトラ]

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多忙や環境の変化によるストレスが原因で体重が減ったり増えたりすることは珍しくないですが、ストレスで痩せる人もいれば太る人もいるように、ストレスが身体に与える影響は大きいものだと考えられます。

様々なストレスが存在する中で特に体重の増減に関わるストレスは、仕事や生活上、人間関係における問題による「心理的ストレス」です。

ストレスは一概に悪いものとは言えません。

多くの体調不良の原因にストレス関わっていることもあり、「ストレス=悪の根源」と考えられがちですが、人は生きていく上である程度のストレスは必要となっています。なぜなら、「緊張感」や「プレッシャー」などのストレスがないと、達成感や開放感などのポジティブな感情は起こり得ないからです。

ストレスは人がポジティブな思考や感情を持ち続けるのにとても大切な刺激剤の役割をしていると言えます。

例えば、ストレスのない生活をずっと続けていったとしても、どこからも「刺激」を感じることもなく、むしろ何もない生活が窮屈に感じ、ストレスすら感じてしまうこともあるでしょう。「刺激」を受けない生活は活力を減少させ、ネガティブ思考を持ち続ける原因にもなります。

また、人は「刺激」を受けると集中力が上がるので、脳がフル回転している状態になります。脳がフル回転するとカロリーも消費され、代謝もよくなるので健康的な生活を送れることにも繋がります。

しかし上記で述べたような、生活の「刺激」となるストレスは、”良いストレス”と考えられ、体重が減少する原因となるストレスとはまた別物です。”良いストレス”はどちらかと言うと食欲を湧かせ、食べ物を美味しく感じさせることに繋がるので、体重が減るよりかは増える場合の方が多いでしょう。

体重の減少に関係するストレスは、”悪いストレス”からくるものです。基本的に”良いストレス”の場合も”悪いストレス”の場合もストレスを受けるメカニズムとしては同じですが、ストレスを受けた時に良い方向を向くか悪い方向を向くかの違いがあります。

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“悪いストレス”と言うのは、「刺激」と言うよりは「攻撃」と考えた方がしっくりくるでしょう。目には見えない「攻撃」を日々心が受け止めているような状態です。そのような毎日が続くと、ネガティブな感情しか湧いてこず、負の感情にとらわれてしまいます。

“悪いストレス”が体重の減少に繋がるその原因は、自律神経やホルモンのバランスが関わっていたり、理由は様々です。ストレスにより太る人と痩せる人の違いとしては、ストレスを長く溜め込むかどうかと、発散するのが上手であるかどうかが考えられます。

ストレスで体重が減少する人たちは、基本的にはストレスを長期間溜め込みがちで、ストレス発散の仕方が上手ではありません。逆に太ってしまう人たちは、ストレスを長く溜め込むことを苦手とし、ストレスを感じると適度に発散しています。

食事をストレス発散方法の一つとし、過食に走ってしまうので太ってしまいます。また、ストレスを感じると甘いものを欲したりする理由として、甘いものを食べるとイライラを抑える効果があるセロトニンという伝達物質が脳内に分泌されるので、ストレスを感じると無意識に体がセロトニンを欲してしまうからだと考えられます。

ストレスを感じると食欲がなくなるのはなぜ?

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食欲は大切な健康バロメーターです。

理由はわからないがなんとなく食欲がない、好きな物を目の前にしても食欲が湧いてこないと言うような、食欲不振の原因はストレスが大きいとされています。恋をすると痩せたり幸せ太りすることがあるように、食欲と精神的な問題は深く関わっています。

また、身体がストレスモードに入ると、様々なホルモンバランスに変化が起き、生存本能が作動し始めるため、体重にも影響が出ると考えられます。身体は、あらゆるストレスに対して同じように反応すると言われています。

ストレスで痩せてしまうのは病気かも

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精神的な問題のみの場合と病気の場合があります。

しかし食欲不振の大半は精神的な問題が関係されると考えられるので、食べても痩せるからといって病気だとは言えませんが、食欲が全く起こらない場合は一度病院に診てもらった方が良いでしょう。

ストレスで痩せる理由12選①

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では、なぜストレスは体重の減少に繋がるのでしょうか。下記にてその理由12選を紹介します!

【1】食べることへの罪悪感

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近年長くダイエットブームが続いているのと、SNSなどでモデルさんなどを身近に感じやすくなっていることもあり、特に日本では細い体型が当たり前になってきています。

「痩せなくてはいけない」「太ってはいけない」という考えが常に頭に浮かんでしまい、食事を摂ることへの後ろめたさを感じ、無意識に食事を制限してしまいます。また、カロリーを気にしすぎるあまり、自分の好きなものであっても食べたくなくなってしまったり、美味しく感じづらくなってしまうこともあります。

このように、食べることへの罪悪感が強まってしまうと拒食症などの摂食障害にまで繋がってしまう可能性もあります。

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食欲は自律神経系によって調節されており、仕事が忙しいことやリラックスする時間が少ないことで心に余裕がなくなる状態が続いて自律神経が乱れてしまう、と食欲不振に陥ってしまうことがあります。

その場合、味も美味しく感じなくなってしまい、ただお腹を満たすために食事を摂ることも多くなります。

また、副交感神経が働くと胃腸機能が活発化して消化が行われますが、バランスが崩れて交感神経が優位になり続けることで消化不良を起こしたり、胃もたれ、便秘などの症状が出るとされており、お腹がすきにくい状態を作る原因となります。

自律神経は不規則な生活リズムでも乱れやすいので一概にストレスが原因とは言えませんが、不規則な生活がストレスの原因にもなります。

【3】エネルギーをうまく吸収できない

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ストレスにより内臓機能を調節する脳を含む神経が弱ってしまい、必要量を食べてもうまく吸収することができないことがあります。

また、ストレスから身を守るために身体が臨戦態勢になりますので、消化や吸収が後回しになるとも言われています。その場合、食べても食べても痩せていくという減少がおきますし、十分な栄栄養素を身体に取り込めないため、免疫力も低下してしまいます。

また、内臓機能が低下すると胃腸の機能も低下し、消化不良や胸焼けなどを起こす原因になります。

【4】 脳が満腹だと勘違いする

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人は食事を取ることで血液中の血糖値が上昇し、満腹中枢に「満腹」の信号を送ります。

また、人は疲れやストレスを感じることでコルチゾールというホルモンを分泌します。このホルモンが分泌され続けるとまた同じく血糖値が上がりやすなってしまい、脳が間違えて「満腹」の信号っていると勘違いして食欲が低下してしまいます。

【5】ホルモン分泌の乱れ

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ストレスを感じると、脳の視床下部と呼ばれるところでコルチコトロピン放出ホルモンという食欲を抑制するホルモンを生成します。

次いで脳はまた、身体の闘争・逃走反応を引き起こさせる、アドレナリンとも呼ばれるエピネフリンを放出するように信号を送り、食べることを一時的に保留にする心理的状態へと導くそうです。

このようなホルモン分泌の乱れから、食欲も湧きづらく痩せやすい身体になってしまうそうです。

【6】 ドーパミン分泌不足

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ドーパミンとは幸せホルモンとも言われており、人が幸せを感じると脳で分泌される物質で、食欲中枢を刺激します。

普段、人はこのドーパミンは適度に保たれています。

それに対して、幸せ太りはこのドーパミンの分泌が活発で食欲が増すため、普段よりも食べ過ぎてしまうことから太りやすくなるとされており、その逆にストレスでドーパミンが分泌されづらくなると食欲中枢を刺激されなくなり、食べ物を欲しなくなったり、空腹を感じなくなったりしてしまうそうです。

ストレスで痩せる理由12選②

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他にもストレスで痩せる理由はあります。どんな理由があるのか早速見てみましょう。

【7】糖尿病

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糖尿病になると膵臓でつくられるインスリンの分泌や作用が低下し、食事から摂取した糖質をエネルギーとして利用できなくなる疾患です。

エネルギー源を食事で賄えない分、脂肪や筋肉中のタンパク質を分解し、エネルギー源にとして利用せざるを得なくため、だんだんと痩せていく原因となります。

肥満や老化、遺伝が発症に関係していると考えられており、インスリンの投与が必須になります。

【8】吸収不良症候群

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身体に必要な栄養素や水を吸収できない障害です。

栄養が不足するため体重が減少してしまいます。他にも、慢性的な下痢や全身のむくみ、貧血、などを引き起こしますとされています。

また、脂肪が多く含まれる脂肪便が排出されると言われています。通常の便は便器の水の中に沈むのに比べ、脂肪便は浮くのが特徴だそうです。

【9】うつ病

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特別な疾患が見当たらないにも関わらず、だるさが続いたり落ち込んだりして気力を失い、自力での解決が難しいとされている疾患です。

疲れが取れにくく、興味や楽しい気持ちをも失いってしまいます。その場合、食欲が減退して食事摂取量も減少してしまうため、体重が減ってしまいます。

また、眠れなくなったり少しのことでイライラし安くなったり、集中力が低下して疲れやすかったりなど、身体的にも精神的にも症状が見られることが多いです。

【10】バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

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からだ全体の新陳代謝を促進する甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう疾患です。

代謝が促進されるため、食欲があって食べているにもかかわらずやせていきます。

主な症状は、甲状腺の腫れ、動悸、手の震え、汗をかきやすくなる、イライラする、疲れやすい、たまに手足の力が入らなくなるなどで、自己免疫の異常や遺伝が関係していると考えられます。

【11】 潰瘍性大腸炎

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大腸の粘膜にびらんや潰瘍ができる炎症性の疾患です。

ここ数年患者数が急増しており、20代の若い人に多く発症しているようです。また、非常に再発性が高いとされており、主な症状は下痢や粘血便があり、重症になると発熱や腹痛が生じます。長期間下痢が続くので、体重が減っていく原因となります。

 【12】 肺結核

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肺が細菌に感染して起こる疾患です。

風邪の症状と非常に良く似ており、咳やたん、発熱などの症状が長く続きます。また、肉眼では確認できない微量の血が混じったたん、微熱などの症状が2週間以上続くと同時に食欲不振も感じるため、体重が減少してしまいます。

結核菌は、せきなどによって感染が広がる可能性がありますが、初期症状が軽いことと風邪の症状と似ているため、感染に気付かない人も多いそうです。

ストレスを感じたら早めの対処を!

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ストレスは対処のしづらい問題です。そもそもストレスを感じていることに気がつかず、気が付いた頃には爆発しているケースも少なくありません。

ストレスの初期症状として、以下のものがあげられます。

1.目が疲れやすい
2.肩がこりやすい
3.背中や腰が痛くなる
4.朝、気持ち良く起きられないこと
5.頭がスッキリしない(頭が重い)
6.たちくらみしそうになる
7.夢をよくみる
8.手、足が冷たくなることが多い
9.食べ物が胃にもたれることが多い

少しでも当てはまる項目があれば、自分を休めることを考えてみるのもいいかもしれません。

また、始めにも先述しましたが、ストレスで痩せてしまう人は、長い間ストレスを溜め込みやすいことも考えられます。身体がいつもと違うなと感じた場合はすぐに生活を見つめ直し、1、2日間は現実逃避をしてみるなどして日々の生活から少し離れてみることをお勧めします。

また、日々のストレス解消に効果的なのは湯船に浸かることだとも言われています。

全身のリラックス効果で心にも少しはゆとりが持てます。シャワーのみで生活している人に比べると、うつ病になる確率も大きく違うようで、毎日ゆっくり適温のお湯に浸かることは身体的にも精神的にもとても大切だと言われています。

また、運動もストレス解消にはとても効果が高いとされていますので、ストレスを感じたら、ウォーキングやランニング、ジムに行ったりゴルフに行ったりなどリフレッシュも兼ねて身体を動かしてみましょう!