前橋市職員の男 別れ話でトラブルか 22歳女性刺され死亡(ホウドウキョク) – Yahoo!ニュース
前橋市職員の鳥山裕哉容疑者(25)#鳥山裕哉 #金井貴美香 pic.twitter.com/6LtzzHMOgM— はならんざん (@hanaranzan) January 24, 2019
金井貴美香さんとは、2019年1月23日の午後6時頃に交際相手だった前橋市職員・鳥山裕哉に、自身が勤務していたオフィスビル内にて首を刺されて死亡した高崎経済大学出身の女性の事でした。
「恋人間での別れ話」が引き金となり、交際相手だった鳥山裕哉に殺害されてしまうという悲惨な結果になったこの事件。金井貴美香さん(高崎経済大学出身)は、どうやら鳥山裕哉の暴力に悩み、実家の最寄りの群馬県警高崎署に鳥山裕哉の暴力を相談していたようでした。
しかし、何度も相談はしていたものの実際に被害届を出していなかった金井貴美香さんは、ついに鳥山裕哉によって殺害されてしまいました。
実は、殺害される22日に金井貴美香さんの父親が高崎署に電話していて、後日23日午後9時に高崎署に出向く予定にしていたそうでした。でも、残念ながらその3時間前の6時過ぎに鳥山裕哉により命を奪われてしまう事となってしまいました。
この事件は、皆様もご周知の「ドメスティックバイオレンス」の要素を含んだ大変、厄介な事件で、「決して人ごとではない」という事を胸に刻んでこの記事を読み進めていただければ幸いでございます。
金井貴美香さん殺害事件の概要
引用: Pixabay
これから、金井貴美香さん(高崎経済大学出身)殺害事件の詳細に迫っていきます。
【1】2019年1月23日午後6時頃発生
引用: Pixabay
さいたま市大宮区のオフィスビルのエレベーターホールで事件は起きました。
待ち伏せしていた鳥山裕哉から、突然背後から刃交い締めされた金井貴美香さん(当時22歳・高崎経済大学出身)は、交際相手から刃渡り20センチほどの包丁で首元を一突きにされてしまいました。
犯行時間帯が午後6時頃だったため、退社していた多くの会社員が行き交う中での惨劇だったのです。
そのなかの男性らが直ぐに鳥山裕哉を取り押さえ、金井貴美香さんは駆けつけた救急車で病院に搬送されましたが、約1時間後死亡確認される事となりました。
【2】現行犯逮捕された鳥山裕哉は交際相手
女を殺した鳥山裕哉とか言うゴミらしい ババァみてーな面だな 死んで償えカス
こいつの親も死ね pic.twitter.com/QVZOC7x9w5
— 天使と神 (@LOL_sengen777_) January 25, 2019
殺人未遂で逮捕された男は、群馬県前橋市の市職員だった鳥山裕哉(当時25歳)でした。鳥山裕哉と金井貴美香さん(高崎経済大学出身)は、SNSを通じて親しくなったそうです。
この日、鳥山裕哉は職場を早退して自宅にあった「刃渡り20センチの包丁」を持って金井貴美香さんの勤める会社に向かったそうでした。
そして、金井貴美香さんが退社するのをじっと待ち伏せしていたのです。
Array
引用: Pixabay
金井貴美香さん(高崎経済大学出身)と鳥山裕哉は、同じ同郷と言う事でSNSを通じて、2018年春から交際がスタートしたそうでした。
しかし、同年・秋ぐちに金井貴美香さんが鳥山裕哉に別れ話を持ち出した事でふたりの関係が一変する事となりました。
それ以降、鳥山裕哉の金井貴美香さんへの態度や行動が過激になっていき、金井貴美香さんに暴力を振るうようになった鳥山裕哉。
すっかり変わってしまった鳥山裕哉に、恐怖を覚えるようになった金井貴美香さんだったそうです。
以降、鳥山裕哉がストーカー化していく事となります。
【4】会社で待ち伏せした鳥山裕哉に首を切られ絶命~金井貴美香さん「最後の叫び」
引用: Pixabay
2019年・1月23日午後6時過ぎ、犯行現場になったエレベーターホールには金井貴美香さん(高崎経済大学出身)の「助けて!」という叫び声が響き渡ったそうでした。
背後から金井貴美香さんの首に腕を回し、包丁で首を切りつけていた鳥山裕哉に勇敢に立ち向かったのは、運送業の男性と会社員の男性二人でした。
運送業の男性と会社員の男性が鳥山裕哉を押さえ込んだタイミングで、もう一人の会社員が鳥山裕哉の手から凶器を取り上げるという連係プレーだったのです。
また、金井貴美香さんの勤務先があるオフィスビル内で働いていた50代の男性はこのように話していたそうでした。
「まさか、自分の勤務するビルでこんな事が起きるとは・・・ちょっと怖いですよね。やはり日中出入り口が開いていて自由に誰でも出入りするのが問題なのかもしれません。」と声を震わしていたそうです。
まさに、京都アニメーションの事件を髣髴させる証言に、みなさんも背筋が凍りつくような感覚に捉われたのではないでしょうか?
金井貴美香さんが殺害される一部始終目撃した人々の心にも、深い傷を負わせる事となったのでした。
金井貴美香さんの経歴は?
引用: Pixabay
交際相手・鳥山裕哉に全てを奪われた金井貴美香さん(高崎経済大学出身)とは、一体どのような女性だったのでしょうか?
【1】金井貴美香さんのプロフィール
Array
引用: Pixabay
- 名前/金井貴美香(かないきみか)
- 愛称/きーみかー・キミカリン
- 年齢/当時22歳
- 学歴/高崎経済大学出身(所属/英語研究部・受賞歴/全国学生英語プレゼンテーションコンテスト奨励賞
- 勤務先/求人広告代理店
【2】高崎経済大学出身だった金井貴美香さんの英語力はハンパじゃなかった!
引用: Pixabay
群馬県高崎市・高崎経済大学出身で、英語研究部所属だった金井貴美香さんは、高崎経済大学在籍中「スピーチコンテスト」にも出場するほど素晴らしい英語力の持ち主だったようでした。
高崎経済大学入学と同時に、英語研究部に入部した金井貴美香さんは非常に熱心に活動への取り組みをされていたそうです。
高崎経済大学・英語研究部部活顧問だった先生によれば、金井貴美香さんはいつも凛としていたそうで、そのうえ頭脳明晰な優秀な学生さんだったようです。
大学卒業後に就いた職業を力いっぱい頑張って「いずれは英語を生かした仕事に就いてみたい」と、先生に熱く語っていた金井貴美香さんだったのです。
【3】非常にコミュニケーション能力の高かった金井貴美香さん
引用: Pixabay
金井喜美香さん(高崎経済大学出身)は、大学在籍中からリーダーシップを発揮して周囲の仲間から慕われる頼もしい存在でした。
また、英語のスピーチ力がこうじて、K・U・E・Lのスピーチインストラクターに選出されていた金井貴美香さんでしたが、コミュニケーション能力の高さも評価されての選出だったのでしょう。
また、自身のインストラクター紹介欄で、金井貴美香さんは後輩に向けてこのように発信していました。一部抜粋してご紹介します。
「ジャッジやブレストで言われる事を全部吸収してたくさん盛り込んで完璧なスピーチを目指す事は素晴らしい事です。でも、実際は凄く難しい・・・。8分間で伝えられる内容・情報量には限界があります。皆さんが自分で納得いくまで書き直しを続けるお手伝いが出来たらなって思います。納得のいく、自分で完璧!って思えるスピーチをする時、自然と自信もついてくるものです!皆さんのスピーチ作成をお手伝い出来る事を考えると今からとってもワクワクしています!群馬だからってためらわず、たくさん声をかけてください!笑」
以上になりますが、周囲の事を想う金井貴美香さんの優しさが伝わってくる紹介文にグッときた方は多いかと思います。
何故、このような素晴らしい人材があのような惨劇に見舞われなければいけなかったのか?
「神様は、どうしてあのような残酷な仕打ちを金井貴美香さんに与えたのだろうか?」と、考えれば考えるほど切なくなってしまうストーカー殺人事件だったのです。
【4】卒業後に就職した会社とは?
引用: Pixabay
事件があったビルは、埼玉県さいたま市大宮区宮町2丁目35の「大宮MTビル」でした。このオフィスビルには多くの会社が入居していました。
殺害された金井貴美香さん(高崎経済大学出身)は、おそらく「リクルートキャリアコンサルティングス」という会社に勤められていたのでは?と言われていたようでした。
同僚や部下を、このような形で失った会社関係者の気持ちを想うと本当にやりきれない事件でありました。
恋人間でのDVに悩んでいた金井貴美香さん
引用: Pixabay
これから、金井貴美香さん(高崎経済大学出身)が悩んでいたという、鳥山裕哉から受けたDV被害の経緯について解説させていただきます。
【1】「2018年9月以降」~鳥山裕哉に別れ話をし始めた金井貴美香さん
引用: Pixabay
交際から半年あまりで、金井貴美香さん(高崎経済大学出身)は自身の都合で鳥山裕哉に別れを切り出します。それまでは、暴力されていた様子ではなかったようでした。
しかし、別れを切り出された途端、鳥山裕哉はストーカーという悪魔に豹変してしまいました。金井貴美香さんにとっては想定外の反応だったのかもしれません。
徐々に負のスパイラルに陥っていく金井貴美香さんは、両親に苦しい心を打ち明けるようになっていきました。
【2】エスカレートする「鳥山裕哉のストーカー行為」~苦悩していた
引用: Pixabay
距離を置こうとしても、鳥山裕哉の金井貴美香さん(高崎経済大学出身)へのストーカー行為は徐々にエスカレートしていく事となったのです。
つきまとい、待ち伏せ・・・、去っていこうとする女性を何とでもして引き留めようとするフラれた男の心理に拍車がかかる事となっていきます。
これを機に、鳥山裕哉の2面性が露見する事となります。早くに、鳥山裕哉のこの性癖に気が付いていれば・・・、本当に悔やまれるところでありました。
【3】両親が警察に相談していた矢先の悲劇だった
引用: Pixabay
2018年9月頃から、金井貴美香さん(高崎経済大学出身)の父親が、警察に合計4回相談をしていたそうです。
それは、娘の交際相手の鳥山裕哉の動向が非常に過激になってきたからでした。
2019年1月19日に心配した父親が金井貴美香さんのアパートに泊りこんでいたそうでした。
そして、翌日の夕方5時ごろ金井貴美香さんのアパートに「話がある」などとし、両親の存在がある事に気が付かずに鳥山裕哉が訪れてきたそうでした。
それを機に、金井貴美香さん・鳥山裕哉と共に車内で3時間ほど話し込む事となったそうでした。
しかし、特に変わった様子もなく鳥山裕哉は、納得した様子で笑顔を見せながら父親や、金井貴美香さんを後にし帰っていったそうです。
その後、父親あてに鳥山裕哉は、「二度とあいません」という確約のメールを送っていたそうでした。
でも、そんな事で諦めるような鳥山裕哉ではなかったのです。
今思えば、ご両親の存在がなければ、どんな目にあわされていたのか・・考えれば考えるほど不気味以外の何物でもなかったのでした。
【4】「ストーカー規制法」ができたキッカケがこの事件だった
引用: Pixabay
さて、これからストーカー規制法について改めて見ていきましょう。
ストーカー規制法とは、「つきまとい」等を繰り返すストーカー行為者に警告を与えたり、悪質な場合は逮捕する事で、被害を受けている方を守るという法律になります。
- 相手を尾行してつきまとう
- 相手の勤務先(通勤途中・外出先)で待ち伏せする
- 相手の進路に立ちふさがる
- 相手の自宅や職場・学校等の付近で見張りをする
- 相手の自宅や職場、学校等に押し掛ける
- 相手の自宅や職場、学校等の付近をみだりにうろつく
これがストーカーの定義になります。まさに、これに該当する今回の事件でした。
しかし、ストーカー殺人事件はこれ以前にも起こっていたため、どうして早くこのような法律が出来なかったのか悔やまれるところであります。
金井貴美香さんの恋人、鳥山裕哉。経歴等を紹介
おかしな髪型をする鳥山裕哉容疑者 pic.twitter.com/HCHLS2Vf41
— ケシミニャン@禁酒1日目 (@DJ_P0PPY) February 6, 2019
次に、恋人だった金井貴美香さん(高崎経済大学出身)を殺害した鳥山裕哉の詳細に迫っていきます。
【1】鳥山裕哉のプロフィール
引用: Pixabay
- 名前/鳥山裕哉(とりやまゆうや)
- 年齢/事件当時25歳
- 職業/前橋市職員:道路管理課所属/技師
- 高校/県立前橋高校
- 最終学歴/筑波大学中退
【2】偏差値68の県内有数の進学校「前橋高等学校」に進学
引用: Pixabay
鳥山裕哉は、群馬県内一の新学校「前橋高等学校」出身でした。同校OBには以下のような方たちを輩出していた凄い高校だったのです。
- 元海軍大将
- 元首相・鈴木貫太郎
- 元大臣
- 知事
- 事務次官
- 大手企業社長
- 政財界の大物
- 詩人・萩原朔太郎
- コピーライター・糸井重里
- 落語家・立川談之助
- アナウンサー・増田和也
なる面々がこの高校のOBだったそうです。
【3】「高校生クイズ」群馬県予選の決勝戦(第30回)で敗退経験
引用: Pixabay
高校時代、鳥山裕也が所属していたクイズ研究会は、テレビでおなじみの「全国高等学校クイズ選手権」の本選出場へ意欲を燃やしていた研究会でした。
鳥山裕哉は、出場に向け必死に研究会内で取り組んでいたそうでした。しかし、群馬県予選の決勝で惜しくも敗退する事となりました。
頭脳明晰だったであろう前橋高等学校の生徒でも、現実には太刀打ちできないハイレベルなクイズ選手権だった事には間違いなかったのでしょう。
【4】2浪人して「筑波大学」に進学後~恋人の就職と同時に筑波大学中退
引用: Pixabay
その後、必死に頑張って2浪を経て、筑波大学に進学した鳥山裕哉でしたが、金井喜美香さん(高崎経済大学出身)の就職と共に自身も筑波大学を中退してしまいました。
同じ社会人の立場を保持したかったのか、金井喜美香さんに寄り添いたかったのかは定かではないのですが、常に同じ土俵にいようとしていた事は一目瞭然でした。
自分は学生で、金井喜美香さんが社会人という立場への不安がそのような行動を起こさせた可能性は大いにありだったのです。
なにしろ「プライドが高い」鳥山裕哉なので、いかなる相手でも自分より上になる事など許せなかったのかもしれません。
鳥山裕哉はエリート公務員だった?
引用: Pixabay
たしかに鳥山裕哉は、エリートの部類に属していたのかもしれません。
ただ、2浪して筑波大学に入ったという苦労もあったようなので「そこそこの苦労人」であったことは紛れもない事実だったのかもしれません。
【1】筑波大学中退後の2018年・4月~「前橋市職員に採用される」
引用: Pixabay
県内一の前橋高等学校を卒業し、浪人して中退という経路を辿っていたにしても「筑波大学」に在籍経験があった鳥山裕哉は、市役所側としては申し分のない存在だった事は確かなのでしょう。
【2】「前橋市職員懲戒免職」~鳥山裕哉の働きぶりとは?
引用: Pixabay
市の道路管理課の技師として、橋の補修や道路舗装などの業務を担当していたそうでした。実際のところ、鳥山裕哉の勤務態度は、取り立てて問題はなかったようでした。
おそらく、事件を聞きつけた職場の方々にとっても「寝耳に水」状態だった事が予測されます。ネット上の画像からしても、笑っている姿はごく普通の青年にしか見えなかったからでした。
ちなみに筑波大学時代、鳥山裕哉は防災や災害対策について学んでいた事もあり、自身でインフラ系部署への配属を希望したのもその関係だったようです。
【3】鳥山裕哉の職場での評判~「まじめでおとなしい人だった」
引用: Pixabay
先にも記したよう、普段、勤務先でも鳥山裕哉は非常にまじめでおとなしい印象だったようでした。
勤務態度が悪いわけでもなく、特に何か悩みを抱え込んでいて鬱になっていた様子も見受けられなかったようでした。
殺害決行前には、きちんと凶器を用意し用意周到に金井貴美香さん(高崎経済大学出身)への殺害計画を練っていた鳥山裕哉が鬱だったとは非常に考えにくいところでありました。
また、犯行当日は、昼まで勤務していた鳥山裕哉でしたが、体調不良を訴えて午後13時15分から休暇をとっていたそうです。
群馬県から埼玉県までの移動時間を考慮すると、大体妥当な早退時刻である事もわかるのでしょう。
【4】鳥山裕哉・高校生時代のSNS顔画像がぶっ飛んでいた?
前橋市の職員殺害の容疑者、鳥山裕哉のフェイスブックの画像、これ本人なのか?普通じゃないなこの髪型 pic.twitter.com/GXv8g1gFLt
— 水菓子 (@PYVE8Ujn9uno9a8) January 24, 2019
現在ネットで出回っている鳥山裕哉のボサボサのロン毛と比較して、ありえないような顔画像がネットで評判となりました。
あまりな奇抜なヘアスタイルをした顔画像に「いじめにあっていたのでは?」と噂されていたようでした。
でも、この顔画像から「いじめられている雰囲気」は、全く感じられずごく普通の学生さんにも見えた鳥山裕哉でした。
また、タレントの「まちゃまちゃ」を髣髴させる奇抜なヘアスタイルは、よくよく見れば細部まできっちり整っていてプロの仕事にも見えます。
なので、鳥山裕哉の意思でヘアサロンでしてもらったと考えたほうが自然なのかもしれません。それでも、世間から見れば強烈な顔画像だった事にも間違いはなかったのでしょう。
鳥山裕哉はなぜ金井貴美香さんを殺害したのか?
引用: Pixabay
これから、別れを突きつけられた鳥山裕哉の心理状態について解説していきます。
金井喜美香さん(高崎経済大学出身)を殺害するにあたり、鳥山裕哉がどのような心理に陥っていたのでしょうか。
【1】別れ話を持ちこんできた金井貴美香さんに希望を見失った
引用: Pixabay
子どもの頃から勉強が出来、周囲からも持ち上げられてきたであろう鳥山裕哉は、自意識とプライドがやたらに高い面倒なタイプの人間だった事が容易に想像できました。
でもこのタイプの人間にとって、異性から「別れ話」を持ち出される事などは、全くもって本末転倒な事だったのかもしれません。
「なぜ?このような自分を嫌になれるのか?」と、自分への過大評価から相手への怒りが爆裂する事となったのでしょう。
首を包丁で刺された金井喜美香さん(高崎経済大学出身)でしたが、この行為自体が鳥山裕哉の激しい怒りの表れでもあったのでした。
プライドを傷つけられた鳥山裕哉は、完全に感情が「ノーコン」状態だったものと思われます。
【2】「2度と会わない」と父親にメールをしておきながら・・
引用: Pixabay
プライドが高かった鳥山裕哉にとって、弱みを見せる事は何にも代えがたい苦痛だったのでしょう。
父親と終始笑顔で話していた鳥山裕哉は仮の姿。「2度と会わない」というメールも、鳥山裕哉なりの必死な抵抗だったのかもしれません。
俗に言う、「顔で笑って心で泣く」という状態だったのでしょう。
【3】「彼女なしでは生きていけなかった」~希望を失った男の執念
引用: Pixabay
まさに、鳥山裕哉にとってこれが一番の本音だったのでしょう。高校時代は男子校だったゆえ、女性の免疫がなかった鳥山裕哉でした。
金井喜美香さん(高崎経済大学出身)が初めて交際した女性だったのかは定かではありませんでした。しかし、異常なまでに金井喜美香さんに執着していた事だけは確かだったのです。
比較的、相手から別れを持ち出されて往生際が悪いのは男性の方が圧倒的に多いようでした。基本、サバサバとし割り切りの良い気質である女性は、ここまでの感情になる事は滅多にないといえるようです。
現にストーカー殺人を行っている犯人に男性が多いのは、みなさんもすでにご周知されている事なのでしょう。「女々しい」と言う言葉は、まさに鳥山裕哉のようなストーカー男にピッタリな言葉だったのでした。
【4】「誰にも渡さない」~金井貴美香さんへの執着?
引用: Pixabay
何しろ、強烈に嫉妬深い男だった鳥山裕哉がそのような気持ちになるのは当たり前だったのかもしれません。
「なぜ?この俺がオンナにフラれなきゃならないんだ?」と、金井喜美香さん(高崎経済大学出身)が自分の元から去ろうとしていた現実を、当然受け入れられるはずなどなかったのでした。
相手を意のままにしたいという、こてこてのDV気質は高校時代から見え隠れしていたようなのです。
鳥山裕哉の歪んだ性格
引用: Pixabay
金井喜美香さん(高崎経済大学出身)を殺害した鳥山裕哉の歪んだ性格とは一体どのようなものだったのでしょうか。
【1】同級生が証言~「変な方向に走ると危ないと思っていた」
引用: Pixabay
高校時代のあの顔画像を見る限りでは、やはり一風変わった鳥山裕哉だったのかもしれません。でも、あの顔画像を見て、ただの「個性」と捉えようと思えば捉えられたのでしょう。
しかし、同級生がそのように感じていたと言うことはやはり、ヤバイ言動や奇抜な行動が端々に見え隠れしていた事が窺える証言でもあったのでしょう。
火のないところから煙は立たないゆえ、同級生の感じた事は結果として間違いはなかったようです。
【2】鳥山裕哉がSNSでつぶやいたこととは?
引用: Pixabay
facebookに投稿されていた学生時代の鳥山裕哉の顔画像は、やはり誰が見ても「風変わり」な人に見えたのも事実だったようです。
また、高校卒業後、「浪ニート」と称して浪人生活を送っていた鳥山裕哉がfacebookでつぶやいた意味不明な言葉にも世間から集中砲火される事となりました。
- 川の周辺には人間を追い詰める全てのものが排除されていてやっぱりいいなぁと思います。
- 親以外の人間様には迷惑をかけない範囲でゆっくり自分的に楽しく過ごすつもりです
- みんな忙しそうですが僕はゆ~っくりやっていきます。頑張って下さいね
その4年後に金井喜美香さん(高崎経済大学出身)は、このつぶやきの主に殺害される事となったのです。
川が好きだった鳥山裕哉は、市役所就職後、徒歩で通えるよう勤務先に近かった利根川沿いにある家賃5万円のマンションに住んでいたそうでした。
鳥山裕哉が様々な想いを抱きながら「浪ニート時代」に眺めていた穏やかな川も事件直近では、「檻の中の猛獣」が荒れ狂ったような荒んだ海のような光景に映っていたのかもしれません。
【3】鳥山裕哉の金井貴美香さんへのDV行為
引用: Pixabay
2018年1月20日の夕方、鳥山裕哉が金井貴美香さん(高崎経済大学出身)のアパートに行き、そこで3時間も金井貴美香さんの父親と話した事は全く無意味だった事がわかったのでした。
その翌々日の22日に、鳥山裕哉は金井貴美香さんのアパートに押しかけていたのです。そして、父親に見せたあの笑顔は全くなかった鳥山裕哉だったのです。
押し殺していた感情をぶつけるかのように、金井貴美香さんに暴力を振る始め、首を絞めて顎のあたりを殴った後、金井貴美香さんのアパートを後にしたそうでした。
それを聞いたご両親が心配して再度、金井貴美香さんのアパートに泊りに来たそうでしたが、翌日に娘がこのような惨劇に見舞われようとはご両親にとって完全に想定外の事だったのです。
【4】恋人間で起こる「ドメスティックバイオレンス」の元祖だった
引用: Pixabay
翌日23日の夕方6時過ぎ、ついに悲劇が起こってしまいました。
恨みに満ちた鳥山裕哉は、包丁など用意周到に準備し、待ち伏せして金井貴美香さん(高崎経済大学出身)にとどめをさす事となったのです。
事件当日の午後9時に金井貴美香さん自身で警察に被害届を出す予定にしていたそうでした。その3時間前に事件が起こってしまいました。
それまで警察も、何度となく鳥山裕哉に口頭で警告をしていたようでした。昨年12月に、金井貴美香さんが「家の近くにいるようです」と申告された警察は、鳥山裕哉に事実確認を行っていたそうです。
しかし、その段階では暴力といった被害がなかった事もあり、事件化が見送られたそうでした。
実は、金井貴美香さんが「まだ付き合っている」と言ってきたため警察側も介入する事ができなかったそうでした。恋人間で起こるドメスティックバイオレンス問題は非常に厄介であります。
金井喜美香さんのように相手に情けをかけるような事があった場合、相手を増長させる事に繋がりかねなかったからでした。
勿論、相手からの報復が怖くて警察に被害届が出せないという人もいて、密室で行われるドメスティックバイオレンスの闇は相当深いものなのです。
金井貴美香さん遺族の反応&その後
引用: Pixabay
大切な人を突如奪われたら、みなさんはどのような気持ちになりますか?想定にすらしていなかった事が、ある日突然起こったらどうしますか?
金井貴美香さん(高崎経済大学出身)のご両親の悲しみを思うと決して人ごとではなかったのでした。
【1】両親の悲痛な胸の内・・「別れが信じられず、ただ茫然」
引用: Pixabay
娘・金井貴美香さん(高崎経済大学出身)の命を鳥山裕哉に奪われてしまったご両親の悲痛なコメントをご紹介させていただきます。
「大切な娘との別れが信じられず、ただぼうぜんとしています。娘は大きな夢を持っていました。死の娘を突然奪われてしまい、いまだにその事を信じる事ができません。今はただ、家族で娘との時間を大切にしたいと思っています。 家族一同」
このコメントは、翌日24日に発表されたものでした。亡き娘・金井貴美香さんのご遺体の傍に寄り添っておられたであろうご家族の胸中を察すると、いたたまれない気持ちでいっぱいになってしまいます。
【2】「一生牢屋に入ってろ!」~父親の無念
引用: Pixabay
金井貴美香さん(高崎経済大学出身)の父親は、娘・金井貴美香さんを守るためにアパートに泊まり込んでいましたが、鳥山裕哉は金井貴美香さんの部屋に父親がいる想定はしていなかったようでした。
金井貴美香さんの勤め先で殺害する事となったのは、そのような経緯があったからなのでしょう。
また、金井貴美香さんの父親は後にこのようなコメントを発信していました。
「心配になって、ここへ俺が泊りこみに来たんですが、そうしたら来なかったんだけど、だから会社に行ったんですよね。だから結局、不意を突かれたような感じです。」と無念の気持ちを激白していたそうです。
このやるせない気持ちは、子を持つ親御さんなら痛いほどご理解いただけるのでしょう。
【3】金井貴美香さんの「優しさ」が仇に~今だ悔やんでも悔やみきれない
引用: Pixabay
昨年12月、事実確認を行った署員が鳥山裕哉のストーカー行為をしっかり見抜いていたため、県警は金井貴美香さん(高崎経済大学出身)に対し被害届の提出を勧めていたのでしたが、金井貴美香さんがそれを断っていたそうでした。
「まだ、付き合っているので警察はなにもしないでほしい」、この事が運命の分かれ道になったといっても過言では無かったのでした。
もう少し早い段階で被害届が出されていたのなら・・・それは誰もが思う事なのでしょう。
金井貴美香さんの優しさが仇となってしまったのでしょうか・・。なお、警察は一連の経緯に対して「被害者の意向にそって対応した」との見解を示していたそうでした。
この時期にストーカー規制法が成立していれば、強制的に捜査に着手出来、金井貴美香さんを救う事も出来たのでしょう。
「ストーカー規制法成立」後も途絶えない被害相談
引用: Pixabay
人ごとではないストーカー被害。交際中の男女なら皆抱えている可能性ですが、簡単ですがストーカーの実態とその恐怖について改めてご紹介します。
警察庁の統計では、ストーカー被害者は男女比1・9と、圧倒的に女性の方が多いようでした。
しかし、男性加害者がプライベートな場所という密室空間で暴力性を現す一方で、女性加害者は公的な場所を狙って押しかけてみたりとその攻撃性の高さ自体には男女の差はないことがわかりました。
過去の代表的なストーカー事件には、先にも解説した三鷹ストーカー殺人事件(2013年)や、桶川ストーカー殺人事件(1999年)がありましたが、これら事件は大きく報道されたため、世間の目にさらされる事となったのですが実際のところ、これらの事件は氷山の一角にすぎなかったのでした。
ストーカーが引き起こす問題は多種多様で、一般常識では計り知れないような事例まで存在して、2018年の段階で1500件は超えるほどの相談件数が寄せられていたそうです。
出会い方は、まさに鳥山裕哉や金井貴美香さんのように、ネットがきっかけになった出会いが半数を占めていたのでした。
ストーカー被害の女性例「裸の写真をネットにアップする」と脅かされた
引用: Pixabay
その女性は、「女性の裸をひたすら眺めていたい」という性癖を持った男性と出会ったそうでした。
その後、交際を申し込まれるも「友達ならいい」といったところ、それでもいいと言われ交流がスタートしたそうです。
その女性は、「互いの住所を交換していなかったため大丈夫だろう」と承諾したそうでした。
でも、その後本当の恋人が出来たため女性が、「恋人がいるのでホテルで会うのはやめましょう」と、言ったところ「約束が違う、友達の条件にはホテルで会う事も含まれている」と反論してきた男性だったそうです。
それ以降、男性から毎日のようにLINEで連絡が入り無視すると「裸の写真をネットにアップする」と脅かされるように・・・いつの間にかその男性に隠し撮りされていた女性だったのです。
結局この女性は、この事が恋人にばれやしないかと警察への相談を見送ったまま日々を過ごしていたそうです。
興味本位で、見知らぬ異性へ興味を示したがばかりにこのような被害に苦しめられる事になった女性だったのです。読者の方の中にも、正直心当たりがある方はいらっしゃるのかもしれませんね。
でも、これからは絶対に顔の知らない異性との交流は安易になさってはいけません。画像交換などはもってのほかなのでしょう。興味本位で手を出せば、この女性のようにイタイ経験をする事となるのです。
鳥山裕哉の判決は?
引用: Pixabay
事件が起きて1年にも満たないこの金井貴美香さん(高崎経済大学出身)殺害事件ですが、事件後の鳥山裕哉の動向が気になる方は多かったのでしょう。しかし、現状は・・・。
【1】判決は未だ出ていない
引用: Pixabay
さいたま地検は2019年2月14日、金井貴美香さん殺害容疑で元前橋市職員だった鳥山裕哉(当時25歳)を起訴しました。
あれから、この金井貴美香さん殺害事件の裁判の動向が、正直ネットに流れていないため裁判についての情報提供は出来かねるところであります。
しかし、鳥山裕哉自身の口から、金井貴美香さんから別れを告げられた際「生きていけない」などと明確な殺害動機に繋がる供述をしていた事から、重い刑を科せられる事には間違いはないのでしょう。
【2】責任能力あり
引用: Pixabay
責任能力においての定義ですが、一般的に自らの行った行為について責任を負う事のできる能力を指します。
刑法においては、「事物の是非・善悪を弁別、かつそれに従って行動する能力」の事をいいます。民法では、不法行為上の責任を判断しうる能力を指しております。
心神喪失と判断されれば、無罪や不起訴の可能性もありますが鳥山裕哉の場合は、明らかに計画的犯行だったうえ、ストーカーをしている現状が両親や、警察に把握されていたため、当然のことながら刑罰を回避する事など出来ないものと考えられます。
【3】刑の重さはどうなる?
引用: Pixabay
平成25年に発生した東京都三鷹市で発生したストーカー殺人のご記憶は新しいかと思います。
池永チャールズトーマス被告(当時24歳)は、交際中の女性だった鈴木沙彩さん(当時18歳)をリベンジポルノをしたうえ、沙彩さん自宅のクローゼットに潜んで犯行のチャンスを狙っていました。
そして帰宅した鈴木沙彩さんを襲い、逃げる鈴木沙彩さんを追っかけ、自宅前の路上で刃渡り15cmのナイフで首や腹など数カ所を刺して殺害してしまいました。
殺害に至った動機は、平成24年9月に留学を前にした沙彩さんがトーマス被告に別れを告げた事が原因でした。
それから翌年の3月に留学先から帰国した鈴木沙彩さんに復縁を迫りましたが、これを断られたトーマス被告が次に起こした行動が、ネットの交際時の画像をばらまく「リベンジポルノ」でした。
その後、執拗にメールなどしてきたり、脅してくるトーマス被告に父親が何度も警告していましたが、今回の金井貴美香さん(高崎経済大学出身)同様、先手を打った犯人に殺害されてしまうと言う哀しい結果になってしまいました。
トーマス被告の判決は懲役22年。鈴木沙彩さんのご両親は「懲役22年というのは軽すぎる。裁判員裁判でありながら司法の判断は良識とはかけ離れている感じがした。」と批判しました。
その理由は、司法が「有期刑の上限が懲役20年(合併罪で懲役30年)」にとどまる事を挙げていたからでした。
両親は「資料に誘導されて判断する考え方は厳正な裁判とはいえない、有期と無期の間に隔たりがありすぎる」として怒りをあらわにしていたそうです。
この事から、金井貴美香さん殺害容疑で起訴されていた鳥山裕哉も、その可能性が非常に濃厚であると考えられました。
世間や、ご両親からすれば大切な者の尊い命を身勝手な理由から奪った鳥山裕哉への裁きは当然のことながら死刑に値するのでしょう。
しかし現状、司法にこのような隔たりがあるとすれば悔しい事ですが、トーマス被告同様、鳥山裕哉は懲役22年以内には出てくる可能性があるのかもしれません。
鳥山裕哉の現在は?
「切りつけられた女性の死亡が確認されました。女性の首などを刃物で切りつけ殺害しようとしたとして前橋市に住む25歳の鳥山裕哉容疑者が現行犯逮捕されています。」#tvasahi #報ST pic.twitter.com/oqBVqUoghn
— きやすめ。椿事件ってなぁに? (@ZeroE13A1) January 23, 2019
現在、鳥山裕哉がどのような状態にあるのか気になる方は多いかと思います。では、詳細を見ていきましょう。
【1】判決が下っていないため拘置所内にいる
引用: Pixabay
殺人で逮捕・起訴され判決に至るまでには、長い月日を要する事はみなさまもすでにご周知に事だと思います。
先ず、罪を起こした鳥山裕哉は、警察で取り調べを受け、その後は検察署に移されて勾留の手続きが行われたであろうと思います。
逮捕後、警察での厳しい事情聴取が開始され、さいたま地検によって起訴される事となりました。
起訴後の勾留期間(裁判までの期間中拘束する日数)は大体約2カ月ほどだそうです。
しかし、これからが非常にまどろっこしいプロセスになり、実際に刑事裁判を受けるまでには裁判官による審判及び判断など経て、刑が確定するまで気が遠くなるほどの時間を要す事となります。
遺族にとっては、この間は寝ても覚めても裁判の事ばかりが頭の中を駆け巡っている事と思います。
また、先にも言いましたよう鳥山裕哉が犯した金井貴美香さん殺害事件は重い刑罰になって当然な事なのでしょう。
ただ、三鷹ストーカー殺人事件の容疑者がリベンジポルノをした上、殺人を犯していても上限22年の判決だった事から、鳥山裕哉に下される判決はこれよりも少ない刑期を打たれる可能性があり、ご両親としては非常に報われない結果になる事も予測されています。
いずれにせよ、鈴木沙彩さんや金井貴美香さんを襲った残忍な事件が繰り返えされないように願わずにはいられないのでしょう。
【2】いつ刑が確定するのか?
引用: Pixabay
金井貴美香さん殺害事件への関心は、高く判決の動向を気にする方々は非常に多いようでした。
ただ実際のところ、現状としてこの事件の裁判情報がネットで流れていないため探す事が不可能でした。
でも、刑が確定する日が必ずやってきますので、みんなで固唾をのんで見守るしかないのでしょう。
今回の金井貴美香さん殺害事件を機に、ストーカー規制法が成立しましたが、三鷹ストーカー殺人事件の発生時にこのような事がなされていたら、金井貴美香さんは亡くならずにすんだのかもしれません。
「事が起きてからでは動けない」という警察の体質をなんとか変えていただかなければ、この手のストーカー被害は後を絶たない事は明確なのでした。
【3】鳥山裕哉の出所までの目安予測
引用: Pixabay
三鷹ストーカー殺人と同等の刑期を打たれたとしたら、鳥山裕哉は、20年そこそこで出てくる可能性が考えられます。
その場合、鳥山裕哉は50歳近くで社会復帰と言う事になるのでしょうが、服役中に心から自身の犯した罪を懺悔し、金井貴美香さん(高崎経済大学出身)への哀悼を祈り続けていた鳥山裕哉であれば救いがあるのかもしれません。
しかし、逆に社会への恨みを募らせ水面下で社会報復をしようなどと考える鳥山裕哉だとしたら、それはそれでおぞましいことなのです。
いずれにしても、金井貴美香さんがこの世に蘇る事はありません。壮大な夢があった金井貴美香さんでしたが、その夢をかなえる事さえも出来なくなったのです。
今、天国で金井貴美香さんはどんなに切ない気持ちで、この世を見つめているのでしょう。それを思うと胸が張り裂けるようです。
金井貴美香さんのご冥福をお祈りします。
引用: Pixabay
金井喜美香さん(高崎経済大学出身)は、DVで苦しんでいる男女に「ストーカー規制法」という光を与えてくれた人でもありました。
命をもって、我々に光を与えてくれた金井喜美香さんにはただただ敬意の念しかありませんでした。
鳥山裕哉から包丁で首を一突きにされた瞬間の苦しみは想像絶するものでありました。
現在この記事を読んでおられる方々が金井貴美香さんとお立場にある女性、また、交際している男性が鳥山裕哉のような男性だとしたら急を要す事は明白なのでしょう。
あなたの身はあなた自身で守るしかありません。相手に対しての「情」なども一切不要なのです。どんな理由があろうとも、パートナーの人生を縛る権利は相手にはないのです。
勿論、人生の伴侶として互いに誓いあった関係であれば別なのでしょう。しかし、結婚したとたん態度が豹変してしまう配偶者も少なくはありません。
なので、交際期間にしっかりと相手を見て、身の危険を感じた場合は直ちにしかるべき場所に相談する、これが鉄則なのです。
その行動へ移すことにより自身の両親に、金井貴美香さんや鈴木沙彩さんのご遺族が味わったような哀しみを負わせなくなるのであります。
大切な子どもを失う親の気持ちが、どんなに苦しくて切なくてやりきれない事なのかこの記事から学んでいただけたと思います。
鳥山裕哉のストーカー行為から殺害に発展してしまった金井貴美香さんストーカー殺人事件でしたが、金井貴美香さんや、鈴木沙彩さんのご両親も二度とこのような事件が起こらないよう願っておられるはずです。
最後になりますが、みなさま「自分の身を守れるような行動」を意識していただけたら幸いでございます。
みなさまには、このような「面識のない異性」との安易なネット交流は避けていただき、影に犯罪が潜んでいる事を絶対に忘れないよう併せてお願い申し上げます。
最後までご閲覧ありがとうございました。